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宅建の合格率は?5問免除講習修了者と一般受験者の違いは?

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宅地建物取引士資格試験(宅建)の合格率は15〜17%。ただし、これは3種類ある宅建合格率のうちのひとつです。

3種類の宅建合格率のうち、どの合格率データを見るべきかは受験生によって違います。 自分に必要な宅建合格率データをおさえておきましょう。

宅地建物取引士資格試験(宅建)の3つの合格率とは?

宅地建物取引士資格試験は(宅建)は、毎年約20万人が受験する最大の不動産系資格試験です。

宅建はいろんな方が受験しますが、大きく分けると2種類の受験者がいます。

一つは宅地建物取引業従事者だけが受けられる登録講習(法定講習・登録実務講習とは違います)を修了した受験者です。彼らは宅建本試験50問中問46〜50の5問が免除されます。このため、登録講習は5問免除講習とも呼ばれていますので、ここでは5問免除講習修了者と呼んでおきます。

もう一つは宅地建物取引業に従事していないため登録講習を受けられず、宅建本試験50問全てを解かねばならない一般受験者です。

したがって、ひとくちに「宅建の合格率」と言っても、宅建の合格率には次の3つがあることになります。

宅地建物取引士資格試験の合格率

①受験者全体の合格率
②5問免除講習修了者の合格率
③一般受験者の合格率

 

では①・②・③それぞれについてみていきましょう(データは宅地建物取引士 - Wikipediaより)。 

受験者全体の宅建合格率

現行の5問免除講習は平成9年度試験から導入されました。

平成9年度以降の宅建合格率を記載したいところなのですが、表が縦に長く成りすぎるので平成20年度試験以降のものだけをのせておきました。

宅地建物取引士資格試験結果
年度 合格点 合格率 合格者
平成20年度(2008年度)
33点
16.2%
33,946
平成21年度(2009年度)
33点
17.9%
34,918
平成22年度(2010年度)
36点
15.2%
28,311
平成23年度(2011年度)
36点
16.1%
30,391
平成24年度(2012年度)
33点
16.7%
32,000
平成25年度(2013年度)
33点
15.3%
28,470
平成26年度(2014年度)
32点
17.5%
33,670
平成27年度(2015年度)
31点
15.4%
30,028
平成28年度(2016年度)
35点
15.4%
30,589
平成29年度(2017年度)
35点
15.6%
32,644
平成30年度(2018年度)
37点
15.6%
33,360


最低合格率は平成22年度の15.2%、最高合格率は平成21年度の17.9%です。ゆえに、宅建の合格率は15〜17%と言われているのです。

受験者全体の宅建合格率は15〜17%の範囲と政策的に決まっているようです。このため、得点分布データがあれば宅建の合格ライン・合格点ボーダーが予測できます(しかしながら、大手資格スクールでも受験者全体の得点分布データを収集しきれないため合格ライン・合格点ボーダー予測をなかなか的中できないのですが)。 

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5問免除講習講習修了者の宅建合格率

次に5問免除講習修了者の合格率を見てみましょう(5問免除なので合格点はマイナス5点にしてあります)

宅地建物取引士資格試験結果
(5問免除講習修了者)
年度 合格点 合格率 合格者
平成20年度(2008年度)
28点
22.6%
8,690
平成21年度(2009年度)
28点
26.6%
9,726
平成22年度(2010年度)
31点
19.7%
6,697
平成23年度(2011年度)
31点
19.3%
6,674
平成24年度(2012年度)
28点
22.6%
8,100
平成25年度(2013年度)
28点
21.0%
7,796
平成26年度(2014年度)
27点
24.9%
10,010
平成27年度(2015年度)
26点
20.2%
8,438
平成28年度(2016年度)
30点
20.0%
8,821
平成29年度(2017年度)
30点
19.9%
9,464
平成30年度(2018年度)
32点
20.6%
10,364

 

受験者全体の合格率とだいぶ違うことがわかります。

平成23年度試験の19.3%〜平成21年度試験の26.6%の幅があります。

  • 全体での合格率:15〜17%
  • 5問免除講習修了者の合格率:19〜26% 

ざっと4〜9ポイントの違いがあります。これは大きいです。もし、この記事を読んでいるあなたが5問免除講習を受けられるのであれば、迷わず受けるにこしたことはありません。

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一般受験者(5問免除講習非修了者)の宅建合格率

最後に宅建一般受験者(5問免除講習非修了者)の合格率を見てみましょう。

宅地建物取引士資格試験結果
(5問免除講習修了者)
年度 合格点 合格率 合格者
平成20年度(2008年度)
33点
14.8%
25,256
平成21年度(2009年度)
33点
15.9%
25,192
平成22年度(2010年度)
36点
14.2%
21,614
平成23年度(2011年度)
36点
15.4%
23,717
平成24年度(2012年度)
33点
15.4%
23,900
平成25年度(2013年度)
33点
13.9%
20,674
平成26年度(2014年度)
32点
15.6%
23,660
平成27年度(2015年度)
31点
14.1%
21,590
平成28年度(2016年度)
35点
14.1%
21,768
平成29年度(2017年度)
35点
14.3%
23,180
平成30年度(2018年度)
37点
14.1%
22,996

 

平成25年度試験の13.9%〜平成21年度試験の15.9%の幅があります。

  • 一般受験者の合格率:13〜15%
  • 全体での合格率:15〜17%
  • 5問免除講習修了者の合格率:19〜26% 

一般受験者と5問免除講習修了者との合格率には6〜11ポイントの違いがある、と言い切るのはちょっとざっくりすぎるので、それぞれの年での合格率の違いを見てみましょう。もう少しおつきあいください。

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一般受験者と5問免除講習修了者の宅建合格率の違い

一般受験者と5問免除講習修了者の各試験年度毎の合格率の違いを表にしました。

宅地建物取引士資格試験合格率
(5問免除講習修了者と一般受験者)
年度 一般受験者 5問免除講習修了者 差分
平成20年度(2008年度)
14.8%
22.6%
7.8
平成21年度(2009年度)
15.9%
26.6%
10.7
平成22年度(2010年度)
14.2%
19.7%
5.5
平成23年度(2011年度)
15.4%
19.3%
3.9
平成24年度(2012年度)
15.4%
22.6%
7.2
平成25年度(2013年度)
13.9%
21.0%
7.1
平成26年度(2014年度)
15.6%
24.9%
9.3
平成27年度(2015年度)
14.1%
20.2%
6.1
平成28年度(2016年度)
14.1%
20.0%
5.9
平成29年度(2017年度)
14.3%
19.9%
5.6
平成30年度(2018年度)
14.1%
20.6%
6.5

 

一般受験者と5問免除講習修了者の合格率の違いがもっとも小さかったのは平成23年度試験の3.9ポイント、もっとも大きかったのは平成21年度試験の10.7ポイントでした。

したがって、宅建一般受験者と5問免除講習修了者との合格率の違いは3.9〜10.7ポイントです(差分の平均は6.8ポイント)

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宅建合格率のまとめ

宅地建物取引士資格試験(宅建)の合格率をまとめます。

宅地建物取引士資格試験の3つの合格率

①受験者トータルでの合格率:15〜17%
②5問免除講習修了者の合格率:19〜26%
③一般受験者の合格率:13〜15%
④一般受験生と5問免除講習者の合格率の違い:3.9〜10.7ポイント

 

一般受験生と5問免除講習者の合格率には、それぞれの年で3.9〜10.7ポイントの違いがありました。

宅建に合格する上では、5問免除講習修了者のほうが一般受験者よりだんぜん有利です。

5問免除の優位性は、5問免除問題が難しいほど上がります。

逆に、5問免除問題がさほど難しくなければ、5問免除の優位性は低くなります。

とは言え、5問免除問題がさほど難しくない年であっても5点のアドバンテージは大きいです。5問免除講習受講者たちは、5問免除で出題される住宅金融支援機構・景品表示法・統計・土地・建物について勉強する時間を、他の分野にあてられるのですから。

「一般受験者の宅建合格率は13〜15%にすぎない」と心得よう

宅建は全受験者の上位15〜17%が合格する試験です。

平成30年度を例にすると合格者は上位15.6%の33,360名でした。

このうち、5問免除講習修了者は10,364名。合格者の31%も占めています。

一般受験生は残り69%の枠をめぐって鎬を削ることになったのです。

一般受験者の合格率は13〜15%にすぎません。

一般受験者の中には資格スクールに通ったり、宅建講師の教材を利用している受験生がたくさんいます。彼らは教材と情報の面で、市販テキストで学習する独学者より優位に立っています。推定ではありますが、合格率は約2〜4倍ほど違うとも言われてます。独学者は資格スクール等の利用者よりも努力が必要なのです。

合格ライン・合格点ボーダーぎりぎりの中では1点の違いで数千〜1万数千人、あるいはそれ以上の合否がわかれます。

このエントリーを読んでいるあなたが宅建業従事者なら、5問免除講習は絶対に受けておくべきです。

一般受験者は、とりわけ独学でがんばる受験生は日々の学習と情報収集が大切です。こちらの記事もぜひ参考になさってください(宅建独学・初学者が陥りやすい3つの落とし穴とは? )。

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