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残り1ヶ月】今からおすすめできる/できない宅建テキスト2020:詳細レビュー(独学・初学者向け)

宅建独学・初学者の方におすすめできる/おすすめできない宅建テキスト・問題集・過去問集などの教材について紹介しています。大切な宅建テキスト・参考書・問題集・過去問集選びの参考になれば幸いです。

宅建テキスト・問題集背表紙画像(画像・本文の無断転載を禁じます)

宅建テキスト・問題集背表紙画像(画像・本文の無断転載を禁じます)
 


市販テキストを使って独学で宅建を勉強する受験生にとって、宅建テキスト選びは何より大切です。

宅建テキスト選びのお手伝いのため、現役宅建士のブログ管理人は実際にテキストを購入して詳細レビュー記事を書いてきました。2019年は12冊の宅建テキストを紹介しました。2020年はさらに厳選した10冊のテキストについて詳細レビューを公表し、当記事にてまとめました。

宅建テキスト・問題集・過去問集選びの参考になれば幸いです。

※当記事は個々の宅建テキストを紹介しているためかなりの長文になっています。時間がない方は目次の「2. おすすめする宅建テキスト・問題集・過去問題集のまとめ」をクリックしてご参照ください。

◆今年の宅建試験に申し込んだ方の中には金銭的な事情からなるべく安く教材を入手したい方もいらっしゃるかと思います。

そういう方には、Amazonのkindle unlimitedサービスを利用するという選択肢があります。

次のセクションの「「とりあえず宅建」「できるだけ安く宅建学習」という方へ」をご参照ください。

「とりあえず宅建」「できるだけ安く宅建学習」という方へ

◆「とりあえず宅建の申込を済ませたけど試験を受けるかどうか迷ってる・・・」「宅建申し込んだけど今年は様子見で・・・」という方や「申し込んだけどできるだけ安く宅建学習を」という方は、宅建テキストを買う前にAmazonのサービスを使って30日間無料で宅建教材をするという選択肢があります。

AmazonのKindle Unlimited読み放題に登録すると『2020宅建士合格講座テキスト』シリーズ・『2020宅建士試験 過去問題集 10年分』・『【宅建】過去問徹底解説[令和2年受験用]』が¥0で利用できます。

さらに、Amazonプライム会員(初回30日無料)に登録すると動画『2020宅建士合格講座』シリーズが¥0で利用できます。

◆動画『2020宅建士合格講座』シリーズは全部で51時間ほど。

テキストとあわせて1日2時間動画を視聴すれば1ヶ月で宅建の試験範囲を学習できます。

<動画>
『2020宅建士合格講座』シリーズ

権利関係へのリンクのみ紹介しておきます。

第1話 2020宅建士 権利関係 1/10

第1話 2020宅建士 権利関係 1/10

  • 発売日: 2019/10/24
  • メディア: Prime Video
 

<テキスト・問題集>
『2020宅建士合格講座テキスト』シリーズ・『2020宅建士試験 過去問題集 10年分』

権利関係と過去問題集へのリンクのみ紹介しておきます。

2020宅建士試験 過去問題集 10年分 新民法に対応済み

2020宅建士試験 過去問題集 10年分 新民法に対応済み

  • 作者:合格DVD
  • 発売日: 2019/09/20
  • メディア: Kindle版
 

※Kindle Unlimited及びAmazonプライムサービスは初回登録後30日以内に解約すれば料金は発生しません。不要なときは必ず期限内に解約しましょう。

おすすめする宅建テキスト・問題集・過去問題集のまとめ

◆管理人は、初学者には一貫して『宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト』と『宅建士 合格のトリセツ 基本問題集』(300問ほど)のセットでの学習をすすめています。最も完走しやすいからです。

しかしながら、宅建本試験まで1ヶ月を切った今となっては『どこでも宅建士 とらの巻』のほうが良いかもしれません。『宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト』よりページ数が少なく(その分、内容がぎゅっと詰まっている)、しかも法改正点が明記されているからです。連携している問題集は『出る順宅建士 ウォーク問過去問題集』(3冊で550問ほど)になります。

ただし、今からウォーク問全問をこなし、さらに2周・3周するのは時間的に難しいでしょう。

次善の策としてお伝えできるのはウォーク問に記載されている合格者正解率60%(無理な場合は70%)の問題に絞って学習することです。宅建は合格者正解率60%以上の問題を確実に得点できれば合格できるよう設定されています。初めて問題を解くときは必ず『どこでも宅建士 とらの巻』を参照し、肢問ひとつひとつについてその肢がなぜ正解なのかなぜ不正解なのかについて根拠を明確にしながら解いていきましょう。

なお、厳しいことを言いますが、宅建試験まで残り1ヶ月になってからテキスト・問題集を買い求めるなら来年度試験の合格を目指したほうが良いかもしれません。記事末の「来年度宅建試験合格を目指す受験生へ」の節も合わせてご参照ください。

◆残り1ヶ月弱で管理人がアドバイスできる選択肢は4つです。ただし、まずは宅建本試験レベル50問を2時間で解き、宅建の難易度レベルを体感してください。まだ本試験過去問を解く段階ではありませんので、50問はネットで無料で入手できる、 「未来問」が良いでしょう。

<残り1ヶ月弱における選択肢>

  • AmazonのKindle unlimitedサービス30日間無料利用による『2020宅建士合格講座テキスト』での学習
  • 『宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト』と『宅建士 合格のトリセツ 基本問題集』での学習
  • 『どこでも宅建士 とらの巻』と『出る順宅建士 ウォーク問過去問題集』での学習、ただしウォーク問は合格者正解率60%(もしくは70%)以上の問題に絞る
  • 来年度受験に切り替える※

※来年度受験に切り替えるを選択した場合でも、今年度試験は受験しておきましょう。宅建試験は申し込み者のうち毎年5万人が欠席しますが、試験を受けないのはもったいないです。試験会場に行き、試験を受けるだけでも来年への糧になります。

 

◆宅建初学者が最も完走しやすいよう編集されているのはLEC『宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト』です。

『宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト』は『宅建士合格のトリセツ基本問題集』と必ずセットで購入します。

基本テキストのコースをひとつ読んだら、そのコースの問題を基本問題集で解きます。

その際、「テキストに書いてある情報で解ける問題・選択肢を確実に解くこと」を意識してください。テキストに書いてある情報で解ける問題は基本中の基本。絶対に落としてはいけない問題です。

1度解いたコースは必ず次の日に復習し、その後もなるべく日にちを空けずに何度何度も復習して知識を定着させましょう。できれば42コースを3週間以内に完走し、本試験まで何周も繰り返し学習しましょう。

◆市販の過去問集はたくさん出版されていますが、管理人が購入して確認したものでは『スッキリとける宅建士 論点別12年過去問題集』と『みんなが欲しかった!宅建士の12年過去問題集』は捨て問・捨て肢が表記されています。

学習用としては分野別に編集されている『スッキリとける宅建士 論点別12年過去問題集』のほうが効果的です。

『2020年度版 スッキリとける宅建士 論点別12年過去問題集』は、例えば"時効"だけ、"重要事項説明"だけなど、特定分野の過去問を集中的に学習できるよう編集されているため苦手分野の克服に役立ちます。各問の難易度と各選択肢の重要度も記載されています。

各年度の過去問を50問120分形式で解くときは、各問の難易度と各選択肢の重要度が記載されている『2020年度版みんなが欲しかった!宅建士の12年過去問題集』がベストです。

 

◆12年過去問集は何度も解くうち、内容にかかわらずどの選択肢が正解なのかを覚えてしまいがちです。

この欠点を補うため、模試型過去問集である『出る順宅建士 過去30年良問厳選問題集』を使います。

いろんな年度の問題がランダムに組み込まれている50問の問題を120分で解く訓練をしておきましょう。

合否に直結する「合格者正解率60%以上の問題」は確実に解けるように仕上げましょう。

◆初めて見る問題を解くには思いのほか時間がかかります。

試験では宅建業法から解きはじめるのが定番なので、管理人もそうしました。でも本試験では想定以上に時間をくってしまい、権利関係を解く時間が足りなくなり焦ってしまいました。

模試型過去問集以外の「模試」も最低1回は2時間で解く訓練をしておいたほうが良いです。

①最新法改正を反映し、②無料で、③ネットで入手できる「模試」はLECの2020年宅建模試のひとつ、「宅建ゼロ円模試」が良いかもしれません。


登録は必要ですが、LECに登録しておけば宅建本試験後の自己採点をLECのHPで行えます。入手して試験対策に役立てましょう。 

◆LEC『宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト』は内容をかなり絞っているため初学者が完走しやすく編集されている反面、もっと詳しい説明を求めたり法改正点が記載されているテキストを欲する受験生の要求には応えられていません。

宅建は法改正点から出題されやすいという顕著な傾向があります。法改正点のチェックに最適なのがLEC『2020年版 どこでも宅建士 とらの巻』です(実際に購入した上で紹介しています)。

※Kindle版のほうが100円安いです。

法改正点がテキスト本文中の改正箇所のみならず改正箇所のページの小口(背の反対側、本を開くところですね)の下に赤で記されているため、法改正が記載されているページにすぐたどりつけます法改正点のチェックに最適です。

テキストは497ページと『宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト』より少ないですが、字数が多いため情報がぎゅっと詰まってます。

また、『とらの巻』には宅建で必ず覚えておきたい事項を30ページにまとめた暗記集『とらの子』が付録についています。これだけでも常に持ち歩いてボロボロになるまで使い込むと良いでしょう。

『とらの巻』は、『出る順宅建士 ウォーク問過去問題集』とリンクしていて、『とらの巻』の各項目に該当する過去問が『ウォーク問』の何巻の第何問に記載されているかがすぐわかるようになっています。

例えば『とらの巻』p.69には所有権保存登記ができる者について書かれています。ここには「ウォーク問① 問69・・・(1)(3)(4)  問71・・・(4)」とあり、『ウォーク問①権利関係』の問69と問71に該当問題が記載されていることがわかります。

『とらの巻』の「本書の効果的利用法」には「「とらの巻」で知識を押さえたら、すかさずその知識を過去問に当てはめて、理解度、定着度を確認してください」とあります。

◆6月に入ってから『宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト』を購入した受験生は、

  1. 『トリセツ』テキスト・問題集を必ず1ヶ月で1周し、
  2. 2ヶ月目からはトリセツの2周目以降と『2020年度版 スッキリとける宅建士 論点別12年過去問題集』で宅建過去問対策を行いつつ、
  3. 『とらの巻』やWebで法改正点を参照し、『とらの巻』とリンクしているウォーク問で補強

というやり方が良いかもしれません。

ただし、ウォーク問はかなりボリュームがあります。これから『トリセツ』と併用するには時間が足りません。

したがって、宅建本試験まで残り2ヶ月となった(2020年8月18日現在)となった今から宅建テキストを購入する受験生は『とらの巻』と『2020年版 出る順宅建士 ウォーク問』での学習+12年過去問題集での過去問対策が良いかもしれません。

◆『2020版出る順宅建士 ウォーク問』は権利関係、宅建業法、法令上の制限・税・その他の3冊。

ウォーク問には受験者正解率、合格者正解率、不合格者正解率データが記載されています。

宅建は合格者正解率60%以上・受験者正解率50%以上の問題を確実に得点できれば合格点を余裕で超えられます。これらの問題は絶対に解けるよう仕上げましょう。

ウォーク問はKindle版もあります。3冊全部をスマホ・タブレット・PCに入れておけば紙版を持ち歩くことなく学習できます。『出る順宅建士合格テキスト』はもちろん、『どこでも宅建士 とらの巻』ともリンクしています。

◆宅建まんがを買うなら『ゼロからスタート!水野健の宅建士1冊目の教科書』を最初に読んだほうが良いです。Kindle版は価格が変動しますが、安いときは半額程度まで下がります(7月23日は¥817)。

初学者の方でも10時間程度で宅建試験の全体像を把握できます。宅建学習を始めてからはすきま時間の活用に役立ちます(特に図表は試験前にも有用です)。Kindle版をスマホにダウンロードしていつでも読めるようにしておくと良いかもしれません。

おすすめする宅建テキストとは

おすすめは「さくさく読める宅建テキスト」

当ブログでは宅建テキストを次の3つに分類しています。

  1. 「さくさく読める宅建テキスト」(600ページ以内)
  2. 時間に余裕があり、情報が広く深く網羅された宅建テキストで勉強したい受験生向けの「最高の情報量を誇る宅建テキスト」(約1200ページ)
  3. 1と2のどちらでもない「その他の宅建テキスト」(600〜700ページ)

2020年度宅建試験まで残り5ヶ月を切った今、宅建初学者がいきなり2のテキストで学習しはじめることはおすすめできません。2のテキストには宅建合格レベルをはるかに超えた情報まで記載されているからです。そこまで勉強する必要はありませんし、その時間的余裕もありません。

3のテキストには合格に不要な情報が旧態依然と掲載しているテキストが混じっています。これもおすすめできません。

宅建独学・初学者へおすすめできるのは、テキスト部分が600ページ以内と完走しやすく、かつ反復学習しやすく編集されているものです。両者を兼ね備えたテキストを、管理人は「さくさく読める宅建テキスト」と呼んでいます。 

「さくさく読める宅建テキスト」とは

◆選ぶべき宅建テキストについて具体的に説明します。

①テキストのデザイン

  • テキストのデザインはとても大切です。
  • フルカラーだからといって何色も使っていたり、小さなフォントや読みにくいフォントを文章中に混在させているテキストは知らず知らずのうちに目に負担をかけています。様々な情報を同時に処理しなければならないからです。
  • 試験本番まで数百時間を共にする宅建テキストは目に負担がかからないようデザインされたものを選ぶべきです。

②テキストの内容

  • 仕事や学業や家事で忙しい受験生にとって、宅建合格に不要な知識・情報をインプットする時間はありません。
  • 「民法○○条」「国土利用計画法○○条」などの条文番号や宅建士の罰則を事細かに覚える必要はありません。合格に不要な知識はノイズです。
  • 不要な知識が適切にカットされていて、しかもアドバイスがしっかりしているテキスト選ぶべきです。

①と②を兼ね備え、しかも分量が600ページ以内と反復学習に向いている宅建テキストが「さくさく読める宅建テキスト」なのです。

 

◆宅建独学・初学者はテキストに書いてあることを全て覚えようとします。合格に不要な知識が多分に含まれていることを知らないままに過剰な情報を覚えようと努力し、時間を無駄に消費します。

その結果、テキストを一周することさえできないまま本試験を迎えてしまうのです。

そんなことにならないよう、初学者には「さくさく読める宅建テキスト」をおすすめしています。宅建試験まで5ヶ月を切った今からではなおのことです。

管理人は『2020年版 宅建士合格のトリセツ基本テキスト』をおすすめしています。

実際にお使いになっていらっしゃる受験生からのコメントを頂いております。記事欄外をご参照ください。

※当ブログでは宅建テキストの「文章の書き方・説明の仕方」は評価対象外としています。講義調に書かれているかどうかの違いが合格を左右するほど宅建は甘くありません。

テキストのちょっとした文言の違いにこだわるよりも、反復学習に適したテキストを最初から選ぶことを重要視してください。

民法改正への対応は必須

2020年度試験はとりわけ民法改正への対応が必須です。2019年度以前のテキスト・問題集を使ってはいけません。

2020年4月29日時点で、管理人の手元には10冊の2020年度版宅建テキストが届いています。

どれも民法改正に対応していると謳ってはいますが、民法改正についてのページを前書きに設けているものとそうでないものがあります。

宅建試験には「改正点は出題されやすく、合否を分ける問題となりやすい」(『2020年版イチから身につく 宅建士合格のトリセツ』前書きp.3)という大きな特徴があります。

管理人は民放改正についてのページを前書きに設けている宅建テキストでの学習をおすすめします。

民法改正についてのページを前書きで設けているのは『2020年版 宅建士合格のトリセツ基本テキスト』『2020年版 出る順宅建士 合格テキスト 1 権利関係』です。

『2020年版 出る順宅建士 合格テキスト 1 権利関係』は権利関係についてだけ書かれたテキストにもかかわらず428ページもある「最高の情報量を誇る宅建テキスト」です。

このため、宅建独学・初学者には基本的におすすめしていません。

しかしながら、民法改正についての解説はもっともしっかりしています。このため、『2020年版 出る順宅建士 合格テキスト 1 権利関係』を民法改正対策テキストとして候補にあげておきます。

民法改正については『宅建士「民法大改正」スピード攻略』が出版されました。

『みんなが欲しかった!宅建士の教科書』や『スッキリわかる宅建士』等、民法改正について前書き等で触れられていないテキストを購入された方は、『出る順』の権利関係や『宅建士「民法大改正」スピード攻略』等で民法改正についてカバーしておいたほうが良いかもしれません。

注:テキストを購入したらネットサービスで必ず誤植の有無をチェックし、最新情報を入手しましょう。特に法改正事項は要注意です。平成30年度試験では法改正問題に対応できた受験生とそうでない受験生でかなり差がついたと推測されています。統計資料も必ずチェックしてください。

さくさく読める独学・初学者向けおすすめ宅建テキスト

LEC 宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト

注:2020年度版となる後継テキスト・問題集が出版されたため、リンクを差し替えさせて頂きます。

本書2020年度版では冒頭4ページを使って改正民法について簡単にではありますが説明が記載されています。わずか4ページではあるものの、これはあったほうが絶対に良いです。なぜなら、改正点から出題される可能性があるからです(『みんなが欲しかった!宅建士の教科書』には、ざっと見たところではありますが改正民法への言及が見当たりません。)。

特に、受験2年目となる方の場合、令和元年度試験とは異なる用語を覚えなければならないとともに、従来とは解答も変わってきます。ここはきちっとおさえ、情報が足りないと感じたら早いうちにネットで調べておきましょう。


最もおすすめするのはLEC『2020年度版 宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト』。

フルカラーの分冊タイプです。テキスト部分は480ページほど。

おすすめする理由は次の3つです。

  1. 宅建テキストの中では内容を適切に絞り込んでいるため短時間で繰り返し学習するのにもっとも適している
  2. 読みやすくデザインされている
  3. 姉妹本に4肢択一形式の問題集がある

LEC『2020年版 宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト』表紙

LEC『2020年版 宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト』表紙

テキスト基本データ

書名 2020年版 宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト
価格
¥3,300(税込)
Kindke版の価格
¥3,135(税込)
分冊の有無
有 3分冊
ページ数
①権利関係196頁②宅建業法130頁
③法令上の制限・税・その他156頁
発行所
株式会社東京リーガルマインド
発行日
2019年10月25日(第2版)
フルカラー
付録
付箋
ネットサービス
著者名
友次正浩
著者の宅建合格点予想実績
令和元年度 35点・36点予想(的中)


宅建本試験を解くのに不要な情報がきっちりカットされています(ただ単に情報量が少ないというわけではありません)。

◆宅建テキストが無駄を省いた内容になっているかどうかについて、初学者でも簡単に見分けられるポイントが3つあります。
※この3つのポイントを指摘したのは数ある宅建テキストレビュー記事でも当ブログ管理人が初めてでしょう。

  • 「○○法○○条」は原則不要(宅建業法34条の2・35条・37条、農地法3条・4条・5条を除く)
  • 宅建業法の罰則は深追い不要
  • 国土利用計画法の事前届出は深追い不要

◆「○○法○○条」のうち、宅建合格のために覚えておくのは宅建業法34条の2・35条・37条、農地法3条・4条・5条くらいです。懇切丁寧に「○○法○○条」や条文まで記載されているテキストはおすすめできません。

◆宅建士の罰則を列挙するだけのテキストは避けましょう。罰則が羅列してあれば全部覚えようとするのが初学者です(管理人もそうでした)。でも、罰則を全部覚える必要はないのです。本書では「深追い厳禁」ときっちりアドバイスされています。

◆国土利用計画法の監視区域・注視区域・規制区域については過去10年の宅建本試験ではほとんど出題されていません(※監視区域内の事前届出についてのみ出題されています)。したがって、国土法の事前届出についてまでも丁寧に解説しているテキストはおすすめできません。

◆本書はこれら3点のチェックポイントがすべてクリアされています。無駄な情報が適切にカットされている宅建テキストと判断しました。

◆さらに言えば、本文テキスト・図表いずれも視覚に負担がかかりにくくデザインされています。ひらたく言って読みやすいです。余白も多く、書き込みにも適しています。

◆以上、本書は合格に不要な情報がカットされていて読みやすくデザインされているテキストと言えます。

  • 読みやすい大きさ・種類のフォントが使われていて、テキスト・図表とも視覚の負担がかかりにくい
  • 無駄を省いた内容
  • インターネットアフターサービスあり
  • Kindle版あり
  • 付箋は不要。それより付箋なしにして価格を下げるべき

 

◆ただテキストを読み進めるだけでは内容が記憶に定着しにくいです。テキストでインプットしたことは問題を解いてアウトプットしないと意味がありません。

効果的なインプット・アウトプットを実行するために、『宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト』と『宅建士 合格のトリセツ 基本問題集』をセットで購入し、テキストに該当する問題を解きながら学習をすすめることを強くおすすめします。

テキスト・問題集をセットで学習し、1度解いたコースは必ず次の日に復習し、その後もなるべく日にちを空けずに何度も復習して知識を定着させましょう。

◆『宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト』は全42コース。1日で3つこなし、2週間以内にテキスト・問題集セットで1周完走することを目指しましょう。


<宅建士合格のトリセツ基本テキスト(2020年版)>


 

◆詳細は【宅建テキスト詳細レビュー 】2020年版 宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト(LEC) をご参照ください。

◆なお、本書には宅建テキストでは数少ないKindle版が用意されています。スマホ・タブレットでいつでもどこでも学習できるだけじゃなく、PCの大きな画面でも読む事ができるのはとても便利です。デバイスでテキストを開きながら問題集を解くにも最適です。

ただし、Kindle版は固定レイアウトのため通常のKindle版書籍の機能(ハイライト等)は使えません(拡大はできます)。また、残念ながらテキスト読み上げ機能も有効になっていません。この点はご注意ください。

◆LEC『宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト』とリンクしている問題集はLEC『宅建士 合格のトリセツ 基本問題集』です。

<宅建士合格のトリセツ基本問題集(2020年版)>

宅建士合格のトリセツ基本問題集(2020年版)の発売日は2019年10月20日

TAC みんなが欲しかった!宅建士の教科書

TAC『みんなが欲しかった!宅建士の教科書』は約600ページ・無駄な内容も省かれている宅建テキストです。

ページ数・内容からすればさくさく読める宅建テキストの範疇には入るものの、①図表が見難いこと、②民法改正について内容は対応しているものの前書きにも本文にもどこが改正点に該当しているのかまったくわからないことから、2020年度宅建試験のテキストとしては正直言っておすすめできません

※そのわりにはAmazon売れ筋ランキングで本書および『みんなが欲しかった!宅建士の問題集』がベスト1・2になっていますし、検索上位の記事でもおすすめしてますね・・・

すでに本書を購入なさった受験生の皆様は、権利関係の副読本として『出る順宅建士 合格テキスト①権利関係2020年版』もしくは『宅建士「民法大改正」スピード攻略』等を入手し、権利関係の学習を強化するほうが良いでしょう。

『2020年度版みんなが欲しかった!宅建士の教科書』表紙画像

『2020年度版みんなが欲しかった!宅建士の教科書』表紙画像

テキスト基本データ

書名 2020年度版 みんなが欲しかった! 宅建士の教科書
価格
¥3,300(税込)
Kindke版の価格
分冊の有無
有 3分冊
ページ数
①宅建業法156頁②権利関係223頁
③法令上の制限・税・その他190頁、
④参考編30頁
発行所
TAC出版
発行日
2019年10月30日
フルカラー
付録
赤シート、宅建士の問題集試し解き
ネットサービス
著者名
滝澤ななみ
著者の宅建合格点予想実績


◆2019年度版よりも権利関係が24ページ、参考編が11ページ増量されました。

◆内容自体は無駄が省かれていて好感が持てるものの、民法改正については受験生への配慮が不十分と言わざるを得ません。

◆フルカラーですが、赤シートにも対応しています。

◆イラスト付き要点解説(板書)は大小・各色のフォントが多用されていて目が疲れます。ブログ管理人には本書のデザインは合いませんでした。

ただ、この点は受験生によって意見が別れるでしょう。Amazonの商品ページの「なか見!検索」で本書の一部を目視できます。かならずご確認ください。

  • 赤シートで学習したい方には安心
  • 無駄を省いた内容
  • インターネットアフターサービスあり
  • 掲載されている例題はダウンロード可
  • 大小・各色のフォントが多用されており、人によっては見づらく感じる
  • 民法改正点についての配慮が不十分

<2020年度版 みんなが欲しかった! 宅建士の教科書>

詳細レビューは【宅建独学者向けテキスト】みんなが欲しかった! 宅建士の教科書 2020年度版 詳細レビュー をご参照ください。

◆本書とリンクしている問題集は、TAC『みんなが欲しかった!宅建士の問題集』です。

<2020年度版 みんなが欲しかった! 宅建士の問題集 本試験論点別>

TAC スッキリわかる宅建士 中村式戦略テキスト

二色刷・分冊タイプのTAC『2020年度版 スッキリわかる宅建士 中村式戦略テキスト』も合格に不要な情報がカットされていて読みやすい宅建テキストです。

スッキリわかる宅建士 中村式戦略テキスト 表紙画像

スッキリわかる宅建士 中村式戦略テキスト 表紙画像

TAC発行『2020年度版 スッキリわかる宅建士 中村式戦略テキスト』基本データです。 

テキスト基本データ

書名 2020年度版スッキリわかる宅建士 中村式戦略テキスト
価格
¥2,970(税込)
Kindke版の価格
分冊の有無
有 4分冊
ページ数
宅建業法172頁、法令上の制限137ページ、
権利関係前半165頁、権利関係後半+税・その他164頁
発行所
TAC出版
発行日
2019年12月10日
二色刷り
付録
ネットサービス
著者名
中村喜久夫
著者の宅建合格点予想実績


◆本書も本文テキスト・図表いずれも「スッキリ」読みやすくデザインされています。

二色刷のほうが読みやすく感じる方にはこちらがおすすめです。

気になるのはテキストの強調箇所と本文・注釈を区切る縦線等の装飾の色があまり区別されていないため強調箇所が埋もれてしまいかねないことと、ページ端注釈のフォントが小さいことくらいです。

  • スッキリ読みやすい(ただし強調箇所が埋もれてしまいかねない)
  • 無駄を省いた内容
  • インターネットアフターサービスあり
  • 過去問スーパーベストはダウンロード可
  • 過去問スーパーベストが必要かどうかの判断は人によって別れるかもしれない

 

◆詳細は【宅建テキスト詳細レビュー】スッキリわかる宅建士 中村式戦略テキスト2020年度版をご参照ください。

◆2019年度版にあった過去問部分が削除され、スッキリしました。

◆テキスト部分に関する欠点はとくに見当たらないものの、改正民法についての情報が少なすぎる点は大いに不満です。

番外・なんとなく宅建マンガを買うならこっちがおすすめ→ゼロからスタート!水野健の宅建士1冊目の教科書

ゼロからスタート!水野建の宅建士1冊目の教科書2020年度版

ゼロからスタート!水野建の宅建士1冊目の教科書2020年度版

これから宅建の勉強を始めようとする初学者が、明確な目的なしになんとなく宅建マンガを買おうとしているなら、『ゼロからスタート!水野健の宅建士1冊目の教科書』を読むことをおすすめします。

※Kindle版の価格は変動します。安いときは半額になりますので、必ずAmazonにて確認してください。

以下、『ゼロからスタート!水野健の宅建士1冊目の教科書 2020年度版』詳細レビューからの抜粋です。

◆本書のボリュームは222ページ。宅建テキストでもコンパクトな部類に入る上記3冊の半分以下しかありません。

◆基本的に見開き2ページで1単元、左ページに文章(800字弱)、右ページの重要ポイントをまとめています。※初めて読むときは重要ポイントはさっと目を通すだけでかまいません。1回読んだ程度じゃ覚えられないからです。

◆本書は、とにかく最後まで完読することを目的にデザインされています。見開き2ページに目を通すのに5分もかかりませんので、500分ほどで通読できるでしょう。

800字弱の限られた文字数のなかで、宅建本試験を解くのに重要なトピックが読みやすい文章で書かれています。文章が秀逸です。

◆これ1冊ではテキストとしては情報量を絞り込まれすぎなのですが、宅建勉強の最初の1冊には適しています。

本書に目を通して宅建士試験の全体をつかんだら、次の宅建テキスト・問題集・過去問題集に移行するとスムーズにステップアップできると思います。

テキスト基本データ

書名 ゼロからスタート!水野健の宅建士1冊目の教科書
価格
¥1,650(税込)
Kindke版の価格
時期によって変動するため要確認
分冊の有無
ページ数
222頁
発行
(株)KADOKAWA 
※監修:LEC東京リーガルマインド
発行日
2020年2月10日
フルカラー
付録
ネットサービス
著者
水野健
宅建合格点予想実績
2019年度 35点・36点(的中)

 

おすすめ過去問題集

宅建過去問題集は、最低10年分が収録されていて、各問・各選択肢に難易度・重要度が明記されているものが良いです。

宅建は原則としてすべての肢を一問一答のつもりで解くべきです。個数問題・組み合わせ問題対策のためです。

しかしながら、中には深入りする必要の無い肢(捨て問・捨て問題)が紛れ込んでます。例えば平成27年度問4肢4がそうです。

平成27年度問4肢4について、『みんなが欲しかった!宅建士の12年過去問題集』では「できなくても問題ナシ」、『2020年度版 スッキリとける宅建士 論点別12年過去問題集』では「肢1、2、3が特に重要」「パス!」などと表記されています(購入してご確認ください)。どちらも直近12年分の過去問を収録しています。

これら2冊のどちらかをおすすめします。

※両者の大きな違いは過去問の並べ方です。

◆例えば"時効"について、"重要事項説明"についてなど、項目ごとに集中的に過去問に取り組むには『2020年度版 スッキリとける宅建士 論点別12年過去問題集』がとても便利です。

 

過去問1年分50問ずつ学習するには『2020年度版みんなが欲しかった!宅建士の12年過去問題集』がベストです。合格点が高い年から低い年の順に掲載されています。


直近12年分の過去問題を収めた宅建過去問題集のレビューは「【宅建士試験2020】おすすめできる/できない宅建過去問題集:詳細レビュー」をご参照ください。

過去問と正解番号は不動産適正取引推進機構HPに掲載されてはいますが、残念ながら法改正に対応していません。必ず法改正に対応した過去問で学習しましょう。

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おすすめ問題集

宅建問題集はテキストとリンクしているもの、そして重要度ランクのあるものがおすすめです。

例えばLEC『宅建士 合格のトリセツ 基本問題集』には、各問についてLEC『宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト』のどこを参照すれば良いのか出題ページに明記されています。調べたいときにテキストのどこを見ればよいのかが一目でわかる構成になっています。

一方、テキストにリンクしていない問題集を選ぶとこの手間が増え、余計な時間がかかります。本試験までの残り時間を考慮すると避けた方がよいでしょう。

なお、問題集は4肢択一のそれぞれの肢問について、かならず根拠をはっきりさせながら一問一答のつもりで正誤判定することを強く強くおすすめします。

予想問題集について

有り難いことに「宅建 予想問題集 おすすめ」の検索ワードで当記事をご覧いただく方が増えております。

しかしながら、ブログ管理人は市販予想問題集はおすすめしておりません。

理由は、自身が宅建受験1年目に使った市販予想問題集(5回分)の問題が正直言って良くなかったからです。過去問ではそれなりに得点できるのに市販の問題だとぜんぜん点が取れず・・・混乱してしまい、残り4回は放置してしまいました。

市販問題集をおすすめしない最大の理由は「作問が悪い」からです。

例えば「次のうち、どれが地目にあてはまるか」という問題が市販模試にあったとします(実際にありました)。でもそんなの本試験で問われることはまずありません。

市販予想問題集は、原則として本試験問題に則った問題であることが望ましいと思います。

この観点からすると、現時点で候補となる市販問題集はLECの『2020年版 出る順宅建士過去30年良問厳選問題集』だけです。 

問題は基礎編50問×2回、中級編50問×2回、上級編50問×2回、令和元年度本試験50問。

模試6回+本試験1回となっています。模試6回の50問には統計問題は含まれていません。

もちろん全問が法改正対応済みです。さらに、本書の前書きにも改正民法について6ページが割かれています(『2020年版 出る順宅建士合格テキスト1権利関係』の前書き6ページのうちテキストの該当ページが記載されていないだけで文言は同じです)

試験問題は各回が切り離しできます。惜しいのはA5サイズということくらいでしょう。これでA4サイズならもっと良かったです。

レビューはこちらをご参照ください。→【レビュー】2020年版出る順宅建士過去30年良問厳選問題集

最高の情報量を誇るテキストで勉強したい受験生向け宅建テキスト

LEC『出る順宅建士 合格テキスト』

最高の情報量を誇る宅建テキストで勉強したい受験生におすすめするのは、LEC『出る順宅建士 合格テキスト』です。ちなみに本書はLEC各講座の教材のみならず、5問免除登録講習教材にもなっています。

2020年版  出る順宅建士 合格テキスト1〜3 表示画像

2020年版 出る順宅建士 合格テキスト1〜3 表示画像

LEC『2020年版 出る順宅建士 合格テキスト』基本データです。 このテキストは3冊構成になっています。「3分冊」ではなく「3冊」です。

テキスト基本データ

書名 2020年版 出る順宅建士 合格テキスト
価格
①権利関係¥2,530 ②宅建業法¥2,090
③法令上の制限・税・その他¥3,080(税込)
Kindke版の価格
①権利関係¥2,404 ②宅建業法¥1,986
③法令上の制限・税・その他¥2,926(税込)
分冊の有無
ページ数
①権利関係429ページ ②宅建業法306頁
③法令上の制限・税・その他471頁
発行所
東京リーガルマインド
発行日
2019年12月20日(第32版)
二色刷り
付録
ネットサービス
著者名
著者の宅建合格点予想実績


◆このテキストは次の3冊から成っています。

  1. 権利関係(429頁)
  2. 宅建業法(306頁)
  3. 法令上の制限・税・その他(471頁)

ページ数はいずれもテキスト部分のみ(巻頭の「はしがき」や「本書の使い方」は含まず)、総計1,206ページです。ブログ管理人が知る限りでは市販の宅建テキスト中、最大の分量を誇ります。

◆すでに述べたとおり、宅建本試験で覚えておくべき「○○法○○条」はごく限られます。

それにもかかわらず、本書では権利関係のみならず法令上の制限に至るまで「○○法○○条」が記載されています。条文自体が書かれているものもあります。他には類を見ない宅建テキストです。

ちなみに国土利用計画法はなんと24ページも割いて詳細に説明しています。そこまでの知識は宅建合格には不要です。

  • 市販宅建テキストで最高の情報量を誇る
  • 時間に余裕のある受験生向け
  • インターネットアフターサービスあり
  • 初学者がさくさく読み進められるテキストではない

試験範囲を超えてまでもがっちり勉強したい方にとってこれ以上のテキストはないでしょう。詳細は【宅建テキスト詳細レビュー】出る順宅建士合格テキスト2020年度版 をご参照ください。

3冊のうち『①権利関係』のリンクだけ貼っておきます。すでに述べましたが、『①権利関係』は権利関係の学習用副教材としても有用です。※ただし深入りは厳禁。

 

◆本書にリンクしているのは『出る順宅建士 ウォーク過去問問題集』です。こちらも3冊シリーズ。モノクロですが、サイズが若干小さくなっていて携行しやすくなっています。各問には合格者正解率/不合格者正解率/受験者全体の正解率と重要度が記載、重要選択肢に☆マークが施されている点など、問題集としての完成度は高いです。

3冊での総問題数は550問、市販問題集では最多の分量です。宅建本試験まで6ヶ月を切った今としては問題数が多いため消化不良になるかもしれません。ただし、苦手分野を1冊だけ購入して徹底する、という使い方なら良いかもしれません。

その他の宅建テキスト

その他の宅建テキストを紹介します。

LEC『2020年版 出る順宅建士 合格テキスト』ほどではないにしても、分量が多いテキストや合格に不要なテキスト、デザインが練られていないテキストは独学・初学者にはあまりおすすめできません。

とはいえ、これらの中にも受験生各自のニーズに合うテキストがあるかもしれません。

基本データと特徴のみお伝えしますので、気になるものがあれば各テキストの詳細レビューをお読みください(当ブログのカテゴリー「宅建テキスト・問題集」をクリックしてください)。

TAC『わかって合格る 宅建士基本テキスト』

2020年度版 わかって合格る宅建士 基本テキスト 表紙画像

2020年度版 わかって合格る宅建士 基本テキスト 表紙画像

テキスト基本データ

書名 2020年版 出る順宅建士 合格テキスト
価格
¥3,300(税込)
Kindke版の価格
分冊の有無
ページ数
①権利関係227ページ ②宅建業法169頁
③法令上の制限164頁
④その他関連知識74頁+厳選過去問51頁
発行所
TAC出版
発行日
2019年12月21日
フルカラー
付録
赤シート
ネットサービス
著者名
木曽計行・木曽陽子
著者の宅建合格点予想実績
  • 図表は見やすい
  • テキスト本文に過去問出題年が表記されていて、頻出箇所がすぐ判別できる
  • インターネットアフターサービスあり
  • 本文テキストに複数種のフォントが混在しているため、目が疲れやすい(人によりけりなので要確認)
  • 『出る順宅建士 合格テキスト』ほどではないけれど情報量はかなり多い。宅建合格に不要な情報も記載されており、初学者がさくさく読み進められるテキストとは言えない

 

◆詳細は【宅建テキスト】TACわかって合格る宅建士基本テキスト2020年度版 詳細レビュー をご参照ください(講義DVDについてはレビューしていません)。 

日建学院『どこでも学ぶ宅建士 基本テキスト』

2020年度版どこでも学ぶ宅建士基本テキスト表紙画像

2020年度版どこでも学ぶ宅建士基本テキスト表紙画像

テキスト基本データ

書名 日建学院『2020年度版 どこでも学ぶ宅建士 基本テキスト』
価格
¥3,080(税込)
Kindke版の価格
分冊の有無
ページ数
権利関係242ページ、宅建業法174頁、法令上の制限134ページ、
税・鑑定41ページ、免除科目49ページ
編著
日建学院
発行日
2019年12月10日
二色刷り
付録
ネットサービス
著者名
宅建合格点予想実績
35点・36点・37点(的中)
  • 丁寧に書かれている(その分、情報量は多い)
  • 時間に余裕のある受験生向け
  • インターネットアフターサービスあり
  • 初学者がさくさく読み進められるテキストとは言い難い
  • 情報量が多いため、あまり勉強時間がとれない受験生にはおすすめしない

◆丁寧に書かれている良い宅建テキストではありますが、分量が多めなため、さくさく読めるとは言い難いテキストです。とは言え、LEC『出る順宅建士 合格テキスト』及びTAC『わかって合格る宅建士 基本テキスト』ほどではありません。

◆詳細は【宅建テキスト詳細レビュー】日建学院 2020年度版 どこでも学ぶ宅建士 基本テキスト をご参照ください。

分冊タイプより1冊まるごとのテキストのほうが好みなら本書が適しているかもしれません。

宅建学院『らくらく宅建塾』

2020年版らくらく宅建塾表紙画像

2020年版らくらく宅建塾表紙画像

テキスト基本データ

書名 2020年版 らくらく宅建塾
価格
¥3,300(税込)
Kindke版の価格
分冊の有無
ページ数
523頁(権利関係268頁、宅建業法124頁、
法令上の制限・税・その他131頁
発行所
宅建学院
発行日
2019年12月27日(改訂第3版)
2色刷り(重要ポイントに赤字を使用)
付録
無(ハガキ添付)
ネット情報サービス
著者名
著者の宅建合格点予想実績
  • 昔ながらのテキストが好みの受験生向け
  • 語呂合わせが好きな受験生向け
  • 権利関係重視の受験生向けではあるが・・・それならより詳細なテキストのほうが適しているだろう
  • 宅建本試験に不要な知識まで記載されている
  • インターネットアフターサービスなし


◆今どき、インターネットでのアフターサービスがないのはいかがなものかと思います・・・

◆詳細は【宅建テキスト詳細レビュー】2020年版 らくらく宅建塾 をご参照ください。辛口レビューです。

◆権利関係重視のテキストではありますが、権利関係を重点的に勉強したいならLEC『出る順宅建士 合格テキスト①権利関係』のほうが良いかもしれません。

◆『らくらく宅建塾』にはシリーズの『宅建士問題集 過去問宅建塾』(3冊シリーズ)があります。購入していませんのでリンクは割愛させていただきます。

 

2020年版 宅建士基本テキスト タキザワ講義付き。

2020年版宅建士基本テキストタキザワ講義付き。表紙画像

2020年版宅建士基本テキストタキザワ講義付き。表紙画像

テキスト基本データ

書名 2020年版 宅建士基本テキスト タキザワ講義付き。
価格
¥3,080(税込)
Kindke版の価格
分冊の有無
ページ数
権利関係283頁、 法令上の制限141頁、
税・その他91頁、宅建業法196頁
発行所
株式会社E-prost
発行日
2019年12月18日
二色刷り
付録
ネットサービス
著者名
瀧澤宏之
宅建合格点予想実績
2019年度 35点・36点・37点(的中)
  • 動画講義とリンクしている
  • テキストは総じて読みやすい
  • インターネットサービスが他社の宅建テキストより充実している
  • 条文・判例情報さえカットされていれば、と言わざるを得ない


◆2019年版の本書は3冊シリーズ。ところが『2020年版 宅建士基本テキスト タキザワ講義付き。』は丸ごと1冊テキストに刷新。分冊もなしです。

ページ数の増減は次の通りです(2019年版の頁数→2020年版の頁数)。

  1. 権利関係(269頁→283頁)
  2. 法令上の制限・税・その他(237頁→232頁)
  3. 宅建業法(196頁→196頁)

ページ数はいずれもテキスト部分のみ(巻頭の「はじめに」や「本書の活用法」、メモなどは含まず)、総ページ数は718ページになります。間違いなく分量が多い宅建テキストの部類に入ります。

◆本書の最大の欠点は「民法○○条」および判例までもが書かれていること。それ以外はデザインも読みやすく、不要な情報についても適切なアドバイスが施されています。

国土利用計画法について補足説明(VOL.3 P.193 ページ右欄)に「過去の出題を見ると、罰則の内容で引っ掛けるような問題はほとんどない。したがって、主なものについて罰則の有無を知れば十分だ」とあるなど、受験生が深入りすることなく学習できるように気配りされています。

さらに、タキザワ宅建予備校の「宅建基法講座」動画とリンクしているため、テキストだけでは今一つ頭に入りにくくても、映像と音声によってより効果的な学習が期待できるかもしれません。※動画講義は講師によって各人に合わないケースがあります。テキスト購入前に動画を確認しておいたほうが良いです。

◆しかしながら、本書最大の欠点である「民法○○条」および判例までもが書かれていることによって受験生にとって不要な情報が多分に目に付きます。

さらにこのことによってページ数が膨らんでいると思われます。700ページを超えるため、宅建本試験まで6ヶ月を切った今からの反復学習には向きません。

◆詳細は【宅建テキスト詳細レビュー】2020年版 宅建士基本テキスト タキザワ講義付き。をご参照ください。

インターネットでのフォローも充実しているため良いテキストではありますが、テキスト本文の情報から条文・判例をカットしながら勉強することを強いるため、本書は「初学者がさくさくと繰り返し読みこなしてどんどんインプットする」タイプの宅建テキストとは言えません。 

2020年版 ユーキャンの宅建士速習レッスン

ユーキャンの宅建士速習レッスン表紙画像

ユーキャンの宅建士速習レッスン表紙画像

テキスト基本データ

書名 2020年版 ユーキャンの宅建士速習レッスン
価格
¥3,300(税込)
Kindke版の価格
分冊の有無
ページ数
①宅建業法191頁②権利関係239ページ
③法令上の制限151頁④税・その他100頁
発行所
株式会社ユーキャン 学び出版
発行日
2019年10月26日
二色刷り
付録
ネットサービス
編者
ユーキャン宅建士試験研究会
宅建合格点予想実績
平成30年度宅地建物取引士資格試験
35点・36点・37点予想(的中)
  • 宅建試験の4分野を全60レッスンに構成、勉強スケジュールを立てやすいとは言える
  • テキストの文章そのものは読みやすいものの、全体にフォントが小さい点はマイナス
  • 問題分析が今一つ
  • 宅建本試験まで残り6ヶ月を切ってから勉強を始める受験生にとっては分量が多すぎる

2020年度版が発売されました。


◆分冊ではなく、1冊丸ごとのテキストです。

◆詳細は【宅建テキスト詳細レビュー】2019年版 ユーキャンの宅建士速習レッスン に書きました。以下、抜粋します。

◆総ページ数は722ページ(索引含む)。ブログ管理人が知る限りでは市販の宅建テキストで最高の分量を誇るLEC『出る順宅建士 合格テキスト』より500ページほど少ないものの、TAC『わかって合格る 宅建士基本テキスト』より50ページほど、LEC『宅建士合格のトリセツ 基本テキスト』より200ページほど多いです。宅建テキストの中では分量が多い部類に入ります。

◆「民法○○条」とは書かれていません。ただし、国土利用計画法には18ページも費やしています。規制区域については欄外アドバイスに「出題の可能性がかなり低いのであまり細かい知識を詰め込む必要はありません」とありますが、それなら事前届出制とともにもっと簡略すれば良いのに、と思います。

◆宅建士の罰則もぎっしりとは詰め込まれてはいませんが、受験生へのアドバイス、例えばタキザワには「過去の出題を見ると、罰則の内容で引っ掛けるような問題はほとんどない。したがって、主なものについて罰則の有無を知れば十分だ」と記されていますが、本書にはありませんでした。問題分析の結果を読者に伝える配慮が今一つと指摘せざるを得ません。

来年度宅建試験合格を目指す受験生へ

◆宅建の合格率は15〜17%。毎年約20万人が受験しますが、合格するのは35,000人ほどにすぎません。

合格者の中には資格スクールで十数万円、オンライン講座で数万円かけて挑む受験生が大勢います。より良い教材で効率的に学習し、より合格する可能性を高めるためです。

平成30年度試験の合格点は過去最高の37点となりました。資格スクール・通信講座での受講生層が高得点を取ったことによって合格点が上がった可能性が高いです。

◆オンライン講座や、それよりも受講費がかかる通学型の資格スクールを利用するなど、相応の対価を払ってでも宅建に合格しようという受験生が一定層いる以上、「とりあえず」宅建を受けても合格するのはかなり厳しいです。明確な理由がないままテキスト・問題集を購入しても1周すらできないかもしれません。

2020年度宅建本試験まで残り1ヶ月を切った今、本気で合格したいならがんばるしかありません。

一方、そこまで本気じゃないのなら2021年度合格を目指しても悪くないと思います。

宅建は決して1ヶ月程度の学習で多くの受験生が合格できるような甘い資格試験ではありません。

でも、良い教材を使って早いうちから学習していれば合格できる可能性はぐっと上がります。毎年の宅建合格率15〜17%の2〜4倍にもなるのです。

通信講座の中には厚生労働大臣指定の教育訓練給付制度の対象となっているものがあります。

合格者数と合格率の最新データはまだ平成30年度のものですが、チェックしました。

教育訓練給付制度対象者による合格者数が100名以上かつ合格率が50%以上だったのはフォーサイトとユーキャンでした。

合格率はフォーサイトの2つの講座が58.9%と59.4%、ユーキャンが51.1%でした。宅建の合格率15%〜17%と比べると段違いの高さです。


管理人が実際に通信講座のテキスト・問題集を確認したところ、フォーサイトの問題集には「捨て肢(すてあし)」と呼ばれる「解けなくても合否に関わらない」、「どの市販テキストにも解説が記載されていない」難問・奇問がきちんと記載されていました。

ちなみに平成27度問4肢4は捨て肢です。市販テキストで最大最高の分量を誇る『出る順宅建士合格テキスト』にすら解説は載っていません。でも、「捨て肢」に出くわすと、宅建初学者はわかるまで調べないと不安になります(管理人がそうでした)。捨て肢について調べたところで合否に関わらないのですから貴重な時間を浪費するだけです。

だったら、はじめから捨て肢がきちんと記載されている教材、すなわち問題分析が緻密な教材を使っていれば時間を浪費・空費しなくて済みます
2019年度の合格率は全国平均の4.21倍!短期間で宅建に合格できる話題の勉強法とは?

※フォーサイトではすでに2021年度受験講座へと切り替わっています。なお、フォーサイトにはもし2021年度試験に不合格でも所定の条件を満たしていれば返金されるという「全額返金保証制度」があります。ただし、「全額返金保証制度」対象講座はバリューセット3だけです(※DVDが付属するのはバリューセット3のDVDオプションのみ)全額返金保証制度についてはフォーサイトのHPでご確認ください。

なお、テキストの文章そのもののわかりやすさはフォーサイトよりユーキャンの宅地建物取引士(宅建士)講座 のほうが上です(※市販の『ユーキャンの宅建士速習講座』とはまったくの別物、『ユーキャンの宅建士速習講座』はおすすめできません)。これまでは二色刷りでしたが2021年度講座からフルカラーに刷新。このような企業努力は好感がもてます。

◆宅建通信講座の合格実績はフォーサイトとユーキャンが群を抜いています。来年度宅建試験の合格を目指す方はご検討ください。

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