賃貸不動産経営管理士合格応援ブログ

賃貸不動産経営管理士試験、宅地建物取引士資格試験、FP3級・2級合格を目指す受験生を応援します。

アガルートアカデミー

【2022年】おすすめできる宅建テキスト:初学者向け詳細レビュー

アガルートアカデミー

宅建テキスト2022

宅建テキスト2022

【2022年1月21日更新】2022年度宅建試験まであと268日!がんばりましょう!

当ブログでは、市販テキストで学習する宅建初学者向けに3段階の学習を提案しています。

  • 第1段階:試験全体を把握する
  • 第2段階:基礎を固める
  • 第3段階:法改正点をおさえた上で過去問を習熟する

この順にステップアップするため、それぞれに適したオーディオブック・宅建テキストおよび問題集をおすすめしています。

したがって、当記事では「この1冊さえあればOK!」という市販テキストは紹介しておりません。

テキスト・問題集を1種類に絞りたい場合は通信講座の利用を強くおすすめします(こちらの記事ご参照ください→宅建試験日(2022年)・申し込みスケジュール・概要・自身の受験経験による合格へのアドバイス )。

なお、第3段階用テキストは例年5月発売ですので、それまでに第1段階と第2段階の学習で基礎をしっかり固めておきましょう。

2022年度宅建試験合格目指し、がんばりましょう!

※検索上位のある記事のテキストの画像よく見たら、2022年版は右上の1冊だけで残りは2021年版以前のものでした。テキストを実際に購入しているかどうか疑問です。

宅建試験おすすめテキスト・問題集

◆当記事でおすすめしているのは次の8つの宅建テキスト・問題集です。

宅建学習の第1段階〜第3段階に対応しています。

  1. パーフェクト宅建士聞くだけ
  2. 宅建士 合格のトリセツ基本テキスト
  3. 宅建士 合格のトリセツ基本問題集
  4. どこでも宅建士 とらの巻 短期決戦型 速習テキスト
  5. 出る順宅建士 ウォーク問過去問題集1 権利関係
  6. 出る順宅建士 ウォーク問過去問題集2 宅建業法
  7. 出る順宅建士 ウォーク問過去問題集3 法令上の制限
  8. 出る順宅建士過去30年良問厳選問題集

1の『パーフェクト宅建士聞くだけ』は宅建学習の第1段階「1週間で宅建試験全範囲をざっと把握すること」のための教材です。

2・3は宅建学習の第2段階「宅建試験の基礎を固める」ための教材です。

4〜8は宅建学習の第3段階「法改正点を確認しながら数多くの過去問を習熟する」ための教材です。

基礎固めには『トリセツ』の他にも『みんなが欲しかった!宅建士の教科書』と今年度版で完全リニューアルした『ユーキャンの宅建士きほんの教科書』も選択肢に上がります(『みんなが欲しかった!』と『ユーキャン』のレビューは今しばらくお待ちください)

◆宅建学習は一問一答問題集を先行させたほうが良い、という考えもあります。ただし、一問一答問題集の2022年度版の発売は早くても来年1月です。

それまでの時間がもったいないです。宅建試験合格には400時間程度必要と言われているからです。

◆来年度宅建試験まですでに300日を切っています(試験日情報は「宅建は年何回?」令和4年度(2022)宅建試験日と申込日程についてをご参照ください)。

1日1時間30分弱の学習ペースを保つなら、早期から入手できる教材を使い毎日着実に勉強し続けることをおすすめします。計画的に学習する習慣を身につけることは一生の財産になります

第1段階:『パーフェクト宅建士聞くだけ』を使って宅建試験全範囲を1週間で把握する

『パーフェクト宅建士聞くだけ』

宅建学習の第1段階は「1週間で宅建試験全範囲をざっと把握すること」から始めると良いと思います。試験範囲を知らないまま、見たこともない文言を読み始めても途方にくれてしまいかねないからです。

◆今すぐにでも宅建学習を始められる教材としておすすめできるのは、『パーフェクト宅建士聞くだけ (全3巻)』(全12時間20分)を聞いて宅建試験全範囲を一周することです。

※2022年度版はまだ発売されていませんが、宅建試験の範囲を把握するには2021年度版でも十分です。ただし、来年度試験での大きな法改正点である成人年齢の引き下げについては注意が必要です。この点は頭に入れておいて、来年5月発売の『どこでも宅建士 とらの巻 短期決戦型 速習テキスト』で法改正点をがっちり押さえてください。

もちろん『2022年版パーフェクト宅建士聞くだけ』の発売を待っても良いです。

『パーフェクト宅建士聞くだけ (2021年版・全3巻)』AmazonのAudible(オーディブル)というサービスによるオーディオブックです。

全12時間20分ですので、1日105分聞けば1週間で一周できます。もちろん2回目以降は好みの速度で聞いてもかまいません。倍速を活用できるのもオーディオブックのメリットです。

◆『パーフェクト宅建士聞くだけ (2021年版・全3巻)』の販売価格は¥12,500と高価です(購入しなくても良いと思います)が、AmazonのAudibleサービスに初めて登録する方は30日間無料で利用できます。また、ダウンロードしてしまえばAudibleを退会してからも無料のまま利用できます。ここが非常に大きなメリットです。

◆Audibleに登録したことが無い方は「Audible会員 無料体験 ¥0円」およびオレンジの購入ボタンに「30日間の無料体験を試す」と表示されます。

Amazon Audible会員 無料体験画像

Amazon Audible会員 無料体験画像


『パーフェクト宅建士聞くだけ (2021年版・全3巻)』を1週間で1周したあとは隙間時間に繰り返し聴きましょう。耳からのインプットは記憶の定着にとても役立ちます。

管理人の知る限り、実質無料かつこれほど手軽に宅建試験全範囲を1周できる製品版教材はこれだけです。

2021年版 パーフェクト宅建士聞くだけ (全3巻)

2021年版 パーフェクト宅建士聞くだけ (全3巻)

 

注:Amazonは30日間返品可です!誤って「1-Clickで購入する」をチェックして購入した場合は返品してください。

管理人はAudibleに登録したことがあるため実質無料になりませんでした。

でも、Audibleは月額利用料¥1,500を払えば1ヶ月に1つだけどれでも購入できる「コイン」が付与されます。

管理人はコインを使って『2021年版 パーフェクト宅建士聞くだけ (全3巻)』をダウンロードしました。なので、¥12,500払って買う必要はありません。くれぐれもご注意ください!

◆『パーフェクト宅建士聞くだけ』のナレーションは日建学院の教材でおなじみの佐藤まり江さんが毎年担当しています。とても聴きやすいです。スマホ・タブレットの音声読み上げ機能とは比べものになりません。

ちなみに紙版テキストの『2021年版パーフェクト宅建士基本書』と見比べながら聴いたところ、テキストを読み上げているわけではありませんでした。むしろ、紙版テキストなしでも要点を理解できるよう丁寧に編集されていました

※ただし、図表等まではカバーしていませんし、テキストを隅から隅まで説明しているわけではありませんので、これだけで宅建試験に挑むことはできません。

どの宅建テキストを使っている方でも、「無料で使える方にとっては」とても有用な教材です。

第2段階:『2022年版 宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト』で基礎固め

『2022年版 宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト』・『2022年版 宅建士 合格のトリセツ 基本問題集』

第1段階の学習は「宅建試験の全体像をつかむ」ことです。そのために最適な市販教材が『パーフェクト宅建士聞くだけ』です(あくまで無料で利用できる方にとっては、です)。

第2段階の学習は「宅建試験の基礎を固める」ことです。

そのために最適な市販教材が「3つの絶対条件」と「3つのチェックポイント」を兼ね備えたテキストです。

◆「3つの絶対条件」です。

  1. 600ページ前後で周回しやすい
  2. 読みやすくデザインされて自分の合ったもの
  3. 連携した問題集(300問程度)がある

◆「3つのチェックポイント」です。

  1. 条文番号「○○法○○条」は原則不要(宅建業法34条の2・35条・37条、農地法3条・4条・5条を除く)
  2. 宅建業法の罰則は深追い不要
  3. 国土利用計画法は事後届出制中心に

※この3つのポイントを指摘したのは数ある宅建テキストレビュー記事でも当ブログが初めてです(2019年から)。


◆LEC『2022年版 宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト』は600ページ前後どころか513ページ。

最もコンパクトかつとても読みやすくデザインされている市販宅建テキストです。

連携している問題集は『2022年版 宅建士 合格のトリセツ 基本問題集』です。300問しか収録していないので周回しやすいです。


◆『2022年版 宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト』は「3つのチェックポイント」もクリアしています。

条文番号は農地法3条・4条・5条と宅建業法35条・37条、宅建業法の罰則はp.133に「完全に深追い厳禁」、国土法にいたっては「許可制については出題されることはほぼないと思いますので省略しました(法令上の制限p.77)」とあります。内容をきっちり絞り込んでいます。

これら2冊を使って本格的な学習を始め、基礎をしっかり固めましょう。

LEC 宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト

『2022年版宅建士合格のトリセツ基本テキスト』表紙画像

『2022年版宅建士合格のトリセツ基本テキスト』表紙画像

◆管理人が初学者の方に最もおすすめしているのはLEC『2022年度版 宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト』です。

『トリセツ』をおすすめする理由は次の3つです。

  1. 「索引付きで513ページ」と内容を適切に絞り込んでいる。このため繰り返し学習するのに適している。
  2. 読みやすくデザインされている。
  3. 本書と連携している300問の問題集がある。

◆『2022年版 宅建士 合格のトリセツ基本テキスト』はフルカラーの分冊タイプです。テキスト部分は3分冊合計513ページ。

資格試験では10冊のテキストを1回ずつ読むよりも1冊のテキストを10回繰り返し読む方が効果的と言われています。

『トリセツ』は2021年版より10ページ増えましたが、それでも市販宅建テキストの中ではトップクラスのコンパクトさです。繰り返し学習に最適な一冊と言えます。

◆『トリセツ』はとても読みやすくデザインされています。

読みやすいフォントを読みやすいサイズで採用

画像の通り、書き込みスペースもたっぷりあります。

『2022年版宅建士合格のトリセツ基本テキスト』

『2022年版宅建士合格のトリセツ基本テキスト』

画像出典はAmazon

個別レビューは【購入レビュー 】2022年版 宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト(LEC) をご参照ください。

◆連携している問題集は『2022年版 宅建士 合格のトリセツ 基本問題集』です。

『2022年版宅建士合格のトリセツ基本問題集』

『2022年版宅建士合格のトリセツ基本問題集』

◆『トリセツ基本問題集』は問題の重要度をA・B・Cの3ランクに分類。

  • Aランクは「すべての選択肢について復習してほしい問題」
  • B・Cランクは「難しい選択肢はあるけれど正解までたどりついてほしい問題」

言い換えれば、Aランク問題はすべての肢をきっちり解けないと話にならない問題です。

そして、『トリセツ基本問題集』は300問の90.6%をAランク問題が占めています。宅建初学者が最初に学習するのにもってこいの問題集です。

まずは『トリセツ基本テキスト』と見比べながらでもいいので『トリセツ基本問題集』300問のうちAランク問題272問をすべて解きましょう。Aランク問題を1周したらB・Cランク問題も解き、あとは繰り返し繰り返し解きまくって全部の肢について正解率100%を目指しましょう。

個別レビューは【購入レビュー】2022年版 宅建士 合格のトリセツ 基本問題集 をご参照ください。

※問題を解くときは、かならず「すべての選択肢について根拠を明らかにしながら正誤判定できる」ように心がけましょう。個数問題・組み合わせ問題に対応する基本でもあります。

すべての選択肢について根拠を明らかにしながら正誤判定ができるようになったら、誤っている問題のどこを変えれば正しい問題になるのかについても考えるようにしましょう。理解度がぐっと上がります。

◆『トリセツ基本テキスト』・『トリセツ基本問題集』はともに3分冊。分冊したときに見栄えが良くなる背表紙シールが付いています。

『トリセツ基本テキスト』にはさらに付箋(ペンギン)と編ごとに色分けしたテーマ別インデックスシールが付いています。

◆『トリセツ』は出版時期が10月後半なので、早くから勉強できることもメリットです。

ただし、『トリセツ』にもデメリットがあります。

最大のデメリットはどこが法改正点なのかわからないことです。

宅建試験は最新法改正点から出題されやすいという明確な傾向があります。法改正点は宅建士として知っておかなければならないからです。

このデメリットを『とらの巻』で補い、『ウォーク問』を解きまくってさらに数多くの過去問を習熟することが宅建学習の第3段階です。

第3段階:『宅建士 とらの巻』で法改正点をおさえ、『ウォーク問』で数多くの過去問を習熟する

『どこでも宅建士 とらの巻 短期決戦型速習テキスト』・『2022年版 出る順宅建士 ウォーク問過去問題集1・2・3』

第3段階の学習は法改正点をきっちりおさえた上で数多くの過去問を習熟することです。

法改正点の学習に最適なのが『どこでも宅建士 とらの巻 短期決戦型速習テキスト』です。

◆『とらの巻』は例年5月下旬発売です。市販テキストでは発売日がもっとも遅いですが、その分、法改正点が網羅されています。

テキストには最新改正点のみならず過年度改正点にもマークが施されています。

2021年版のページ数は本文テキスト493ページ+別冊付録の直前暗記集『どこでも宅建士 とらの子』31ページでした。『とらの子』は宅建基本知識を切り離せる小冊子です。どこでも持ち歩き、ボロボロになるまで使い倒しましょう。

『とらの巻』も非常にコンパクトなテキストです。ただし『トリセツ』と違って余白はほとんどありません。みっちり詰まったテキストです。


その分、説明は『トリセツ』よりも丁寧です。

『トリセツ』で学習した知識を『とらの巻』で再インプットかつ補強しましょう。

◆画像は2021年版です。Amazonへのリンクも2021年版です。Amazonではテキストのイメージを確認しておくのにとどめ、購入は来年5月まで待ちましょう。

2021年版どこでも宅建士とらの巻短期決戦型速習テキスト表紙画像

2021年版どこでも宅建士とらの巻短期決戦型速習テキスト表紙画像

◆『とらの巻』で再インプットしたら、『とらの巻』と連携している『ウォーク問』でアウトプットし、過去問を習熟しましょう。

『ウォーク問』は2021年12月にかけて発売されました。

『出る順宅建士 過去30年良問厳選問題集』

◆『ウォーク問』でアウトプットを繰り返し、知識が定着して正答率が100%に近づいたら、『過去30年良問厳選問題集』を使って120分で50問を解いてみましょう。

この問題集は模試形式となっています。問題は本試験で実際に出題された過去問から構成されています。

このため、市販予想模試にありがちな奇問珍問(例えば「次のうち、どれが地目にあてはまるか」などという本試験では絶対に出ない問題)が収録されていません。2020年版から発売されて以来、かならずおすすめしています。

リンクは2021年版です。2022年版の発売予定がわかり次第、リンクを差し替えます。

◆ここより先は2021年版宅建テキスト・問題集のレビュー記事です。おすすめできるものについては少しずつ2022年版にアップデートしていきます。お待ちください。 

その他の宅建テキスト・問題集・12年過去問題集

TAC みんなが欲しかった!宅建士の教科書

TAC『みんなが欲しかった!宅建士の教科書』は約600ページ・無駄な内容も省かれている宅建テキストです。

ページ数・内容からすれば周回しやすい宅建テキストの範疇には入るものの、テキスト・図表ともデザインが見難いです。ただ、気にならない方も例年たくさんいるようです(毎年Amazon売れ筋ランキングで本書がベスト1になっています)。

『2021年度版みんなが欲しかった!宅建士の教科書』表紙画像

『2021年度版みんなが欲しかった!宅建士の教科書』表紙画像


◆2020年度版よりも権利関係が1ページ、法令上の制限・税・その他が3ページ増え、参考編が3ページ減りました。合計602ページの宅建テキストです(ページ数に索引含まず)

◆フルカラーですが、赤シートにも対応しています。

◆内容自体は無駄が省かれていて問題ありません。本書のコンセプトとして、はしがきには「「読む」というより「見て」わかる本」とあります。とはいえ、文章が少なすぎるわけでもありません。というのは、小さい文字が多用されているからです。

「見て」わかる本を目指したため、イラスト付き要点解説=「板書」を中心として学習するスタイルになっているのですが、この「板書」に小さな文字や大小・各色のフォントが散りばめられています。

正直言って、目が非常に疲れます。ブログ管理人には本書のデザインは合いませんでした。

ただ、この点は受験生によって判断が別れるでしょう。とくに問題ない方もいるかと思われます。Amazonの商品ページで本書の一部を目視できます。かならずご確認ください。

内容については【購入レビュー】2021年度版 みんなが欲しかった! 宅建士の教科書 をご参照ください。

④条文番号も含めて学習したい方に唯一おすすめできるのは『パーフェクト宅建士 基本書』だけ

2021年版パーフェクト宅建士基本書表紙画像

2021年版パーフェクト宅建士基本書表紙画像

テキスト部分が650ページ以内で条文番号が記載されている宅建テキストとして唯一おすすめできるのは『パーフェクト宅建士 基本書』だけです。

  • リニューアルによってテキスト部分が650ページ以内となり、完走しやすくなった
  • 650ページ以内の宅建テキストで条文番号も含めて学習したい受験生向け
  • これと言った欠点は見当たらないものの、テキストのデザインについては好みがわかれるかもしれない

問題集もありますが、2021年版はテキストとリンクしてませんでした。2022年版がリンクしているかどうかは未確認です。

詳細は【購入レビュー】2021年版 パーフェクト宅建の基本書【購入レビュー】2021年版 パーフェクト宅建士 分野別過去問題集 、および【購入レビュー】2021年版 パーフェクト宅建士 一問一答 をご参照ください。

サブテキスト

なんとなく宅建マンガを買うならこっちがおすすめ→ゼロからスタート!水野健の宅建士1冊目の教科書

ゼロからスタート!水野健の宅建士1冊目の教科書2021年度版 表紙画像

ゼロからスタート!水野健の宅建士1冊目の教科書2021年度版 表紙画像

これから宅建の勉強を始めようとする初学者が、明確な目的なしになんとなく宅建マンガを買おうとしているなら、『ゼロからスタート!水野健の宅建士1冊目の教科書』を読むことをおすすめします。

以下、【購入レビュー】ゼロからスタート!水野健の宅建士1冊目の教科書 2021年度版からの抜粋です。

◆本書のボリュームは222ページ。宅建テキストでもコンパクトな部類に入る上記3冊の半分以下しかありません。

◆基本的に見開き2ページで1単元、左ページに文章(800字弱)、右ページの重要ポイントをまとめています。※初めて読むときは重要ポイントはさっと目を通すだけでかまいません。1回読んだ程度じゃ覚えられないからです。

◆本書は、とにかく最後まで完読することを目的にデザインされています。見開き2ページに目を通すのに5分もかかりませんので、500分ほどで通読できるでしょう。

800字弱の限られた文字数のなかで、宅建本試験を解くのに重要なトピックが読みやすい文章で書かれています。文章が秀逸です。

◆これ1冊ではテキストとしては情報量を絞り込まれすぎなのですが、宅建勉強の最初の1冊には適しています。

本書に目を通して宅建士試験の全体をつかんだら、次の宅建テキスト・問題集・過去問題集に移行するとスムーズにステップアップできると思います。

水野健の宅建士合格ブリッジ一問一答

水野健の宅建士合格ブリッジ一問一答表紙画像

水野健の宅建士合格ブリッジ一問一答表紙画像

◆水野先生の2冊目の宅建本となります。

『ゼロからスタート!水野健の宅建士1冊目の教科書』は宅建試験範囲の把握に役立ちます。

◆一方、『水野健の宅建士合格ブリッジ一問一答』は、一問一答をさくさく解いて基礎をチェックするのにとても役立つ1冊です。

◆本書は、①各項目のキーワードを「理解の視点」ページで確認してから、②一問一答を解く、という構成になっています。

一問一答は、問題文のすぐ下に解答・解説が書かれています。

この形式は見たことがないので、どう読み進めようかとまどいました。結局、左手でページをめくり、右手で解答を隠しながら問題を解いてみたのですが・・・

視点の移動が少なくて済むため、問題を解いて解説を読むのがとても楽でした。

問題文自体が簡潔なのもあいまって、非常に解き進めやすいです。

◆宅建は4肢択一形式で出題されますが、「1つ1つの肢問について根拠をもって正誤判定できるようにすることが大切」というのが管理人の考えです。

本書にも同じことが書かれています。「一問一答はなんとなく○×を付けるのではなく、バツなら「何でバツなのか」といった理由を考えましょう」とあります(前書きp.5)。

そして、これだけでは済まないのが水野先生。文章はこう続きます。

「また、答えがマルのものはマルでしかないのですが、「その問題文のどこを変えると、自分も他の受験生もひっかかるかな」と考えてみてください。
 このような発想で学ぶと、出題者の思考回路が持てるようになり、出題の意図がつかみやすくなります。ぜひ実践して合格力を高めましょう!」

◆管理人は「1つ1つの肢問について根拠をもって正誤判定」すれば十分と考えていましたが、水野先生は「出題者の思考回路」をいう一歩先ゆく考え方を受験生に身に付けてほしいと考えています。

◆試験対策は、基本は今使っているテキストと問題集を徹底することであり、あれこれを教材を増やすことはあまりおすすめできません。

ただし、4肢択一形式の問題集を周回して「もう解答番号覚えちゃったからなあ」と惰性で学習している方には、本書を使って基礎知識をチェックし、さらに余力があれば問題文のどこをどう変えれば正解・不正解になるのかについて考えながら問題に取り組んでみると良いでしょう。

宅建みやざき塾の 宅建士 2択でチェック!(2021年版)

宅建みやざき塾・宮嵜晋矢先生による本書もサブテキストとして有効です。ただし教材はあまり手を広げすぎないほうが良いです。

おすすめ問題集

宅建問題集はテキストとリンクしているものを選ぶのが鉄則です。です。テキストとリンクしている問題集は、各問についてテキストのどこを参照すれば良いのか出題ページに明記されています。調べたいときにテキストのどこを見ればよいのかが一目でわかる構成になっています。

一方、テキストにリンクしていない問題集を選ぶとこの手間が増え、余計な時間がかかります。

なお、問題集は4肢択一のそれぞれの肢問について、かならず根拠をはっきりさせながら一問一答のつもりで正誤判定することを強く強くおすすめします。※『宅建士 合格のトリセツ 基本問題集』と『出る順宅建士 ウォーク問過去問題集』はすでの紹介済みですので、このセクションからは省きました。

『みんなが欲しかった!宅建士の問題集 本試験論点別』

テキストを『みんなが欲しかった!宅建士の教科書』にした方は『みんなが欲しかった!宅建士の問題集 本試験論点別』で学習しましょう。

2021年度版みんなが欲しかった!宅建士の問題集本試験論点別表紙画像

2021年度版みんなが欲しかった!宅建士の問題集本試験論点別表紙画像

◆『2021年度版 みんなが欲しかった!宅建士の問題集 本試験論点別』はA5サイズ。宅建業法、権利関係、法令上の制限・税・その他の3分冊です。

◆見開きの左ページに問題、右ページに各肢の解答・解説が記載されています。右ページを隠しながら問題を解きましょう。

◆付録として赤シートがついてます。右ページに赤シートを置くと各肢の正誤を各肢ながら学習できます。

◆本書は全体として小さめなフォントを使っているため、管理人には読みにくく感じました。ただし、感じ方は個人差がありますので、購入を検討する際はAmazonや書店で確認してからにしてください。

◆全部で313問を収録しています。313問の内訳は次の通りです。

  1. 宅建業法→109問
  2. 権利関係→95問
  3. 法令上の制限→62問
  4. 税・その他→47問

統計についての問題はありません。

◆本書では、問題の難易度をA〜Cの3段階に分けています。

  • Aランク→「やさしめの問題(かならずマスターしよう)」
  • Bランク→「ふつう程度の問題(このレベルまでは頑張ってマスターしよう)」
  • Cランク→「難しい問題(学習が進んでいない人は後回しでも・・・)」

なお、難易度は()内の文言も含め本書のはしがきからそのまま引用しましたが、()内の文言のフォントが非常に小さく、管理人はハズキルーペを使わないと読めませんでした。

また、本書は『2021年度版 みんなが欲しかった! 宅建士の教科書』とリンクしていますが、テキストの該当ページを示すフォントもこれまた非常に小さいです。

このように、本書では小さなフォントが多用されているため、視認しにくいと感じた箇所がたくさんありました。この点を考慮しながら購入するかどうかご検討ください。

◆難易度別の収録問題数は次の通りです。

  • 宅建業法→Aランク問題57問、Bランク問題50問、Cランク問題2問
  • 権利関係→Aランク問題36問、Bランク問題53問、Cランク問題6問
  • 法令上の制限→Aランク問題31問、Bランク問題27問、Cランク問題4問
  • 税・その他→Aランク問題23問、Bランク問題22問、Cランク問題2問

313問の難易度構成はAランク147問、Bランク152問、Cランク14問でした。

ちなみに『2021年版 宅建士 合格のトリセツ 基本問題集』は300問中Aランク270問、Bランク24問、Cランク6問という構成ですので、初学者には『トリセツ』のほうがよりとっつきやすい問題集と言えます。

なお、問題を解くときは、かならず「すべての選択肢について」根拠を明らかにしながら正誤判定できるようにしましょう。個数問題・組み合わせ問題への対応にもつながります。

◆本書の問題文ページの下には5回分のチェック欄があります。最低でも5回は周回して基礎を習得し、次の問題集(『ウォーク問』)に移行すると良いでしょう。

◆法改正情報や令和2年度宅建本試験問題のダウンロードなどのネットサービスについては本書でご確認ください。

◆収録問題の難易度構成とデザイン(フォントの大きさと種類)については決して初学者向けとは言い難いものがあります。ただ、テキストを『2021年度版 みんなが欲しかった! 宅建士の教科書』にした場合の選択肢は本書にせざるを得ません。

本書は、テキストとともに毎年Amazon売上が1位のようです。しかしながら、売れているからと言ってそれが宅建初学者に合うものとは限りません。

購入の際はしっかり吟味なさることを強くおすすめします。

おすすめ12年分過去問題集

宅建過去問題集は、最低10年分が収録されていて、各問・各選択肢に難易度・重要度が明記されているものが良いです。

宅建は原則としてすべての肢を一問一答のつもりで解くべきです。個数問題・組み合わせ問題対策のためです。

しかしながら、中には深入りする必要の無い肢(捨て問・捨て問題)が紛れ込んでます。例えば平成27年度問4がそうです。

平成27年度問4について、『2021年度版みんなが欲しかった!宅建士の12年過去問題集』では「できなくても問題ナシ」、『2021年度版 スッキリとける宅建士 論点別12年過去問題集』では「肢1、2、3が特に重要」と表記されています(購入してご確認ください)。どちらも直近12年分の過去問を収録しています。

これら2冊をおすすめします。

※両者の大きな違いは過去問の並べ方です。

◆例えば"時効"について、"重要事項説明"についてなど、項目ごとに集中的に過去問に取り組むには『2021年度版 スッキリとける宅建士 論点別12年過去問題集』がとても便利です。

 

過去問1年分50問ずつ学習するには『2021年度版みんなが欲しかった!宅建士の12年過去問題集』がベストです。合格点が高い年から低い年の順に掲載されています。


直近12年分の過去問題を収めた宅建過去問題集のレビューは「【宅建士試験2021】おすすめできる/できない宅建過去問題集:詳細レビュー」をご参照ください。

過去問と正解番号は不動産適正取引推進機構HPに掲載されてはいますが、残念ながら法改正に対応していません。必ず法改正に対応した過去問で学習しましょう。

【スポンサーリンク】

 

初学者におすすめできない宅建テキスト

LEC『出る順宅建士 合格テキスト』

初学者に最もおすすめできない宅建テキストはLEC『出る順宅建士 合格テキスト』です。

本書は宅建試験には完全にオーバースペックの宅建テキストです。宅建試験に出題されない情報までこれでもかと詳細に記載されていますので、初学者には絶対おすすめできません。あくまで参考書・辞書として使うのにとどめておきましょう。

2021年版 出る順宅建士 合格テキスト1〜3 表紙画像

2021年版 出る順宅建士 合格テキスト1〜3 表紙画像

LEC『2020年版 出る順宅建士 合格テキスト』基本データです。 このテキストは3冊構成になっています。「3分冊」ではなく「3冊」です。


◆このテキストは次の3冊から成っています。

  1. 権利関係(428頁)
  2. 宅建業法(306頁)
  3. 法令上の制限・税・その他(473頁)

ページ数はいずれもテキスト部分のみ(巻頭の「はしがき」や「本書の使い方」は含まず)、総計1,207ページです。ブログ管理人が知る限りでは市販の宅建テキスト中、最大の分量を誇ります。

◆すでに述べたとおり、宅建本試験で覚えておくべき「○○法○○条」はごく限られます。

それにもかかわらず、本書では権利関係のみならず法令上の制限に至るまで条文番号が記載されています。条文自体が書かれているものもあります。他には類を見ない宅建テキストです。

ちなみに国土利用計画法はなんと24ページも割いて詳細に説明しています。そこまでの知識は宅建合格には不要です。

  • 市販宅建テキストで最高の情報量を誇る
  • 時間に余裕のある受験生向け
  • インターネットアフターサービスあり
  • 初学者がさくさく読み進められるテキストではない

試験範囲を超えてまでもがっちり勉強したい方にとってこれ以上のテキストはないでしょう。詳細は【購入レビュー】出る順宅建士合格テキスト2021年度版 をご参照ください。

 

 

初学者におすすめしにくい宅建テキスト

その他の宅建テキストです。おすすめしにくいです。

LEC『2020年版 出る順宅建士 合格テキスト』ほどではないにしても、分量が多いテキストや合格に不要なテキスト、デザインが練られていないテキストは独学・初学者にはあまりおすすめできません。

とはいえ、これらの中にも受験生各自のニーズに合うテキストがあるかもしれません。

基本データと特徴のみお伝えしますので、気になるものがあれば各テキストの詳細レビューをお読みください(当ブログのカテゴリー「宅建テキスト・問題集」をクリックしてください)。

TAC スッキリわかる宅建士 中村式戦略テキスト

二色刷・分冊タイプのTAC『2021年度版 スッキリわかる宅建士 中村式戦略テキスト』も合格に不要な情報がカットされていて読みやすい宅建テキストです。しかしながら、2020年度版にくらべて100ページ近く増量されたため、完走しにくいテキストとなってしまいました。

2021年度版スッキリわかる宅建士表紙画像

2021年度版スッキリわかる宅建士表紙画像


◆本書も本文テキスト・図表いずれも「スッキリ」読みやすくデザインされています。

二色刷のほうが読みやすく感じる方にはこちらがおすすめです。

気になるのはテキストの強調箇所と本文・注釈を区切る縦線等の装飾の色があまり区別されていないため強調箇所が埋もれてしまいかねないことと、ページ端注釈のフォントが小さいことくらいです。

◆2021年度版は724ページ数となり、前年度版の638ページから大幅に増量されています。その分、完走しにくくなっています。

また、リンクしている問題集がありません。本書をメインテキストとした場合、リンクしていない問題集を別途選択しなければなりません。受験生に負担がかかるため、マイナス要素と言わざるを得ません。

  • スッキリ読みやすい(ただし強調箇所が埋もれてしまいかねない)
  • 無駄を省いた内容
  • インターネットアフターサービスあり
  • ページ数が増えたため前年度版より完走しにくくなった

 

◆詳細は【購入レビュー】スッキリわかる宅建士 中村式戦略テキスト2021年度版をご参照ください。

TAC『わかって合格る 宅建士基本テキスト』

2021年度版わかって合格る宅建士基本テキスト表紙画像

2021年度版わかって合格る宅建士基本テキスト表紙画像
  • 図表は見やすい
  • テキスト本文に過去問出題年が表記されていて、頻出箇所がすぐ判別できる
  • インターネットアフターサービスあり
  • 本文テキストに複数種のフォントが混在しているため、目が疲れやすい(人によりけりなので要確認)
  • 『出る順宅建士 合格テキスト』ほどではないけれど情報量はかなり多い。宅建合格に不要な情報も記載されており、初学者がさくさく読み進められるテキストとは言えない

4分冊できるため携行性には問題ありません。ただし、全体的に小さいフォントで文字数を詰め込んでいます。テキスト部分のページ数は640ページとなっていますが、実質の分量はかなり多いため、初学者が完走しやすいテキストとは言い難いです。

◆詳細は【購入レビュー】TACわかって合格る宅建士基本テキスト2021年度版をご参照ください。

なお、本書にはリンクしている問題集があります。

一問一答集もあります。

日建学院『どこでも学ぶ宅建士 基本テキスト』

2021年度版どこでも学ぶ宅建士基本テキスト表紙画像

2021年度版どこでも学ぶ宅建士基本テキスト表紙画像
  • 丁寧に書かれている(その分、情報量は多い)
  • 時間に余裕のある受験生向け
  • インターネットアフターサービスあり
  • 初学者がさくさく読み進められるテキストとは言い難い
  • 情報量が多いため、あまり勉強時間がとれない受験生にはおすすめしない

◆丁寧に書かれている良い宅建テキストではあります。ただし、小さい字が詰め込まれているためページ数以上に分量が多めです。完走しにくいテキストです。

◆詳細は【購入レビュー】日建学院 2021年度版 どこでも学ぶ宅建士 基本テキスト をご参照ください。

分冊タイプより1冊まるごとのテキストのほうが好みなら本書が適しているかもしれません。

本書とリンクしている問題集です。本書をテキストに選んだ方は、本書とリンクしている問題集を購入しましょう。

宅建学院『らくらく宅建塾』

2021年版らくらく宅建塾 表紙画像

2021年版らくらく宅建塾 表紙画像
  • 昔ながらのテキストが好みの受験生向け
  • 10秒以内で覚えられる語呂合わせには良いものがある
  • 宅建本試験に不要な知識や覚えにくい語呂合わせまで記載されているのは気がかり

◆詳細は【購入レビュー】2021年版 らくらく宅建塾 をご参照ください。辛口レビューです。

◆覚えにくい語呂合わせを多用しているためおすすめできません。また、本書と連携している問題集は3冊もあります。基礎学習には不向きと言えます。

『ユーキャンの宅建士速習レッスン』

2021年版ユーキャンの宅建士速習レッスン表紙画像

2021年版ユーキャンの宅建士速習レッスン表紙画像

ユーキャンの2022年版宅建テキストは完全リニューアル!3分冊616ページとコンパクトになったため、基礎固め用テキストとして選択肢に上がるように!!近日中にレビュー予定です。

 


◆1冊丸ごとから分冊タイプとなりました。

◆以下は2021年版についてです。【購入レビュー】2021年版 ユーキャンの宅建士速習レッスン に書きました。以下、抜粋します。

◆総ページ数は722ページ(索引含む)。ブログ管理人が知る限りでは市販の宅建テキストで最高の分量を誇るLEC『出る順宅建士 合格テキスト』より500ページほど少ないものの、TAC『わかって合格る 宅建士基本テキスト』より50ページほど、LEC『宅建士合格のトリセツ 基本テキスト』より200ページほど多いです。宅建テキストの中では分量が多い部類に入ります。初学者にはあまりおすすめできません。

◆条文番号は書かれていません。ただし、国土利用計画法には18ページも費やしています。規制区域については欄外アドバイスに「出題の可能性がかなり低いのであまり細かい知識を詰め込む必要はありません」とありますが、それなら事前届出制とともにもっと簡略すれば良いのに、と思います。

◆宅建士の罰則もぎっしりとは詰め込まれてはいませんが、ユーキャンの通信講座テキストには記載している受験生へのアドバイスがありませんでした。通信講座と市販テキストでは価格がぜんぜん違うため差別化を図るのは理解できますが、問題分析の結果を読者に伝える配慮が今一つと指摘せざるを得ません。

『宅建士基本テキスト タキザワ講義付き。』

2021年版宅建士基本テキスト タキザワ講義付き。表示画像

2021年版宅建士基本テキスト タキザワ講義付き。表示画像
  • 動画講義とリンクしている
  • テキストは総じて読みやすい
  • インターネットサービスがとても充実している
  • 分量が多く、リンクしている問題集がない

タキザワ宅建予備校の動画講義と連携している上、登録すれば同校の校内テストおよび質問広場も利用できるなど、インターネットサービスが充実しています。

テキスト自体は分量が多いこと、条文番号が含まれていること、リンクしている問題集がないことから初学者にはおすすめできませんが、条文番号付きの丁寧なテキストを好みの受験生には選択肢に上がるでしょう。

本書のレビューは【購入レビュー】2021年版 宅建士基本テキスト タキザワ講義付き。をご参照ください。

プライバシーポリシー/運営者情報/©2018-2021 賃貸不動産経営管理士試験合格応援ブログ https://www.chintaikanrishi.com