【2023年1月30日】2023年度宅建試験まで残り258日!がんばりましょう!
宅建試験に合格するにはどうすればよいでしょうか?
明確な答えは「その年の合格点をクリアする」ことです。
では、「その年の合格点をクリアする」にはどうすれば良いでしょうか?
その答えは人によっていろいろかもしれません。
でも、あるデータから確実に言えることがあります。
それは、「合格者正解率(正答率)60%以上の問題を確実に得点できれば平成27年度以降の10回の宅建試験に合格できた」という実にシンプルな結果です。
そう、宅建試験合格の要となるのは過去問の合格者正解率(正答率)なのです!過去問の合格者正解率(正答率)を常に意識しながら効率良く宅建過去問を習熟してください!!
注1:ここから先は「合格者正解率」で統一して話を進めます。
注2:この記事を書くにあたって、データの入手・入力・分析・執筆にけっこう時間がかかりました。ブログではなく有料noteにしていくばくかの対価をいただこうかとも思いましたが・・・一人でも多くの宅建受験生の合格を応援になればと思い無料のブログ記事として公開することとしました(有料noteにすると料金を払った受験生しか情報を得られません。それは当ブログの趣旨とは相容れません)。
この記事を読んでくださった全ての宅建受験生の合格のお手伝いができれば幸いです。お読みになって内容に納得した方はぜひtwitter、facebookなど他の受験生にお知らせくださりますよう、お願いいたします。
宅建試験過去問でクリアすべき合格者正解率は何パーセントなのか?
◆宅建試験は1958(昭和33)年に始まって歴史の古い資格試験であり、現在は毎年20万人以上が受験しているものすごく大規模な資格試験です。このため多数の資格スクールが毎年自己採点サイトを公開し、データを蓄積しています。
そんな中、資格スクール大手のLECは自己採点データを分析し、平成27年度以降、宅建試験50問すべてについて合格者正解率等を公表しています(令和元年度以前は公表終了)。また、平成26年度以前のデータについても『出る順宅建士 ウォーク問過去問』や『出る順宅建士 過去30年良問厳選問題集』に掲載しています。
管理人はLECが公表した合格者正解率等データを平成27年度から記録しています。この記事で紹介するのはその一部となります。
今回用いるデータについて簡単に説明します。
◆平成27年度宅建試験でもっとも正解率が高かったのは問50(建物)、合格者正解率99.1%でした。
一方、もっとも合格者正解率が低かったのは問14(不動産登記法)、合格者正解率22.1%でした。
このように50問全ての合格者正解率をExcelに入力し、合格者正解率の高い順に並べます。
50問全てについて合格者正解率の順に並べたら、高い順に上から31番目の合格者正答率を見ます。平成27年度宅建試験の合格点が31点だったからです。
このようにして、平成27年度〜令和4年度まで9回の宅建試験について、それぞれの試験の合格点における合格者正解率を表にしました。
注:作業そのものはごく簡単ですが、入力するにはそれなりに時間がかかりましたので、以下についてのデータ及び表についての無断転載は一切禁止とさせていただきます。ツイッター等SNSにスクリーンショットを転載することも厳禁です。掲載するときは必ず当記事URLを明記してください。
では表を見ていきましょう。
◆平成27年度〜令和3年度10月試験までの8回の宅建試験の合格点における合格者正解率は以下の通りとなります。
年度(合格点) | 合格者正解率 |
---|---|
H27(31点) | |
H28(35点) | |
H29(35点) | |
H30(37点) | |
R元(35点) | |
H2・10月(38点) | |
R2・12月(36点) | |
R3・10月(34) | |
R3・12月(34) | |
R4(36点) | |
※データはLECより引用
もっとも低い年(平成27年度)で66%でした。このことから合格者正解率66%以上の問題を確実に得点できればどの回の宅建試験でも合格できた、ということがわかります。
ただし、この合格者正解率は各年度の合格点ピッタリの数値です。これまでの合格点の最高は令和2年10月試験の38点でした。この事実から、宅建試験では最低でも38点取ってほしいといろんな記事で述べています。
とはいえ、近年の合格点は37点、38点と高くなっているため、もしかしたら38点でもちょっと安心できないかもしれません。やはり40点は取っておきたいところです。
そこで、各年度の38点および40点の合格者正解率も調べてみました。次の表を見てください。
年度(合格点) | 38点正解率 | 40点正解率 |
---|---|---|
H27(31) | ||
H28(35) | ||
H29(35) | ||
H30(37) | ||
R元(35) | ||
H2・10月(38) | ||
R2・12月(36) | ||
R3・10月(34) | ||
R3・12月(34) | ||
R4(36) | ||
※データはLECより引用
38点の場合、もっとも低い年(平成27年度)で50.5%でした。
40点の場合、もっとも低い年(平成27年度)で50.3%でした。
◆平成27〜令和4年度試験の結果から言えることは次の3つです。
- 合格者正解率66%以上の問題を確実に正解できれば宅建試験に合格できる。
- 合格者正解率50.5%以上の問題を確実に正解できれば宅建試験に38点で合格できる。
- 合格者正解率50.3%以上の問題を確実に正解できれば宅建試験に40点で合格できる。
※平成27年度宅建試験が難しかったことが結果に大きく影響していることは否めません。
とはいえ、令和3年度10月試験で40点取るには合格者正解率54%以上、42点取るには50.6%以上の問題を確実に取っておく必要がありますし、何より本番では緊張・周囲の雑音から冷静なときなら正解できる問題でも間違うことがあります。また、66%というデータについても、余裕を持たせるため60%にしたほうが良い結果につながると思われます。
そこで、当記事での宅建合格の目標は「合格者正解率50%以上、少なくとも60%以上の過去問について、確実に全問全肢正解できるようにすること」とします。
以上をまとめます。宅建受験生に徹底してもらいたいのは次の3点です。
<宅建試験に合格するために>
- 合格者正解率50%以上の過去問について、全問全肢確実に正解できるようにする。
- 少なくとも合格者正解率60%以上の過去問について全問全肢確実に正解できるようにしておく。
- 確実に正解するため、全ての肢について根拠を明確にしながら正誤判定する。
★合格者正解率50%以上の過去問を確実に正解できる状態にしておいても、試験本番でも同じように解けるとは限りません。管理人は過去問10年分の宅建業法の正解率を100%にして本番に臨みましたが、それでも16点しか取れませんでした・・・
試験本番では緊張と周囲の雑音から日頃の実力が発揮しきれない場合が多々あります。日頃の正解率が80%程度で本番に挑んだらそれ以下の結果しか得られないのは自明です。
少なくとも合格者正解率60%以上の過去問、できれば合格者正解率50%以上の過去問については全問全肢を根拠を明確にしながら正誤判定し、確実に正解できるようにがんばりましょう!
合格者正解率が記載されていない問題集で学習している方は重要度・頻出度ランクBまでの問題(A・B・Cランク分けならAB問題、S・A・B・Cランク分けならSAB問題)を確実に正解できるようにしておきましょう。
合格者正解率と受験者正解率のどちらを重視すべきか?
◆合格者正解率と同様のデータが受験者正解率です。では合格者正解率と受験者正解率のどちらのデータを重視すべきでしょうか?
受験者正解率についてもデータを表にしてみました。
平成27年度〜令和3年度10月試験までの8回の宅建試験の合格点における受験者正解率は以下の通りとなります。
年度(合格点) | 合格者正解率 |
---|---|
H27(31) | |
H28(35) | |
H29(35) | |
H30(37) | |
R元(35) | |
H2・10月(38) | |
R2・12月(36) | |
R3・10月(34) | |
R3・12月(34) | |
R4(36) | |
※データはLECより引用
もっとも低い年(平成27年度)で56.5%でした。
つまり、受験者正解率56.5%以上の問題を確実に得点できればどの回の宅建試験でも合格できた、ということがわかります。
各年度の38点および40点の受験者正解率も調べてみました。次の表を見てください。
年度(合格点) | 38点正解率 | 40点正解率 |
---|---|---|
H27(31) | ||
H28(35) | ||
H29(35) | ||
H30(37) | ||
R元(35) | ||
H2・10月(38) | ||
R2・12月(36) | ||
R3・10月(34) | ||
R3・12月(34) | ||
R4(34) | ||
※データはLECより引用
38点の場合、もっとも低い年(平成27年度)で44.2%でした。
40点の場合、もっとも低い年(平成27年度)で41.4%でした。
したがって、受験者正解率40%以上の問題を確実に正解できれば宅建試験に40点で合格できる、と言えます。
※難しかった平成27年度を除けば、受験者正解率50%以上の問題を確実に正解できれば宅建試験に40点で合格できる、と言えます。
◆では、どちらのデータをより重視すべきでしょうか?
管理人は、より重視すべきデータは合格者正解率と考えます。
なぜなら、受験者正解率40%の問題まで学習範囲を広げると問題集を周回しにくくなるからです。
例えば令和3年10月試験で受験者正解率40%の問題は50問中44問が、令和2年10月試験ではじつに50問中47問が該当します。もちろん学習するにこしたことはありませんが、AB問題(あるいはSAB問題)の習熟に時間を割くべきでしょう。
ただし、LECは『出る順宅建士 ウォーク問過去問』と『出る順宅建士 過去30年良問厳選問題集』に合格者正解率・受験者正解率両方のデータを問題集に掲載しているのに対し、日建学院は分野別問題集『厳選過去問』に合格者正解率、年度別問題集『10年間の本試験問題』に受験者合格率を掲載しています。
したがって、LEC問題集と日建学院分野別問題集は合格者正解率50%以上を、日建学院年度別問題集では受験者正解率40%以上を目安にすると良いと思います。
◆なお、合格者正解率・受験者正解率が記載されていない問題集を使っている受験生は、市販テキストを利用しているならAB問題を、通信講座を利用しているなら問題集に載っている全ての問題の全ての肢問についてまで確実に正解できるようにしましょう!>
令和5年度宅建試験に本気で合格したい方へのメッセージ(合格への近道)
◆令和5年度宅建試験に本気で合格したい方へ管理人が伝えたいことは次の2点です。
- 1日でも早く宅建の勉強を始める
- 合格可能性を少しでも上げるため、合格実績の高い宅建教材を利用する
①宅建試験の合格に必要な学習時間は概ね300〜400時間と言われてきましたが、昨今の難化傾向から「最低」でも400時間と考えた方が良い状況となっています。
400時間は1日4時間勉強できれば100日でクリアできますが、仕事をしながら、学校の勉強をしながら、家事・育児・介護をしながら100日間毎日4時間以上勉強し続けるのはものすごく大変です。
人によっては短期集中のほうが良い結果を出せるかもしれませんが、管理人の宅建受験1年目は残り日数が少なくなればなるほど焦ってしまって勉強したことが定着しにくくなりました。焦りは禁物と身にしみました。
1日でも早く良い教材を選び、令和5年度試験合格に向けて勉強を始めてほしいと思うばかりです。
早いうちから学習を始めれば1日の勉強時間は少なくて済みます。
余裕を持って日々の学習に取り組めるのは大きなメリットですし、計画的に学習する習慣を身につけることは一生の財産になります。
②管理人は、「年に1回しか実施されない上、合格率が20%を切る資格試験」=宅建試験に合格するためには資格スクールや通信講座、とくに費用の面から受講しやすい通信講座を利用して合格可能性を少しでも高めるほうが良いと考えています(宅建通学講座は一般的に10万円以上かかる上、開講時期が遅いですが、後述する通信講座はどれも8万円以内ですでに開講しているものもあります)。
◆通信講座の利用を強くすすめるには理由があります。市販テキストには合格に直結する情報がのっていない場合が多いからです。
実際にユーキャンの通信講座と市販テキストを比べてみたところ、通信講座には「ここはほぼ出題されないから深入りしないこと」と指示されていることが、市販テキストには書かれていませんでした。
会社も商売ですから、安い市販テキストには合格に直結する重要な情報を書かないんですね。
◆通信講座の受講にはそれなりにお金がかかります。
でも、プロの手による良い教材を使えば、独学であれこれ調べながら学習するより何倍も効率良く学習できます。
令和5年度宅建合格の可能性を高めたいのであれば対価を惜しまないのが献策です。
※管理人自身、宅建試験1回目はなるべくお金をかけずに合格しようと思って市販テキストと500円アプリしか使いませんでした。
でも合格点にわずか2点足りず不合格・・・とても悔しかったです。
翌年も市販テキストで挑む、という選択肢はありましたが、安価な市販テキストでの独学合格にこだわって2回も3回も宅建試験を受けるのは時間の大きな損失と考え、合格可能性を高めるためにDVD教材を購入しました。何年も宅建ばっかり勉強するなんてほんと嫌ですから!
いつでもどこでも教材を視聴できるようにとポータブルDVD再生機も購入し、さらに有料ライブ講義にも参加しました。教材だけで8万円ほど、全部で10万円ちょっとかかりましたがきっちり合格できました。対価を惜しまなかった選択は正しかったと心から思っています。
資格手当が支給される会社にお勤めの方ならかかった費用はすぐ取り戻せますし、なにより時間はお金より大切だからです。
宅建に1回で受かっておけば次の年は他の資格をとったり上位資格に挑戦してキャリアアップに時間を使えます。管理人は宅建合格後に不動産キャリアパーソン、賃貸不動産経営管理士、FP2級を取得しました。今は上位資格取得を目指しています。
令和5年度宅建試験に合格する可能性を少しでも上げたい受験生は、市販テキストでの独学にこだわらず、資格スクールや通信講座教材の利用を検討してみてください。
◆そうは言っても、どの資格スクール・通信講座を選べば良いのか迷うと思います。
管理人がお伝えできることは、通信講座の中でもより合格率実績の高い教材を選ぶべき、ということだけです。
◆そこで、信頼性がより高い情報を得るため厚労省がネットで公表している教育訓練給付制度[検索システム]で
- 300名以上が利用かつ宅建試験を受験し、
- 宅建試験合格率が50%以上
の宅建講座を調べてみました。
これらの条件に該当したのはフォーサイトとユーキャンだけでした。
◆合格率データです。
- フォーサイト:合格率81.6%(通信・宅地建物取引士バリューセット3、令和3年度受験者474名中387名合格)
- フォーサイト:合格率62.5%(通信・宅地建物取引士バリューセット2、令和2年度受験者1,385名中865名合格)
- ユーキャン:合格率52.4%(通信・合格指導講座、令和3年度受験者1,772名中928名合格)
◆フォーサイトとユーキャンの宅建教材について、実際に講座セットを購入しました(どちらも自腹で購入・・・)。両社の特長を述べていきます。
<フォーサイト>
特長その1:フォーサイトの問題集には「捨」マークが付いています。
捨て肢とは難しいため正答できる受験生が少なく、合否に関わらない肢問のことです。捨て肢の中にはどの市販テキストにも解説が載っていないものがあります。そんな問題にこだわるのは時間の無駄なのですが、初めて宅建を勉強する方は過去問は全部解いてわかっておかないと気が済まないんですね。管理人自身もそうだったのですが、初学者は捨て肢(すてあし)にこだわりがちです。でも捨て肢は深入り厳禁なのです。
特長その2:さらに、問題集の問題には難易度ランク付けもされています。
ご存じないかもしれませんが、宅建試験は「合格者正答率60%以上の問題」を確実に取れれば合格できるよう作問されています。
合格者正答率60%以上の問題フォーサイト問題集の「難易度ランクA・B問題」に相当します。A・B問題について、「捨て肢以外の肢問」を「根拠を明確にしながら正誤判定できる」ように仕上げれば合格にぐっと近づきます。
特長その3:解答・解説にはテキストの該当ページも掲載されています。
管理人が知る限り、「①捨て肢、②難易度ランク、③問題集とテキストの連携」の三拍子が揃ったテキスト・問題集はフォーサイトだけです。
他にもスマホ・タブレット・PCで講義を視聴できるなど今どきの機能は当然備えています。さらに昨年度講座からは宅建通信講座としては初のライブ講義も始めるなど企業努力も怠っていません。このような姿勢は好感が持てます。当然ですが市販テキスト・問題集よりはるかに効率良く学習できるよう練られています。
◎フォーサイト宅地建物取引士 スピード合格講座 2023年試験対策は3種類あります。
価格が高い順から紹介します(クレジットカードでの分割支払いも可)。
- バリューセット3(2023年試験対策)2023年試験対策(基礎+過去問+直前対策+eラーニングManaBun+科目別答練+過去問一問一答演習【eラーニング内】+無料メール質問20回)通常セット+DVDオプション→税込¥78,800
※DVDが付属しない通常セット→税込¥69,800 - バリューセット2(2023年試験対策)2023年試験対策(基礎+過去問+直前対策講座+eラーニングManaBun+無料メール質問15回)→税込¥64,800
- バリューセット1(2023年試験対策)
2023年試験対策(基礎+過去問講座+eラーニングManaBun+無料メール質問10回)→税込¥59,800
-
2021年度版でのバリューセット3(DVDなし)とバリューセット2との価格差は¥25,000もありましたが、2022年度版から価格差が¥5,000に縮まりました。一問一答アプリ機能も付属しますし、2023年度版教育訓練給付制度も利用できるようになりましたのでバリューセット3がおすすめです!
-
バリューセット3には一問一答アプリ機能も付属します。
管理人も知識維持のためこのアプリを使ってますが、この一問一答アプリは無料アプリと違って広告が表示されません。広告表示がないこと、40秒タイマー方式になっていることから集中しやすく、とても使いやすいです!宅建【業務に対する規制 業務全体を通じての規制】の習熟度が最大になりました!
— 管理人@宅建テキスト・賃貸不動産経営管理士テキスト・賃貸不動産経営管理士合格応援ブログ公式 (@kanrishiouen) November 4, 2022
🎊おめでとうございます👏#フォーサイトで勉強中https://t.co/kyfnLChDr2#ManaBun過去問一問一答 #資格勉強 #宅建 - eラーニング機能が最も充実した講座が良いならバリューセット3となります。
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- どの講座でも動画講義の音声・見た目を選択できる「バーチャル講師機能」が備わっています。
- どの講座にも模擬試験1回分が付属しています。
<ユーキャン>
※2023年2月15日23:59まで「新春・学び応援キャンペーン」につき¥5,000割引となっています!ユーキャン宅建講座でこれほど長期間かつ高額割引はこの3年間で初めてです。
ユーキャンはテキストの文章が「わかりやすい」のが最大の特徴かつ強みです。文章・説明がとても読みやすく編集されているので内容を理解しやすいです。「深入りすべきではないところの指示」もきっちりしています。
さらに2021年度からフルカラーになったので視覚的な理解度も上がっています。
ユーキャンもeラーニング機能を備えています。テキストのチェックポイントが動画講義に対応し、確認テストもあります。動画はひとつ5分程度となっているため、隙間時間でも区切りよい勉強がしやすいよう配慮されています。
苦手な問題はWEBテスト結果から洗い出してくれるので効率良く弱点が補強できます。
勉強の進捗状況の管理は専用の課題管理機能で行えます。eラーニング機能としては過不足ないと言えるでしょう。
ユーキャン問題集の大きな特長は捨て肢を掲載していないことです。フォーサイトは問題の出題を本番と同じ4肢択一で提示しています。それに対し、ユーキャンは4肢をばらして一問一答にし、しかも捨て肢を文字通り捨てています。
初めから捨て肢を掲載しないことによって、捨て肢を学習しないで済むように問題集を組み立てているのです(その分、問題量はフォーサイトより少なくなっています)。
ユーキャンの宅地建物取引士講座は一括払いで税込¥63,000→キャンペーン価格税込¥58,000、分割払いで税込¥3,980×16回→キャンペーン価格税込¥3,910×15回です。
ユーキャン宅建講座へのリンク>>>ユーキャンの宅地建物取引士(宅建士)講座
◆テキスト・問題集のサイズはフォーサイトがB5版、ユーキャンがA5版です。テキストに書き込みしやすいのはフォーサイト、携行しやすいのはユーキャンです。
フォーサイトとユーキャンの宅建講座にはどちらも特長があり、フォーサイトを4肢択一型問題集とすればユーキャンは一問一答型問題集と言えます(ユーキャン宅建士速習講座も一問一答型です)。
問題集を重視するならフォーサイト、テキストの文章のわかりやすさを重視するならユーキャンが良いと思います。
フォーサイト宅建通信講座
ユーキャンの宅地建物取引士(宅建士)講座
◆すべての受験生を満足させる・合格させる宅建教材は存在しません。(30万円超の講座を利用しても合格できない場合だってあるのが宅建試験なのですから)。でも、宅建試験は合格者正答率60%以上の問題を確実に得点できれば合格できるように作問されています。
合格者正答率60%以上の問題とは、難易度で言えばAランク(ほとんどの受験生が得点できるやさしい問題)およびBランク(Aランクより難しいがとらなければならない問題)です。
一方、ほとんどの受験生が解けない問題は合否に直結しません。
フォーサイトを選んだらAランク・Bランク問題は最低でも6周、ユーキャンを選んだら実戦テキスト=ユーキャンの問題集を最低5周して、肢問ひとつひとつを「根拠を明確にしながら正誤判定できる」、さらには「正しい肢ならどこを変えれば誤っている肢になるか」「誤っている肢ならどこを変えれば正しい肢になるか」まで明確に答えられるよう近づいてほしいと思います。