賃貸不動産経営管理士合格応援ブログ

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【宅建テキスト詳細レビュー 】2020年版宅建士合格のトリセツ基本テキスト(LEC)

賃貸不動産経営管理士試験合格に向けて

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宅建テキストは、各出版社から毎年多数発売されています。2019年に16冊を購入して比較検討したところ、宅建独学・初学者に最もおすすめできるのはLEC『2019年版 きほんの宅建士 合格テキスト』でした。

今回レビューする『2020年版 宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト』は、『2019年版 きほんの宅建士 合格テキスト』の後継版です。2019年版の長所をそのまま踏襲したものとなっており、やはり宅建独学・初学者に最もおすすめできるテキストとなっています。

なお、宅建テキストのレビューは『おすすめできる・おすすめできない宅建テキスト:詳細レビュー【2020宅建試験に向けて】』にまとめてあります。ぜひご参照ください。Amazonへのリンクから紙面デザインを確認できるものもあります。テキスト選びの参考になさってください。

2020年度宅建試験合格を目指し、がんばりましょう。

LEC『2020年版 宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト』表紙

LEC『2020年版 宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト』表紙

宅建テキスト選びの考え方

市販テキストで宅建を勉強する独学・初学者にとって、宅建テキスト選びは何より大切です。

宅建テキスト選びのお手伝いのため、現役宅建士のブログ管理人が実際にテキストを購入して詳細にレビューしました。宅建テキスト選びの参考になれば幸いです。

レビューポイントは主に次の二つです。

  1. 読みやすいフォント・色・紙面構成になっているか
  2. 合格に不要な情報が掲載されていないかどうか

◆フォント・色・紙面構成はテキストの読みやすさ=視覚への負荷の度合いに直結します。合格まで長い時間を共にするテキストは、目が疲れないもの、頭に入りやすいものを選ぶべきです。

◆そして、本試験では問われない・出題されない、すなわち合格に不要な知識を掲載していないテキストを選ぶべきです。

仕事や学業や家事の合間を縫って勉強する受験生にとって、本試験に不要な知識までインプットする時間はないからです。

宅建に合格してからあらためて各出版社の宅建テキストを見直すと、宅建本試験にはまず出題されない知識を何年も掲載しているテキストがあることに気付きました。

宅建本試験に出題されないような知識も含めて勉強したい方にとってはそのテキストで何の問題もありません。

しかしながら、本試験に出題される可能性が低い、というかほぼない事項までインプットするのは受験生にとって有意義と言えるでしょうか?管理人はそうは思いません。

以上の理由から、①読みやすいフォント・色・構成になっているか、②合格に不要な情報が掲載されていないかどうか、をレビューのポイントとしました。

ではLEC『2020年版 宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト』のレビューに移りましょう。

『2020年版 宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト』 基本データ

LEC発行の『2019年版 きほんの宅建士 合格テキスト』基本データです。 

テキスト基本データ

書名 2020年版宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト
価格
¥3,300(税込)
Kindke版の価格
¥3,150(税込)
分冊の有無
有 3分冊
ページ数
権利関係196頁、宅建業法130頁、法令上の制限・税・その他156頁
発行所
株式会社東京リーガルマインド
発行日
2019年10月25日(第2版)
フルカラー
付録
付箋
ネットサービス
著者名
友次正浩
著者の宅建合格点予想実績
令和元年度 35点・36点予想(的中)

 

◆全部で482頁のボリュームですが、3分冊に分けられるためそれほどかさばりません。分冊それぞれの巻末に索引が付いてます(地味に大切です)。

宅建テキストでは数少ないKindle版が用意されています。

ブログ管理人はテキスト書き込み派なのですが、スマホ・タブレット等でいつでもどこでも勉強できるKindle版の手軽さは見逃せません。

もし他のテキストを買ったとしても、『2019年版 きほんの宅建士 合格テキスト』Kindle版をサブテキストにしても良いかもしれません。

※残念ながら固定レイアウトのためハイライト等の機能は使えません。またテキスト読み上げ機能には対応していません。せめてテキスト読み上げ機能には対応してもらいたいです。

◆発行はLEC。フルカラーです。

重要項目は赤字で書かれています。参考書によくある赤シートをかぶせるとかなり見えにくくはなりますが、赤シートに完全対応してるわけではありません。赤シートも付いてません。

◆付録として表紙画像にも描かれているペンギンがあしらわれている付箋がついてきます。

でも、ただでさえ出費がかさむ受験生の立場からすれば、付箋なしにして価格を抑えたほうが良いと思います。

 

『2020年版 宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト』 詳細レビュー

それではLEC『2020年版 宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト』の詳細レビューにうつります。

読みやすいテキスト構成

◆テキストは、主に①説明文、②要点解説(イラスト付き)、③攻略メモ、④1〜3題の過去問トレーニングから構成されています。

いずれも読みやすいフォントを採用しています。

フォントの大きさも問題ありません。

管理人は老眼が進行していてハズキルーペがないと小さすぎる字は読めないのですが、『2019年版 きほんの宅建士 合格テキスト』ではハズキルーペも不要です(唯一、「重要事項の説明書面」pp.74-76はちょっと字が小さくてつらいですけど)※Kindle版なら拡大できます。

◆各項目には重要度がA・B・C三段階で示されています。とはいえ、Cはごく少ないです。次項とも重複しますが、本書は無駄をかなり省いた構成になっています。基本的にどの項目も重要と思ってまんべんなく学習するのが良いと思います。

◆宅建では権利関係の理解に図が欠かせません。

権利関係の説明で図を用いない宅建テキストはまずないのですが、単にA(本人)、B(代理人)、C(相手方)を人型にしてるだけのものばかり。これだとちょっとわかりにくいときがあるんですね。

『2020年版 宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト』ではフルカラーを活かして、この点をちょっと工夫してあります。

2019年版へのtwitterですが、この点は2020年版でも踏襲されています。

画像には載っていないのですが、緑色の△頭でガラの悪そうなサングラスをかけたイラストも登場します。これは詐欺や脅迫をする悪徳業者(悪意)や無権代理人、不法占拠者・背信的悪意者を示しています。他愛ないイラストではあるものの、こういった一工夫が理解と記憶の定着を助け、得点につながります。 

本試験にはまず出ない箇所をカット、無駄を省いた内容

本書のコンセプトの一つは、「重要度が低く試験であまり問われない箇所は思い切ってカット!合格に必要な内容のみ絞り込みました!」、です(本書の「はじめに」p.7より引用)

その狙いは達成されていると思われます。

宅建初学者にできないことの一つが、「これまでの宅建本試験にほとんど出題されない項目を見極めること」です

信頼できる資格スクールだとこれをきちんと教えてくれます。資格スクールを利用する大きなメリットは無駄の少ない学習にあります。

『2020年版 宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト』は本試験には不要な情報がきっちりカットされている、と言えます。

初学者の方でも見分けられる「見極めポイント」を3つ上げます。

①本書には「民法○○条」という箇所が見当たりません。良いことです(必須と言える農地法3条・4条・5条と宅建業法「35条」と「37条」はちゃんとあります。ただ、「34条の2」はあったほうが良かったかもしれません)

民法○○条・借地借家法第○○条という条文番号をきっちり書いているテキストもありますが、宅建本試験で正解を導くにはそこまで覚える必要はありません。

②宅建業法での見極めポイントは罰則です。

罰則について記載が並んでいても「罰則の内容まで覚える必要はありません(本書の宅建業法p.125)」「深追い厳禁(本書の宅建業法p.125)」などの注意点がないテキストはおすすめできません。

注意点なしに罰則が羅列されていると罰則全部を覚えなければいけないと思ってしまいます。管理人の宅建受験1年目がそうでした。

でもその必要はありません。あたかも罰則の暗記を強要するかのように書かれているテキストは避けるべきです。

③法令上の制限の見極めポイントは国土利用計画法に「注視」することです。

『らくらく宅建塾』のレビューに書きましたが、国土利用計画法の監視区域・注視区域・規制区域については過去10年の宅建本試験ではほとんど出題されていません(※監視区域内の事前届出についてのみ出題されています)。したがって、国土法を丁寧に丁寧に解説しているテキストはおすすめできません。

管理人が宅建受験1年目に選んだテキストには、本試験に出ない箇所についても丁寧に記述してありました。

テキストに書いてあるならそれは勉強しておかないといけない、と思うのが受験生心理です。

しかしながら、すでに述べたとおり、宅建本試験で問われないことまで読む暇など受験生にはありません。時間は有限です。

不要な知識をインプットしないことはとても重要なのです。

『2020年版 宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト』ではその心配はほぼありません。

他の一部のテキストと比べると内容があっさりしてるように見えるためちょっと物足りなく感じるかもしれませんが、さくさく読みこなし、なるべく早くそう思えるレベルに達しましょう。 

《要注意!》本書には宅建業法に「400万円以下の低廉な空き屋等の売買・交換の媒介報酬」等についての記述がありませんでした。2018年度および2019年度試験に出題されたため、2020年度試験対策には不要と判断したのかもしれませんがちょっと気になります。本ブログ記事で補っていただければと思います。 

【2018年度宅建試験重要項目】低廉な空き家等の売買・交換の媒介報酬(宅建業法改正より)


今はインターネットで無料の良い教材も活用できます。おすすめは宅建みやざき塾のYoutube講義です。『2020年版 宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト』で基本をおさえたら宅建みやざき塾のYoutube講義でカバーするのが良いでしょう。

条文番号を覚える必要はないと述べましたが、法律の条文にあたっておくことは良い勉強になります。特に区分所有法・借地借家法・宅建業法などは条文数もさほど多くないので、時間のあるうちに一度目を通しておくことをおすすめします。

なお、どのテキストについても言えることですが、テキストの勉強だけでは宅建は合格できません。たいていのテキストはセットで問題集を出版していますが、問題集の問題だけでも不十分です。

問題集の問題も解き終えたら最低でも10年分の過去問全問すべての肢(後述する過去問題集でチェックマークが無い肢を除く)を理解して解けるようにしておきましょう。

※過去問の統計問題は覚えなくて良いです。統計問題は、これまでの出題傾向に目を通して「こういう統計が出る」ことをチェックしておきましょう。それから最新データをダウンロードし、重要統計を覚えます。この作業は10月に入ってからでかまいませんが、絶対忘れないようにしてください。

インターネットアフターサービスあり

法改正問題への対応は宅建の合否を大きく左右します。特に平成30年度試験はそうでした。 

宅建は毎年4月時点の法改正が試験範囲に入ります。出版時期によって法改正をカバーしていないテキストがあるのはやむを得ないのですが、ネットでフォローしている出版社とそうでない出版社があるのをご存じでしょうか?

この点、『2020年版 宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト』には登録無料のインターネット情報提供サービスとして法改正情報と宅建NEWSをフォローするURL、それらの公開予定時期が明記されています。

本書を購入したら法改正は必ずネットでチェックしましょう。

なお、「私はこの宅建テキストを使って合格した」という類のブログ記事を読むと、法改正問題への対応に言及していないものが見受けられます。そういう記事は鵜呑みにしないほうが賢明だと思います。

※『2020年版 宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト』は「2019年9月1日時点で施行されている法令、および同日時点で判明している2020年4月1日施行の法改正を基準に作成しました。」と記述されています(「はじめに」より引用)。

長所・短所

  • 読みやすい大きさ・種類のフォントが使われていて、テキスト・図表とも視覚の負担がかかりにくい
  • 無駄を省いた内容
  • インターネットアフターサービスあり
  • Kindle版あり
  • 付箋は不要。それより付箋なしにして価格を下げるべき

宅建合格に向け、まずはこの1冊から始めましょう!Kindle版ならスマホ・タブレットでいつでもどこでも勉強できる点も他の宅建テキストにはあまりない長所です。

『宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト』は全42コース。短いコースは1日で2つこなし、3月いっぱいまでにテキスト・問題集セットで1周完走することを目指しましょう。

 

『宅建士合格のトリセツ基本問題集(2020年版)』

 

おすすめ宅建テキスト・問題集・過去問題集

宅建テキストは「これで受かった!」というネット記事を鵜呑みにして安易に選ばないほうが賢明です。

試験で問われないことまで書かれているテキストは避けたほうが良い、というのがブログ管理人の考えです。

どの宅建テキストにも長所短所ありますが、宅建独学・初学者向けに1冊だけ選ぶとすれば、LECの『2020年版 宅建士合格のトリセツ基本テキスト』がおすすめです。ただし、記載されていない事項もありますので詳細レビュー(【宅建テキスト詳細レビュー 】2020年版宅建士合格のトリセツ基本テキスト(LEC))を必ずお読みください。

『きほんの宅建士 合格テキスト』で基本をおさえたら宅建みやざき塾のYoutube講義や問題集・過去問で補完しましょう。なお、問題集に収録されている過去問だけでは絶対量が足りません(市販のどの問題集でもそうです)。問題集以外に本試験過去問を最低10年分はきっちりおさえましょう。

 

基本テキストとリンクしているのは『宅建士合格のトリセツ基本問題集(2020年版)』。これにもKindle版があります。

 

過去問集でおすすめなのは、各問のみならず選択肢それぞれにまで難易度(復習の目安)が付されている『2020年度版 みんなが欲しかった! 宅建士の12年過去問題集』です。

 

過去問集をもうひとつ。例えば"時効"だけ、"重要事項説明"だけなど、特定分野の過去問を集中的に学習したいなら『2020年度版 スッキリとける宅建士 論点別12年過去問題集』がとても便利。苦手分野の克服に役立ちます。こちらも各問の難易度と各選択肢の重要度が記載されています。

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