『2024年版 出る順宅建士 当たる! 直前予想模試』の詳細レビューです。本書の難易度はLEC保有の正解率データに基づいて設定されています。おすすめできる市販宅建直前予想模試です。
<今すぐ無料で使える基礎の確認に役立つ宅建オーディオブック>
過去10回の宅建試験500問を分析したところの、じつに7割強も出題されてきたのが受験者正解率80%以上の「易問」と受験者正解率60〜80%の「標準問」。
これらの多くは基礎・基本知識で解ける問題ばかり。宅建試験は確かな基礎知識の有無が合否に直接関わるのです。
基礎知識の確認用として今すぐ無料で利用できるおすすめの宅建教材が『2024年版 パーフェクト宅建士聞くだけ』。
◆『2024年版 パーフェクト宅建士聞くだけ 』はAmazonのAudible(オーディブル)というオーディオブックサービスのコンテンツです。
◆AmazonのAudibleに初めて登録する方は『パーフェクト宅建士聞くだけ 』のみならず、Audible会員プラン聴き放題対象コンテンツを30日間無料で利用できます。
※すでにaudibleを利用したことがある方は「無料体験を試す」ボタンが表示されません。
◆収録してあるのは権利関係、宅建業法、法令上の制限・その他で合計76項目。
76項目のうち61項目は15分未満(10分未満なら49項目)。
通勤・通学・ちょっとした空き時間に耳から基礎知識を確認できます。
管理人の知る限り、無料かつこれほど手軽に使える製品版宅建教材は『パーフェクト宅建士聞くだけ』のみ。
耳からのインプットは記憶の定着にとても役立ちます!隙間時間も有効に活用しましょう!
宅建試験超直前期の今からなら宅建業法だけでも聞く価値ありです。過去問学習・模試学習の合間にぜひ基礎知識の確認を!!
『2024年版 出る順宅建士 当たる! 直前予想模試』 基本データ
LEC『2024年版 出る順宅建士 当たる! 直前予想模試』基本データです。
書名 | 2024年版 出る順宅建士 当たる! 直前予想模試 |
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価格 | |
問題文の 取り外し |
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解答・解説 ページ数 |
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発行所 | 東京リーガルマインド |
発行日 | |
色 | |
付録 | |
ネット サービス |
「模試解説動画」・ 「WEB無料成績診断」 「過去問ダウンロード」 |
編著 | 宅建士試験部 |
『2024年版 出る順宅建士 当たる! 直前予想模試』 詳細レビュー
◆LEC『2024年版 出る順宅建士 当たる! 直前予想模試』はB5判。模試4回分に加え直近2回の宅建本試験問題のダウンロードサービス付。
◆本紙に付いているマークシートは4回分のみです。マークする前にコピーしておきましょう。
◆本書はLEC『出る順宅建士 合格テキスト 2024年度版』と連携しています。解答・解説の問番号の右側に「基本テキスト」の該当ページが記載されています。
『出る順宅建士 合格テキスト 2024年度版』で学習している受験生は本書を用いると効率良く学習できます。
ただし、『出る順宅建士 合格テキスト 2024年度版』は3冊で1200ページ超とボリュームが多すぎるので、6月下旬から追加する必要はありません。
収録模試の基準合格点について
◆収録している模試は4回分です。
それぞれの回には合格基準点が設定されています。
- 第1回 合格基準点37点
- 第2回 合格基準点36点
- 第3回 合格基準点36点
- 第4回 合格基準点34点
◆基準点設定の説明はありませんでした。
そこで、200問の予想正解率を全てExcelに入力し、次の2点を確認しました。
1)平均正解率
2)予想正解率75%以上の「絶対落とせない問題」=Aランク問題および予想正解率60%以上75%未満の「合否を左右する問題」=Bランク問題が何問収録されているのか
1)各回の平均予想正解率です。
- 第1回 合格基準点37点→68.3%
- 第2回 合格基準点36点→65.9%
- 第3回 合格基準点36点→63.3%
- 第4回 合格基準点34点→64.4%
◆平均予想正解率だけからすれば難易度は第1回>第2回>第4回>第3回となります。
2)「絶対落とせない問題」=Aランク問題および「合否を左右する問題」=Bランク問題の構成からも、難易度は第1回>第2回>第4回>第3回となります。
- 第1回 Aランク問題31問、Bランク問題11問
- 第2回 Aランク問題23問、Bランク問題20問
- 第3回 Aランク問題21問、Bランク問題15問
- 第4回 Aランク問題22問、Bランク問題17問
◆第3回の合格基準点36点はAランク問題・Bランク問題全て正解する必要があります。最も難易度が高いと言えます。
第2回の合格基準点も36点ですが、Bランク問題で7問取りこぼしても到達できます。第3回より難易度は低いです。
第4回の合格基準点は34点ですが、Bランク問題で5問取りこぼしても到達できます。第3回より難易度は低いです。
第1回の合格基準点37点は、第2〜4回に比べるとかなり簡単と言えます。Aランク問題が31問もあるからです。それでもBランク問題11問中6問を正解しないと合格基準点37点に達しません。
◆市販直前予想模試は、どの出版社もそうですが、本試験より解きにくい傾向にあります。過去問ならその年の合格点を取れるのに、予想模試だと30点取れないことは良くあることです。直前予想模試を解いたら点数がぜんぜん取れず、自信を失うこともままあります。
まずはAランク問題を絶対落とさないことを心がけてください。Aランク問題を落とすようでは宅建試験に合格できません。
とはいえ、初回でAランク問題全部をとるのはかなり難しいです。まずは8割取ることが目標です。
Bランク問題については、初めて解くときは半分正解できればOKくらいにしておくと良いでしょう。
当サイトで推薦する初回の目標点は以下となります。
- 第1回 29〜31点以上:Aランク問題24〜25問、Bランク問題5〜6問、Cランク問題から数点
- 第2回 28〜29点以上:Aランク問題18〜19問、Bランク問題10問、Cランク問題から数点
- 第3回 23〜25点以上:Aランク問題16〜17問、Bランク問題7〜8問、Cランク問題から数点
- 第4回 25〜27点以上:Aランク問題17〜18問、Bランク問題8〜9問、Cランク問題から数点
◆市販直前予想模試で大切なのは復習を怠らないこと。
正解できた問題はなぜ正解できたのか?勘やなんとなく正解肢番号が当たっただけでは無意味です。
不正解だった問題はどこを間違えたのか?その問題を正解に導く知識は足りていましたか?知識があったならどこを読み間違えたのでしょうか?どこで引っかけられたのでしょうか?
それぞれをしっかり明らかにして、再び同じ問題を解いたときに明確な根拠を持って(理由付け)正誤判定できるまで何度も何度も復習し、精度を高めることが何よりです。
とりわけ、初回にAランク問題を落とした方は正誤判定の根拠が曖昧なまま過去問を解いてきた可能性が高いです。
今からでも遅くありません。これから問題を解くときは、全ての肢について解説をよく読み、正解・不正解の根拠を明確にする癖を付けましょう。
本書については、少なくともAランクBランク問題だけは絶対に「根拠を明らかにしながら100%正答できる」ようにしてください。Cランク問題はそれから手を付けてもかまいません。
法改正情報・統計情報はLEC Myページから
◆本書には法改正情報・統計情報がありません。
ただし、LECでは法改正情報・統計情報を別ルートで提供しているため、このこと自体は短所ではありません。そういう編集方針ということです。
◆本書冒頭の「本書の利用法 4」にも書かれている通り、法改正情報・統計情報はLECのMyページにて閲覧できます(時期によってはまだ掲載されていません)。
本書およびLECのテキスト・問題集等で学習している方は「インターネット情報提供サービス」のページ(本書はマークシートの前)からLECのMyページ登録を済ませて「希望資格 宅地建物取引士」を選択→希望資格を追加をクリックしておきましょう。
巻頭特集・付録等
◆付録は"超独断!ガチンコ予想!これが出たら困る!とっておき「出題論点」大本命&大穴6選"(袋とじ)。LECの講師陣3名(水野講師・友次講師・有山講師)による「こう出た!過去問」・「こう出る!予想問題」が3つずつ6ページにわたって掲載されています。
※袋とじにつき内容は購入してお確かめください。
◆巻頭特集は"2024年試験に出る!最重要テーマ10"です。
10のテーマについて、LECの講師陣10名(小野講師・小原講師・水野講師・友次講師・小山講師・亀田講師・才間講師・林講師・有山講師・久保田講師)がそれぞれ1テーマを担当、出題傾向と基本事項の確認ができるようコンパクトにまとめています。
インターネットサービスあり
◆本書のインターネットサービスは以下の通りです。
- 全模試4回分の無料解説動画(2023年8月初旬以降)
- Web無料成績診断(LEC Myページ登録が必要、2023年7月1日〜10月17日)
- 直近2回宅建本試験問題(令和4年・令和5年)のダウンロード
- 正誤表→(書籍・誤植訂正情報 - 宅建士|LEC東京リーガルマインド)
1〜3については必ず本書にてチェック。4は定期的にリンク先をチェックしましょう→10月6日追記:1箇所訂正があります。
ダウンロードサービスによる直近2回の宅建本試験問題は改題が施されていることを確認しました。ただし問48統計は出題されたものがそのまま掲載されています(「【参考問題】」との記載あり)。古い統計情報ですのでインプット不要です。あくまで「こんな事項についてこんな具合に出題されるのか」を確認する程度で十分です。
本書の特長
- 正解率データに裏付けられた難易度設定
- 模試回数は4回と多め
- 全模試4回分の解説動画、Web成績診断、直近2回分の本試験問題をダウンロードなどの豊富なネットサービスが付帯