市販模試の中には、宅建試験にはまず出題されないような「オリジナル問題」を収録しているものがあり、むしろ害にしかならないものすら見受けられます。その点、LEC『出る順宅建士過去30年良問厳選問題集』は過去問をベースとした模試型問題集ですので、安心して取り組めます。毎年おすすめしています。
今すぐ無料で使える宅建教材
過去10回の宅建試験500問を分析したところの、じつに7割強も出題されてきたのが受験者正解率80%以上の「易問」と受験者正解率60〜80%の「標準問」。
これらの多くは基礎・基本知識で解ける問題ばかり。宅建試験は確かな基礎知識の有無が合否に直接関わるのです。
基礎知識の確認用として今すぐ無料で利用できるおすすめの宅建教材が『2024年版 パーフェクト宅建士聞くだけ』。
◆『2024年版 パーフェクト宅建士聞くだけ 』はAmazonのAudible(オーディブル)というオーディオブックサービスのコンテンツです。
各巻¥4,500なので3巻買うと¥13,500もしますが、AmazonのAudibleに初めて登録する方は『パーフェクト宅建士聞くだけ 』のみならず、Audible会員プラン聴き放題対象コンテンツを30日間無料で利用できます。→10月2日までの申込で2ヶ月間無料キャンペーン中です!!
※すでにaudibleを利用したことがある方は「無料体験を試す」ボタンが表示されません。
◆収録してあるのは権利関係、宅建業法、法令上の制限・その他で合計76項目。
76項目のうち61項目は15分未満(10分未満なら49項目)。
通勤・通学・ちょっとした空き時間に耳から基礎知識を確認できます。
管理人の知る限り、無料かつこれほど手軽に使える製品版宅建教材は『パーフェクト宅建士聞くだけ』しかありません。
耳からのインプットは記憶の定着にとても役立ちます!隙間時間も有効に活用しましょう!
本試験まで20日を切った今からなら宅建業法だけでも聞く価値ありです。過去問学習の合間にぜひ!!
LEC『出る順宅建士過去30年良問厳選問題集』 基本データ
LEC『出る順宅建士過去30年良問厳選問題集』基本データです。(2024年版のデータです)
書名 | 2024年版出る順宅建士 過去30年良問厳選問題集 |
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収録問題 | 本試験:令和5年度 |
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ネットサービス | 統計情報 Web無料採点サービス |
◆本書は50問の「模試」を6回分(問48については統計以外の別の5問免除問題を出題)と令和5年度宅建本試験問題50問、合計7回分の試験問題を収録しています。
◆7回分すべてに解答用マークシート用紙が付いてます。繰り返し解く場合はあらかじめコピーしておきましょう。
◆模試は難易度別に基礎編・中級編・上級編があり、それぞれ2回分収録しています。
◆解答には各問について合格者正解率、不合格者正解率、受験者正解率が記されています。
◆本書は多くの宅建テキストと同様A5サイズです。『出る順』テキストと同じサイズで揃えてありますが、できれば本試験と同じA4サイズで出版してほしかったです。
◆本書はLECのWeb無料採点サービス付きです。本書pp.6-7をご参照ください。なお、サービスの利用には「LEC Myページ」への登録が必要です。本試験でのWeb採点サービスを利用する際も「LEC Myページ」への登録が必要ですので、今のうちに登録しておいても良いでしょう。
LEC『2024年版出る順宅建士過去30年良問厳選問題集』詳細レビュー
※以下は2024年版のレビューとなります。
◆LECから「過去問ベース」の模試集である『出る順宅建士過去30年良問厳選問題集』が初めて発売されたのは2020年。以来、2024年版まで毎年発売されています。
◆本書は実際に宅建試験に出題された過去問から抜粋して本試験スタイル50問に揃えたものです。
このため、「予想模試」ではなく「模試型」過去問題集と謳っています。
◆本書の大きな特長は次の2点です。
- LECのデータ(合格者正解率・不合格者正解率・受験者正解率)が十分に活用されていること
- 過去問からそのまま(民法改正に対応して改題されているものを含む)出題されているため、市販予想模試で出題されがちである「珍妙な難問奇問が見当たらない」こと
◆第1の特長(LECデータ)について説明します。
宅建は、50点中38点、できれば40点取れればまず合格できる資格試験です。
そのためにするべきことは、受験者正解率60%以上(合格者正解率なら66%以上)の問題をきっちり取る、これに尽きます。
さらに言えば、本番では受験者正解率60%以上の問題を緊張から取りこぼすこともありますので受験者正解率50%以上の問題まで目配りして得点できるよう心掛けましょう。
◆本書にはLECのデータ(合格者正解率・不合格者正解率・受験者正解率)が十分に活用されています。
各模試には難易度によって合格推定点が記載されています。合格推定点を超えるのはもとより、受験者正解率50%以上の問題は必ず解けるようにしておきましょう。
◆第1の特長(LECデータ)について説明します。
宅建市販模試はオリジナル問題や過去問の改題を記載しています。その中には「こんなの出るわけない」珍問難問奇問がちりばめられていることがままあります。
管理人が初めて宅建試験を受けたとき、『ズ○予想宅建○』買いましたが・・・最初の問題が「次のうち、どれが地目にあてはまるか」というものでした。
確かに「地目」は宅建試験に登場しますが、覚えておいたほうがいいのは、せいぜい宅地、田、畑、山林、雑種地、原野くらい。23種類の地目全部を覚えていないと正答できないような過去問は見たことありませんし、今後出題されることはないと断言しておきます。
こんな珍問奇問に取り込む時間はもったいないです。
その点、本書は過去30年間の宅建過去問から良問を厳選して50問を組み上げているので、「珍問難問奇問が含まれる」という宅建市販模試にありがちな弱点がありません。
◆さらに、「合格者正解率」の違い=難易度別の模試型過去問を解くことによって、自分の学習レベルがどのあたりなのかについて確認することができます。
◆本書は難易度別の基礎編・中級編・上級編を収録しています。
基礎編・中級編・上級編の難易度を検証するため、各編1回分について受験者正解率50%以上の問題が何問あるかを確認したところ、次の通りでした(正解率データなしの問題は50問から引いてあります)。
- 基礎編①:49問中48問
- 中級編①:47問中41問
- 上級編①:48問中35問
このように、正解率50%以上の問題数によって難易度が調整されているのは明らかです。
本書を活用する受験生は、受験者正解率50%以上の問題を確実に正解できるようにするとともに、「すべての選択肢について根拠を明らかにしながら正誤判定できる」まで確実に仕上げましょう。
※10月から購入する場合は過去問学習・直前模試等を何度も何度も周回して正解率100%近くまで仕上げていることが前提となります。むやみに教材を増やすことは控えましょう。