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【購入レビュー】みんなが欲しかった! 宅建士の教科書

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【2022.11.4】ブログ管理人が購入した宅建テキストについては『宅建テキスト・参考書2023:独学向けおすすめ購入レビュー』にまとめてあります。TAC『2023年度版 みんなが欲しかった! 宅建士の教科書』以外の宅建テキストも見ておきたいときはそちらもご一読ください。Amazonへのリンクから紙面デザインを確認できるものもあります。テキスト選びの参考になさってください。

2023年度宅建試験合格を目指し、がんばりましょう!

2023年度版みんなが欲しかった!宅建士の教科書表紙画像

2023年度版みんなが欲しかった!宅建士の教科書表紙画像

『2023年度版 みんなが欲しかった! 宅建士の教科書』 基本データ

TAC発行『2022年度版 みんなが欲しかった! 宅建士の教科書』基本データです。 

基本データ

書名 2023年度版 みんなが欲しかった! 宅建士の教科書
価格
¥3,300(税込)
Kindke版の価格
¥2,822(税込)
分冊の有無
有 3分冊
ページ数
①宅建業法158頁②権利関係228頁
③法令上の制限・税・その他193頁、
④参考編32頁
発行所
TAC出版
発行日
2022年10月20日
フルカラー
付録
赤シート
ネットサービス
有(スマホ学習対応例題・一問一答)
著者名
滝澤ななみ
ISBNコード
978-4-300-10342-5


◆全部で612ページのボリュームですが、3分冊に分けられます。分冊しておけば携行性しやすくなります。分冊それぞれの巻末に索引が付いてます(法令上の制限・税・その他と参考編の索引はひとまとめになっています)

◆今年度版になってやっとKindle版が発売されました!

◆発行はTAC出版。フルカラーです。

重要項目は赤字で書かれており、参考書によくある赤シートに対応しています。赤シートも付録についています。

◆昨年版と同じ巻頭企画が二つあります。

一つは「目で見る用途地域」。各用途地域がカラー画像とともに紹介されています。

もう一つは「目で見る補助的地域地区」。こちらも補助的地域地区(特別用途地区とか高度利用地区とかですね)がカラー画像とともに紹介されています。

用途地域・補助的地域地区はどちらも重要項目ですが、テキストの文章だけではなかなかイメージしにくいのが難点です国土交通省のHPなどを参照するのが良いです)

これらの巻頭企画は用途地域・補助的地域地区をイメージするのに役立ちます。残念なのは2023年度版でも田園住居地域の画像がなかったことです。田園住居地域についてはこちらの記事をご参照くだされば、と思います。>>>【2018年度宅建試験重要項目】田園住居地域制度の創設(新たな用途地域の追加)

『2023年度版 みんなが欲しかった! 宅建士の教科書』 詳細レビュー

それではTAC『2023年度版 みんなが欲しかった! 宅建士の教科書』の詳細レビューです。

「板書」が見づらい

2021年度版に引き続き、テキストは、①主説明文、②「板書」と呼んでいるイラスト付き要点解説、③応用知識や補足資料等を記した「ひとこと」、④1〜2題の例題から構成されています。

気になるのはあいかわらず板書が見難いことです。  

フルカラーを活かしたとてもカラフルな板書ではありますが・・・

  • 主説明文と板書のフォントが違う
  • 小さなフォントを多用している
  • 色使いが多すぎる

これら3つが相まったため、ブログ管理人には板書が非常に見難いです。

小さいフォントの部分は、老眼が進行している方は老眼鏡やハズキルーペを使ったほうがよいかもしれません(管理人はハズキルーペを使わざるを得ません)

本書のコンセプトは"「読む」というより「見て」わかる本"です(はしがきより)。

このコンセプトにしたがって、視覚的にわかりやすくしようとの配慮から本書を構成していることは理解できます。

しかしながら、色・フォントの大小・フォントの種類を多用しすぎている「こだわりのカラー図解」はむしろインプットを妨げかねません。見る(読む)のによけいな労力がかかってしまうんですね。

もちろん、これは人によって好みが別れるところです。視力に問題の無い方・色使いにあまり頓着しない方にはカラフルさ・フォントの小ささは苦にならないかもしれません。書店で手に取ったりAmazonの画像イメージを見て検討してください。

条文番号は記載されていないが・・・

法律の条文番号は必要最低限しか記載されていません。宅建本試験を解く上で覚えておいたほうがいいのは宅建業法「34条の2書面」、「35条書面」、「37条書面」、そして農地法の3条・4条・5条ぐらいなのでこれは良い点なのですが・・・

チェックポイントの1つである国土法については事後届出制が主に出題される等のポイントが一切ありません。

本書を選んでしまうと、事後届出制も事前届出制も等しく学習させられてしまいます。要注意です。

宅建士の罰則についても本書は要注意です。『宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト』には「深追い厳禁」、『どこでも学ぶ宅建士 基本テキスト』には「本試験では、罰則の具体的な数字を覚えていなくても(略)」と学習ポイントが明記されています。しかしながら、本書にはそういった学習ポイントが一切ありません。

おすすめできません。

インターネットアフターサービスあり

宅建テキストは、一度購入したらそれでOKというわけではありません。

宅建は毎年4月時点の法改正が試験範囲に入ります。出版時期によってはそこをカバーしないテキストがあるのはある程度やむを得ません。

この点をフォローするのがインターネットアフターサービスです。

『2023年度版 みんなが欲しかった! 宅建士の教科書』には法改正のフォローサービスがあります。※2023年7月下旬以降

※目次の前のページに記載されているので見落とさないようご注意ください。なお、正誤表もTAC出版のサイバーブックストアから確認できます。誤っている箇所がありますので必ず確認しておきましょう。

なお、「法律改正点レジュメ」も本書記載のパスワードを入力すると無料で読めます(2023年7月より)。

ほかにも正誤表とテキストに掲載されている例題のダウンロードサービスがネットで利用できます。例題ダウンロードサービスは購入者特典です(2022年11月上旬より公開予定、昨年版を確認したところPCでも利用できましたが表示サイズはスマホ用でした)

『2023年度版 みんなが欲しかった! 宅建士の教科書』を購入したら、かならずチェックしましょう。


◆本書は、管理人には非常に見づらく、視覚に負荷がかかりやすい宅建テキストと言わざるをえません。内容についても学習ポイントの記載がないため、受験生に不親切です。

おすすめできない宅建テキストと言わざるを得ません。

 

◆本書とリンクしている問題集は、TAC『みんなが欲しかった!宅建士の問題集』です。

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