賃貸不動産経営管理士合格応援ブログ

賃貸不動産経営管理士試験、宅地建物取引士資格試験、FP3級・2級合格を目指す受験生を応援します。

【賃貸不動産経営管理士試験2020】おすすめテキスト・問題集

賃貸不動産経営管理士試験合格に向けて

◆昨年度合格率83.3%:総合カリキュラムが3万円オフ→アガルートアカデミー 賃貸不動産経営管理士試験講座
スタディングの賃貸不動産経営管理士講座

重要!! 公式テキストは修正箇所が公表されています。必ず出版元のページ→「最新正誤のご案内」を参照し、テキスト内容を正しいものにしてください。他の市販テキストも必ず出版元の正誤表をご確認ください。

賃貸不動産経営管理士試験は「公式テキスト」からの出題率が非常に高いです。

公式テキストは改訂4版が2019年3月に発売され、令和2年の改訂はありません。したがって、令和2年度試験は改訂4版からの出題となります(統計については最新のものについて何らかのアナウンスがあるかもしれません)

このため、出題範囲は例年通りではあるものの、令和2年度賃貸不動産経営管理士試験は従来の40問90分から50問120分と大幅に変更されます。

これまでの試験より10問多く出題されますが、それがどの分野になるのかは見当がつきません。

昨年より早めに勉強を始め、頻繁に出題されているところは重点的に学習し、これまで出題されてこなかった事項についてもおさえておいたほうが良いかもしれません。

6月に入り、令和2年度試験に向けた問題集・テキストが揃ってきました。記事内容は逐次アップデートしていきます。ご了承くださりますよう、お願いいたします。

2020年度版賃貸不動産経営管理士試験用テキスト・問題集背表紙画像

2020年度版賃貸不動産経営管理士試験用テキスト・問題集背表紙画像

賃貸不動産経営管理士試験は昨年の令和元年度試験で合格率が大幅に低下しました。決してなめてかかってはいけません。

この記事では平成29年度賃貸不動産経営管理士試験に独学で合格した管理人がおすすめする賃貸不動産経営管理士テキスト・問題集を紹介します。

なお、市販テキストでの独学が不安な方は通信講座を受講しても良いと思います。勤務先で試験対策教材購入の補助制度があるならなおさらです。

例えばアガルートでは約4時間の動画講義で5年分の過去問対策を行う講座を用意しています。
アガルート賃貸不動産経営管理士試験過去問解析講座

通信講座については記事末をご覧下さい。

なお、勤務先によっては講座費用をサポートしているところもあります(『全国賃貸住宅新聞』2020年7月6日号参照)。利用できるものは最大限活用し、早いうちから準備を始めましょう。

「とりあえず賃貸不動産経営管理士」「賃貸不動産経営管理士試験受けるかどうか迷ってる」「できるだけ安く賃貸不動産経営管理士試験対策を」という方へ

◆「とりあえず賃貸不動産経営管理士でも受けてみるか」と思っている方や「今年賃貸不動産経営管理士を受けるかどうかまだ迷っている」方、そして「できるだけ安く賃貸不動産経営管理士試験の学習を」という方は、賃貸不動産経営管理士試験のテキスト・問題集を買う前にAmazonのサービスを利用するという選択肢があります。

AmazonのKindle Unlimited読み放題(初回30日無料)に登録すると『2020 賃貸不動産経営管理士 テキスト&問題集 過去問3年分付き Kindle版が追加料金なしで読めます。 

 

注:AmazonのKindle Unlimitedサービスは初回登録後30日以内に解約すれば料金は発生しません。不要の方は忘れずに解約しておきましょう。

 

勉強を始めてみて「自分には合わない」「今年は受けなくても良い」と判断したなら受けないほうが賢明です。

賃貸不動産経営管理士試験は平成30年度までは合格率50%以上と受かりやすかったのですが、令和元年度試験では合格率がいきなり40%を切りました。

令和2年度試験からは試験問題数が10問増えて50問になります。資格スクールの講師の中には、これまでのように宅建を受験した後の1ヶ月の学習では合格するのが厳しくなるかもしれないと考えている方もいます。

昨年度並の難易度であれば賃貸不動産経営管理士試験は市販テキストでの独学で十分合格できると思います。しかしながら、ただでさえ問題数が増える上、さらなる合格率の絞り込みがあるなら状況はがらりと変わってきます。

市販テキストでの学習に不安がある方や、そもそもどこから勉強してよいか見当がつかない方は通信講座を受講しても良いと思います。目次の「賃貸不動産経営管理士試験通信講座」をクリックしてご参照ください。 

おすすめテキスト・問題集の条件

◆賃貸不動産経営管理士試験対策用テキスト・問題集・予想模試は2018年から出版各社から多数発売されるようになり、2019年になってようやく大手4社(建築資料研究社すなわち日建学院、ユーキャン、TAC、LEC)の賃貸不動産経営管理士テキストが勢揃いしました。

選択肢が増えた分、どのテキストを選べば良いのか受験生は迷ってしまいます。

テキスト・問題集・予想模試を揃えるとなると決して安い買い物ではありません。なるべく合格に直結しやすい良いものを選ぶべきです。

この記事では、当ブログ管理人が実際に購入して中身を確かめた上でおすすめできる賃貸不動産経営管理士試験用テキスト・問題集を紹介します。賃貸不動産経営管理士試験合格の一助になれば幸いです。


話を続けます。

賃貸不動産経営管理士試験はまだ過去問の蓄積が少ないです。このため資格スクール・講師でも「今年のヤマ」を予測しにくいと思われます。実際、合格ライン予想もほとんど的中していません。

このような状況で受験生がしなければならないことは、出題頻度の高い分野を絶対に落とさないようにすることに尽きます。

また、平成29年度試験に予告なく個数問題・組み合わせ問題を投入してきたように突然の試験難化がいつ起きてもおかしくないのが賃貸不動産経営管理士特徴の一つです。

しかも今年度試験は初の50問120分となります。

したがって、過去問レベルから逆算して編集したかのような簡素な説明のテキストでは対応できない恐れがあります。

この点をカバーするため説明が丁寧なテキスト・問題集での学習が望ましいです。

したがって、賃貸不動産経営管理士試験対策として取り得る方策は、

  1. 丁寧に説明されているテキストを使い、
  2. そのテキストと相互にリンクしている問題集を使い、
  3. 出題頻度が高い分野から重点的に学習する

ことです。

おすすめするテキスト・問題集は
①説明が丁寧かつ出題頻度ランクがしっかりしていて、
②相互にリンクしているもの(時間のムダを省くため)

となります。

なお、賃貸不動産経営管理士試験は令和2年度から50問120分になります。今年の合格を勝ち取るため、早いうちから勉強を始めることを強くおすすめします。

注:購入したら必ず出版社ウェブサイトの正誤表を確認しましょう。

※テキスト・問題集を購入する際は年会費無料の楽天カードを使って楽天ブックスに注文したり、プライムビデオ視聴等特典多数のAmazonプライムを利用して送料無料にするのが良いかと思います。受験料もばかにならないので、余計な支出は控えましょう。

賃貸不動産経営管理士試験おすすめテキスト・問題集

管理人がおすすめするのは『賃貸不動産経営管理士 過去問題集』と『賃貸不動産経営管理士 基本テキスト』です。

管理人はこの『基本テキスト』と『過去問題集』の平成29年度版、それと公式テキストを使って合格しました。

『基本テキスト』は、自分が使って合格したという理由のみならず、他のテキストより説明が丁寧なのです。

そして『基本テキスト』とリンクしているのが『過去問題集』。

賃貸不動産経営管理士試験は『基本テキスト』と『過去問題集』の2冊でカバーできるでしょう。

ただし、賃貸不動産経営管理士試験は公式テキストから90%以上出題されているので、公式テキストには目を通しておいたほうが絶対に良いです。

しかしながら、1,000ページ超というボリュームにもかかわらず、どこを重点的に勉強したら良いのかという受験対策は一切施されていないのでメインテキストとするには難があります。このため、テキスト・問題集の優先順位としては『賃貸不動産経営管理士 過去問題集』・『賃貸不動産経営管理士 基本テキスト』>公式テキストとなります。

ちなみにブログ管理人は『賃貸不動産経営管理士 過去問題集』・『賃貸不動産経営管理士 基本テキスト』の平成29年度版と『公式テキスト改訂3版』の3冊で独学合格しました。

賃貸不動産経営管理士 過去問題集

2020年度版賃貸不動産経営管理士過去問題集表紙画像

2020年度版賃貸不動産経営管理士過去問題集表紙画像

すでに述べた通り、賃貸不動産経営管理士試験対策としておすすめするのは『賃貸不動産経営管理士 過去問題集』です。※編集・出版は賃貸不動産経営管理士資格研究会 建築資料研究社となっていますが、日建学院は建築資料研究社が設立しています。

※令和2年度版が2020年4月21日に発売されています。発売時期が早めなのも受験生にとってメリットとなります。

2020年度版を購入しました。レビューはこちらです→詳細レビュー】賃貸不動産経営管理士過去問題集(2020年度版) - 賃貸不動産経営管理士合格応援ブログ

令和2年度版には賃貸不動産経営管理士試験過去問が5年分全200問を収録。

昨年度版と同じく、問題は出題分野毎に収録されています。

問題には出題頻度(S〜Cランク)がきちんと示されています。

すでに述べた通り、出題頻度による重要度ランクがないテキスト・問題集はおすすめできません。なぜなら、高得点率を要求される賃貸不動産経営管理士試験において、頻出問題は絶対に落としてはいけないからです。S・Aランクの過去問は何度も繰り返しましょう。

平成30年度および令和元年度賃貸不動産経営管理士試験の合格点は過去最高の29点。

これは72.5%の得点率です。

範囲が広く細かい問題が出題される機械・設備分野よりも、サブリース方式による賃貸管理や定期建物賃貸借など毎年出題されているSランク分野をきちんと学習することが大切なのは言うまでもありません。

各肢についても『賃貸不動産経営管理士 基本テキスト』の該当箇所が表示されています。

まずはS〜Bランク過去問を各肢まできっちりおさえ、本書とリンクしている『賃貸不動産経営管理士 基本テキスト』で理解し、知識を整理しましょう。

昨年度版の本書のボリュームは263ページでしたが、2020年度版は347ページと増量されました。収録問題数が増えただけボリュームがアップしています。その分、対策にはより時間がかかります。早めに学習を始めた方が良いでしょう。

本書で残念なのは目次(索引)が貧弱なこと。○○年第○○問に素早くたどり着くことができません。宅建の過去問題集の中には各年度全問について何ページに記載されているかを巻頭に載せているものがあります。来年度以降での改善を強く望みます。

賃貸不動産経営管理士 基本テキスト

2020年度版賃貸不動産経営管理士基本テキスト表紙画像

2020年度版賃貸不動産経営管理士基本テキスト表紙画像

※令和2年度版が2020年5月29日に発売されました。

◆今年度試験は出題数が増えるため、過去に出題されていない項目から出題される可能性があります。「出題なし」項目の学習も必須です。

この点、『賃貸不動産経営管理士 基本テキスト』は、過去5年の出題頻度によって4段階(S:毎回出題、A:3〜4回出題、B:1〜2回出題、C:出題なし)ランクと各項目での出題年度が記載されているので、「出題なし」項目への目配りがしやすいです。

他のテキストではA・B・Cの3つにしかランク分けしていないものがあります。それだと「出題なし」の項目がわかりません。本書での学習をおすすめします。

◆令和2年度試験は、大幅な変更が施された民法改正を受けて出題されます。賃貸不動産経営管理士試験が改正点から重点的に出題されるかどうかはまだわかりませんが、新たな法律知識は習得しておいて当然です。

本書では民法改正された箇所に「!民法改正」と表記しています。改正点はかならずチェックしておきましょう。

◆本書のボリュームは巻末索引含めて477ページ。TAC『2020年度版 みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の教科書』の277ページよりはるかに多いです。

その分、本書の説明は丁寧です。

例えば賃貸不動産経営管理士試験で最重要項目の1つである基幹事務のうち、家賃債務保証業者の集金についての基幹事務への妥当性は、公式テキスト記載の5パターンの図をわかりやすく整理した図で解説しています(pp.11-13)。

一方、TAC『2020年度版 みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の教科書』では図による説明はもちろん、5パターン別の解説もありません(pp.15-16)。それでも出題レベルによっては解答できるかもしれませんが、より細かいポイントを突かれた場合に対処できるかどうかは何とも言えません。

ご存じの通り、賃貸不動産経営管理士試験は今年度から10問増えて50問になります。

細かい知識を問う問題が増えるのか、それとも過去に出題されたことがない項目(本書のCランク)から出題されるのかはまったく予想できませんが、管理人は丁寧に解説しているテキストで学習するほうが試験に対応しやすいと考えます。

◆本書の構成は15編72章。1日3章こなせば24日で1周できる計算にはなります。とはいえ、説明が丁寧なだけあって学習には相応の時間がかかります。早めに準備を始めるほうが賢明です。

◆本書はあくまでテキストですので練習問題は収録していません。必ず過去問題集と併用してください。

◆セットになっている『2020年度版 賃貸不動産経営管理士 過去問題集』には過去問全選択肢について本書の編・章番号が記載されています。『2020年度版 賃貸不動産経営管理士 過去問題集』での学習には本書が必須です。

◆すでに述べたとおり、管理人は丁寧に解説しているテキストで学習するほうが試験に対応しやすいと考えています。

まずは優先順位の高い項目(S・Aランク)について本書で学習した項目について『2020年度版 賃貸不動産経営管理士 過去問題集』で過去問を解きながら重点的に学習しましょう。S・Aランク項目を一通り終えてからBランク問題を、それから過去問がないCランク項目の順に学習し、少なくとも3〜5周はこなしましょう。

 

賃貸不動産管理の知識と実務 改訂4版:賃貸不動産経営管理士公式テキスト

賃貸不動産管理の知識と実務改訂4版表紙画像

賃貸不動産管理の知識と実務改訂4版表紙画像

重要!! 公式テキスト改訂4版は修正箇所が公表されています。必ず出版元のページ→「最新正誤のご案内」を参照し、テキスト内容を正しいものにしてください。

『公式テキスト改訂4版』は2019年3月29日に発売されています。巻末に索引が付されたのでぐっと使いやすくなりました。2020年に改訂5版が出版されるかもしれないと思っていましたが、改訂4版のままとなります。

※2020年6月9日 在庫状況は日々変動します。特にAmazonは中古・新品ともに上乗せ価格で販売している業者がいます。ご注意ください。

賃貸不動産経営管理士試験合格には公式テキストは不要という意見もありますが、管理人はそうは思いません。

なぜなら、賃貸不動産経営管理士試験では公式テキストの文言ほぼそのままのものや、数ヶ所改変しているだけのものが数多く出題されているからです。

実際に平成29年度試験問題で確認したところ、公式テキストからの出題率はなんと98.1%でした【賃貸不動産経営管理士試験:公式テキストからの出題率(平成29年度) 】。公式テキストの文言には慣れておいたほうが良いです。例年通りなら今年度試験も改訂4版から少なからず出題されると予想されます。

※改訂3版とちがい、改訂4版には4択復習問題は収録されていません。

公式テキストでの学習で注意することが1つあります。それは、公式テキストだけではどこが重要箇所なのかわからないことです。

この点を補うため、公式テキストでの学習の際は、かならず『賃貸不動産経営管理士 過去問題集』・『賃貸不動産経営管理士 基本テキスト』など出題頻度がわかるものを手元に置き、重要度S〜Bランク分野は必ず繰り返し目を通したほうが良いと思います。

できればCランク分野についても目配りしておいたほうが良いのですが、設備等については範囲がかなり広いにもかかわらずけっこう細かい点が出題されることもあるのでカバーしきれないかもしれません。まずは出題頻度が高い項目を重点的に学習しましょう。

なお、テキスト・問題集はあれこれ手を広げすぎないことが肝要です。ここであげた3冊(もしくは公式テキスト以外の2冊)と弱点確認・直前学習用の予想問題くらいがせいぜいではないでしょうか。

ちなみに、令和2年度賃貸不動産経営管理士講習を受講するなら公式テキストは必須です。必ず事前に購入しておきましょう。


賃貸不動産経営管理士講習のメリットについてはこちらの記事をご参照ください。講習を受けると5問免除となります。1点を争う試験では5問免除の恩恵は大きいです。

賃貸不動産経営管理士 直前予想問題集 2020年度

2020年度版が出版されるかどうかはわかりませんが、2019年度版を紹介しておきます。直前予想問題集は2018年度・2019年度と出版されているので、今年度版が出る可能性は高いでしょう。→2020年度版が出版されます!7月31日発売予定。

2019年度版の予想問題は基礎・標準・難解の3レベル各40問でした。それぞれの目標正答率が付されていますが、結果に一喜一憂せず弱点のあぶり出しに用いるのが良いと思います。

巻頭の重要数字攻略ドリルは試験直前のポイントチェックにとても有用です。

昨年度版については詳細レビュー】賃貸不動産経営管理士直前予想問題集(2019年度版) をご参照ください。

1回で合格!賃貸不動産経営管理士 過去5年問題集 '20年版

1回で合格!賃貸不動産経営管理士 過去5年問題集 '20年版表示画像

1回で合格!賃貸不動産経営管理士 過去5年問題集 '20年版表示画像

賃貸不動産経営管理士試験の過去問5年分を年度別に時間を計って解きたい場合は、『1回で合格!賃貸不動産経営管理士 過去5年問題集 '20年版』が良いです(管理人も使っています)。

 

次点のテキスト・問題集

TAC「2020年度版みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の教科書」

2020年度版みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の教科書表紙画像

2020年度版みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の教科書表紙画像

◆TAC「みんなが欲しかった!」シリーズのテキスト・過去問題集は2020年5月20日発売です。

※以下は2019年版のレビューです。

本書はフルカラーを採用し、イラストもふんだんに使われています。

しかしながら、文字サイズ・色・フォントの種類も多用されているためテキスト自体は読みにくく感じました。

肝心の内容ですが、索引含めて257ページとコンパクトにまとまっています。

その分、説明不足の点が見受けられます

家賃債務保証業者の集金は基幹事務に該当する場合と該当しない場合があることは管理人がおすすめしている『賃貸不動産経営管理士 基本テキスト』で触れました。

ちなみにこの点は平成29年問7肢3で出題されています。

『賃貸不動産経営管理士 基本テキスト』では家賃債務保証業者の集金が基幹事務に該当する場合を3パターン、該当しない場合を2パターンそれぞれについて丁寧に図解しているのですが・・・本書では該当する場合について4行、該当しない場合については1パターンのみについての説明しかありませんでした。

本試験でそこまで問われるとは限りませんが、『賃貸不動産経営管理士 基本テキスト』が主要部分(登録制度、管理受託方式・サブリース方式の管理、賃借人の募集、賃貸借契約、入居中の管理業務、明渡し・原状回復)に252ページを費やしているのに対し、本書は161ページしかない点は気になります。

逆に建物・設備についてはカラーイラストのおかげでよりイメージしやすくなっています。とはいえ、自動火災報知設備では公式テキストに記載されていない壁や天井からの設置距離まで書かれているなど、公式テキストの範囲を超えた記載がみられます。主要部分の情報の少なさと建物・設備の情報の多さがちぐはぐです。

各項目に出題頻度(A・B・Cの3段階)と過去問の出題年が表示されています。出題頻度はともかく、過去問については「このセクションで平成○○年に出題された」ことしかわかりません。この点は、本文テキスト該当箇所に出題年度・問題番号を表示している『賃貸不動産経営管理士 基本テキスト』のほうが受験生にとって親切です。

TAC「2020年度版みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の過去問題集」

2020年度版みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の過去問題集表紙画像

2020年度版みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の過去問題集表紙画像

『2020年度版 みんなが欲しかった! 賃貸不動産経営管理士の教科書』と連携するのが本書『2020年度版 みんなが欲しかった! 賃貸不動産経営管理士の過去問題集』です。

賃貸不動産経営管理士試験過去問5年分全問について、見開き2ページで過去問(左)と解説(右)を記載しています。

さらに「論点補充」の一問一答も収録。

このため昨年度版の329ページを大幅に超える433ページのボリュームとなっています。

過去問の並べ方は『賃貸不動産経営管理士 過去問題集』と同じく分野別。ただし、本書には全問について目次に記載ページが表示されています。特定の過去問にアクセスしやすい点については『賃貸不動産経営管理士 過去問題集』より良いです。ただし、肝心の解説については言い過ぎかなと思える箇所も見受けられます。

解説ページの右上には『2020年度版 みんなが欲しかった! 賃貸不動産経営管理士の教科書』の該当箇所が表示されています。しかしながら、『賃貸不動産経営管理士 過去問題集』は各肢についてもテキスト(『賃貸不動産経営管理士 基本テキスト』)の該当箇所が表示されています。テキストと過去問題集の連携度では「みんなが欲しかった!」シリーズのほうが見劣りすると言わざるを得ません。

一方、本書にしかないメリットもあります。

最大のメリットは各問の該当箇所が目次に記されていること。これがあるとないとでは問題へのアクセスの早さが段違いです。

なお、昨年度版にあった直前模試のダウンロードサービスはなくなっています。

おすすめできないテキスト(2020年版 ユーキャンの賃貸不動産経営管理士 速習テキスト&問題集)

<2020年版 ユーキャンの賃貸不動産経営管理士 速習テキスト&問題集>

※本書は説明が不足している点がどうにも気になります。正直言っておすすめできません。ネット記事の中には本書をおすすめしているものが見受けられますが、賃貸不動産経営管理士試験に合格していないのかもしれません。

ユーキャンの『賃貸不動産経営管理士 速習テキスト&問題集』は2020年5月27日発売です。

2019年版のレビューはこちらをご参照ください。

以下、昨年度のレビューから抜粋して紹介します。

◆『2019年版 ユーキャンの賃貸不動産経営管理士 速習テキスト&問題集』の「速習」は33日でテキストを1周できるよう構成されていることを指しています(とはいえ、「この分量を1日でこなすのはちょっと無理があるのでは?」という日もあります)

※『2020年版』は35日になっています。

◆「問題集」として33レッスンそれぞれの最後に○×確認テストと章末実力チェック問題があります。ただし、これで問題集と呼ぶには問題数が少ないと言わざるを得ません。別途過去問を用意すべきでしょう。

◆赤シート対応(赤シート付き)、巻末に予想模擬試験(40問、個数問題・組み合わせ問題あり、切り離し可)あり。ただし索引は付いてません。索引はあったほうが絶対に使いやすいです(なのであまりおすすめできません)。

◆『2019年版 ユーキャンの賃貸不動産経営管理士 速習テキスト&問題集』冒頭p.4には「本書は、「理解しやすさ」『身につきやすさ』という観点から、実際の出題順とは異なった項目の並びになっています」とあります。

それは良いとして、出題頻度による重要度ランクがないのは最大のマイナスポイント。この点は購入した/する方が自分で補う必要が生じます。

◆本書の最大の評価ポイントは、すでに述べた通りテキストがとても練られていて読みやすいこと、特に初学者の方が勉強に「入りやすい」こと。

しかしながら、そのせいか説明不足の点が見受けられます

例えば本書p.46には「家賃債務保証業者の行う事務も、場合によっては基幹事務(家賃、敷金等の受領に係る事務)に該当します」とあります。これは平成29年問7肢3(とてもざっくりした問題文でした)に対応したものと思われますが、『賃貸不動産経営管理士 基本テキスト』ではこの部分の説明に2ページを割いて丁寧に図解しています。

本試験で家賃債務保証業者の集金と基幹事務との関連について細かい点が問われた場合、ユーキャンテキストでは対応できないでしょう。
この点について書店で2020年版の該当箇所を確認したところ2019年版とまったく同じでした。

おすすめできません。

◆『2019年版 ユーキャンの賃貸不動産経営管理士 速習テキスト&問題集』と『賃貸不動産経営管理士 基本テキスト』のどちらかを選べと言われたら、説明の丁寧さと頻出頻度による重要度ランクを備えている点で『賃貸不動産経営管理士 基本テキスト』を選びます。

もしすでに本書を購入した受験生は基本テキストや公式テキストで補足することを強くおすすめします。

◆Amazonで本書ページの一部を確認できますので、必ず確かめてから購入するかどうかを決めることをおすすめします。

 

<2020年版 賃貸不動産経営管理士 合格のトリセツ テキスト&一問一答>

LECは『2020年版 賃貸不動産経営管理士 合格のトリセツ テキスト&一問一答』と『2020年版 賃貸不動産経営管理士 合格のトリセツ 過去問題集』を出版する予定です。中身を見ていないのでおすすめはできません。

 

賃貸不動産経営管理士試験の勉強法・勉強時間

賃貸不動産経営管理士試験の独学勉強法・勉強時間についてはこちらの記事をご参照ください。→賃貸不動産経営管理士試験合格に向けた独学勉強方法について 

これまで資格試験を受けたことがない方と宅建合格者では、必要な勉強方法も勉強時間も違ってくるように、受験生それぞれで必要な時間はぜんぜん違います。

まずは賃貸不動産経営管理士過去問40問を90分で解き、今の自分の知識レベルを把握することから始めることをおすすめします(※本試験は50問120分になります!)。

なお、通信講座等の教材を使えば、独学であれこれ調べながら学習するよりはるかに効率良く学習できます。良い講師・スクールの教材は問題分析が緻密なため、無駄な学習をせずに済むからです。

市販テキストでの独学が不安だったり学習の進捗状況を自分で管理するのが苦手な受験生や、そもそも賃貸不動産経営管理士試験の勉強をどこから手を付けたらよいのか考えあぐねている受験生、PC・タブレット・スマホでの学習のほうが向いている受験生は通信講座の利用を検討しても良いでしょう。

賃貸不動産経営管理士試験通信講座

ここでは3社について紹介しておきます。

ちなみにおすすめテキスト・問題集を3冊揃えるだけで1万円弱かかりますので、紹介する通信講座のうちスタディングとスタケンの価格は決して高すぎることはありません。アガルートアカデミーは合格すれば支払金額全額返金および合格祝い金2万円制度を使って元がとれます。

スタディングの賃貸不動産経営管理士講座 は短期合格セミナー・基本講座(ビデオ・音声による18講座約8時間30分)・WEBテキスト・スマート問題集・セレクト過去問集が利用できるコース(¥11,800、税別)と、さらに実践力アップ講座(ビデオ・音声約2時間)・実践力アップ問題集も利用できるコース(¥13,800、税別)があります。

スタディングの問題集は、問題を解答する毎に成績を記録。間違えた問題だけをまとめる機能もあるので、学習の進捗状況が管理しやすいです。

スタディングは無料で機能を試せます。無料で試してから自分に合う教材かどうか吟味すると良いでしょう。

令和元年度に受講していて残念ながら不合格だった方に再受講割引として【2020年度更新版】賃貸不動産経営管理士 合格コース があります。

◆スタケンの賃貸不動産経営管理士WEB講座は¥13,800(税別)
PCでもスマホでも。WEB受講型宅建講座『スタケン』(宅建講座案内ページへのリンクですが、一番上の「賃管講座はこちら>」をクリックすると賃貸不動産経営管理士WEB講座につながります)。

問題集の機能はスタディングと同様ですが、スタケンだけにあるのが模試と質問機能です。

スタケンにはオリジナル模試3回分と質問サポートが料金に含まれています付いていますが、スタディングにはどちらもありません。模試と質問機能を重視するならスタケンのほうが良いでしょう。

◆3社目はアガルートアカデミーの賃貸不動産経営管理士試験講座です。
アガルートアカデミー 賃貸不動産経営管理士試験講座

賃貸不動産経営管理士試験講座総合カリキュラムは以下となっています。

  1. 総合講義:オリジナルのフルカラーテキスト付き動画講義(講座単体価格は税別¥39,800)
  2. 過去問解析講座(講座単体価格は税別¥29,800)
  3. 解説講義付き直前ヤマ当て模試(模試単体価格は税別¥10,800)
  4. Facebookグループ内での質問制度

アガルートアカデミー 賃貸不動産経営管理士試験講座の総合カリキュラムは2020年8月31日までの¥30,000オフキャンペーン適用価格で¥49,800(税別)。キャンペーン適用でのこの価格は、正直言ってスタディング・スタケンより高いです。

とはいえ、アガルートの令和元年度試験合格率は83.3%と試験合格率36.8%を大きく上回っています。

また、合格時には「支払金額全額返金」および「合格祝い金2万円」の特典があります(※特典を受けるには条件がありますので必ずHPでご確認ください)。

なお、アガルートでは各種割引制度が用意されています。

①アガルートの賃貸不動産経営管理士総合講義・総合カリキュラムを受講したことがある方、②宅建・行政書士・管理業務主任者・マンション管理士各試験の合格者、③賃貸不動産経営管理士試験を受験したことがある方、④他の予備校・通信講座・スクール等の有料講座で学習していた方は、キャンペーン価格からさらに割り引くとのことです。

詳細はアガルートアカデミー 賃貸不動産経営管理士試験講座 各種割引制度でご確認ください。

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