【2023年6月4日更新】令和5年度賃貸不動産経営管理士試験合格目指して頑張りましょう!
令和5(2023)年度版「賃貸不動産管理の知識と実務」=公式テキストが刊行されました!賃貸不動産経営管理士試験は公式テキストに準拠します。令和5年版公式テキストに準拠していない市販テキストはおすすめできません。市販テキストは、必ず令和5年版公式テキストに準拠しているものを購入してください!
注:令和5年度賃貸不動産経営管理士講習(5問免除講習)では受講申込者に本書が事前に送付されるとのことです(その分、料金料金増額)。受講予定の方は書店等で買わないようご注意ください。
当記事ではブログ管理人が実際に購入した上で賃貸貸不動産経営管理士試験対策テキスト・問題集・通信講座を紹介しています(出版社・通信講座からの無償提供は一切受けておりません)。
2023年6月2日現在、賃貸不動産経営管理士テキスト6冊および要点解説・問題集が届いています。それらを元に情報をアップデートしました。
昨年版の当記事をお読みになった受験生様(合格なさってます!)からコメントをいただきました!
自分でも書店で読み比べたんですが、ブログでおっしゃていた通りでした。ありがとうございます!
— 駆け出し内科医×不動産賃貸業 (@kakedashi_naika) July 17, 2022
なお、昨年度の賃貸不動産経営管理士試験の合格率は過去最低(27.7%)でした。
先日、売上・年間着工戸数とも国内5位以内の超大手ハウスメーカーの方(既合格者)とお話したところ、社員がなかなか合格できないとこぼしてました。
賃貸不動産経営管理士試験は超大手ハウスメーカーの社員でさえも合格しにくい試験なのです。
合格率は近いうちに管理業務主任者試験並の20%前半になると予想しています。できれば今年のうちに合格しておきたいです。
今年合格するために大切なのは1日も早く良い教材=合格実績の高い教材を選ぶことです。※合格実績の高い教材は【アガルート】賃貸不動産経営管理士試験2023年合格目標カリキュラム(令和4年合格率79.2%)→5月24日から期間限定20%オフとなっています!
2023年度試験での合格可能性をより高めたい方、動画主体で学習したい方、宅建を含め資格試験をこれまで受けたことがない方、とりわけ市販テキストでの独学がとても不安な方は合格実績の高い通信講座を選んだほうが良いと強く思います。「賃貸不動産経営管理士試験に本気で合格したい方へ」をぜひご一読ください!
- 賃貸不動産経営管理士試験に本気で合格したい方へ
- 賃貸不動産経営管理士試験対策の王道は公式テキスト
- おすすめできるテキストの条件
- 賃貸不動産経営管理士試験でおすすめ度「可」のテキスト
- テキスト2:日建学院『とことん学ぶ!賃貸不動産経営管理士 基本テキスト 2023年度版』
- テキスト3:TAC『2022年度版みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の教科書』
- テキスト4:LEC『2023年版 賃貸不動産経営管理士 合格のトリセツ テキスト&一問一答』
- テキスト4:『1回で合格!賃貸不動産経営管理士 テキスト&問題集 '23年版』
- テキスト5:『2023年版ユーキャンの賃貸不動産経営管理士速習テキスト&問題集』
- テキスト6:『2023年度版最速合格!賃貸不動産経営管理士試験テキスト&重要過去問』
- 未発売:TAC『2023年度版 スッキリうかる賃貸不動産経営管理士 テキスト&重要過去問』
- 未発売:『2023年版これで合格 賃貸不動産経営管理士要点整理』
- 直前予想模試
- 一問一答問題集
賃貸不動産経営管理士試験に本気で合格したい方へ
◆賃貸不動産経営管理士は、国家資格化に伴って仕事上必要になる方や就職・転職のために必要とする方が今後大幅に増えると思われます。
しかしながら、賃貸不動産経営管理士試験は「受験生の7割が不合格となる試験」になってしまいました。
本気で賃貸不動産経営管理士試験に合格したいのであれば、もはや「簡単に合格できる資格試験ではなくなった」ことをぜひ自覚してください。早め早めに勉強し始めることを強くおすすめします。
◆特に、次の3項目に当てはまる方は少しでも合格可能性を上げるため、合格実績の高い=合格率の高い資格スクール・通信講座の活用を積極的に検討するべきです。
良い教材を使って効率的に学習でき、しかも学習の進捗状況を管理しやすい上、わからないところを質問できるからです。
- これまで資格試験を受験したことがない方やなかなか資格試験に合格できない方
- 何から勉強したらいいのか考えあぐねている方
- 効率良く2023年度試験での合格を目指す方
◆おすすめできるのは次の3つをすべて満たしている講座です。
- 講座受講生の合格率をHPに記載している
- 講座に質問機能(質問回数無制限が望ましい)がある
- フルカラーのオリジナルテキストが料金に入っている
管理人が知る限りでは、これら3点を満たしているのはアガルートアカデミーの賃貸不動産経営管理士講座だけです。
◆オリジナルテキストを作成するには、講座範囲を熟知し、どこが重要なのか、どこが試験で出題されやすいか、法改正点はどこか、と言った試験合格に必要な箇所の選別といった教材研究能力が不可欠です。
アガルートの賃貸不動産経営管理士講座担当は工藤美香講師です。テキストには設備関連の図ひとつにも工藤講師の細かい指示が入っています。
テキストはこうして作るよ
— 工藤美香(アガルート) (@mikakudo_ag) March 14, 2020
入れ込んである図は、制作の方が私のこうしたい!ってメモ程度からここまでにしてくれます✨
水の位置もう少し高くねとかすごい細かい注文をしても完璧にしてくれる
私1人で出来る事は限られてるから、
仕事でも、やって貰って当たり前じゃない事は忘れずにいたい pic.twitter.com/DaCc4Zsian
ちなみに令和2年度試験の問49は解答速報の正解肢が各社で2と3に別れました。資格スクール・講師の中には当初2にしていたのを3に変更したり、3を2に変更したりしていた所もありましたが、試験日当日から解答を2とし、その後一切変更しなかったのは工藤講師だけでした。
◆アガルートは合格実績も際立っています。令和4年度賃貸不動産経営管理士試験の講座受講生合格率は79.2%。令和4年度試験合格率2.7%の2.9倍という高実績です。
管理人は宅建受験のとき8万円ほどかけて教材を購入して勉強しましたが、プロの手による良く練られた教材を使うと、本当に効率良く学習できることを身を持って思い知りました。
◆アガルート【賃貸不動産経営管理士】2023年合格目標総合カリキュラムには以下の1〜4の講座と5〜7のフォローアップが含まれています。
- 総合講義:オリジナルのフルカラーテキスト付き動画講義
- 過去問解析講座
- 総まとめ講座
- 解説講義付き直前ヤマ当て模試全2回
- Facebookグループ内での質問制度(回数無制限かつ工藤講師が直接返信)
- 学習開始時のガイドとして視聴するオリエンテーション動画
- 受講生からのアンケートをもとに月1回配信されるホームルーム動画
動画講義はとてもコンパクトにまとまっているので勉強のハードルがぐっと下がります!
回数無制限の質問制度も、ネットに情報が少ない賃貸不動産経営管理士試験対策で大きなメリットとなります。講師が直接質問に返信するのはもちろん、他の受講生の質問および講師からの回答についても閲覧できるので視野が広がります。
ネットにいろんな情報が普及したとは言っても賃貸不動産経営管理士試験についてはまだまだ宅建ほどの情報は揃っていません。公式テキストの改訂箇所をネットで調べることだって受験生には難しいかもしれません。
効率良く合格可能性を上げたい方は講座の利用を検討してもよいと思います。
※アガルート【賃貸不動産経営管理士】2023年合格目標総合カリキュラムは5月24日から期間限定20%オフとなっています!
・総合カリキュラムは税込¥87,780→20%オフ税込¥70,224
・総合講義は税込¥43,780→20%オフ税込¥35,024
「割引価格でもまだ高いなあ・・・」そう感じるかもしれませんが、令和5年度試験で合格できなければ次年度も勉強しなければなりません。お金を取り戻すことはできますが、時間を取り戻すことは誰にもできません。
すでに述べた通り、賃貸不動産経営管理士試験は管理業務主任者試験並の20%台前半まで合格率が絞られると思われます。合格可能性の高い教材を選び、令和5年度試験で合格しておいたほうが得策です!
◆アガルート賃貸不動産経営管理士試験総合カリキュラムはWeb申込して決済を済ませればその日から動画講義を視聴できます。
まずは動画講義を開いて試験範囲を把握し、それから賃貸不動産経営管理士試験での最重要ポイントのひとつである賃貸借契約と賃貸住宅管理業法を、できるだけすみやかに学習してしまうことをおすすめします。
Facebookグループにもすぐに入り、いつでも質問できるようにしておきましょう。
Facebookグループではグループ内の他の方による質問と、その質問への工藤講師からの返信も閲覧できます。こちらもとても参考になります。
講座内容の確認はこちらから→【賃貸不動産経営管理士】2023年合格目標総合カリキュラム

賃貸不動産経営管理士試験対策の王道は公式テキスト
テキスト1:公式テキスト『令和5(2023)年度版 賃貸不動産管理の知識と実務』
◆『令和5(2023)年度版賃貸不動産管理の知識と実務』が発売中です!
2023年度賃貸不動産経営管理士試験を受験する方は必ず本書・令和5年度版公式テキスト、あるいは本書にしっかり準拠している通信講座・市販テキストで対策しましょう。
◆改訂4版までは書名に「公式テキスト」と表記されていましたが、国家資格となってから発売された令和3年版から「公式テキスト」の表記が消えました。
とはいえ、本書は賃貸不動産経営管理士講習指定テキストですので、公式テキストに変わりありません。当記事では令和5年度版も公式テキストと呼ぶことにします。
◆公式テキストは、例年約1,000ページ超でしたが、令和5年度版は980ページ。ページ数がやっと3桁になりました。
しかも初めての索引付き!
少しだけ勉強しやすくなりました。
とはいえ、一般的なテキストならたいてい記載されている出題頻度による重要度ランクは相変わらずありません。
公式テキストは、はっきり言ってものすごく勉強しにくいです。
重要度ランクもない、文字がびっしり詰まった980ページのテキストを、頻出項目を調べながら丁寧に学習するとなると1時間に読み進められるのは20ページ程度でしょう。
◆それでもこのテキストは賃貸不動産経営管理士試験対策として王道なのです。
なぜなら、賃貸不動産経営管理士試験は公式テキストからの出題率が極めて高く、しかも公式テキストの文言ほぼそのままもしくは数ヶ所改変しているだけの文章が肢問として数多く出題されてきた事実があるからです。
実際に平成29年度試験問題で確認したところ、公式テキストからの出題率はなんと98.1%でした【賃貸不動産経営管理士試験:公式テキストからの出題率(平成29年度) 】。
令和2年度試験でも公式テキストからの出題が50問中45問もありました。令和4年度試験においても公式テキストから出題されました(新項目の会計分野を含む)。公式テキストもしくは公式テキストにしっかり準拠している教材での学習は必須です。
特に、令和5年度版公式テキストで追加された新項目は要注意です。公式テキストに記載されている以上は必ず公式テキストで学習するか、公式テキストに準拠した他のテキストで学習することが必須となります。
◆繰り返します。公式テキストをメイン教材として学習することは賃貸不動産経営管理士試験対策の王道です。
ですが、1時間に20ページ程度のペースだと公式テキストを1周するだけで50時間もかかってしまいます。1日の勉強時間をあまり捻出できない社会人受験生は効率良く学習できる教材を選択するほうが賢明です。
◆管理人が知る限りで最も効率良く学習できるのは、賃貸不動産経営管理士試験全範囲を約25時間の動画講義で1周でき、なおかつ質問回数無制限のアガルートアカデミー【賃貸不動産経営管理士】2023年合格目標総合カリキュラムです。
アガルート講座の令和3年度賃貸不動産経営管理士試験の合格率は70.25%。令和3年度賃貸不動産経営管理士試験の合格率が31.5%だったのに対し、アガルート講座の令和3年度賃貸不動産経営管理士試験の合格率は70.25%。とても高い合格率です。
今年度試験の合格可能性を上げたい方、市販テキストでの学習が不安な方は利用を検討しても良いと思います。「賃貸不動産経営管理士試験に本気で合格したい方へ」(下線部クリックで該当箇所にジャンプ)をご参照ください。
※公式テキストはとても学習しにくいですが、「公式テキストをメインテキストとしてがんばる!」という受験生は、公式テキストを出版している大成出版社の『賃貸不動産経営管理士 要点解説170!』と『賃貸不動産経営管理士 過去問題集(解説・予想問題付き』を併用して大成出版社3冊シリーズ体制で学習すると良いかもしれません。
おすすめできるテキストの条件
◆賃貸不動産経営管理士試験はまだ8年分しか過去問がありません。このため資格スクール・講師でも「今年のヤマ」を予測しにくいです。
このような状況で受験生がすべきことは、出題頻度の高い分野、そして新たに公式テキストに加わった分野を絶対に落とさないようにすることに尽きます。
また、平成29年度試験に予告なく個数問題・組み合わせ問題を投入、また昨年度は個数問題・組み合わせ問題を鬼のようにたくさん出題してきたように突然の試験難化がいつ起きてもおかしくないのが賃貸不動産経営管理士特徴の一つです。
したがって、過去問レベルから逆算して編集したかのような簡素な説明のテキストでは対応できない恐れがあります。
この点をカバーするため説明が丁寧なテキストもしくは通信講座での学習が必須です。
◆賃貸不動産経営管理士試験対策として取り得る方策は
- 2023年版公式テキストに準拠しているテキストで、
- 丁寧に説明されているものを使い、
- 出題頻度が高い分野から重点的に学習する
ことです。
ではどのようなテキスト・問題集を選べば良いでしょうか?
◆取り得る方策と一部重複しますが、選ぶべきテキストの条件は次の3つを満たしたものです。
- 最新版公式テキストにしっかり準拠している
- 出題頻度がしっかりしていて説明が丁寧
- セットになっている問題集がある
2023年版市販テキストのうち、この条件を満たしたものは・・・残念ながらありませんでした。
◆まず、最新版公式テキストにしっかり準拠しているものがありません。
当記事のアップデートに際し、4つのわかりやすいポイントは2つの法改正への対応(「定期建物賃貸借契約における契約成立のための書面と事前説明のための書面についての電磁的記録による提供」及び「採光規定」)と公式テキストの新規項目への対応(「失火責任法」及び「家電リサイクル法」)です。
これらに対応していれば1点(失火責任法については不法行為責任と債務不履行責任両方への記載があれば1点、どちらかのみなら0.5点)としました。
結果です。
- 『2023年度版 とことん学ぶ!賃貸不動産経営管理士 基本テキスト』3点
- 『2023年度版みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の教科書』2点
- 『2023年版賃貸不動産経営管理士 合格のトリセツ テキスト&一問一答』1.5点
- 『1回で合格!賃貸不動産経営管理士 テキスト&問題集 '23年版』1.5点
- 『2023年版ユーキャンの賃貸不動産経営管理士速習テキスト&問題集』0点
- 『2023年度版 最速合格!賃貸不動産経営管理士試験テキスト&重要過去問』0点
これらのうち、出題頻度・説明がもっとも良いのは『2023年度版 とことん学ぶ!賃貸不動産経営管理士 基本テキスト』です。ただし、「定期建物賃貸借契約における契約成立のための書面と事前説明のための書面についての電磁的記録による提供」についての記載がテキスト・問題集ともにありません。
一方、『2023年度版みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の教科書』には失火責任法と家電リサイクル法の記載がありません。
しかしながら、『2023年度版みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の教科書』とリンクしている『2023年度版みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の問題集』は8年分の過去問を収録し、定期建物賃貸借契約の法改正にもきちんと改題で対応しています。
◆このように、テキストについては穴があるものの『2023年度版 とことん学ぶ!賃貸不動産経営管理士 基本テキスト』が、問題集については『2023年度版みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の問題集』のほうが良いという事態になっています。
とはいえ、選ぶとすればテキストは『2023年度版 とことん学ぶ!賃貸不動産経営管理士 基本テキスト』もしくは『2023年度版みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の教科書』(あるいは通信講座アガルートの利用)となります。
問題集はそれぞれのシリーズのものとなります(後述しますが、『2023年度版 とことん学ぶ!賃貸不動産経営管理士 過去問題集』は昨年版よりも改悪されています)。
◆以上を鑑み、今年度版賃貸不動産経営管理士試験対策テキストについてのおすすめ度は以下となります。
<当記事で紹介している賃貸不動産経営管理士テキストのおすすめ度>
おすすめ度:◎→購入すべき、○→可、×→おすすめしない
◎ 令和5(2023)年度版賃貸不動産管理の知識と実務
○ 2023年度版 とことん学ぶ!賃貸不動産経営管理士 基本テキスト
○ 2023年度版みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の教科書
× 2023年版 賃貸不動産経営管理士 合格のトリセツ テキスト&一問一答
× 1回で合格!賃貸不動産経営管理士 テキスト&問題集 '23年版
× 2023年版ユーキャンの賃貸不動産経営管理士速習テキスト&問題集
× 2023年度版最速合格!賃貸不動産経営管理士試験テキスト&重要過去問
テキスト重視なら『2023年度版 とことん学ぶ!賃貸不動産経営管理士 基本テキスト』(ただし定期建物賃貸借契約の法改正点は要チェック)、問題集重視なら『2023年度版みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の教科書』(失火責任法、家電リサイクル法等は要チェック)です。
【2023年4月5日追記】管理人は平成29年度試験で合格しました。当時は過去問の量が2年分のみと少なかったこと、宅建受験者は賃貸借など宅建と重なっている分野の学習が不要だったことから賃貸不動産経営管理士試験は宅建受験後1ヶ月で十分合格すると考えていました。
しかしながら、現在では過去問の蓄積が増え、問題数も40問から50問になり、しかも賃貸住宅管理業法も施行されました。管理人が受験した当時とは環境が激変しています。このため、宅建受験後1ヶ月の学習での受験で間に合うとは考えていません。
2023年度に宅建と賃貸不動産経営管理士のダブル受験を予定している方は、早め早めに賃貸不動産経営管理士試験対策を始めることを強くおすすめします。
賃貸不動産経営管理士試験でおすすめ度「可」のテキスト
管理人は毎年『とことん学ぶ!賃貸不動産経営管理士 基本テキスト』と『とことん学ぶ!賃貸不動産経営管理士過去問題集』をおすすめしています。
しかしながら、2023年度版での学習には注意が必要です。
テキスト2:日建学院『とことん学ぶ!賃貸不動産経営管理士 基本テキスト 2023年度版』
◆2023年度版の総ページ数は昨年版の438ページから425ページ若干コンパクトになりました。それでも本書は公式テキスト以外では最も丁寧で最も詳しく編集されている賃貸不動産経営管理士試験テキストです。
また、公式テキストにもっとも準拠している市販テキストでもあります(お伝えした通り、今年度版には大きな穴がありましたが・・・)。
賃貸不動産経営管理士試験では、昨年度の出題で個数問題が大幅増(鬼ですね・・・)になったように、何らかの手法で難易度を上げる可能性が常につきまといます。
細かい知識を問う問題が増えるのか、それとも過去に出題されたことがない項目から出題されるのかはまったく予想できませんが、管理人は丁寧に解説しているテキストで学習するほうが試験に対応しやすいと考えます。
◆『とことん学ぶ!賃貸不動産経営管理士 基本テキスト 2023年度版』は、過去8年の出題頻度によって4段階(S:過去8年間で7回以上出題、A:過去8年間で4〜6回出題、B:過去8年間で1〜3回出題、C:出題なし)のランクと各項目での出題年度が記載されています。頻出項目への目配りがしやすいです。
ランクS・Aの学習が必須なのは言うまでもありませんが、ランクB、ランクCの問題も要注意です。なぜなら、令和4年度試験で初めて出題された問題、とりわけ重要項目である賃貸住宅標準管理受託契約書などはランクBに分類せざるを得ないからです。
また、家電リサイクル法(p.360)は令和5年公式テキストで初めて目次に追加されました。このような新規項目も要注意です。ちなみに家電リサイクル法については今年3月にレオパレス21が改善勧告を受けているので出題可能性は決して低くないと予想しています(外れたらごめんなさい)。
なお、すでお伝えしたとおり、今年度法改正で出題される可能性が高い「定期建物賃貸借契約における契約成立のための書面と事前説明のための書面についての電磁的記録による提供」についてはかならず補っておいて下さい(管理受託契約の重要事項説明等では電磁的方法による情報の提供がしっかり記載されているんですけどね・・・)。
◆本書の構成は7編39章。1日2章こなせば20日で1周できる計算にはなります。
とはいえ、説明が丁寧なだけあって学習には相応の時間がかかります。特に第3編賃貸借契約は12章もあります。残り日数が少なくなると余裕がなくなります。早め早めに準備を始めるほうが賢明です。
まずは優先順位の高い項目(S・Aランク)および賃貸住宅管理業法について本書で学習した項目について『2023年度版 とことん学ぶ!賃貸不動産経営管理士過去問題集』で過去問を解きながら重点的に学習しましょう。次いでBランク問題を、それから過去問がないCランク項目の順に学習し、少なくとも3〜5周はこなしましょう。
本書の購入レビューは後日アップデートします。>>>購入レビュー】賃貸不動産経営管理士基本テキスト - 賃貸不動産経営管理士合格応援ブログ
日建学院:2023年度版 とことん学ぶ!賃貸不動産経営管理士 過去問題集
◆『2023年度版 とことん学ぶ!賃貸不動産経営管理士 基本テキスト』と連携しているのは『2023年度版 とことん学ぶ!賃貸不動産経営管理士 過去問題集』です。
注:昨年版のレビューには「見開きの左ページに問題、右ページに解答・解説を掲載しています。右ページ解説部分の下には各肢にいたるまで『2022年度版賃貸不動産経営管理士 基本テキスト』の該当箇所が載っています。」と書きましたが、今年度版ではテキスト該当箇所の章・編番号のみの記載に変更されています(改悪)。おかげで使い勝手が悪くなってしまました。
購入レビュー】賃貸不動産経営管理士過去問題集 2022年度版 - 賃貸不動産経営管理士合格応援ブログは後日アップデートします。
◆2023年度版は平成29年度〜令和4年度賃貸不動産経営管理士試験過去問のうち精選した228問および賃貸住宅管理業法のオリジナル問題を23問の合計251問を収録しています。
昨年版は平成27年度〜令和3年度試験問題から収録していたのですから、今年度版で平成27・28年度問題を外す理由がわかりません。
なお、昨年版はそれぞれの肢問についてテキスト該当箇所を記載するなどしっかり編集されていたのですが、今年度版はテキストの該当箇所の記載も含めて編集労力を簡素化してしまったようです。それでも収録問題数は1問だけ増えているものの、ライバル問題集の『2023年度版 みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の過去問題集』の収録数345問には見劣りします。
◆昨年度版と同じく、問題は出題分野毎に収録されており、オリジナル問題を除く過去問には出題頻度(S〜Cランク)が示されています。
なお、昨年版でのランク分けは以下となっていました(「本書の利用法」p.5からそのまま引用)。
S:過去7回以上出題
A:過去4〜6回出題
B:過去2〜3回出題
C:過去1回出題
が、今年度版では「重要度 各分野の重要度をS-Cまでの4段階で表示」としかありません。重要度の説明も簡素化されてしまっています。
仮定の上で話をするのは心苦しいのですが、重要度ランクが昨年度と同じく出題頻度によるのであれば、頻出問題は絶対に落としてはいけません。S・Aランクの過去問は何度も繰り返し解いておきましょう。
◆法改正等で更新が必要な問題には「改」マークが施されています。ただし、テキストと同様に「定期建物賃貸借契約における契約成立のための書面と事前説明のための書面についての電磁的記録による提供」については抜けています。必ず補っておいて下さい。
◆2020年度版の本書のボリュームは347ページ、2021年度版は409ページ、そして本書は531ページと増量されています。過去問が積み上がるので当然ですが、その分対策にはより時間がかかってしまいます。早めに学習を始めましょう。
◆今年度版は編集の簡素化でいろいろ残念な問題集となっています。目次(索引)も相変わらず貧弱です。「○○年問○○を解きたい」と思っても、目次からたどり着くことができません。この点は『2023年度版 みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の過去問題集』のほうが受験生に親切です。来年度版での改善を強く望みます。
このシリーズには一問一答問題集と直前予想模試があります。一問一答については今年度版の出版は不明です。直前予想模試は今年度版も出版されます。以下のレビューは昨年度版についてのものです。
マンガで始める!版賃貸不動産経営管理士 要点整理&〇×問題 2022年度版

◆日建学院の一問一答問題集です。「○×問」は「マルペケもん」と読みます。
昨年版は要点整理+一問一答集でした。
2022年度版はリニューアルされ、賃貸不動産経営管理士試験の主要6分野(「管理受託契約」、「管理業務として行う賃貸住宅の維持保全」、「家賃、敷金、共益費その他の金銭の管理」、「賃貸住宅の賃貸借」、「賃貸住宅管理業法」、「管理業務その他の賃貸住宅の管理の実務」)についてポイント解説と○×問題すなわち「一問一答」を収録。しかも、6分野それぞれについて導入マンガが掲載されています。
導入マンガは初の試みです。評判が良ければ来年度も継続されるでしょう(評判が悪ければなくなりますが・・・)。
◆本書は索引含め306ページ。収録されている○×問題すなわち「一問一答」は455問です。昨年度版は253ページ・400問でした。
◆一問一答の問題は基本的なものばかりです。本書のポイント解説・一問一答をメインに勉強するのはおすすめできませんが、コンパクトなので要点整理・復習用として常に持ち歩くには適しています。サブテキスト・サブ問題集として活用しましょう。
◆残念ながら『賃貸不動産経営管理士 基本テキスト』とは連携していません。その分、どのテキストを選んでも本書が邪魔にはなることはありません。
購入レビューはこちらです。→マンガで始める!賃貸不動産経営管理士要点整理○×問2022年度版購入レビュー - 賃貸不動産経営管理士合格応援ブログ
◆日建学院シリーズには直前予想問題集もあります。
とことん学ぶ!賃貸不動産経営管理士 直前予想問題集 2023年度版
※画像は昨年版のものです。
※レビューは昨年度版についてのものです。
◆2020・2021年度に引き続き、2022年度版の予想問題(予想模試)も基礎・標準・難解の3レベル各50問を収録しています。
- 基礎問題:合格ライン40点
- 標準問題:合格ライン35点
- 難解問題:合格ライン30点
基礎問題の合格ライン40点は、やはり昨年度合格点が40点だったことを反映していると思われます。
基礎問題は昨年度版と同じく個数問題・組み合わせ問題ゼロ、標準問題は組み合わせ問題が1題だったのが個数問題1 。
一方、 難解問題は個数問題4・組み合わせ問題2だったのが個数問題6題・組み合わせ問題3と難易度アップしています。
基礎→標準→難解となるにつれ、個数問題・組み合わせ問題の数のみならず、論点の細かさもアップしています。
基礎問題・標準問題はともかく、難解問題は結果に一喜一憂せずに、あくまで「弱点のあぶり出しに用いる」のが良いと思います。
◆今年度新たに試験範囲となった「会計」については、基礎問題問19(企業の会計と財務諸表)・問20(会計上の仕訳および簿記)、標準問題問19(企業会計の一般原則)・問20(企業の財務諸表の作成)、難解問題問19(会計上の帳簿および仕訳)・問20(仕訳)が出題されています。
当然ですが、勉強していないとどうしようもありません。当記事で紹介した『2022年度版みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の教科書』のような会計分野について記載していないテキストでは太刀打ちできません。
会計分野から本試験で何問出題されるかどうかはわかりませんが、丁寧に解説されているテキストを使ってしっかり準備しておきましょう。
◆本書は『2022年度版 賃貸不動産経営管理士 基本テキスト』と連携しています。各肢問についてまで該当ページが記載されています。
例えば基礎問題問20は肢1〜肢4すべてに基本テキストp.184を参照するよう記載されています。「補足説明として基本テキストを併せて活用することで、さらなる理解が深まり、追加情報も得られます(本書p.4)」とのことです。
※TACおよびLECの直前予想模試はテキストとはまったく連携していません。
◆本書の巻頭には「令和4年度試験対策の総決算 過去7年間の出題分析 分野別攻略法」と「重要数字攻略ドリル」が収録されています。
重要数字攻略ドリルは試験直前のポイントチェックにとても有用です。
◆個別紹介記事は2022年度版とことん学ぶ!賃貸不動産経営管理士直前予想問題集:購入レビューをご参照ください。
◆なお、購入した方はダウンロードサービスについてかならず、絶対忘れずに確認しておきましょう!!(購入した方だけがわかります)
日建学院賃貸不動産経営管理士シリーズ
テキスト3:TAC『2022年度版みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の教科書』
購入レビュー】みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の教科書 - 賃貸不動産経営管理士合格応援ブログは後日アップデートします。
◆重要度はA〜Cの3段階に分けられています。各項目には出題年度も記載されています。
◆本書はフルカラーを採用し、イラストもふんだんに使われています。
しかしながら、文字サイズ・色・フォントの種類も多用されていること、とりわけテキスト本文のフォントがやや小さく細いためテキスト自体は読みにくく感じました。
Amazonの該当ページ(上の「Amazonで探す」ボタンからリンク)にテキスト画像が掲載されていますので、購入前にかならず確認して自分に合うかどうかご検討ください。
◆一方で建物・設備についてはフルカラーイラストのおかげでよりイメージしやすくなっています。
とはいえ、自動火災報知設備では公式テキストに記載されていない壁や天井からの設置距離まで書かれている(p.305)など、公式テキストの範囲を超えた記載がみられます(毎年指摘していますが今年もそのままでした)。
◆ページ数は索引含めて昨年版の340ページから378ページに増量されました。昨年版は『金銭の分別管理』(会計の基礎知識)に該当する記載が一切ないことを筆頭に穴だらけだったためおすすめできませんでしたが、今年度は改善がみられます。
とはいえ、公式テキスト記載項目への準拠度合いは『2023年度版 賃貸不動産経営管理士 基本テキスト』より下です。公式テキストに記載されていることがすべて出題されるわけではありませんが、公式テキストに記載されていることはすべて試験範囲と思ったほうが良いです。
とくに、新たに追加された失火責任法と家電リサイクル法については必ず補っておいてください。
TAC「2023年度版 みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の過去問題集」
◆『2023年度版みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の教科書』とリンクしている問題集は『2023年度版 みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の過去問題集』です。
◆分野別の四肢択一形式問題集です。
◆目次に各年度の全問について掲載ページを記載しています。そのおかげで「○○年度問○」といった特定の問題にアクセスしやすいです。これは大きなメリットです。
◆本書は過去8年間345問の過去問を収録。すべて法改正に対応して改題されています。現時点で質・量とも最も良い市販賃貸不動産経営管理士試験用問題集と言えます。
問題集から市販教材を選ぶのであれば本書『2023年度版 みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の過去問題集』と『2023年度版みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の教科書』になります。
購入レビュー】みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の過去問題集(2022年度版)は後日アップデートします。
2023年度版本試験をあてる TAC直前予想模試 賃貸不動産経営管理士
※画像は昨年版のものです。
※レビューは昨年版のものとなります。
◆収録問題数は50問×3種類の150問。難易度によって3つのレベルを収録しています。
- 第1回問題:合格ライン40点
- 第2回問題:合格ライン35点
- 第3回問題:合格ライン32点
昨年度版の第1回問題の合格ラインは37点でした。しかしながら、2022年度賃貸不動産経営管理士試験の合格点が40点だったことから設定合格ラインを引き上げたようです。
個々の問題は難易度によってA・B・Cランクに分けられています。Aランクは絶対に落としてはいけない問題、Bランクは合格者は解ける問題、Cランクはできなくても気にしない問題(p.2より)となっています。
◆各回におけるA・B・Cランクの配分による難易度調整は、昨年度版はBランク問題で行われていた(第1回・第2回問題でのBランク問題出題数はそれぞれ16問、18問だったのが、第3回では27問と急増)、今年度版ではCランク問題で行っています(Cランク問題は昨年度版第1回〜3回で3問・5問・7問だったのが今年度版第1回〜3回で2問・5問・9問)。
解答・解説にはBランク問題に「合否の分かれ目」を目立つマークがしてあります。Cランク問題にも目配りは必要です(例えば今年度から新たに加わった「会計」については「第3回問44管理業者の会計処理」で出題)が、A・Bランク問題を中心に「すべての肢について根拠を持って正誤判定できるように」しておきましょう。
◆解答・解説は2色刷りです。重要語句がピンクがかった赤色で強調されているので視認しやすくなっています。
【2022年10月25日追記】訂正が7箇所あります。正誤表をかならずチェックしておきましょう→
https://bookstore.tac-school.co.jp/pdfdb/errata/1101/110106.pdf?1666658865
◆残念ながら、本書はTACの『みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の教科書』・『みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の過去問題集』とは一切連携していません。連携を当てにして購入しないようご注意ください。
◆個別紹介記事は2022年度版本試験をあてる TAC直前予想模試 賃貸不動産経営管理士購入レビュー をご参照ください。
TAC・みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士シリーズ
以下は法改正対応及び公式テキストへの準拠が不十分なためおすすめできないテキストです。列挙していきます。
テキスト4:LEC『2023年版 賃貸不動産経営管理士 合格のトリセツ テキスト&一問一答』
◆法改正および公式テキストへの準拠が甘いためおすすめしません。
ただし、電子書籍版があります(kindleおよび楽天kobo)。電子書籍版が欲しいという受験生には選択肢となります。
◆購入レビューは後日アップデートします。
>>>購入レビュー:2022年版賃貸不動産経営管理士 合格のトリセツ テキスト&一問一答
2023年版 賃貸不動産経営管理士 合格のトリセツ 過去問題集
◆『トリセツ』の問題集です。こちらも電子書籍版があります。
目次の順はテキストに合わせてあるのみで、テキストと連携していません。この点を承知の上で購入するかどうかご検討ください。
2023年版 出る順賃貸不動産経営管理士 当たる!直前予想模試(LEC)
◆『トリセツ』出版元であるLECの予想模試です。
※画像およびレビューは昨年版のものです。
◆収録問題数は日建学院・TACと同じく50問×3種類の150問です。
◆日建学院・TACの直前予想模試との大きな違いは、収録問題が各回によって難易度別にはなっていないことです。
本書は、「LECは賃貸不動産経営管理士試験と同じ時間・同じ問題数・同じレベルで、過去問ではない"今年出題が予想されるオリジナル模試3回分"を作成」(本書のはしがきより、赤字もそのまま引用)されています。
◆本書にはWEB無料採点サービスおよび解説講義動画があるのがメリットです。他社との差別ポイントになっています。
◆一方、マイナスポイントも目立ちます。
解答・解説に各問の重要度がA・B・Cの三段階で表示されています。また、予想正解率が掲載されているのは他社にない大きな特長です。
ただし、「本書の利用法」に「Cランク(出題率が低いか、又は合格者でも正解率が低いであろう問題)は必ずしも復習する必要はありません」と書いてある一方、次の段落に「Cランクだからといって予想正解率が50%に達しているものもあるので、余裕がある場合は積極的にBランクやCランクでも予想正解率の高い問題を重点的に復習するようにしてください」とあります。
このため、A〜Cランク以外に予想正解率にも気を配らなくてはならず、受験生の手間が増えるばかりです。この点はいかがなものかと思いました(Cランクでも予想正解率70%以上のものがあります)。
◆本書の解答・解説は黒1色刷りです。TACのは二色刷りでしたので、読みにくさを指摘せざるを得ません。
◆本書はLECの『賃貸不動産経営管理士 合格のトリセツ テキスト&一問一答』・『賃貸不動産経営管理士 合格のトリセツ 過去問題集』とは一切連携していません。連携を当てにして購入しないようご注意ください。
◆最大のマイナスポイントは会計の基礎知識に該当する問題が見当たらないことです。
会計の基礎知識は令和4年度版公式テキストで新たに17頁分も追加された項目ですので、出題可能性はそれなりに高いでしょう。にもかかわらず一切目配りしていないのはいかがなものかと思いました。
なお、他社の直前予想問題集では日建学院で計6問、TACで計2問出題されています。
◆個別紹介記事2022年版 出る順賃貸不動産経営管理士 当たる!直前予想模試購入レビュー は発売後のアップデートとなります。
LEC・トリセツ賃貸不動産経営管理士シリーズ
テキスト4:『1回で合格!賃貸不動産経営管理士 テキスト&問題集 '23年版』
◆法改正および公式テキストへの準拠が甘いためおすすめしません。
◆過去5年問題集はテキストとリンクしていません(購入して確認済み)。
テキスト5:『2023年版ユーキャンの賃貸不動産経営管理士速習テキスト&問題集』
◆法改正および公式テキストへの準拠が甘い、というよりぜんぜんされていないためおすすめしません。
テキスト6:『2023年度版最速合格!賃貸不動産経営管理士試験テキスト&重要過去問』
◆法改正および公式テキストへの準拠が甘い、というよりぜんぜんされていないためおすすめしません。
未発売:TAC『2023年度版 スッキリうかる賃貸不動産経営管理士 テキスト&重要過去問』
※画像とレビューは昨年度版となります。
◆索引含め303ページと実にスッキリまとまっています。購入して確認したところ、テキスト部分は221ページ、問題数(4肢択一)は67問でした。よく言えばコンパクトにまとまっている、悪く言えば内容はうすいです。
◆会計の基礎も一応収録されています。簿記の仕訳に1ページ、金銭の分別管理に4ページ(記載量は3ページ分)を割いています。このため、次点のテキストにかろうじて滑り込みました。
とはいえ、収録問題数がぜんぜん足りないため、本書だけでの試験対策ではとうてい不十分です。
◆試験直前1週間前まで何も勉強していない受験生なら本書一択かもしれません。でもそうならないよう、連携しているテキスト・問題集を使って早めに学習を始めることを強くおすすめします。
未発売:『2023年版これで合格 賃貸不動産経営管理士要点整理』
※画像とレビューは昨年度版となります。
◆Kenビジネススクール社長の田中謙次先生執筆のテキストです。341ページまるごとテキスト、しかもフルカラーです。文字をかなり詰めているため、ページ数以上のボリュームがあります。
しかしながら、本書は「フルカラーで印刷したレジュメをそのまま製本した」ような印象と言わざるを得ません。細いフォントを使っている上、文字間・行間を詰めすぎているためはっきり言って読みにくいです。
しかも会計分野のアップデートに未対応。設備関係はフルカラーのイラストのみならずフルカラー写真も掲載するなど良い点もあるのですが・・・おすすめできません。
直前予想模試
※画像とレビューは昨年度版となります。
直前予想模試は賃貸不動産経営管理士資格研究会(日建学院)、LEC、TACから発売されています。すでに紹介した通り、テキストとリンクしているのは日建学院だけです。
※直前予想模試は点数に一喜一憂せず、あくまで弱点の可視化と補強に活用しましょう。時間を計りながら解き、採点を終えたら必ず見直しましょう!
一問一答問題集
※レビューは昨年度版となります。
◆賃貸不動産経営管理士試験対策一問一答問題集は、管理人が把握してるだけで3冊出版されています。3冊とも購入して収録問題集を確認しました。
・『マンガではじめる!賃貸不動産経営管理士 要点整理&〇×問題 2022年度版』はA5サイズ、455問収録。
・『賃貸不動産経営管理士一問一答問題集’22年版』は縦が新書サイズ、横が文庫サイズでコンパクト、537問を収録。頻出問題には「よく出る」マークが付されています。
・『2022年版 楽学賃管士 一問一答』はA5サイズ、967問収録のため厚めです。
しかしながら、3冊ともテキストとは連携していません。本試験まで残り60日を切った今からだ分野別問題集+テキストでの学習に集中したほうがよいかもしれません。