賃貸不動産経営管理士合格応援ブログ

賃貸不動産経営管理士試験、宅地建物取引士資格試験、FP3級・2級合格を目指す受験生を応援します。

2021年度版賃貸不動産経営管理士試験の合格率と難易度について

2021年1月8日更新
賃貸不動産経営管理士試験は平成30年度試験までは合格率約50%と合格しやすい資格試験でした。

しかしながら、昨年2020年度試験合格率は29.8%。初めて30%を切りました。

2021年度試験は国家資格化を迎えることから難易度はさらにアップすると思われます。

受験生は良い教材を使って早めに勉強を始めましょう。

 


2021年度の賃貸不動産経営管理士試験は2021年11月21日実施予定です(令和3年度(2021)賃貸不動産経営管理士試験日・申し込み日程・試験概要について)。

賃貸不動産経営管理士試験の難易度は確実に上がった

資格試験でとても気になるのが合格率、そして難易度です。

合格率は難易度そのものを表すひとつの指標となります。

例えばFP3級試験の合格率が80%なのに対し、FP2級試験の合格率は40%ほどに低下します(日本FP協会実施分について)。FPの学科試験の出題形式は3級が2肢もしくは3肢択一、一方のFP2級は4肢択一。さらに出題内容もより細かくなるのでFP2級になると難易度が跳ね上がるのです。

では賃貸不動産経営管理士の難易度についてはどうでしょうか?

これまで50%以上だった合格率が2019年度試験で36.8%へと急激に低下、さらに2020年度試験ではついに30%を切ってしまいした。賃貸不動産経営管理士試験の難易度は確実に上がっています。

この傾向は来年度も続くのでしょうか?受験生にとってはとても気になります。

気になりますが、まずは賃貸不動産経営管理士試験の合格率の推移と傾向についてみていきましょう。

賃貸不動産経営管理士試験の合格率は3つある

2020年度賃貸不動産経営管理士試験の合格率29.8%でした。

ただし、賃貸不動産経営管理士試験には賃貸不動産経営管理士講習を受講すると免除される問題があります。2019年度までは講習の受講によって40問中4問が、2020年度では講習受講により50問中5問免除されています。

このため、2020年度賃貸不動産経営管理士試験までの合格率には次の3つがあることになります。

賃貸不動産経営管理士試験の合格率

①受験者トータルでの合格率
②賃貸不動産経営管理士講習を受け,4問or5門免除となった講習修了者の合格率
③講習を受けていない一般受験者の合格率

 

では①・②・③それぞれについてみていきましょう(データは賃貸不動産経営管理士協議会HP等より)。

2020年度賃貸不動産経営管理士試験の受験者全体の合格率は29.8%と急減した

受験者全体の合格率

一般に言われる賃貸不動産経営管理士試験の合格率は、この「受験者全体の合格率」を意味します。

過去7年間の受験者全体の合格率の推移です(令和2年度から問題数が50問となりました)。

賃貸不動産経営管理士試験結果
年度 合格点 合格率 合格者
平成25年度
28点
85.8%
3,386
平成26年度
21点
76.8%
3,219
平成27年度
25点
54.5%
2,679
平成28年度
28点
55.8%
7,350
平成29年度
27点
48.3%
8,033
平成30年度
29点
50.7%
9,379
令和元年度  29点  36.8%  8,698 
令和2年度  34点  29.8%  8,146 


賃貸不動産経営管理士の合格率は平成25年度(2013)試験の85.8%から年々低下し平成29年度(2017)試験の合格率は48.3%でした。50%を切ったのは初めてです。平成29年度試験から導入された個数問題・組み合わせ問題の影響が大きいかもしれません。

合格率は平成30年度(2018)試験で再び50.73%に回復したものの・・・令和元年度(2019)試験で一気に36.84%まで下落してしまいました。

すでに述べた通り、賃貸不動産経営管理士試験は令和2年度から50問120分になります。

このことが合格率に何らかの影響をおよぼすかもしれないという予感は若干ありました。

とはいえ、いきなり40%を切るほどに合格率を絞るとは、まして合格者数が平成30年度試験より少なくなったことは想定外でした。

そして、初の50問120分となった令和2年度試験の合格率はついに30%を切る29.8%。難易度が一気に上がりました。  

講習修了者の合格率

次に賃貸不動産経営管理士講習を受けたかどうかで合格率にどれくらい違いがあるのかについて見てみましょう。

講習受講者(講習修了者)の合格率です。

賃貸不動産経営管理士試験
講習修了者の結果
年度 講習修了者 合格者 合格率
平成25年度
1,901
1,689
88.8%
平成26年度
1,463
1,245
85.0%
平成27年度
1,653
1,056
63.8%
平成28年度
2,286
1,556
68.0%
平成29年度
4,380
2,342
53.4%
平成30年度
5,379
2,886
53.6%
令和元年度
6,882
2,641
38.3%
令和2年度
8,671
2,925
33.7%


令和2年度賃貸不動産経営管理士講習は新型コロナウイルス感染症の影響で開催予定が大幅に乱れたものの、協議会の尽力によって講習修了者は昨年度より多く、非受講者より合格率も高かったです。1点足りないだけで不合格となる試験ではやはり5問免除のメリットは非常に大きいと言えます。

非受講者の合格率

賃貸不動産経営管理士講習を受けてない非受講者の合格率です。

賃貸不動産経営管理士試験
非受講者の結果
年度 非受講者 合格者 合格率
平成25年度
2,045
1,697
82.9%
平成26年度
2,725
1,974
72.4%
平成27年度
3,255
1,623
49.8%
平成28年度
10,863
5,794
53.3%
平成29年度
12,244
5,691
46.4%
平成30年度
13,109
6,493
49.5%
令和元年度
16,723
6,057
36.2%
令和2年度
18,667
5,221
27.9%


非受講者の試験合格率は平成29年度に50%を切りました。これは、平成29年度に予告無く個数問題・組み合わせ問題が出題された影響があったと思われます(管理人も第1問を見た途端、頭を抱えました・・・)。

平成30年度合格率は49.53%と、前年度より盛り返しています。対策テキスト等が多く出版されたことによる好影響かもしれません。

一方、令和元年度の合格率は36.2%、そして令和2年度合格率はついに30%を切ってしまいました。

講習修了者と非受講者の合格率の違い

講習修了者と非受講者の合格率はどれくらい違うのでしょう?

賃貸不動産経営管理士試験
講習修了者・非受講者の
合格率
年度 講習修了者 非受講者
平成25年度
88.8%
82.9%
平成26年度)
85.0%
72.4%
平成27年度
63.8%
49.8%
平成28年度
68.0%
53.3%
平成29年度
53.4%
46.4%
平成30年度
53.6%
49.5%
令和元年度
38.3%
36.2%
令和元年度
33.7%
27.9%


令和元年度試験での講習修了者と非受講者の合格率の差はわずか2.16ポイントだったので、令和2年度では5.8ポイントにまで広がりました。 

賃貸不動産経営管理士試験合格点調整型の資格試験なので合格点が毎年変わります。わずか1点足りなくても不合格となり、涙を呑みます。

賃貸不動産経営管理士試験ではどの問題が免除されるのかは試験本番を迎えないとわかりません。もしかしたら相対的に簡単な問題ばかりが5問免除対象となるかもしれませんし、そうじゃないのかもしれません。

それでも、免除される5問を全部得点できる保証がない以上、1点で泣かないためにも講習を受けておくメリットはあると言えます。

 

2021年度賃貸不動産経営管理士試験の難易度は確実に上がり、合格率が30%に戻ることは・・・たぶんないだろう

昨年、この記事を書いたときのこの章の見出しは「2020年度賃貸不動産経営管理士試験の難易度は確実に上がり、合格率が50%に戻ることはない」でした。

合格率50%どころか、下手したら30%に戻ることもないかもしれません。

2018年度賃貸不動産経営管理士試験までは「合格者実績、さらには賃貸不動産経営管理士登録者実績がまだまだ必要」な段階だったと言えます。だからこそ年々低下しつつも合格率50%以上をキープしてたのでしょう。

また、去年の時点でこの章にはこう書きました。
→「2019年度試験では受験者全体の合格率が40%を切ってしまいました。賃貸不動産経営管理士協議会側がこれから合格率を絞る政策を取る判断を下したものと思われます。」

はからずしも予想が当たってしまいました。令和3年度試験はさらに合格率を絞り込んでも何ら不思議ではありません。

試験問題のレベルが同じだとしても、合格率を絞ることで難易度が上がります。受験生はより高い精度で解答することを余儀なくされるからです。

賃貸不動産経営管理士試験の高難度化は避けられません。どんな問題が出題されても、少なくとも7割(35点)、あるいはそれ以上の得点ができるような試験対策が必要です。

これまでのように宅建試験が終わってからの1ヶ月で合格できるような甘い試験ではなくなってしまいました。

試験合格への近道は、良い教材を使って早めに勉強を始めることです。市販テキストだけでの勉強が不安な受験生は資格スクールや通信講座の教材に対価を惜しまないほうが吉です。

試験対策については次の章をご参照ください。

 

賃貸不動産経営管理士試験対策

賃貸不動産経営管理士試験通信講座

通信講座等の教材を使えば、独学であれこれ調べながら学習するよりはるかに効率良く学習できます。良い講師・スクールの教材は問題分析が緻密なため、無駄な学習をせずに済むからです。

市販テキストでの独学が不安だったり学習の進捗状況を自分で管理するのが苦手な受験生や、そもそも賃貸不動産経営管理士試験の勉強をどこから手を付けたらよいのか考えあぐねている受験生、PC・タブレット・スマホでの学習のほうが向いている受験生は通信講座の利用を検討しても良いでしょう。

ここでは1社について紹介しておきます。

◆令和元年度賃貸不動産経営管理士試験合格率は36.8%に急減しました。そんな逆風の中、合格率83.3%という極めて高い成果をあげたのがアガルートアカデミーの賃貸不動産経営管理士試験講座です。
アガルートアカデミー 賃貸不動産経営管理士試験講座


賃貸不動産経営管理士試験講座総合カリキュラムは以下となっています。

  1. 総合講義:オリジナルのフルカラーテキスト付き動画講義(講座単体価格は税別¥39,800)
  2. 4時間の動画による過去問解析講座(講座単体価格は税別¥29,800)
  3. 解説講義付き直前ヤマ当て模試(模試単体価格は税別¥10,800)
  4. Facebookグループ内での質問制度

アガルートアカデミー 賃貸不動産経営管理士試験講座の価格は、正直言ってスタディング・スタケンより高いです。

とはいえ、すでに述べた通りアガルートの令和元年度試験合格率は83.3%

金額は他の講座より高いものの、合格時には「支払金額全額返金」および「合格祝い金2万円」の特典がありますので合格すれば元はとれます。(※特典を受けるには条件がありますので必ずHPでご確認ください)。

なお、アガルートでは各種割引制度が用意されています。

①アガルートの賃貸不動産経営管理士総合講義・総合カリキュラムを受講したことがある方、②宅建・行政書士・管理業務主任者・マンション管理士各試験の合格者、③賃貸不動産経営管理士試験を受験したことがある方、④他の予備校・通信講座・スクール等の有料講座で学習していた方は10%〜20%割り引くとのことです。

詳細はアガルートHPでご確認ください。

賃貸不動産経営管理士試験対策テキスト・問題集【2020年度版】

2020年版おすすめテキスト・問題集を紹介しておきますが、2021年度版の発売まで待っていたほうがよいでしょう。

おすすめの理由はこちらの記事をご参照ください。

 

『賃貸不動産経営管理士基本テキスト(2020年度版)』

 

『賃貸不動産経営管理士過去問題集(2020年度版)』

 

『賃貸不動産経営管理士直前予想問題集(2020年度版)』重要数字攻略ドリルは特におすすめです。予想問題は弱点のあぶり出しと補強に使うのが良いと思います。

 

『賃貸不動産管理の知識と実務 改訂4版:賃貸不動産経営管理士公式テキスト』

 

『2020年度版賃貸不動産経営管理士 要点と〇×問』が9月に発売されました。229ページとコンパクトな分量ながら、要点まとめと一問一答326問が収録されています。常に持ち歩いてスキマ時間に知識を確認するのに用いると良いでしょう。

 

賃貸不動産経営管理士試験日・関連記事・過去問

◆令和3年度(2021)賃貸不動産経営管理士試験は2021年11月21日に実施予定です。
令和3年度(2021)賃貸不動産経営管理士試験日・申し込み日程・試験概要について

◆令和3年度(2021)賃貸不動産経営管理士試験の申し込みは2021年8月中旬から始まりと思われます。記事は昨年度のものです。
令和2年度(2020)賃貸不動産経営管理士試験受付・申し込みは8月17日から:資料請求申込と受験案内書について

◆賃貸不動産経営管理士試験過去問平成30年度・平成29年度・平成28年度問1〜問40の解説はこちらのページにリンクしてあります(※平成29年度はこのページです)


◆早めに勉強を始め、合格を勝ち取りましょう!

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