賃貸不動産経営管理士合格応援ブログ

賃貸不動産経営管理士試験、宅地建物取引士資格試験、FP3級・2級合格を目指す受験生を応援します。

賃貸不動産経営管理士試験の合格率と難易度について

2020年9月12日更新
賃貸不動産経営管理士試験は平成30年度試験までは合格率約50%と合格しやすい資格試験でした。

しかしながら、昨年の2019年度試験で合格率が36.8%と大幅に低下。難易度は確実に上昇しました。

さらに2020年度試験から50問120分へとなり、難易度はさらにアップします。

受験生は良い教材を使って早めに勉強を始めましょう。

 


今年度の賃貸不動産経営管理士試験は2020年11月15日実施予定です(令和2年度(2020)賃貸不動産経営管理士試験日・申し込み日程・試験概要について)。

賃貸不動産経営管理士試験の難易度は確実に上がった

資格試験でとても気になるのが合格率、そして難易度です。

合格率は難易度そのものを表すひとつの指標となります。

例えばFP3級試験の合格率が80%なのに対し、FP2級試験の合格率は40%ほどに低下します(日本FP協会実施分について)。FPの学科試験の出題形式は3級が2肢もしくは3肢択一、一方のFP2級は4肢択一。さらに出題内容もより細かくなるのでFP2級になると難易度が跳ね上がるのです。

では賃貸不動産経営管理士の難易度についてはどうでしょうか?

これまで50%以上だった合格率が、2019年度試験で36.8%へと急激に低下しました。賃貸不動産経営管理士試験の難易度は確実に上がりました。

この傾向は来年度も続くのでしょうか?受験生にとってはとても気になります。

気になりますが、まずは賃貸不動産経営管理士試験の合格率の推移と傾向についてみていきましょう。

賃貸不動産経営管理士試験の合格率は3つある

2019年度賃貸不動産経営管理士試験の合格率36.8%でした。

ただし、賃貸不動産経営管理士試験には賃貸不動産経営管理士講習を受講すると免除される問題があります。これまでは講習の受講によって40問中4問が免除されました。※2020年度からは講習受講により50問中5問免除されます。

このため、2019年度賃貸不動産経営管理士試験までの合格率には次の3つがあることになります。

賃貸不動産経営管理士試験の合格率

①受験者トータルでの合格率
②賃貸不動産経営管理士講習を受け,4問免除となった講習修了者の合格率
③講習を受けていない一般受験者の合格率

 

では①・②・③それぞれについてみていきましょう(データは賃貸不動産経営管理士協議会HP等より)。

2019年度賃貸不動産経営管理士試験の受験者全体の合格率は36.8%と急減した

受験者全体の合格率

一般に言われる賃貸不動産経営管理士試験の合格率は、この「受験者全体の合格率」を意味します。

過去6年間の受験者全体の合格率の推移です。

賃貸不動産経営管理士試験結果
年度 合格点 合格率 合格者
平成25年度(2013年度)
28点
85.80%
3,386
平成26年度(2014年度)
21点
76.86%
3,219
平成27年度(2015年度)
25点
54.58%
2,679
平成28年度(2016年度)
28点
55.89%
7,350
平成29年度(2017年度)
27点
48.32%
8,033
平成30年度(2018年度)
29点
50.73%
9,379
令和元年度(2019年度)  29点  36.84%  8,698 


賃貸不動産経営管理士の合格率は平成25年度(2013)試験の85.8%から年々低下し平成29年度(2017)試験の合格率は48.3%でした。50%を切ったのは初めてです。平成29年度試験から導入された個数問題・組み合わせ問題の影響が大きいかもしれません。

合格率は平成30年度(2018)試験で再び50.73%に回復したものの・・・令和元年度(2019)試験で一気に36.84%まで下落してしまいました。

すでに述べた通り、賃貸不動産経営管理士試験は令和2年度から50問120分になります。

このことが合格率に何らかの影響をおよぼすかもしれないという予感は若干ありました。

とはいえ、いきなり40%を切るほどに合格率を絞るとは、まして合格者数が平成30年度試験より少なくなったことは想定外でした。



一方、合格点は2年連続で29点でした。

試験終了後の各資格スクール・講師による問題分析によると、2019年度賃貸不動産経営管理士試験では試験問題そのものの難易度が平成30年度より上がったとのことでした。

このため、これまでの合格率50%なら合格点は29点より下がると予想した資格スクール・講師が多かったのですが・・・

賃貸不動産経営管理士対策テキスト・問題集・直前模試等は平成30年から数多く出版されるようになり、資格スクール・オンライン講座も増えました。教材の幅が広がったことによって事前対策が功を奏した受験生が多かったため得点分布が上昇し、合格ラインの高得点状態が続いたものと推測されます。

もしかしたら28点だった受験生がとても多かったのかもしれません。  

講習修了者の合格率

次に賃貸不動産経営管理士講習を受けたかどうかで合格率にどれくらい違いがあるのかについて見てみましょう。

講習受講者(講習修了者)の合格率です。

賃貸不動産経営管理士試験 講習修了者の結果
年度 講習修了者 合格者 合格率
平成25年度(2013年度)
1,901
1,689
88.84%
平成26年度(2014年度)
1,463
1,245
85.09%
平成27年度(2015年度)
1,653
1,056
63.88%
平成28年度(2016年度)
2,286
1,556
68.06%
平成29年度(2017年度)
4,380
2,342
53.47%
平成30年度(2018年度)
5,379
2,886
53.65%
令和元年度(2019年度)
6,882
2,641
38.37%


令和元年度講習修了者数は前年度より1,500名ほど増えて過去最高だったものの、合格率は38.37%。前年度講習修了者の合格者数を割り込んでしまいました。

非受講者の合格率

賃貸不動産経営管理士講習を受けてない非受講者の合格率です。

賃貸不動産経営管理士試験 非受講者の結果
年度 非受講者 合格者 合格率
平成25年度(2013年度)
2,045
1,697
82.98%
平成26年度(2014年度)
2,725
1,974
72.44%
平成27年度(2015年度)
3,255
1,623
49.86%
平成28年度(2016年度)
10,863
5,794
53.33%
平成29年度(2017年度)
12,244
5,691
46.47%
平成30年度(2018年度)
13,109
6,493
49.53%
令和元年度(2019年度)
16,723
6,057
36.21%


非受講者による受験が一気に増えたのは平成28年度です。3,255人だったのがその約3倍、10,863人にまで膨れあがりました。これも制度改正の影響でしょう。

そして平成29年度の非受講生の受験は12,224人にのぼりました。受験準備が不十分だった受験生が多かったためか、非受講者の合格率は46.47%とついに50%を切ってしまいました。

※平成29年度は予告無く個数問題・組み合わせ問題が出題されました。管理人も第1問を見た途端、頭を抱えました・・・。

一方、平成30年度の非受講生の合格率は49.53%と、前年度より盛り返しています。やはり対策テキスト等が多く出版されたことによる好影響かもしれません。

令和元年度試験でも合格率は前年同様50%程度ではないかと思われていたところ・・・
蓋を開けたら合格率は36.21%と過去最低となってしまいました。

講習修了者と非受講者の合格率の違い

講習修了者と非受講者の合格率はどれくらい違うのでしょう?

賃貸不動産経営管理士試験
講習修了者・非受講者の合格率
年度 講習修了者 非受講者
平成25年度(2013年度)
88.84%
82.98%
平成26年度(2014年度)
85.09%
72.44%
平成27年度(2015年度)
63.88%
49.86%
平成28年度(2016年度)
68.06%
53.33%
平成29年度(2017年度)
53.47%
46.47%
平成30年度(2018年度)
53.65%
49.53%
令和元年度(2019年度)
38.37%
36.21%


令和元年度試験での講習修了者と非受講者の合格率の差はわずか2.16ポイント。これまでで最低となりました。

合格基準点が毎年変わる形式の資格試験における問題の免除は大きいとは言えど、これしか差がないのに講習を受講するメリットはあるのでしょうか? 

賃貸不動産経営管理士試験合格点調整型の資格試験なので合格点が毎年変わります。わずか1点足りなくても不合格となり、涙を呑みます。

賃貸不動産経営管理士試験ではどの問題が免除されるのかは試験本番を迎えないとわかりません。もしかしたら相対的に簡単な問題ばかりが5問免除対象となるかもしれませんし、そうじゃないのかもしれません。

それでも、免除される5問を全部得点できる保証がない以上、1点で泣かないためにも講習を受けておくメリットはあると言えます。

 

2020年度賃貸不動産経営管理士試験の難易度は確実に上がり、合格率が50%に戻ることはない

2018年度賃貸不動産経営管理士試験までは「合格者実績、さらには賃貸不動産経営管理士登録者実績がまだまだ必要」な段階だったと言えます。だからこそ年々低下しつつも合格率50%以上をキープしてたのでしょう。

しかしながら、2019年度試験では受験者全体の合格率が4割を切ってしまいました。賃貸不動産経営管理士協議会側がこれから合格率を絞る政策を取る判断を下したものと思われます。


繰り返し述べますが、 今年2020年度賃貸不動産経営管理士試験はこれまでの40問90分から50問120分となります。

総問題数が多くなることにより受験生にはこれまで以上に負荷がかかります。難易度は確実に上がります。

また、どの問題が10問増えるかについても知らされてません。昨年度以上に勉強範囲・精度を高めなくてはいけません。

実際の合格率や問題そのものの難易度がどうなるかはまったくわかりませんが、いったん40%を切った合格率が再び50%になるとは考えにくいです。合格率が40%台になるか40%を切るか、あるいは35%を切ってしまうかもしれませんが少なくとも50%に戻ることはないでしょう。

2018年度・2019年度賃貸不動産経営管理士試験は合格点がともに29点でした。

40問中29問正解は正答率72.5%となります。2019年度試験問題は2018年度問題より難しくなったにもかかわらずの合格点を据え置くことも難易度上昇の結果と言えます。

受験生としてはとにもかくにも完成度を上げ、できるだけ高得点をとることでしか安心できないことだけは確かでしょう。

ちなみに50問の正答率72.5%は36.25点となります。宅建は最低でも50問で35点取ることが要求されますが、昨年度の試験結果からすれば賃貸不動産経営管理士試験では36点以上を取らなくてはならないと思われます。

試験対策については次の章をご参照ください。

試験合格への近道は、良い教材を使って早めに勉強を始めることです。市販テキストだけでの勉強が不安な受験生は対価を惜しまないほうが吉です。

 

賃貸不動産経営管理士試験対策

賃貸不動産経営管理士試験通信講座

通信講座等の教材を使えば、独学であれこれ調べながら学習するよりはるかに効率良く学習できます。良い講師・スクールの教材は問題分析が緻密なため、無駄な学習をせずに済むからです。

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ここでは3社について紹介しておきます。

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『賃貸不動産経営管理士基本テキスト(2020年度版)』

 

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賃貸不動産経営管理士試験日・関連記事・過去問

◆令和2年度(2020)賃貸不動産経営管理士試験は2020年11月15日に実施予定です。
令和2年度(2020)賃貸不動産経営管理士試験日・申し込み日程・試験概要について

◆令和2年度(2020)賃貸不動産経営管理士試験の申し込みは2020年8月17日から始まりました。申込締切は9月24日です。
令和2年度(2020)賃貸不動産経営管理士試験受付・申し込みは8月17日から:資料請求申込と受験案内書について

◆賃貸不動産経営管理士試験当日(2020年11月18日)17:00頃から予想合格ライン・合格点ボーダーと解答速報が各資格スクールより公表されると思われます。当ブログでは情報を入手次第、こちらの記事にてお知らせいたします。
令和2年度(2020)賃貸不動産経営管理士試験合格ライン・合格点ボーダー予想および解答速報 

◆賃貸不動産経営管理士試験過去問平成30年度・平成29年度・平成28年度問1〜問40の解説はこちらのページにリンクしてあります(※平成29年度はこのページです)


◆再度繰り返しますが、2020年度試験は50問120分となることで難易度が上がります。早めに勉強を始め、合格を勝ち取りましょう!

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