【2024年2月11日更新】当記事は、アガルートアカデミー【2022年合格目標】総合カリキュラムを「購入」し、動画時間・動画講義数を調べた上で執筆したものです。2024年版についてのレビューも予定しています。今しばらくお待ち下さい。
執筆にあたり、「アガルート 賃貸不動産経営管理士 通信講座 レビュー」で2022年8月21日にGoogle検索しました。1ページ目にヒットした10記事のうち、当記事を除く9記事を読んだところ、動画講義数・正確な動画講義数・動画時間を記載しているものは皆無でした。
つまり、アガルートアカデミー【2022年合格目標】総合カリキュラムを購入した上で講座内容を精査した記事はなかった、ということになります。
この点を踏まえ、当記事をお読みになっていただければ、と思います。
当記事が今年初めて賃貸不動産経営管理士試験を受験する方、あるいはなかなか合格できない方の合格の一助になれば幸いです。
2022年度賃貸不動産経営管理士試験まで約3ヶ月となりました。
昨年度の賃貸不動産経営管理士試験合格率は31.5%。以前は50%台と比較的楽に合格できましたが、当時のような易しい試験になることはもうありません。国家資格となった今、さらに難化するものと思われます。
本気で合格したい方は、合格実績の高い教材を使って1日でも早く勉強を始めることを強くおすすめします。
この記事は、当ブログ管理人が実際に購入したアガルートアカデミー・2022年度合格目標オンライン講座「賃貸不動産経営管理士試験総合カリキュラム」実際に購入した上でレビューしたものです。
アガルートの昨年度合格率は70.25%。合格実績がとても高い賃貸不動産経営管理士通信講座です。
アガルートアカデミー・賃貸不動産経営管理士試験通信講座
◆アガルートアカデミーの賃貸不動産経営管理士通信講座は2つあります。
ひとつは総合講義、もうひとつは総合カリキュラムです。
総合講義はオリジナルのフルカラーテキストと動画講義およびFacebookグループによる質問対応となります。価格は受験生応援期間限定30%オフにて税込¥30,646です。
これだけでも市販テキスト、特に公式テキスト『令和4(2022)年度版賃貸不動産管理の知識と実務』を主体に学習するよりはるかに効率良く学習できます。
◆しかしながら、賃貸不動産経営管理士試験の柱となっている賃貸住宅管理業法は過去問が1年分しかありません。対応するには過去問解説講座および模試がセットになっている総合カリキュラムのほうが良いです。
合格可能性がより高い教材を受験生に紹介するため、管理人は総合カリキュラムを購入しました。
アガルートアカデミー・2022年合格目標賃貸不動産経営管理士試験総合カリキュラム
◆アガルートアカデミー【2022年合格目標】総合カリキュラム には以下の4つが含まれます。
- 総合講義:オリジナルのフルカラーテキストおよびテキスト全編についての動画講義
- 過去問解説講座:過去問題集+賃貸住宅管理業法の演習問題計267問、うち73問に動画講義
- 直前ヤマ当て模試:50問×2回分の全100問に動画解説付き(9月30日発送予定)
- 総まとめ講座:要点中心の総復習講座(9月30日発送予定)
- Facebookグループ内での質問制度(質問回数無制限)
価格は受験生応援期間限定30%オフにて税込¥61,446です。賃貸不動産経営管理士試験まであと91日(8月21日現在)ですので、1日当たり675円の受講料となります。
総合講義+質問対応に比べると価格は2倍ほどになりますが、こちらには過去問解説講座と直前模試が含まれます。
なお、「賃貸住宅の管理業務等の適正化に関する法律」(以下、賃貸住宅管理業法)の過去問は昨年度試験の1年分しかありません。過去問だけで賃貸住宅管理業法に対応するのはまだ難しいのが現状です。
賃貸住宅管理業法に対応するために
◆賃貸住宅管理業法に対応するするためには、少なくとも2つの学習が必要となります。
■第1に必要なのが賃貸住宅管理業法についてポイントをおさえながらインプットすることです。
賃貸住宅管理業法は、これまでの「賃貸住宅管理業者登録制度」(以下、登録制度)と似ている部分が残っているものの大幅に変更されています。今年は過去問がまだ1年分しかない状態で試験に臨まなければならないため、賃貸住宅管理業法についてしっかり学習しなければなりません。
■第2に必要なのが賃貸住宅管理業法に対応した問題集を用いて問題を解くことです。
賃貸不動産経営管理士試験過去7年分の問題数は40問×5年+50問×2年の計300問。しかしながら、賃貸住宅管理業法の施行によって、登録制度から出題されていた分がまるごと成立しなくなっています。
賃貸不動産経営管理士試験の過去問と解説をネット上に掲載しているサイトについていくつか調べたところ、賃貸住宅管理業法に対応していないものがありました(申し訳ありませんが、当ブログの過去問記事も未対応です)。
何も知らないままだと登録制度について出題されている過去問をそのまま解いてしまいかねません。もちろん、登録制度からの出題傾向を把握しておくことはまったくに無駄ではありませんが、それだけでは試験に対応できません。
賃貸住宅管理業法に対応した問題集を使って学習すること、そして賃貸住宅管理業法からの出題を予想した模試を解くことが必須となります。
もちろん、問題集と模試はただ解いて解説を読む/視聴するだけではなく、わからない点や解説に納得できない点について質問できるものが良いです。
◆アガルートの賃貸不動産経営管理士講座の場合、第1の賃貸住宅管理業法についてポイントをおさえながら学習することは「総合講義」だけでも可能です。
でも、第2の賃貸住宅管理業法に対応した問題集を用いた学習および賃貸住宅管理業法の予想問題を解くためには、過去問集と模試が必要となります。
したがって、より合格可能性を高めたい受講生には総合カリキュラムをおすすめすることとなります。
では総合カリキュラムの中身についてお伝えします。
アガルート賃貸不動産経営管理士総合カリキュラム(2022)のレビュー
総合講義
◆総合講義では、
- フルカラーのオリジナルテキスト
- テキスト対応の動画講義による解説
を用いて学習します。
テキストについて
総合講義で用いるテキストは「賃貸不動産経営管理士2022総合講義」上巻、下巻、補講の3冊です。
◆テキストはA5版です。2022年版総合講義は、上巻332ページ、下巻187ページ、補講46ページ。3冊合計565ページです。3冊ともそれぞれ索引があります。
どれもA5版なので持ち運びしやすいです。
テキストのフォントサイズはやや小さめですが、老眼の管理人でも眼鏡なしで問題なく読めます。
◆テキストはフルカラー、図も含めアガルートで作成したオリジナルです。
テキストには、ところどころに「H28-32-2」や「R01-35-1」と書かれています。「H28-32-2」は平成28年度問32肢2、「R01-35-1」は令和元年度問35肢1を示していて、出題された過去問の肢ひとつひとつについてまでテキストの該当箇所が掲載しています。
例えば2022年版総合講義上巻のp.59(罰則等)を見ると、R03-36-4とあります。昨年度試験から罰則について出題されたことがわかります。
また、pp.174-175(賃貸借)では、H29-8-ア、R01-15-1からH28-17-4まで、たった2ページから肢問が9つも出題されていることが一目でわかります。
ちなみに賃貸借契約は賃貸不動産経営管理士試験における最重要項目のひとつです。このように過去問の肢までテキストに掲載することによって、テキストをぱっと見ただけでそのページの重要度がわかるようになっています。
もちろん、過去問が掲載されていないところから出題される可能性は十分あります。とりこぼすことのないようきちんと目配りしておきましょう。
◆届いたテキストを見て印象的だったのはテキスト本文に赤字や太字で強調されている重要箇所が非常に少ないことです。
これには理由があります。総合講義の重要箇所は動画講義を視聴しながら自分で線を引くためです。
なお、テキストの余白は必要十分ですが、フォントサイズが小さめなので行間はやや詰まっています。マーカーとペンは細めのものが良いでしょう。
◆テキスト上巻・下巻はテキストをスマホ・タブレット・PCで閲覧できる「デジタルブック」が利用できます。ネットに接続していればテキストを持ち歩けないときでもテキストを見ながら学習できます。
動画講義について
◆動画講義では各章の重要ポイントを工藤講師が直接伝えます。
受講生は、テキストを見ながら動画講義を視聴することによって、重要ポイントを自然と学習していきます。
つまり、アガルートの賃貸不動産経営管理士試験対策はテキストと動画講義のセットがベースとなっているのです。
学習するときはテキスト「だけ」で学習するのではなく、テキストを開きながら動画講義を視聴して、重要ポイントをマーカーやペンで必ず書き込みましょう。工藤先生と一緒に学習する姿勢が大切です!
◆2022年版総合講義の動画は、補講も含め全137講義。
最短の講義は2分30秒(下巻:通気管)、最長の講義は31分33秒(賃貸住宅標準契約書)。20分を超える動画は137本中わずか13本。79本の動画は11分未満です。特に設備系(下巻)の動画は短いものが多いです。まとめて視聴しましょう。
これら137本の動画講義・合計25時間28分28秒でテキスト上下巻+補講の3冊565ページ分を網羅しています。実に効率良く学習できます。
とはいえ、1日30分ペースでのんびり視聴していたら動画視聴だけで50日かかってしまいます。アガルートアカデミー【2022年合格目標】総合カリキュラムの発売当初から学習している受講生はそれでも良かったのですが、今から学習する受験生はそのペースだと本試験に間に合いません。
できれば1日1時間30分は動画講義を視聴し、遅くとも20日以内に動画講義を全部視聴しておきましょう。
全範囲を一通り学習したら、あとは倍速で視聴してより効率良く学習できます。動画の倍速は8段階(0.5×、0.75×、1×、1.25×、1.5×、2×、2.5×、3×)です。音声をしっかり聞きたいときは1.5×までが良いかなと思います。動画でテキストのポイントをおさえたい場合は2×でも良いでしょう。
動画講義は音声ダウンロード可
動画講義は過去問解析講座も含めて全て音声ダウンロード可です。耳からのインプットは記憶の定着にとても効果的です。スマホ画面を見られないときでも隙間時間に何度も繰り返し聞きましょう。
※以下は近日中にアップデートします。
過去問解説講座
◆過去問解説講座では、
- 過去問解説講座上巻・下巻及び令和3年度過去問
- 過去問集対応の動画講義による解説
を用いて学習します
◆過去問解説講座で用いる過去問題集はフルカラーではなく白黒印刷。こちらもA5サイズです。問題集は、右ページに問題を掲載、ページを開くと正解・解説が掲載されています。
ページ数は、過去問解説講座上巻296ページ、下巻230ページ、及び令和3年度過去問108ページです。
上巻・下巻の巻末には出題年度別索引が付されています。
◆全問に重要度ランク(A〜C)が、問題文掲載ページの右上にマス目が3つ付いてます。マス目には日付および正解したときは○、不正解のときは×を記録しておきましょう。×が付いている問題は要注意です。
◆賃貸不動産経営管理士試験の過去問はまだ少ないので、A、Bランク過去問はもとよりCランク問題も最低でも必ず3周し、まずは3つのマス目を全部埋めましょう。
◆上巻には平成27年〜令和元2年の137問、下巻には同年度の78問に加え、賃貸住宅管理業法の演習問題が30問が収録。
さらに令和3年度試験問題50問+「賃貸不動産と社会のあり方(平成27年度問37および平成29年度問1)の改題」2問、合計52問が収録。
過去問解説講座全体(問題集3冊)全体で267問が収録されています。問題集の量としては十分です。注:賃貸住宅管理業法施行によって成立しなくなった過去問を収録しても意味がありません。
◆これら267問のうち、73問について動画解説を視聴できます。
過去問解析講座における最短の動画は2分21秒、最長は11分57秒。トータルの視聴時間は7時間16分8秒です。10分以上の動画は9本しかありませんので動画視聴はさくさく進みます。
◆なお、過去問解説講座上下巻ともテキストの該当箇所のページが記載されていません。このため、過去問→テキストという方向の学習よりもテキスト→過去問という方向での学習のほうが良いです。
まずは総合講座でインプット→その分野の過去問を解いてアウトプット→動画でチェック、というスタイルで学習すると良いでしょう。
◆動画で取り上げた問題の中には難しい肢問と易しい肢問が混ざっているものがあります。難しい問題についてはポイントを解説しているのでしっかり聞いておいたほうが良いです。
また、テキストで扱っていない項目を過去問で補っていることもあります(S22過去問解説-040_R0129「応急危険度判定・罹災証明」令和元年度試験問29)。必ず視聴しておきましょう。
直前ヤマ当て模試
◆直前ヤマ当て模試は9月末に届く予定です。
昨年度版はアガルートの予想模試は50問×2回分、合計100問でした。もちろん100問全てについて工藤講師による動画講義付きです。
2022年度版直前ヤマ当て模試については到着次第レビューします。
Facebookグループでの質問機能
賃貸不動産経営管理士試験対策通信講座では、そもそも質問機能を備えていないものが発売されている中、アガルートではFacebookグループを利用した質問回数無制限かつ講師が直接返信するシステムを採用しています。
テキストを読んでいるとき、動画を視聴しているとき、過去問を解いているとき、疑問に思ったことがあったらすぐ質問してみましょう。
Facebookグループは「アガルートアカデミー2022賃貸不動産経営管理士試験」です。グループには講座購入時の名前で参加しましょう。
学習状況の把握
動画視聴はアガルートのマイページにログインしてから視聴します。
総合講義、過去問解説講座、直前ヤマ当て模試の動画講義を視聴すると、動画講義を視聴した時間から学習ペースが表示され、学習状況が一目でわかるようになっています。学習のペースメーカーに利用しましょう。
価格について
◆現在、アガルートアカデミー【2022年合格目標】総合カリキュラム の価格は受験生応援期間限定30%オフ中(税込¥61,446)です。
アガルートの賃貸不動産経営管理士試験総合カリキュラムは、賃貸不動産経営管理士通信講座の中では正直言って若干高めです。
ただし、価格の安い講座はそもそも質問機能がありません(例えばスタディングやスタケンはアガルートより安価ですが、学習内容についての質問は一切受け付けません)。
独学で資格試験の勉強をしていてもっとも困るのは、わからないことに当たったときです。自分であちこち調べている間に1〜2時間たってしまい、それでも答えを得られないことすらあります。
アガルートの賃貸不動産経営管理士講座を使えば、わからないことはFaceBookで質問すれば済みます。しかも質問回数は無制限。
講座内容および質問回数無制限かつ講師が直接返信する総合カリキュラムの価格設定は妥当なものと思われます。
なお、アガルートには合格時の祝い金(賃貸不動産経営管理士講座は2万円)もしくは支払金額全額返金の特典もあります(これも後述します)。合格して受講料を取り戻しましょう!
講座の購入方法と購入後の流れ
講座の購入は以下の通りです。
- アガルートアカデミー【2022年合格目標】総合カリキュラム のページから、
- 「お申し込みはこちら」→
- 「総合カリキュラム」の「お申し込み」→
- 「現在のカートの中」を確認し、「お申し込み手続きへ」→
- 「まだ会員登録されていないお客様」の場合は「会員登録をする」→
- 「アガルートアカデミー会員規約」に同士し、「視聴環境のご確認」をチェック。正常に視聴できたら「正常に視聴できることを確認いたしました」チェックボックスにチェックを入れて「同意して会員登録へ」→
- 「会員登録入力ページ」に必要事項を記入し、「確認ページへ」→
- 以下は指示にしたがって決済を済ませます。
◆会員登録を済ませるとメールが届きます(詐欺防止のため、メールの件名は伏せておきます)。メールには会員IDが記載されています。必ず保管しておきます。
◆決済を済ませると次のメールが届きます(詐欺防止のため、メールの件名は伏せておきます)。クレジットカード決済の場合、決済を済ませた当日から動画講義を視聴できます。このメールには領収書等重要なことについて記載されています。必ず目を通し、必ず保管しておきます。
◆総合講義、過去問解析講座の動画講義はマイページから視聴します。マイページには「現在視聴できるもの」、「これから視聴できるもの」、およびアガルートからの「お知らせ」が掲載されています。テキストが届く前でも、動画講義はどんどん視聴していきましょう。
※7月26日付けで情報が1件届いています(どんな情報かは伏せておきます)。購入した方は必ずチェックしておきましょう。
◆アガルートアカデミー【2022年合格目標】総合カリキュラムは、価格設定と講座内容のバランスが最もとれていて、なおかつ非常に効率良く学習できる通信講座です。
できれば過去問アプリがあればなお良いのですが、価格が跳ね上がってしまうでしょう。
賃貸不動産経営管理士試験対策通信講座として、現時点ではベストの選択だと管理人は考えています。
◆アガルートには各種割引制度があります。
アガルートアカデミー【2022年合格目標】総合カリキュラムの「お申込み」ボタン→現在のカートの中ページの「お申し込み手続きへ」ボタン→マイページ(ログイン)の「まだ会員登録されていないお客様」の「会員登録をする」ボタンから会員登録を済ませた上で、「賃貸不動産経営管理士試験 各種割引制度」ページの「メーラーを起動」ボタンからカスタマーセンター宛にメールしてください。
※アガルートでは2022年8月31日まで教育クレジットローン手数料0%キャンペーン中です。ただし、対象は1回の申し込み価格が税別10万円以上の講座のみのため、賃貸不動産経営管理士講座は残念ながら対象外となっています。ご注意ください。