【2024年11月26日更新】
当ブログ管理人は宅建試験合格後、受験地の東京都で登録申請を行いました。
登録申請にあたって必要書類がいくつかあるのですが、その中に耳慣れないというか初めて目にしたものがありました。
それが登記されていないことの証明書です。
この記事では管理人が東京法務局で手続きした際の手順について簡単に紹介します。
登記されていないことの証明書
登記されていないことの証明書の交付は法務局で行います。
注1:合格証書とともに送られてくる『宅地建物取引士資格登録申請等の事務の手引き』p.4の④登記されていないことの証明書説明欄の最初のに「東京法務局後見登録課及び全国の法務局・地方法務局(本局)の戸籍課で発行されます。」とあります。
法務局出張所では発行されません。くれぐれもご注意ください。
注2:合格者への郵送物の中に『宅地建物取引士資格登録申請等の事務の手引き』が同封されていなかったとのポスト(旧ツイート)をいただきました。
東京都合格の場合の『宅地建物取引士資格登録申請等の事務の手引き』はこちらからダウンロードできます。
>>>https://www.juutakuseisaku.metro.tokyo.lg.jp/sinsei/pdf/tebiki_R03_web.pdf
◆これが登記されていないことの証明申請書です(※本人が申請する場合の記載例)。
(https://houmukyoku.moj.go.jp/tokyo/page000001_00270.pdfより)
申請書のほぼ中段に
「◎証明を受ける方 この部分を複写して証明書を作成するため、字画をはっきりと、住所または本籍は番号、地番まで記入して(画像では「ください」が切れてます)」と書かれている通り、登記されていないことの証明書には「自分が記入したまま」の字が記載されます。なるべく丁寧に書きましょう。
- 本籍は事前に要確認です。
- 申請書は法務局(東京都なら東京法務局4階後見登録課)にも備え付けてありますが、このURL(https://houmukyoku.moj.go.jp/tokyo/page000001_00269.pdf)からダウンロードできます。後見登録課での申請は先着順なので、事前に記入しておいたほうがスムーズに手続きできます。
- 宅建の登録申請では「成年被後見人,被保佐人とする記録がない。」にチェックを入れます。
- 法務局での交付の際、印紙代300円、本人確認書類(運転免許証等の身分証明書)、認印が必要です。
- 収入印紙は後見登録課の中で購入して申請書に貼り付けます(東京法務局の場合)。
- 収入印紙を貼った申請書と本人確認書類を持って、自分の順番がきたら受付に提出します。
- 管理人が申請したときは10分くらいで受け取りできましたが、混んでたらかなり待たされるかもしれません。
- 郵送交付申請については宅建合格者に送付される「宅地建物取引士資格登録等の手続について」を確認してください。
以上の通り、登記されていないことの証明書の交付手続き自体は至極かんたんです。
法務局への申請ということで億劫になるかもしれませんが、宅建合格後に登録しようと考えているなら早々に手続きをすませてしまいましょう。
宅建士資格登録申請に必要な提出書類(チェックリスト)
◆宅建士資格登録申請に必要な提出書類等は次のチェックリストの通りです(実務経験者・未成年者は除く)。
チェック | 提出書類等 |
---|---|
この中で役所から入手しなければならないのは、
①身分証明書(※本籍地の市区町村にて発行するもので、成年被後見人および被保佐人とみなされる者に該当しない旨の証明ならびに破産者に該当しない旨の証明)
②住民票
③登記されていないことの証明書、です。
いずれも発行日から3ヶ月以内のものを提出します。
郵送交付等は自治体HP等でご確認ください。
※手続きの際は、宅建合格者に送付される「宅地建物取引士資格登録等の手続について」を必ず参照してください。
◆東京都の場合、登録申請は東京都の場合は東京都庁第二庁舎3階不動産業課で行います。
手続きを終えて登録簿に登録されると通知ハガキが郵送されるので、それから再び都庁の不動産業課に出向いて手続きすると宅建士証が即日交付されます。
宅建試験に合格してから1年を過ぎると法定講習を受講しなければなりません。宅建士証交付をお考えの合格者は1年以内に手続きを済ませましょう。
宅建に合格したらステップアップを!
◆宅建試験に合格した方の中には司法書士試験、行政書士試験、マンション管理士、管理業務主任者試験などを受験する方が少なくありません。
◆これらの資格試験の中で受験生が最も多いのは行政書士試験です。
行政書士試験は合格率10%ほど。試験では5肢択一式や記述式が出題されるなど、宅建試験より難易度は上です。
このため、行政書士試験に合格するまでの勉強時間は市販テキストによる独学の場合約800〜1,000時間と言われてます。今日から来年の試験対策を始めれば1日2時間30分程度の勉強時間で1,000時間に達します。
一方、通信講座利用の場合、合格に必要な勉強時間は600時間程度とのこと。
通信講座の中には令和5年度講座受講生合格率が45%超のものがあります。
- フォーサイト 令和5年度合格率45.45%(フォーサイト行政書士講座HP )
- アガルート 令和5年度合格率56.11% ※アガルートの令和5年度合格者304名のうち、一発合格者は171名(アガルート行政書士講座HP)
2025年度行政書士試験およびフォーサイト・アガルート行政書士講座についてはこちらの記事をご参照ください>>>行政書士試験日2025・申し込み日程・試験概要・配点・合格実績の高い通信講座について
◆管理人はここ数年、親族関連でいろいろあったのですが・・・一番お世話になったのは司法書士でした。
司法書士試験対策講座で合格率が高いのは伊藤塾です。
※厚労省教育訓練給付講座サイトによると令和3年度合格率5.14%(合格者数613名/受験者数11,925名)を超えていた講座は伊藤塾(合格率8.8%、合格者9名/受験者数102名)だけでした。
令和4年度試験司法書士試験最終合格者659名のうち伊藤塾司法書士試験有料講座を利用した合格者は395名(伊藤塾司法書士試験HP より)、合格者占有率59.9%(注:2023年7月に伊藤塾司法書士試験HPに掲載されていましたが、2024年9月28日時点では合格実績が見当たりませんでした)。
アガルート司法書士講座も高合格率です。2025年度司法書士試験についてはこちらの記事をご参照ください>>>司法書士試験:令和7年度(2025年)試験日と申し込み日程
2025年宅建に合格するために
◆宅建試験は資格スクール・通信講座での学習と市販宅建テキスト・問題集で独学する学習の2通りがあります。
ただし、資格スクールおよび通信講座での受験と市販宅建テキストでの受験でも合格率には違いがみられます。
資格スクールおよび通信講座の中には受講生合格率が70%を超えるところもあります。
一方、市販宅建テキストによる独学での受験での合格率は8%ほどと推測されています。
どちら選ぶかは受験生それぞれの考え次第ですが、市販テキストで挑む方は私自身が宅建市販テキスト・問題集・漫画を購入して紹介している記事をぜひご参照ください。初めて宅建学習をする方向けのものをおすすめしています。
資格スクールと通信講座のどちらが良いかについては、教室に通えるかどうかで違ってきます。場所と時間で都合が合わない方は通信講座となりますが、通信講座の中にも合格率70%超のものがいくつかあります。通信講座を実際に購入して中身を確かめて紹介している記事をご参照ください。
◆当サイトでは令和6年度宅建試験本試験日の2024年10月20日15:00過ぎから解答速報および合格点・合格ライン予想をリアルタイムでお伝えします。解答番号が発表される度に情報を更新していきます。更新はX(エックス、旧ツイッター)にてその都度お知らせします。当サイト管理人のX(旧ツイッター)アカウントは@kanrishiouenです。フォローよろしくお願いします!
※2025年宅建試験解答速報・合格点合格ライン予想は2025年10月19日15:00過ぎからお伝えします。