『2023年版 これで合格!宅建士直前予想模試』は、日建学院による直前予想模試です。B5判が多い中、唯一A4判と宅建試験本番と同じサイズの模試となっています。

今すぐ無料で使える宅建教材
◆2016年度から11回実施された宅建試験を分析したところ以下のことがわかりました。
- 宅建試験11回分550問のうち、受験生の6割以上が正解する標準問と受験生の8割以上が正解する易問の合計が408問だった。
- この408問を1回の宅建試験50問に換算すると37問だった。
この事実が示すのは、宅建試験は受験生の6割以上が解ける問題(標準問+易問)が50問中37問も出題される、ということに他なりません。
◆易問・標準問をしっかり得点する上で欠かせないのは、何と言っても確かな基礎知識です。
基礎知識を隙間時間に確認できる宅建教材としておすすめするのがAudible版『パーフェクト宅建士聞くだけ 』です。

◆『パーフェクト宅建士聞くだけ 』はAmazonのAudible(オーディブル)というオーディオブックサービス。
AmazonのAudibleに初めて登録する方は『パーフェクト宅建士聞くだけ 』のみならず、Audible会員プラン聴き放題対象コンテンツを30日間無料で利用できます。
ちなみにCD版の定価は各巻¥4,950。3巻合計¥14,850もします。
CDを購入せず、Audibleに登録して無料で聞く方が断然お得です。
◆audibleで『パーフェクト宅建士聞くだけ』を再生すると読み上げが開始されます。
読み上げ、というとスマホ・タブレットでの読み上げ機能をイメージするかもしれませんが、『パーフェクト宅建士聞くだけ』はプロがナレーションを担当しているので、合成音声とは比べものにならないほど聞きやすいです。
◆再生時間は『権利関係』、『宅建業法』、『法令上の制限』の3巻合計で12時間34分。
1.2倍速でもしっかり聞き取れますので10時間29分に短縮できます。朝・昼・晩各30分ずつ7日間聞けば終えられます。
とはいえ、本試験までの残り時間が少なくなった今からだと、20問中19問はとりたい宅建業法を集中して聴いておくのが良いでしょう。
※『パーフェクト宅建士聞くだけ 宅建業法』では宅建試験本試験で初めて見る問題にどう対処すればいいかについてのアドバイスがあります。ごく短いアドバイスですが、聴いておくと良いでしょう。
『2023年版 これで合格!宅建士直前予想模試』 購入レビュー
『2023年版 これで合格!宅建士直前予想模試』 基本データ
日建学院『2023年版 これで合格!宅建士直前予想模試』基本データです。
| 書名 | 2023年版 これで合格! 宅建士直前予想模試 |
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問題文の 取り外し |
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| 解答・解説 ページ数 |
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「法改正解説」・「最重要ポイント 特別講義」のWeb配信等 |
| 編著 | |
◆当サイトで紹介する宅建直前模試は5冊ですが、そのうち4冊がB5判なのに対し、本書のみがA4判です。
宅建試験本番で配布される問題冊子はA4判です。本書は本番さながらの出題形式で模試に挑めるのが大きな特長です。
◆本書は日建学院『どこでも学ぶ宅建士 基本テキスト 2023年度版』と連携しています。解答・解説の問番号の右側に「基本テキスト」の該当ページが記載されています。
『どこでも学ぶ宅建士 基本テキスト 2023年度版』で学習している受験生は本書を用いると効率良く学習できます。
収録模試回数
◆収録している模試は3回分です。
ただし、漫然と3回分を用意したわけではなく、それぞれが目的別となっています。
- 第1回 高得点目標模試
- 第2回 標準レベル模試
- 第3回 法改正・新傾向対策模試
◆第1回は合格ラインを38点に設定、"高得点の獲得が必要とされるここ数年の本試験の傾向に「最も近いレベルに設定した出題」" となっています。
◆第2回は合格ラインを36点に設定、従来言われてきた合格水準の35点に近づけたレベルとなっています。
◆第3回は合格ラインを34点に設定、"「直近の法改正の攻略」および「新しい出題スタイル・論点に挑戦」"となっています。
収録模試回数3回を不安に感じる受験生は、他社模試を適宜プラスしても良いかもしれませんが・・・やみくもに模試回数を増やすよりも解答・解説を良く読んで正解・不正解の根拠を明確にすることが先決です。
まずは本書の3回分の模試について、必ず「根拠を明らかにしながら100%正答できる」よう仕上げましょう。他社の模試に手を広げるのはそれからでも良いと思います。
法改正情報が充実している
◆法改正情報(巻頭特集Part3)は11ページにわたって掲載されています。
他社が文章のみで記述しているのに対し、本書は新旧対照表を載せています。どこが改正点なのかとてもわかりやすいです。
◆改正点の記述も他社より丁寧です。
例として採光規定をあげます。※採光規定の改正は主要宅建テキストには一切書かれていません(唯一『とらの巻』のみ改正点の指摘はあるものの改正の中身は記載なし)。もし出題された場合、法改正をチェックしていない受験生は対応できません。
法改正情報を掲載しているのは次の5冊です。
- 『2023年版 これで合格!宅建士直前予想模試』(本書)
- 『2023年度版 本試験をあてる TAC宅建士直前予想模試』
- 『2023年版 パーフェクト宅建士直前予想模試』
- 『2023年版 ズバ予想宅建塾[直前模試編]』
- 『2023年度版 みんなが欲しかった!宅建士の直前予想問題集』
このうち、採光規定についての記載があるのは本書、TAC宅建士直前予想模試、パーフェクト宅建士直前予想模試です。
TAC版には従来の居室の床面積に対して住宅は7分の1以上を「原則としつつ、照明設備の設置等一定条件の下で10分の1以上まで必要な開口部の大きさを緩和することが可能となった」と書かれています(p.43)。
一方、本書では「その居室の床面積に対して、次のものとしなければならない→「1/5〜1/10の間で『居室の種類に応じて』政令で定める割合以上」、さらに【住宅の居住のための居室】は、「原則1/7以上、例外1/10以上(注:50ルックス以上の照明設備の設置がある場合)」と書かれています。
より詳細に記載されているのはもちろん本書です。
ちなみに、建築基準法第28条第1項は「住宅、学校、病院、診療所、寄宿舎、下宿その他これらに類する建築物で政令で定めるものの居室(居住のための居室、学校の教室、病院の病室その他これらに類するものとして政令で定めるものに限る。)には、採光のための窓その他の開口部を設け、その採光に有効な部分の面積は、その居室の床面積に対して、五分の一から十分の一までの間において居室の種類に応じ政令で定める割合以上としなければならない。(ただし書きは省略)」となりました。
改正前は「住宅、学校、病院、診療所、寄宿舎、下宿その他これらに類する建築物で政令で定めるものの居室(居住のための居室、学校の教室、病院の病室その他これらに類するものとして政令で定めるものに限る。)には、採光のための窓その他の開口部を設け、その採光に有効な部分の面積は、その居室の床面積に対して、住宅にあつては七分の一以上、その他の建築物にあつては五分の一から十分の一までの間において政令で定める割合以上としなければならない。」であり、住宅は7分の1以上とされていました。
したがって、改正点は「五分の一から十分の一までの間において」と「居室の種類に応じ政令で定める割合以上」の2点が重要となります。
さらに、国土交通省告示第86号には「住宅の居住のための居室にあつては、床面において五十ルックス以上の照度を確保することができるよう照明設備を設置すること」とあります。本書はここまでカバーしています。
今年の宅建本試験で採光規定が出題されるかどうか、また出題されたとしてどこまで踏み込まれるのかはまったく不明ですが、少なくとも本書で学習した受験生(および当記事をお読みくださった受験生)はかなり対応しやすいでしょう。
なお、『2023年版 ズバ予想宅建塾[直前模試編]』と『2023年度版 みんなが欲しかった!宅建士の直前予想問題集』には記載がありません。『2023年版らくらく宅建塾』(p.450参照)及び『2023年度版 みんなが欲しかった!宅建士の教科書』(p.436参照)にも記載はありませんので、これらで学習した受験生は採光規定の法改正にはまったく対応できない可能性が極めて高いです。
法改正情報を入手しておきたい受験生は本書を選択すると良いでしょう。
※本書には不動産登記法の改正点である「単独申請できる登記の2つの追加」がありません。2つのうち、「相続人に対する遺贈による所有権の移転の登記」は『どこでも学ぶ宅建士 基本テキスト 2023年度版』p.211に記載されてますが、「買い戻しの特約に関する登記」については書かれていません。補っておきましょう(例えばこちらの5を参照)。
なお、法改正情報については動画講義がWeb配信されています。本書を購入した方は必ずチェックしてください。
統計情報の記載あり
直前模試の中には統計情報を記載しているものと記載していないものがあります。
本書は統計情報を記載しています。
本書では、すでに最新データが公表されているもの(地価公示、建築着工統計、法人企業統計)について数値を記載し、発売(もしくは発売準備)後に最新データが公表されるもの(土地白書、国土交通白書)については建築資料研究社HPにて掲載予定となっています。
巻頭特集・付録等
◆巻頭特集は「必勝対策講座」Part1として日建学院講師陣4名(中山講師・伊東講師・宮嵜講師・𠮷野講師)による座談会及び小野寺講師を加えた5名による出題予想を掲載しています。
「必勝対策講座」Part2は令和5年度宅建本試験ガイダンス。本書では本試験で38点確保を想定し、各分野ごとに得点目標を紹介。宅建業法は20点満点を目指しています。
※当サイトでも宅建試験で取るべき点数を38点としています。38点は過去最高点であり、よほどのことがない限りはこの点数を超えることはまず起きないと予想しているからです。38点をクリアできるようがんばりましょう!
「必勝対策講座」Part3はすでにお伝えした法改正情報・統計情報となっています。
◆付録は「重要数字チェックドリル」です。A4が2枚、計4ページに基本中の基本の数字、例えば相続(承認・放棄)の熟慮期間→知ったときから○○ヶ月以内などがピックアップされています。
切り取り線にハサミを入れて切り離し、日頃から持ち歩いて記憶を定着されるのはもちろん、試験会場にお守りとして持ち込んで試験官からカバンにしまうように言われるまで使い倒しましょう。
インターネットサービスあり
◆本書のインターネットサービスは以下の通りです。
- 法改正解説動画
- 最重要ポイント特別講義
- マークシート無料ダウンロード
- 令和4年度宅建本試験問題・解答解説集(申込者のみ、無料です)
- 訂正・追録(統計情報含む)→(お知らせ(訂正・追録) - 建築資料研究社 BOOKS & MAGAZINES)
1〜4については必ず本書をチェックしてください。5については2023年7月25日時点では記載はありませんでしたが、定期的なチェックは必要です。
いずれも料金に含まれているサービスです。しっかり活用しましょう!
長所・短所
- 市販模試では唯一のA4判、本試験同様の出題形式
- 法改正情報が最も丁寧
- 模試回数が3回のみと少なめ

