【2022年6月8日更新】
・2022年5月実施FP2級試験を受検された皆様、おつかれさまでした!
・5月22日18:30追記 予想配点を追記しました。
・5月24日 フォーサイトFP講座がキャンペーン割引価格となっています。
当ブログ管理人は、一般社団法人 金融財政事情研究会(以下、きんざい)実施2級ファイナンシャル・プランニング技能検定(FP2級)実技試験・個人資産相談業務と生保顧客資産相談業務を受検しました。
合格したのは生保顧客資産相談業務です。不本意ではありますが、実技試験を2回受検したおかげで配点予想をかなりの確度で予測できるようになりました。
などと書きましたが、おそらく多くの受験生の予想とそれほど違いはないと思います。
ただ、個人資産相談業務29点という残念すぎる結果から得たデータゆえ、信憑性は高いでしょう(褒められたことではありませんが・・・)。
皆様のFP2級受験に、またFP2級実技試験自己採点の参考になれば幸いです。
きんざい実施FP2級実技試験の傾向と特徴及び配点予想
きんざい実施FP2級実技試験の傾向と特徴
◆きんざい実施FP2級実技試験には次のような出題傾向があります。
- 大問5問
- 大問1問につき8題〜10題出題問
- 各問には○×選択、語句または数値選択、計算を伴う数値記述がある
- 合計50点満点(30点で合格)
- 解答欄の数が試験実施回によって変動する
◆大問5問は各10点満点です。これが大前提となっています。
やっかいなのが、大問各問の出題数が必ずしも10題になっていないことです
このため、8題出題の場合、どこかに2点ないし3点の題が含まれています。9題出題の場合、どこかに2点の題が含まれています。
2点ないし3点の題は計算問題と予測されます。答えを導く工程が多くなるからです。
ただし、8題もしくは9題の大問があっても、30題正解なら確実に30点以上になることは間違いありません。※28題・29題正解の場合はボーダーとなります。合格発表を待ちましょう・・・
以上の傾向と特徴から、配点予想はこうなります。
きんざい実施FP2級実技試験の配点予想まとめ
きんざい実施FP2級実技試験の配点予想は以下のまとめの通りとなります。
<確定事項>
- FP2級実技試験における大問ひとつの配点は10点。合計50点満点
- 大問ひとつにつき10題の場合、各題の配点はまず間違いなく1点である
- 30題正解なら確実に30点以上となる
<未確定事項>
- ○×選択および語句・数値選択は各1点と考えて良い
- 大問ひとつにつき8題の場合、計算問題に2点が2題もしくは3点が1題含まれている
- 大問ひとつにつき9題の場合、計算問題に2点が1題が含まれている
注:あくまで管理人個人の推測によります。すべて未確定事項ですので、合否判定には絶対に用いないでください。
※無断転載は一切禁止です。スクリーンショットを含む転載・引用時はかならず当記事URLを明記してください。
2022年5月22日実施FP2級実技配点予想
【2022年5月22日18:30】模範解答からの類推です。合否判定には絶対に用いないで下さい。
- 個人資産相談業務(きんざいの模範解答)
第1問:すべて1点
第2問:問5①・②が1点・2点もしくは2点・1点
第3問:問8:各2点もしくはどちらかが1点・3点
第4問:問10:各2点もしくはどちらかが1点・3点
第5問:すべて1点 - 生保顧客資産相談業務(きんざいの模範解答)
第1問:問1①・②が各2点もしくはどちらかが1点・3点
第2問:問4①・②が1点・2点もしくは2点・1点
第3問:問7①・②が1点・2点もしくは2点・1点
第4問:すべて1点
第5問:すべて1点
FP2級になかなか合格できない方へ
◆FP2級は年3回試験が実施されますので、独学で合格しやすい資格試験です。
しかしながら、数回受験して結果が思わしくなかった方やなるべく早く合格したい方は合格率実績の高い教材を利用しても良いと思います。
市販テキスト以外の教材は資格スクールの通学講座と通信・eラーニング講座の受講になります。
どの講座を選ぶかについては、厚労省サイトで公表されている教育訓練給付制度対象講座受講生の合格率がとても参考になります。
受講生100名以上がFP2級を受験した講座(※AFP認定研修付き)のうち、合格率1位(81.8%)と2位(78.6%)はともにフォーサイトの講座でした。注:実技は日本FP協会実施試験を受検することになります。
注:フォーサイトファイナンシャルプランナー・FP通信講座が5月31日21:00までキャンペーン価格となっています。
→2019年5月の2級試験合格率が全国平均の2.06倍!日本FP協会認定校の通信講座とは?
3位(72.4%)はユーキャンでした。ユーキャンのFP2級講座はオードリーの春日さんが受講して合格したことで話題になりました。
→ユーキャンのファイナンシャルプランナー(FP)講座
気になる方は資料を請求して情報を集めておくと良いかもしれません。どちらも無料です。
- ユーキャンの資料請求先→
生涯学習のユーキャン
- フォーサイトの資料請求先→フォーサイトFP講座資料請求(ページ内の「無料で請求する」から)
※コンテンツの更新履歴が古いもの、例えば2021年で更新が止まっているような通信講座はいくら安くても受講しないほうがいいです。お金を払って受講するものについては情報をしっかり入手して吟味しましょう。
◆日本FP協会実施FP2級実技試験の配点についてはこちらの記事をご参照ください。
→FP2級実技配点予想【日本FP協会・資産設計提案業務】
ファイナンシャル・プランニング技能士は賃貸不動産経営管理士や宅建と合性が良く、ダブルライセンスにもってこいの資格です。
→賃貸不動産経営管理士とダブルライセンスで取りたい資格:宅建とFP技能士
◆FP2級の難易度は決して低くありません。FP2級合格率は学科20%強、実技40%弱です。
→【FP2級合格!】FP2級試験の合格率・難易度は3級と段違い
記事には直前勉強法ものせてあります。苦手な分野だけでもいいので試してみて下さい。
◆市販テキスト(2022年9月〜2023年5月試験対応)はこちらが良いかもしれません。Kindle版があること、全6分野に各4回分の動画講義が付いてくることが大きなメリットです。
リンクしている問題集はこちらです。Kindle版があり、学科・実技対策用の動画講義16回も付いています。日本FP協会・きんざい両対応です。
FP2級実技試験の検証結果
FP2級実技試験・個人資産相談業務の検証結果
予測を検証してみました。
まず不合格時の結果を晒します。
管理人が受験したFP2級実技試験・個人資産相談業務の結果です。
合計29点。あとどれかひとつ当たっていれば合格だったのに(涙)。
それはさておき、各大問(第1〜5問)の配点が均等に10点になっていることがわかります。自己採点する上でこれが前提となります。
◆第1問(10題:10点)
- 問1 語句または数値選択 3題→1問正解
- 問2 計算および選択 4題→2問正解
- 問3 ○× 3題→1問正解
10題中正解4で合計4点。問1〜問3の配点は各1点と予想されます。
◆第2問(9題:10点)
- 問4 語句選択 3題→1問正解
- 問5 ○× 3題→1問正解
- 問6 計算および選択 3題→2問正解
9題中正解4で合計5点。
問4、問5の配点は各1点と予想されます。
一方、問6の配点が不明です。
管理人が正答だったのはどちらも計算問題でした。計算問題2つの正解で3点ということは、正解したうちのどちらかが2点(両方とも2点はありえません)、計算ではない選択問題は1点ということになります。
したがって、大問一つで9題出題される場合、○×および語句選択の小問2つが6題ならそれは各1点。残りの小問に計算問題があるなら、そのうちどれかが2点と考えられます。
◆第3問(10題:10点)
- 問7 語句選択 3題→3問正解
- 問8 ○× 3題→2問正解
- 問9 計算 4題→2問正解
10題中正解7で合計7点。第3問(問7〜問9)の配点は各1点と予想されます。
◆第4問(10題:10点)
- 問10 語句選択 3題→3問正解
- 問11 計算 4題→2問正解
- 問12 ○× 3題→2問正解
10題中正解7で合計7点。第4問(問10〜問12)の配点は各1点と予想されます。
◆第5問(10題:10点)
- 問13 語句選択 3題→3問正解
- 問14 ○× 3題→1問正解
- 問15 計算 4題→2問正解
10題中正解6で合計6点。第5問(問13〜問15)の配点は各1点と予想されます。
FP2級実技試験・生保顧客資産相談業務の結果
合格した生保顧客資産相談業務についても検証します。
◆第1問(9題:10点)
- 問1 数値記述(1題は計算) 3題→2問正解
- 問2 ○× 3題→1問正解
- 問3 語句選択 3題→2問正解
9題中正解5で合計6点。
問2、問3の配点は各1点と予想されます。
一方、問1の配点が不明です。
問1は②と③が正解になりました。問1のうち、③が唯一の計算問題なので、これが2点と思われます。
◆第2問(10題:10点)
- 問4 語句選択 4題→4問正解
- 問5 ○× 3題→3問正解
- 問6 ○× 3題→1問正解
10題中正解8で合計8点。各1点と予想されます。
◆第3問(10題:10点)
- 問7 数値記述 3題→3問正解
- 問8 ○× 3題→3問正解
- 問9 語句または数値選択 4題→4問正解
10題中正解10で合計10点。配点は各1点と予想されます。
◆第4問(10題:10点)
- 問10 語句または数値選択 4題→2問正解
- 問11 ○× 3題→3問正解
- 問12 計算 3題→3問正解
10題中正解8で合計8点。配点は各1点と予想されます。
◆第5問(10題:10点)
- 問13 計算 3題→3問正解
- 問14 ○× 3題→3問正解
- 問15 数値記述 4題→3問正解
10題中正解9で合計9点。配点は各1点と予想されます。
※2019年5月26日実施のきんざいFP2級実技試験の配点予想はこちらです。
【きんざい・2019年5月実施】FP2級実技配点予想 - 賃貸不動産経営管理士合格応援ブログ
2021年1月24日実施FP2級実技配点予想
- 個人資産相談業務
第1問:問2が3点(問1②・③は遺族基礎年金のシンプルな問題なので1点)、第3問の問8①・②が各2点、もしくはどちらかが1点・3点、第4問の問10①・②が各2点、もしくはどちらかが1点・3点 - 中小事業主資産相談業務:すべて1点
- 生保顧客資産相談業務:第1問の問1②が1点、③が2点(③のほうが計算工程が多いため)、第2問の問4①が2点、第3問の問7②が2点
2021年9月12日実施FP2級実技配点予想
【2021年9月13日8:14】模範解答からの類推です。
- 個人資産相談業務
第1問の問2が3点の可能性大、第4問の問10①・②が各2点、もしくはどちらかが1点・3点の可能性 - 中小事業主資産相談業務:第4問の問11①・②が各2点、もしくはどちらかが1点・3点の可能性
- 生保顧客資産相談業務:第1問の問3①・②が各2点、もしくはどちらかが1点・3点の可能性、第2問の問5①・②のどちらかが2点、第3問の問7①・②のどちらかが2点、第5問の問14①・②・③のどれかが2点
- 損保顧客資産相談業務:第3問の問7①・②のどちらかが2点