【2024年1月2日更新】
電卓はFP試験に必須です。このエントリーではブログ管理人が試験で使ったおすすめ電卓を紹介します。
読者の皆様のFP試験合格に役立てば幸いです。
【2024年1月2日追記】次回FP3級/FP2級試験は2024年1月28日となります。
※FP2級を受験する方の多くはFP3級合格者だと思いますが、AFP認定研修修了をもってFP3級に合格せずにFP2級を受けることもできます。
AFP認定研修修了とFP2級合格を目指すならAFP認定研修とFP2級講座がセットになっているものが良いでしょう。受講料が比較的(かなり)安いのは資格対策ドットコム(アーティス)です。
FP3級・2級試験に最適な電卓は千万機能付きのCanon HS-1220TUG
FP試験に電卓は欠かせません。でもどの電卓を試験に持ち込んでも良いわけじゃありません。FP試験に持ち込める電卓(計算機)にはレギュレーションがあります。
FP試験における電卓のレギュレーション
FP試験では、そろばん、金融電卓、関数電卓、プリンター電卓、電子辞書、そして言うまでもなくスマホなどを試験に用いることはできません。表示窓が複数あるツイン液晶電卓についてはわかりませんので、ノーコメントとしておきます。
FP試験における計算機のレギュレーションは以下の通りです(読み飛ばしてもかまいません)。
- 電源内臓のもの
- 演算機能のみを有するもの
- 数値を表示する部分がおおむね水平で、文字表示領域が1行であるもの
- 外形寸法がおおむね26cm×18cmの大きさを超えないもの
- 使用できる機能・・・√・%・定数計算、消費税に係る税込・税抜、売上に係る原価(MD)・売上・売価(MU)・利益率、日数・時間計算、マルチ換算のついてのキー、定数計算機能、メモリー(M)機能(計算結果を1つだけ記録できるものに限る)、GTキー
- 使用できない機能・・・関数計算機能[Σ(シグマ)、log等]・複利計算・ローン計算・紙に記録する機能、音[タッチ音、音階、音声等]を発する機能、プログラム(計算式)の入力(登録)機能、計算過程をさかのぼって確認できる機能、等を有するもの
- 電子辞書の使用は認めません。
- そろばんは不可
- 以上、受検票(本人控部分)の「計算機について」から引用・抜粋
- 日本FP協会のHPでも確認できます(試験当日の持ち物について | 日本FP協会)
FP試験では億単位の計算が頻出します。
レギュレーションに抵触しない電卓のうち、管理人が選んだのは億単位の入力に便利な千万機能の付いたCanon HS-1220TUGです。
(Canon HS-1220TUG、電卓左は大きさ比較用のLEGOミニフィグ)
※Amazonでは数年前からプレミア価格になっていて定価より高い値段でぼったくられます。
楽天だと定価(税込2,420)前後で販売しているショップがあります。2023年11月29日07:29時点では送料無料・税込¥2,216で販売しているショップが1軒ありました。
楽天は会員登録なしでも購入できます。¥2,216で販売しているショップに会員登録なしで手続きしてみたところ送料無料と表示されました(すでに2台持ってるので購入まではしていません)。
Canon HS-1220TUGには試験で便利な千万単位機能がある
管理人がFP試験用にHS-1220TUGを選んだ理由は4つあります。
- √(平方根計算)機能付き→2級必須
- 12桁表示できて表示窓が大きい→億単位表示は3級2級必須
- 千万単位機能付き→億単位計算がとても楽
- 税込み2,500円未満
◆ FP試験では√(平方根計算)機能が必要な問題が登場します。ポートフォリオのリスク(標準偏差)を計算するときなどですね。3級はともかく、2級では必須です。
◆相続分野の問題には億単位の計算問題が頻出します。12桁で大きな表示窓があり、より少ない回数のキー打ちで億表示できる千万単位機能付き電卓のほうが試験にも普段の勉強にも有益です。
では試験で便利な千万単位機能についてみてみましょう。
試験で便利な千万単位機能
FP試験のように億単位を入力する場合にとても便利なのが千万単位機能です。
青い「万」「千」と書かれている千万入力キーを使います。
◆千万機能が無い電卓で1億(100,000,000)を入力するには
・1 0 0 0 0 0 0 0 0、とキーを9回入力するか、
・00キーを使って1 00 00 00 00、とキーを5回入力しなければなりません。
◆ところが千万機能キーを使えば、キー入力は3回で済みます。
・1億→1 0000 0000(1+万+万)で済みます。
同様に、1千万、100万も3回のキー入力で済みます。
・1千万→1 000 0000(1+千+万)
・100万→1 000 000(1+千+千)
千万単位機能の入力に最初はちょっととまどうかもしれません。でも使っているうちにすぐ馴れます。
◆HS-1220TUGのサイズは13cm×18cm。普段使いにはちょっと大きいですが、試験ではむしろ打ち間違いが少なくなると思います。
この電卓、欠点を挙げるとすれば2キーロールオーバー機能までしかないこと、サイレントタッチキーじゃないことでしょうか。
簿記試験用電卓だと12桁表示・√計算機能・3キーロールオーバー・サイレントタッチのものがおすすめされてる場合があります。でも価格は4,000円以上に跳ね上がります。
FP試験では少なくとも簿記ほどのスピードは要求されませんので、3キーロールオーバー以上の機能は不要です。
また、試験が始まればみんなカタカタ電卓叩き始めますので、ふだんどうしても静かな場所で勉強せざるを得ないのでない限りはサイレント機能もいらないでしょう。
それらの機能よりも、12桁表示・√計算機能・千万単位機能付きHS-1220TUGのほうがFP試験に適していると思います。
もしFP試験用になにか良い電卓をお探しでしたら、管理人は自信を持ってHS-1220TUGをおすすめします。
前述したとおり、購入するなら楽天で送料無料・¥2,200程度で販売しているショップの利用を!
【注意】HS-1220TUGには小型バージョン(LS)もありますがそれだと√計算機能が付いていません。FP試験には不向きですので買わないほうが賢明です(なのでAmazonリンクは貼りません)。管理人は3級用にそれを買ってしまい、2級受験のときにHS-1220TUGを買い直しました。
電卓なんてそうそう壊れるものじゃないので予備電卓は必要ないかもしれません。しかしながら、もし試験中に電卓が壊れた場合、試験官が電卓を貸し出すことは一切ありません(なので、筆者は2台買いました)。
なお、電卓を2台持っていった場合、試験中に予備電卓へ交換する際は試験官に伝えて指示に従うこととなります。ご注意ください。