賃貸不動産経営管理士合格応援ブログ

賃貸不動産経営管理士試験・宅地建物取引士資格試験・FP技能検定合格を目指す全ての方を応援します

FP2級試験:合格率は学科20%・実技40%、難易度はFP3級と段違い【2018年版】

【スポンサーリンク】
 

 

【2018.10.22追記】2018年9月実施分の合格発表日です。合格率はFP2級学科が21.45%、実技は個人資産相談業務 20.47%、中小事業主資産相談業務 41.97%、生保顧客資産相談業務 37.42%、損保顧客資産相談業務 54.61%でした。
【2018.9.13追記】きんざい2018年9月実施試験のうち、2級FP実技の配点予想速報記事へのリンクを「個人資産相談業務の合格率と難易度」に付しました。【2018.9.13追記】次回試験までの残り日数カウンターを設置しました。【2018.9.8追記】2018年9月9日の試験について、北海道地区の実施は中止となりました。

2018年9月9日のFP技能検定試験、北海道地区での実施は中止です

 

この記事ではFP2級(ファイナンシャルプランナー2級とも呼ばれますが、正しくはファイナンシャル・プランニング技能士2級です)の学科試験および実技試験(個人資産相談業務、生保顧客資産相談業務、中小事業主資産相談業務、損保顧客資産相談業務)それぞれについての合格率・難易度を、過去15回約100万人のデータから分析しました。FP2級試験の難易度はFP3級とは段違いです。それは合格率の違いが如実に物語っています。

なお、筆者は平成30年1月実施試験でFP2級に合格しました(実技:生保生保顧客資産相談業務、学科は平成28年に合格済み)。体験を踏まえた勉強法についても紹介してあります。FP2級受験の参考にしてください。 

個人情報に付箋を貼りました。見苦しい点はご容赦ください。

f:id:browncapuchin:20180428113047j:plain

100万人データから徹底分析したFP2級合格率

平成30年度をむかえました。気持ちを新たにしてFP(ファンナンシャル・プランニング技能士)資格取得を目指す方がたくさんいらっしゃることと思います.。  

そんな受験生にとってものすごく気になるのが合格率。

特にFP試験は一般社団法人金融財政事情研究会(以下、きんざい)と日本FP協会の二つの実施団体があり、それぞれが合格率を公表しているため実態がよくわかりません。 

ちなみにFP2級学科試験の問題はきんざい・日本FP協会ともに同じです。

にもかかわらず、2018年1月試験の合格率はきんざい28.53%(合格者11,304人/受験者39,614人)、日本FP協会45.63%(合格者9,502人/受験者20,826人)。

2018年5月試験の合格率はきんざい28.24%(合格者8,778人/受験者31,074人)、日本FP協会42.93%(合格者7,474人/受験者17,410人)。

受験者層が違わないとこうはなりません。

推測するに、きんざい受験生には勤務先等で強制的に受験させられる層がかなり含まれているのではないでしょうか?

だとすれば、そういう方達にこそキャリアアップにつながるFP合格をしっかり勝ち取ってほしいです。そのためにはデータを知り、対策を立てることが何より大切なのです。

 

ところで、「FP2級 合格率」等のワードで検索するときんざい・日本FP協会両方の試験結果を合算しているものがあります。

ですが、そもそも受験者層の母集団が異なるデータをごちゃまぜにしたところで何の意味もありません。きんざいとFP協会の結果を混ぜればきんざいの結果より合格率が水増しされて当然。そんな合格率は論外です。

この記事では、受験生がより多いきんざいFP2級試験について、5年間延べ約100万受験生のデータを元にした合格率と難易度について紹介します。

テキストは巻末にまとめてあります。
f:id:browncapuchin:20180403102444j:plain

FP2級学科試験の合格率と難易度

データはきんざいHPで公表されている2013年5月〜2018年1月計15回分、総受験者数97万9977人(約100万人)を用いました。

FP2級学科試験の合格率

FP2級学科試験の過去15回合格率データです。

  • 15回の平均合格率:23.5%
  • 受験者全体の合格率:22.85%(合格者12万9075人/受験者56万4859人)
  • 合格率のレンジ:15.97%〜30.22%

FP2級学科合格率は約23%、高いときでもせいぜい30%程度しかありません。

実技はこれほど低くはありません。受験生はあまり意識していないかもしれませんが、FP2級試験のなかで最も難易度が高いのは学科試験なのです。

FP2級学科試験合格率
受験月 合格率 格者数
2018年1月 28.5% 11,304
2017年9月 30.2% 10,747
2017年5月 24.8%   5,392
2017年1月 23.1%   9,453
2016年9月 23.8%   8,345
2016年5月 21.8%   7,496
2016年1月 20.1%   7,737
2015年9月 20.8%   7,496
2015年5月 22.0%   7,538
2015年1月 19.9%   8,016
2014年9月 23.3%   8,169
2014年5月 26.7%   9,498
2014年1月 15.9%   6,983
2013年9月 22.8%   9,131
2013年5月 28.2% 11,770

FP2級学科試験の難易度

注意してほしいのは、FP2級を受験できるのはFP3級に合格しているか一定の実務経験を積んだ人だけ、ということです。

FP2級は試験分野にまったく馴染みがない人が受ける試験ではありません。

それにもかかわらず、FP2級学科合格率は23%、高いときでもせいぜい30%なのです。

FP3級を受けた感覚のままでFP2級を受験すると泣きを見る、決して簡単に受かる試験ではないのです。


FP3級とFP2級の難易度の違いは出題形式の違いが大きく影響しています。

FP3級学科試験の合格率は平均すると62%。FP3級の問題は出題文が短くて平易な上、60問の半分が2択(正誤判断)、残り半分が3択です。

一方、FP2級はすべて4択の上、問題文も長くなります。より細かい知識をより多く問われるのです。

このため、合格率62%超のFP3級学科試験に比べ、FP2級は合格率23%と難易度が段違いに高くなっているのです。

具体例を見てみましょう。3級と2級の難易度の差がよくわかります。

 <不動産分野の借地借家法に関する問題>

FP3級学科試験(2018年5月実施)
正誤判定
(25) 借地借家法第23条に規定される「事業用定期借地権等」は、専ら事業の用に供する建物の所有を目的とするものであり、居住の用に供する建物の所有を目的として設定することはできない。

FP2級学科試験(2018年5月実施)
4肢択一
問題 45 借地借家法の建物の賃貸借に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。なお、本問においては、同法における定期建物賃貸借契約を定期借家契約といい、それ以外の建物賃貸借契約を普通借家契約という。
1.期間の定めがある普通借家契約における賃借人から更新しない旨の通知は、賃借人に正当の事由があると認められるときでなければ、することができない。
2.普通借家契約において、賃借人は、その建物の賃借権の登記がなくても、引渡しを受けていれば、 その後その建物について物権を取得した者に対抗することができる。
3.賃貸借期間が1年以上の定期借家契約の場合、賃貸人は、原則として、期間満了の1年前から6ヵ月前までの間に賃借人に対して契約が終了する旨の通知をしなければ、契約期間満了での終了を賃借人に対抗することができない。
4.定期借家契約において、賃貸人の承諾を得て賃借人が設置した造作について、賃借人が賃貸人にその買取りを請求しない旨の特約をすることができる。

繰り返しますが、3級学科の問題の半分は正誤判定です。一方、2級学科はすべてこのような4肢択一問題が出題されます。 

でも「3級だって半分の問題は3肢択一なので、2級とさほど難易度が変わらないのでは?」と思うかもしれません。

しかしながら、3級の3肢択一は2級に比べると難易度はやはり低いのです。次の問題をごらんください。

<不動産分野の区分所有法に関する問題> 

FP3級学科試験(2018年5月実施)
3肢択一
(54) 建物の区分所有等に関する法律の規定によれば、規約の変更は、区分所有者および 議決権の各( )以上の多数による集会の決議によらなければならない。
1) 3分の2
2) 4分の3
3) 5分の4 

FP2級学科試験(2018年1月実施)
4肢択一 
問題 47 建物の区分所有等に関する法律に関する次の記述のうち、最も適切なものはどれか。
1.区分所有建物ならびにその敷地および附属施設の管理を行うために法で定められた団体である管理 組合であっても、区分所有者が希望すれば脱退することができる。
2.建物の保存に有害な行為その他建物の管理・使用に関し区分所有者の共同の利益に反する行為をしてはならないという規定は、専有部分の占有者には適用されない。
3.区分所有者全員の共有に属する共用部分の持分は、規約で別段の定めをしない限り、専有部分の床面積にかかわらず、その区分所有者全員で等分されることになる。
4.集会においては、区分所有者および議決権の各5分の4以上の多数で、区分所有建物の建替え決議をすることができる。

肢4の問題に象徴されるように、3級の3肢択一問題というのはいわば2級の選択肢一つについて問われているのに等しいと言えます。

FP2級の難易度はそれほど高くないと書いている記事も見受けられますが、決して鵜呑みにしてはいけません。FPについて勉強したことがある受験生だけが受ける試験にもかかわらず、その8割近くが不合格になる難易度と心得ましょう。

【スポンサーリンク】

 

FP2級実技試験:個人資産相談業務の合格率と難易度

FP2級実技試験:個人資産相談業務の合格率

FP2級実技・個人資産相談業務の過去15回合格率データです。

  • 15回の平均合格率:35.05%
  • 受験者全体の合格率:34.94%(合格者9万2356人/受験者26万4336人)
  • 合格率のレンジ:17.82%〜60.44%

FP2級実技・個人資産相談業務の合格率は約35%と言えます。

ただし、次の表にある通り、各回の合格率の変動が非常に大きいです。問題の当たり外れが各回によってかなり違うのです。問題に左右されず合格点30点をクリアできるよう準備しておきましょう。

FP2級実技試験・
個人資産相談業務試験率
受験月 合格率 合格者数
2018年1月 31.7%    6,180
2017年9月 51.2%    8,238
2017年5月 34.1%    5,392
2017年1月 38.9%    7,259
2016年9月 60.4%  10,925
2016年5月 17.8%    2,954
2016年1月 20.4%    3,706
2015年9月 31.1%    4,858
2015年5月 48.4%    7,977
2015年1月 36.5%    7,379
2014年9月 31.6%    5,305
2014年5月 33.6%    5,674
2014年1月 25.9%    5,394
2013年9月 32.5%    5,776
2013年5月 31.2%    5,339

FP2級実技試験:個人資産相談業務の難易度

合格率60〜70%のFP3級に比べると、FP2級実技・個人資産相談業務試験の難易度はやはり格段に上になります。

あくまで筆者個人が受験した経験では、3級実技試験は過去問2年分程度を一通り手を動かせば十分合格点をとれます。しかも内容がかなり基礎的なので時間もあまりかかりません。

一方、FP2級はそうはいきません。実技全体に言えることなのですが、2級実技試験には2級学科と同じレベル、あるいはそれ以上に細かい知識も多々出題されます。

その上、段階を追ってきっちり計算しないと合格点がとれない構造の問題がかなりの割合を占めます。問題のとっかかりで間違うとそこから先の答がすべてアウトになるので気が抜けません。

 

実際の試験問題を見るとこのことがわかります。3級・2級どちらも相続分野の問題です。なお問題の前提となる設例は割愛します。気になる方は引用元の試験問題を参照ください。

FP3級個人資産相談業務実技試験(2018年5月実施) 

《問15》 Aさんの相続が現時点(平成30年5月27日)で開始し、Aさんの相続における課税遺産総額(課税価格の合計額-遺産に係る基礎控除額)が1億5,000万円であった場合の相続税の総額は、次のうちどれか。
1) 2,200万円
2) 2,525万円
3) 2,650万円

3級の相続分野の問題です。ここでは相続税額を算出することがゴールになっています。

一方、2級では相続税額の算出のみならず、計算過程で必要な数値の解答までもが要求されます(なお、この問15は2級実技では易しいレベルです)。 

FP2級個人資産相談業務(2018年5月実施)

《問15》 仮に、Aさんの相続が現時点(平成30年5月27日)で開始し、Aさんの相続における課税遺産総額(課税価格の合計額-遺産に係る基礎控除額)が2億4,000万円であった場合の相続税の総額を計算した下記の表の空欄1~4に入る最も適切な数値を解答用紙に記入しなさい。〈答〉は万円単位とすること。なお、問題の性質上、明らかにできない部分は「□□□」で示してある。
f:id:browncapuchin:20180825165932p:plain


FP2級実技の難易度は決して高くないと書いているサイトもありますが、それはすでに税・投資・不動産・相続等について知識を持っている方についてのみ当てはまるだけのことです。決してなめてかかってはいけません。

【スポンサーリンク】

 

きんざいではFP2級実技試験の配点を公表していません。FP2級実技の配点予想についてはこちらをご参照ください。

 

2018年9月実施のFP2級実技試験の配点予想についてはこちらです。あくまで筆者個人の予想であることをご了承ください。 

 

仕事の都合上などでどうしても早く取りたい場合や独学では成果が得られないケースもあると思います。そんなときは資格スクールの活用を検討するのはやぶさかではないと思います(筆者は宅建でDVD教材を購入し、合格できました)

資格スクールは高いお金を出すことになります。おすすめサイトを鵜呑みにせずに各スクールの資料を比べて読みこみ、自分に合うものを選択するのが懸命です。

なお、FP3級を取得せずにFP2級を受験することも可能です。その場合は資格スクールのFP講座を受講してAFPを取得する必要があります。まずは各スクールの資料を請求して(もちろん無料)料金・内容を比べてみてください。

アビバのファイナンシャルプランナー講座
ファイナンシャル・プランナー
FP講座【資格の大原】
AFP+2級FP技能士講座

 

以下は、生保顧客資産相談業務、中小事業主資産相談業務、損保顧客資産相談業務についてみていきます。

FP2級実技試験:生保顧客資産相談業務の合格率・難易度

FP2級実技・生保顧客資産相談業務試験の過去15回合格率データです。

  • 15回の平均合格率:39.90%
  • 受験者全体の合格率:39.78%(合格者4万8844人/受験者12万2781人)
  • 合格率のレンジ:24.90%〜60.3%

平均データから、FP2級実技・生保顧客資産相談業務の合格率は39%と言えます。

FP3級実技の生保顧客資産相談業務試験合格率は約56%。難易度はもちろんFP2級のほうが高いのですが、FP2級は問題の当たり外れが各回によってかなり違うせいか、合格率の変動が非常に大きいです。

この分野を受験するのは主に生保業界の関係者でしょうから、3級の段階からきっちり勉強しておくことが2級合格への近道になります。

FP2級実技試験・
生保顧客資産相談業務率
格率 合格者数
2018年1月 50.2%    3,993
2017年9 37.4%    2,824
2017年5月 41.9%    3,311
2017年1月 44.0%    3,445
2016年9月 44.3%    3,262
2016年5月 38.9%    3,129
2016年1 39.4%    2,887
2015年9 26.1%    1,775
2015年5月 60.3%    4,658
2015年1月 50.3%    4,563
2014年9月 24.9%    1,918
2014年5月 41.8%    3,423
2014年1月 33.7%    3,245
2013年9 39.5%    3,850
2013年5月 25.5%    2,561


2級生保実技には簿記の知識があったほうが良いと言われます。それは借方・貸方が出題範囲に入ってくるからです。

筆者も受験しましたが、簿記と言っても初歩の初歩です。過去問を練習すればすぐに慣れますので、簿記のことは気にしなくても良いと思います。 

なお、過去問にはまったく出題されていない問題すら登場することがあります(2級生保平成30年1月実技のセルフメディケーション税制など)。注意しましょう。

【追記 2018.6.29】2018年5月実施のFP2級実技・生保顧客相談業務相談業務試験結果は合格率45.47%。5月としては高いほうでしたね。

FP2級実技試験:損保顧客資産相談業務の合格率・難易度

FP2級実技・損保顧客資産相談業務の試験は9月にしか実施されません。

FP2級実技・損保顧客資産相談業務試験の過去5回合格率データです。

  • 5回の平均合格率:62.83%
  • 受験者全体の合格率:62.75%(合格者1371人/受験者2185人)
  • 合格率のレンジ:55.19%〜72.35%

平均データから、FP2級実技・損保顧客資産相談業務の合格率は62%と言えます。

FP2級全体の合格率からすれば損保顧客資産相談業務の難易度はFP2級実技試験の中で最も低いことになります。

ただし、受験者層が損保業界の方ばかりでしょうし、何しろ1年に1回しか受験できません。相応の準備をして試験に臨んだ結果が高い合格率につながっていると思われます。

損保顧客資産相談業務については合格率の高さ=難易度の低さとは言えません。安易に考えて実技を損保にすると痛い目をみるかもしれません。

繰り返しますが、損保の試験は1年に1回しかありません。受験年対応版の問題集が発売され次第しっかり勉強しましょう。

FP2級実技試験・損保
顧客資産相談業務合格率
受験月 合格率 合格者数
2017年9月 72.3%    267
2016年9月 60.5%    236
2015年9月 55.1%    223
2014年9月 62.7%    270
2013年9月 63.3%    375

 

FP2級実技試験:中小事業主資産相談業務の合格率・難易度

中小事業主資産相談業務の試験が実施されるのは1月と9月です。 

FP2級実技・中小事業主資産相談業務試験の過去15回合格率データです。

  • 10回の平均合格率:38.35%
  • 受験者全体の合格率:38.03%(合格者9819人/受験者2万5816人)
  • 合格率のレンジ:23.52%〜49.95%

FP2級実技・中小事業主資産相談業務の合格率は38%です。これは生保とほぼ同じではありますが、2017年1月試験以後は合格率が50%近くになっています。

とはいえ、個人資産相談業務からこちらの試験を受験するほうが良いかどうかは問題との相性次第。法人税・不動産・相続分野が得意ならともかく、そうでないなら安易に鞍替えしないほうが良いかもしれません。

 

FP2級実技試験・中小事主
資産相談業務合格率
受験月 合格率 合格者数
2018年1月 47.5%    1,259
2017年9月 49.9%    1,096
2017年1月 49.1%    1,433
2016年9月 39.0%       856
2016年1月 32.4%       885
2015年9月 33.3%       836
2015年1月 23.5%       692
2014年9月 39.4%       931
2014年1月 32.6%       959
2013年9月 36.5%       872

 

【スポンサーリンク】

 

まとめ:FP2級の合格率は学科20%強、実技40%弱と心得る

きんざい実施のFP2級学科・実技試験合格率をまとめます。

<学科> 23.5%
<実技>
個人資産相談業務:35.05%
生保顧客資産相談業務:39.90%
損保顧客資産相談業務:62.83%
中小事業主資産相談業務:38.35%

 

FP2級の難易度はFP3級とは段違いです。決してFP3級の感覚のままFP2級試験を受験してはいけません。

 

特に注意しなければならないのは学科試験です。

合格率からすれば、FP2級試験でもっとも難易度が高いのは学科試験と言えます。まずは合格率20%強の学科試験を突破しなければならないのです。

実技試験の合格率も40%程度です。3級合格者もしくは実務経験者が受けているにもかかわらず半数以上の受験生が不合格になる現実を甘く見てはいけません。FP2級は学科20%強、実技40%弱しか合格しない試験と心得ましょう。

必ず得意分野を作ろう

試験突破に向けてアドバイスしたいことがあります。それは得意分野を作ることです。

得意分野が2つあれば、学科・実技とも20点近くの得点を見込めます。そうできれば学科は残り4分野、実技は残り3分野で配点の半分を取れば合格できます。

 

筆者は宅地建物取引士資格試験を10月に受験したあと、1月に3級FP、5月に2級FP学科に合格しました(実技は後回しになってしまいました)。学科試験では3級・2級とも宅建で勉強した不動産および相続分野が得点源でした。

f:id:browncapuchin:20180428113545j:plain


実技試験は生命保険について勉強しようと思い立ち、生保生保顧客資産相談業務を受験。

f:id:browncapuchin:20180428113748j:plain

第5問は相続ですが、ここは宅建で勉強していたので第2問・第3問の生保分野を重点的に勉強できました。第1問のライフプランニング(公的年金・公的保険等)は相変わらず苦手です・・・

筆者のように、FP2級はどの分野でどんなふうに点を取ろうと合格点に達しさえすれば合格できます。全分野をまんべんなく勉強するよりも、得意分野を伸ばしつつ不得手な分野をできるだけつぶすなど、メリハリをつけて勉強したほうが効果的です。

なお、過去問を解くときは、同じ分野の問題を集中的に解き続けるほうが効率的です。というのは、FP試験は同じ傾向の問題が繰り返し出題されることが多いからです。

不動産でもリスク管理でもどれでもいいので、学科1分野の過去問を3年分(9回)連続で解き、すべての結果をノートに書き残してみてください。解き進めていくうちに、「この問題はさっき見たぞ」というのが出てくるはずです。ぜひ試してみてください。

FP試験は学科と実技を同じ月に受けなくても良い

ご承知の通り、FP試験は午前中に学科試験、午後に実技試験があります。できれば1日で学科・実技ともに合格したいものです。

とはいえ、学科は6分野,実技は5分野と試験範囲が広く、どちらかの試験にしか手が回らないこともあるでしょう。

そういうときは、例えば9月に学科試験、1月に生保顧客資産相談業務を受けるという手もあります。実技試験はどれで受かっても2級ファイナンシャル・プランニング技能士になれますし、個人資産・生保・中小事業主・損保それぞれの合格証を手に入れることも可能です。

学科と実技どちらかさえ受かれば「一部合格」となり、有効期間内にもう一方の試験に合格すれば2級ファイナンシャル・プランニング技能士(ファイナンシャルプランナー2級とも呼ばれていますがこちらが正式名称)を名乗れます。

なお、「一部合格」の場合はもう一方の試験申込時に免除申請をしないと合格証は発行されません。ご注意ください。

きんざいによる2018年度2級FP試験の合格発表日程はすでに発表されています。

  • 2018年9月9日(日)実施試験の合格発表(予定)は2018年10月22日(月)
  • 2019年1月27日(日)実施試験の合格発表(予定)は2019年3月7日(木)

 

FP2級試験とは

すでにFP3級を受験した方が多いとは思いますがFP2級試験についてざっと説明しておきます。

FP2級試験の概要・申込

FP2級は学科試験と実技試験が課されます。

FP2級学科試験は6分野について4肢択一60問60点満点、実技試験は5分野について大問5題50点満点の問題が出題されます。

FP2級試験は年に3回、1月、5月、9月に実施されます。
ただし、実技試験の中小事業主資産相談業務は1月と9月、損保顧客資産相談業務は9月のみ実施です。

試験申込方法はインターネットと申込書郵送です。どちらも受験申請受付期間があります。きんざいHPで確認してください。なお、所定の実務経験がない場合、FP3級取得が2級受験の条件となります。

次回のFP試験は2019年1月27日(日)、申込は2018年11月12日〜12月3日です。 

FP3級からスタートする方はぜひこちらをご参照ください。

 

日本FP協会での試験を受験なさる方は日本FP協会で申込方法をご確認ください。

FP2級学科試験の6分野

  • ライフプランニング
  • リスク管理
  • 金融資産運用
  • タックスプランニング
  • 不動産
  • 相続・事業承継

FP2級実技試験

すでに紹介した通りです。きんざい実施の実技試験には個人資産相談業務、生保顧客資産相談業務、中小事業主資産相談業務、損保顧客資産相談業務の4種類があります。学科試験の6分野からそれぞれの業務に対応した大問5題が出題されます。

例えば生保顧客資産相談業務は生命保険分野の大問が2題課される一方で不動産分野は出題されません。

自分の得意分野あるいは勉強したい分野によって実技試験を選択するのが良いでしょう。

FP2級の合格点

FP2級学科・実技試験ともに60%正答、すなわち学科は60点中36点、実技は50点中30点で合格となります。

学科・記述の両試験に合格して初めて2級ファイナンシャル・プランニング技能士を名乗れます。

あらかじめ合格点が決まっているので、宅地建物取引士資格試験や賃貸不動産経営管理士試験など毎年合格点が異なる試験のように合格点予想で一喜一憂することはありません。  

 

きんざいの3級と1級、日本FP協会3級・2級・1級の合格点についてはFP3級・FP2級・FP1級試験はすべて6割以上の得点で合格します に簡単にまとめてあります。

FP、すなわちファイナンシャル・プランニング技能士は賃貸不動産経営管理士や宅建と合性が良く、ダブルライセンスにもってこいの資格です。

でもFP2級試験の難易度はFP3級とは段違いに高いです。できるだけきっちり勉強してから挑戦するようにしてください。

この記事が一人でも多くの受験生のお役に立てれば幸いです。

FP2級用の電卓・テキスト・問題集(2018年9月〜2019年5月試験対応版)

電卓はFP試験に必須です。筆者は千万単位機能、12桁表示できて表示窓が大きい、√(平方根)計算機能、ソーラーが影になっても表示に影響しない、試験規則に抵触しないという条件でこれを選びました。とくに千万単位機能は億単位・千万単位・百万単位の入力が3回だけで済むのでとても重宝しています。この電卓(HS-1220TUG)のレビューはこちらに書きました。

 

 

 

 

 

プライバシーポリシー/©2018 賃貸不動産経営管理士試験合格応援ブログ https://www.chintaikanrishi.com