『2023年版 史上最強の宅建士テキスト』の購入レビューです。
2023年宅建試験合格を目指し、がんばりましょう!
2023年版 史上最強の宅建士テキスト』 基本データ
『2023年版 史上最強の宅建士テキスト』 基本データです。
書名 | 2023年版 史上最強の宅建士テキスト |
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◆『2023年版 史上最強の宅建士テキスト』 は本文テキスト628ページ(巻末索引含む)。分冊なしのまるごと1冊宅建テキストです。常時携行するには重いです。なお、巻末の「実力判定過去問SELECT50」は分離できます。
◆巻末過去問は50問。出題配分は本試験と同じですが、第1問〜第20問が宅建業法になっています。これはテキストのページ順にあわせたためと思われますが、本試験とは出題順が違うので注意しましょう。
◆Kindle版はありません。
◆重要箇所には「出る!」とマークされてます。
◆フルカラー印刷です。重要項目は黒太字・赤太字・黒太字+黄色強調等で印刷されています。赤字・赤下線等は赤シートに対応しています。赤シートも付属しています。
◆テキスト本文に読みにくさは感じませんでしたが、頻出する「白抜き文字を緑背景で囲んだ部分」は見にくいです。改善を求めます。権利関係のイラストは立場によって違う人物を採用しているため、イメージしやすく描かれています。ちょっとしたことではありますが、こうした工夫がされているテキストのほうが理解の助けになりやすいです。
◆正誤表・法改正・統計データ(統計データは2023年8月以降)がナツメ社のHPから閲覧できます。→2023年版の正誤表はこちらです>>>https://www.natsume.co.jp/wp-content/uploads/2022/12/7314_%E6%AD%A3%E8%AA%A4%E8%A1%A8.pdf
『2023年版 史上最強の宅建士テキスト』 レビューポイントチェック
それでは『2023年版 史上最強の宅建士テキスト』について2つのレビューポイントをチェックしましょう。
宅建本試験に不要な情報はカットされているテキストと言える
宅建初学者にできないことの一つが、「これまでの宅建本試験にほとんど出題されない情報を見極めること」です。
信頼できる資格スクール・講師はこのことをきちんと教えてくれます。プロを利用する大きなメリットは無駄の少ない学習にあります。
初学者にもできる3つのポイントについてチェックします。
◆1つ目は「民法○○条」と条文番号が書かれているかどうかです。
民法○○条とか借地借家法第9条・第33条だのと書かれている宅建テキストもありますが、宅建本試験を解く上でそんなことを覚える必要はまったくありません。
本書ではこの点はクリアされています。不要な条文名はありませんでした。※宅建業法34条2書面、35条、37条、農地法3条・4条・5条はありました。これらだけは覚えておきましょう。
◆2つ目は国土利用計画法です。
国土法については、p.477に「規制区域内では、許可が下りなければ土地取引はできない。ただし、現在まで、規制区域に指定されている地域はなし」「宅建試験では事後届出制の出題がほとんど」とあります。
ここは良いのですが、事前届出について注釈が何もないのは気がかりです(事前届出で「出る!」とマークされた重要箇所は1つだけなので、絶対に深入りしないでください)。
◆3つ目は宅建業法の罰則です。
罰則自体についてはその一部を1ページにわたって記載しています。ですが、「出る!」に適切なアドバイスが書かれています。アドバイスを知りたい方は本書をご購入ください。
受験生には宅建本試験でまず出題されない知識を頭に入れる暇などありません。時間は有限です。
不要な知識をインプットしないことはとても重要なのです。
本書は、「不要な知識がカットされているかどうか」というチェックポイントはクリアしていると判断しました。
※なお、本書は出題カバー率を売りにしていますが、たいての宅建テキストは40点以上取れる内容となっています。受験生が宅建テキストの出題カバー率を気にする必要はないと思います。
長所・短所
- 唯一の600ページ前後・丸ごと1冊・フルカラーの宅建テキスト
- 権利関係のイラストはわかりやすい
- 欄外に見にくい箇所がある
分冊ではない丸ごと1冊の宅建テキストは『パーフェクト宅建士 基本書』、『らくらく宅建塾』と本書です。これらのうち、フルカラーで条文番号のない宅建テキストは本書のみです。
丸ごと1冊かつフルカラーの宅建テキストを希望する受験生向けです。
※300問分野別問題集がシリーズにない点も承知の上で購入するかどうかご検討ください。