宅建問題集は、テキストとリンクしているものを選ぶのが鉄則です
今回レビューする『2022年度版 わかって合格る宅建士 分野別過去問題集』は、『2022年度版 わかって合格る宅建士 基本テキスト』とリンクしている問題集です。
なお、宅建テキストのレビューは『宅建テキスト2022【独学向けおすすめ厳選購入レビュー】』にまとめてあります。ぜひご参照ください。Amazonへのリンクから紙面デザインを確認できるものもあります。テキスト・問題集選びの参考になさってください。
2022年度宅建試験合格を目指し、がんばりましょう!
TAC『2022年度版 わかって合格る宅建士 分野別過去問題集』基本データ
書名 |
2022年度版 わかって合格る |
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価格 | |
Kindke版 | |
分冊の有無 | |
ページ数 | 法令上の制限145ページ、その他75頁 |
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◆『2022年度版 わかって合格る宅建士 分野別過去問題集』はA5サイズ。「権利関係、宅建業法、法令上の制限、その他関連知識」の4分冊です。
◆見開きの左ページに問題、右ページに各肢の解答・解説が記載されています。右ページを隠すための「こたえかくすシート」が付録についています。地味な付録ですが役立ちます。
◆二色刷りです。右ページの解答・解説に赤シートをかぶせると赤の強調文字が判別できなくなります。
◆TACから出版されている『みんなが欲しかった!宅建士の問題集 本試験論点別』は小さいフォントを多用しているため読みにくいのですが、本書のフォントはそれより大きめなので読みにくさを感じることはないでしょう。ただし、感じ方は個人差がありますので、購入を検討する際はAmazonや書店で確認してからにしてください。
※下の「Amazonで探す」ボタンからAmazonのページに移行できます。
『2022年度版 わかって合格る宅建士 分野別過去問題集』 レビュー
◆全部で305問を収録しています。テキストとリンクしている問題集としては標準的な問題数です。ただし、これだけでは問題数としては不足しています。あくまで「基礎を習得するための問題集」であることを意識しながら活用しましょう。
◆305問の内訳です。
- 権利関係宅建業法→105問
- 宅建業法→90問
- 法令上の制限→73問
- その他関連知識→37問
統計についての問題はありません。
◆問題の重要度は★★★〜★の3段階に分けられています。★★★が最重要です。「本書の特長」(ⅳページ)に「まずは最重要の★★★から解くなど、学習の進捗度に応じてチャレンジしましょう」とあります。
◆本書は『2022年度版 わかって合格る宅建士 基礎テキスト』とリンクしています。問題ページ見開き右下に「基本テキスト」の該当箇所が記載されています。問題を解いていてわからないことがあったらすぐにテキストの該当箇所を開く癖をつけましょう。
◆重要度別の収録問題数は次の通りです。
- 権利関係→★★★82問、★★18問、★5問
- 宅建業法→★★★62問、★★25問、★3問
- 法令上の制限→★★★43問、★★30問、★0問
- その他関連知識→★★★16問、★★19問、★2問
305問の重要度構成は★★★203問、★★92問、Cランク10問でした。
ちなみに『2022年版 宅建士 合格のトリセツ 基本問題集』は300問中Aランク272問、Bランク23問、Cランク5問という構成ですので、『トリセツ』のほうが初学者にとってより取り組みやすい問題集となっています。
なお、本書は各選択肢に「頻出」「ひっかけ」「難」のアイコンが付されているものがあります。それぞれ注意すべきではありますが、問題を解くときはかならず「すべての選択肢について」根拠を明らかにしながら正誤判定できるようにしましょう。個数問題・組み合わせ問題への対応にもつながるからです。
◆本書の問題文ページの上には3回分のチェック欄があります。3回と言わず最低でも5回は周回して基礎を習得し、次の問題集に移行すると良いでしょう。
◆法改正情報等ネットサービスについては本書でご確認ください。
◆初学者向け問題集としては収録問題に★★★が少ないのが気になります。ただ、テキストを『2022年度版 わかって合格る宅建士 基礎テキスト』にした場合の選択肢は本書になります。
本書を問題集として選ぶかどうかは『2022年度版 わかって合格る宅建士 基礎テキスト』を使うかどうか次第です。問題集を先に選ぶのではなく、テキストをどれにするかについてまず熟考することを強くおすすめします。