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【購入レビュー】ユーキャンの宅建士 過去12年問題集

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『ユーキャンの宅建士 過去12年問題集』の購入レビューです。

※2023年度版のレビューです。最新版については発売後にAmazonなどのECサイトで確認するか書店で手に取って見てください。

ユーキャンの宅建士 過去12年問題集

ユーキャンの宅建士 過去12年問題集

『ユーキャンの宅建士 過去12年問題集』基本データ

『ユーキャンの宅建士 過去12年問題集』2023年版の基本データです。 

基本データ

書名 2023年版 ユーキャンの宅建士
過去12年問題集
価格
¥2,860(税込)
Kindke版の価格
分冊の有無
有(2分冊)
ページ数
①解説454頁
②試験問題404頁
発行所
株式会社ユーキャン
学び出版
発行日
2023年1月20日
二色刷り
付録
ネットサービス
法改正・正誤及び統計資料
編著
ユーキャン宅建士試験研究会

◆宅建年度別問題集のチェックポイントは次の5点です。

  1. 年度別過去問を何年分収録しているか
  2. 年度別過去問を何回分収録しているか
  3. 法改正による改題にどう対応しているか?
  4. 問題の各肢にマークはあるか?
  5. テキストとリンクしているか?

これら5点についてみていきましょう。

『ユーキャンの宅建士 過去12年問題集』 2023年版詳細レビュー

◆『2023年版 ユーキャンの宅建士 過去12年問題集』についての5つのチェックポイントについての結果は以下の通りです。

  1. 年度別過去問の収録年数:12年
  2. 年度別過去問の収録回数:12回
  3. 法改正への対応:削除および改題(改題には「改題」マークあり)
  4. 問題の各肢にマークはあるか?:無し
  5. テキストとリンクしているか?:している

宅建年度別過去問を12年間・12回分収録している

『2023年版 ユーキャンの宅建士 過去12年問題集』は宅建年度別過去問を12年間・12回分を収録しています。

収録年度は平成23年度〜令和4年度試験。令和2年度および令和3年度は10月試験のみ収録。

宅建年度別過去問集の中には、12年間・12回分収録しているもの(令和2・3年度12月試験を未収録)、10年間・12回分(12月試験を収録しているが平成25年以降しか収録していない)もの、12年間・14回分収録しているもの(令和2・3年度12月試験も収録)があります。

本書は12年間・12回分の年度別過去問を収録しています。年度別過去問をより多く解いておきたい受験生は12年間・14回分を収録しているもののほうが良いです。

法改正にはすべて改題で対応している

『2023年版 ユーキャンの宅建士 過去12年問題集』は法改正によって成立しなくなった問題については「すべて改題で対応」しています。

◆年度別過去問には「120分間という本試験の時間内でのペース配分をつかむ」という役割があります。

この役割を重視する受験生にとっては、法改正にはできるだけ改題で対応して50問(実際は問48統計を除く49問)を提供してある年度別過去問集を利用するほうが良いでしょう。※ただし、改題によって難易度が変わりうることは頭にいれておいてください。


◆本書の対応はすべて改題です。


例えば令和4年度問28は宅建業法の重要事項説明についての問題でした。重要事項説明の交付については法改正によって電磁的方法による提供ができるようになりましたので、この点をふまえて改題しておくほうが受験生にとって親切です。本書は改題によって対応しています(令和4年度問28肢3参照)。

※ただし、すでに出題されていない民法条文規定についても改題で対応していることは気になります。

平成24〜平成29年度に出題された民法条文規定についての問題は、改正民法が施行された令和2年度以降は出題されていません。改正民法施行によって役割を終えた問題ですので、こちらは削除での対応がベターであると管理人は思います(そうしている年度別過去問集のほうが多いです)が、本書では改題されています。

民法条文規定について出題される可能性はゼロではありませんが、どうなんでしょうね?あまり深入りしないことだけをおすすめしておきます。

◆なお、問48統計については「参考」として出題されたものをそのまま掲載されています。こんな形式で問われる、ということだけを見ておけば良いので真面目に解く必要は一切ありません。

問題の各肢にはマーク無し

『2023年版 ユーキャンの宅建士 過去12年問題集』の問題の各肢にはマークがありません。

宅建年度別過去問集には、各肢に問題の難易度を付しているものがあります。

中には「深入り厳禁」を含めた重要度マークを付しているものもあります。宅建試験では、肢問の中に難解なものを混ぜていることがあります。難解なので、正答率はとても低いです。このような肢問は合否にほとんど関わらないため、捨て肢(すてあし)と呼ばれています。

捨て肢マークは学習する上ではとても有益です。宅建試験合格にとって大切なことは「多くの受験生が正答する問題を確実にとること」です。捨て肢にこだわって重箱の隅をつつくようなマイナーな論点にこだわるより、例年出題されている頻出項目をきっちりとることのほうがよほど重要だからです。

◆ただし、問題の各肢にマークが付されていると、繰り返し解く際の目印になってしまって正解肢を覚えやすくなってしまうことも事実です。それが嫌な受験生は、本書のような各肢にマークのない年度別過去問集を選択すると良いでしょう。

テキストとリンクしている

『2023年版 ユーキャンの宅建士 過去12年問題集』は、『2023年版 ユーキャンの宅建士 きほんの教科書』とリンクしています。

本書の解答・解説ページには、各問について『ユーキャンの宅建士 きほんの教科書』の該当箇所(例:業法L11)が記載されています。ただ、該当箇所をもっと明確にしてアクセスしやすくしたほうが受験生に親切です。

インターネットアフターサービスあり

◆本書は、法改正・正誤・統計情報をWebダウンロードサービスにて提供するとのことです(統計については例年8〜9月を予定)。


統計は毎年新しいデータから出題されます。かならずおさえておきましょう。

長所・短所

  • 『ユーキャンの宅建士 きほんの教科書』とリンクしている
  • 全問を改題(統計を除く)して50問を掲載しているので120分間で解くときのペース配分をつかみやすい
  • 問題の各肢問に難易度ランクがあったほうが良いという受験生には向かない

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