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【購入レビュー】わかって合格る宅建士 一問一答セレクト600

『2023年度版 わかって合格る宅建士 一問一答セレクト600』の購入レビューです。宅建一問一答問題集選びの参考になさってください。

わかって合格る宅建士 一問一答セレクト600

わかって合格る宅建士 一問一答セレクト600

『2023年度版 わかって合格る宅建士 一問一答セレクト600』 基本データ

基本データ

書名 2023年度版 わかって合格る宅建士
一問一答セレクト600
価格
¥1,980(税込)
Kindke版の価格
分冊の有無
ページ数
①民法等171頁②宅建業法127頁
③法令上の制限101頁④税・その他45頁
発行所
TAC出版
発行日
2023年1月27日
二色刷り
付録
こたえかくすシート
ネットサービス
法改正・正誤
編著
TAC株式会社(宅建士講座)
ISBNコード
978-4-300-10349-4


宅建問題集は、一問一答問題集であってもテキストとリンクしているものを選ぶのが鉄則です。

本書、『2023年度版 わかって合格る宅建士 一問一答セレクト600』は、『2023年度版 わかって合格る宅建士 基本テキスト』とリンクしています。


本書各項目冒頭の右ページ上に『2023年度版 わかって合格る宅建士 基本テキスト』の該当編・チャプター番号・セクション番号が記載されています。

メインテキストを『2023年度版 わかって合格る宅建士 基本テキスト』にする方は本書を用いて学習すると良いでしょう。

『2023年度版 わかって合格る宅建士 一問一答セレクト600』購入レビュー

◆本書は全部で447ページ。B6判とコンパクトな部類の宅建一問一答集です。

◆赤シートには対応していません。

付録の「こたえかくすシート」を右ページにかぶせて左ページの問題を解いていきましょう。

◆問題番号の左に2回分のチェック欄があります。2回といわず、6回、7回と周回しましょう。

収録問題集は600問です。

宅建試験は4肢択一形式の問題が50問、すなわち肢問が200問出題されます。

したがって、本書が収録している一問一答形式問題600問は宅建試験3回分の問題数に相当します。

ただし、収録問題の出典(何年度の第何問の何番目の肢)については一切記載がありません。過去問そのものを確認したいときにはものすごく手間がかかります。これはデメリットです。

また、「はじめに」には「TAC宅建士講座が過去問を徹底的に分析して厳選した600肢=600問を収録」とありますが、過去問の文言をそのまま掲載している場合とそうではない場合がみられました。

例えばp.162区分所有法(不動産登記法含む)問題3は平成22年問13肢4そのままとなっています。


一方、同じページの問題1は「敷地利用権が数人で有する所有権の場合、・・・・」となっていますが、過去問は「敷地利用権が数人で有する所有権その他の権利である場合、・・・・」です(平成4年問16肢2)。

とはいえ、問題の意味が大きく変わることのないよう編集されていますので、あまり気にする必要はないと思われます。

◆611問(肢)の内訳です。

  1. 民法等→213問
  2. 宅建業法→173問
  3. 法令上の制限→155問
  4. 税・その他→70問

◆問題には重要度別にA〜Cのランクが付されています。61問(肢)のうちAランクが56%、Bランクが38.4%、Cランクが5.6%他の一問一答、LEC『トリセツ』・日建学院『どこでも』・ユーキャン『これだけ』に比べると重要度の高い問題の割合が少ないです。

◆本書は、見開きの左ページに「問題」が、右ページに「解答・解説」が記載されています。

左ページの問題文には下線が引かれています。この下線が引かれているのは「問題の正誤を判定する際、どこに注意して検討すべきなのか、そのヒントとして、鍵となる語句」です。

このことは、当サイトで常々お伝えしている「問題を解くときは、かならず「すべての選択肢について」根拠を明らかにしながら正誤判定できるようにすること」と合致します。

すべての問について、必ず根拠を明らかにしながら正誤判定できるよう、心がけましょう。

肢問の正誤判定からステップアップして学習する方法があります。

それは、誤っている肢問の誤っている箇所を直して正解肢にすることです。

本書の解説には、「誤りの選択肢には、誤っている部分と正解肢にするために修正すべき内容を明記」してあります。時間に余裕があるときに行うと良いでしょう。

 

◆また、本書にはすべての解説に4種類のアイコン(「覚える」、「理解」、「ひっかけ」、「比較」)が付されています。それぞれの意味は本書を購入してご確認ください。

本書のメリットは、①テキストとリンクしていること、②問題文および解答・解説に一手間を加えて学習できるよう丁寧に編集していること、の2点です。

しかしながら、この「丁寧さに」加えて条文番号が記載されているため情報量が多く、宅建初学者にはむしろ不向きな一問一答集となっています。

◆ただし、本書を含めたTAC『わかって合格る宅建士』シリーズは、テキストと本書の他にもテキストと問題集、テキストと年度別問題集がそれぞれリンクしています。

テキストと問題集・年度別問題集・一問一答集がリンクしている教材で学習したい場合は、今のところ唯一の選択肢となりますが・・・条文番号も含めて勉強したい受験生、時間に余裕のある受験生、そして宅建を足がかりに法律系上位資格取得を目指す受験生にのみおすすめします。

※宅建テキスト・問題集のレビューはおすすめ宅建テキスト2023年版購入レビュー【独学向け】にまとめてあります。ぜひご参照ください。Amazonへのリンクから紙面デザインを確認できるものもあります。テキスト・問題集選びの参考になれば幸いです。

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