『2023年版 ユーキャンの宅建士 これだけ!一問一答集』の購入レビューです。宅建一問一答問題集選びの参考になさってください。
『2023年版 ユーキャンの宅建士 これだけ!一問一答集』基本データ
書名 | 2023年版 ユーキャンの宅建士 これだけ!一問一答集 |
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◆本書は見開きの左ページに「問題」が、右ページに「解答・解説」が記載されています。
付録の赤シート対応を右ページにかぶせながら左ページの問題を解いていきましょう。
◆解答ページ問題番号の下に2回分のチェック欄があります。2回といわず、6回、7回と周回しましょう。
◆本書は全部で439ページ。サイズは新書版。現在出版されている市販宅建一問一答問題集の中では『出る順宅建士 一問一答○×1000肢問題集』に次ぐ小ささ。
常に持ち歩いて隙間時間に問題を解くのに適しており、これが本書最大のメリットです。
『2023年版 ユーキャンの宅建士 これだけ!一問一答集』購入レビュー
◆収録問題集は800問です。
宅建試験は4肢択一形式の問題が50問、すなわち肢問が200問出題されます。
したがって、本書が収録している一問一答形式問題800問は宅建試験5回分の問題数に相当します。
◆800問の内訳です。
- 権利関係→280問
- 宅建業法→230問
- 法令上の制限→170問
- 税・その他→120問
◆問題には重要度別に★★★〜★が付されています。★★★が最重要問題です。
◆宅建一問一答問題集には、すべて過去問から収録しているものとオリジナル問題を収録しているものがあります。
本書は収録問題の一部がオリジナル予想問題となっています。チェックしたところ、権利関係の29問がそうでした。
過去問のみの一問一答問題集で学習したい受験生は他のものを購入しましょう。
◆本書で収録している過去問については、問題番号の下に出題年のみが記載されています。いちいち探さないと実際の過去問にたどりつけないため、これはマイナスポイントです。
でも本書最大のマイナスポイントは他にあります。
それは『2023年版 ユーキャンの宅建士 きほんのテキスト』とリンクしていないこと。
宅建問題集は、一問一答問題集であってもテキストとリンクしているものを選ぶのが鉄則です。
本書、『2023年版 ユーキャンの宅建士 これだけ!一問一答集』は、残念ながら『2023年版 ユーキャンの宅建士 きほんのテキスト』とはリンクしていません。テキストとのリンクを期待して購入すると当てが外れます。くれぐれもご注意ください。
◆宅建問題集には本書のような一問一答形式と4肢択一択一があります。4肢択一形式だと正解番号を覚えてしまう危険性があるため、一問一答形式を薦める考えの方がいます。
基礎知識の獲得は一問一答のほうがしやすいのは確かです。とはいえ、4肢択一形式の問題であっても、それぞれの肢を一問一答と見なして取り組めば同じことです。
一方、本試験問題を解く訓練は4肢択一に軍配が上がります。
◆一問一答問題集と4肢択一問題集のどちらにも特長があります。
鉄則としてこれだけは言えることは、「問題を解くときは、かならず「すべての選択肢について」根拠を明らかにしながら正誤判定できるようにすること」に他なりません。
一問一答問題集であっても、必ず根拠を明らかにしながら正誤判定できるよう、心がけましょう。
根拠を明確にできないまま漫然と正解不正解を「当てる」のではなく、わからない問題は解答・解説で理解してから再度問題に戻り、根拠を明確にできるまで繰り返し解く癖を付けてください。それが合格への近道です。がんばりましょう!
※宅建テキスト・問題集のレビューはおすすめ宅建テキスト2023年版購入レビュー【独学向け】にまとめてあります。ぜひご参照ください。Amazonへのリンクから紙面デザインを確認できるものもあります。テキスト・問題集選びの参考になれば幸いです。