令和7年度宅建試験では、最大の得点源のはずだった宅建業法において、個数問題が鬼のように多数出題。このため、合格には他の分野、とりわけ権利関係のうち最も多く出題される民法の比重が高まりました。
こうなることを予見していたかのようなタイミングで『吉野塾の宅建民法がみるみるわかる本』が出版。早速購入したのでレビューをお届けします。

宅建合格への第一歩は宅建試験範囲の把握と用語に慣れることから!
宅建試験範囲把握と用語に慣れるための教材としてすべての宅建受験生におすすめするのがAudible版『パーフェクト宅建士聞くだけ 』です。

この教材をおすすめする理由は3つあります。
1)とても聞きやすいです。
『パーフェクト宅建士聞くだけ 』はAmazonのAudible(オーディブル)というオーディオブックサービス。再生するとプロの俳優がテキスト本文を読み上げます。
とても聞きやすいです。
スマホ・タブレット読み上げ機能の合成音声とは比べものになりません。
2)30日間無料で聞けます。
Amazon audibleのプレミアムプランに初めて登録する方は30日間無料で利用できます。
なお、『パーフェクト宅建士聞くだけ』のCD版の定価は各巻¥4,950。3巻合計¥14,850もします。それを30日間無料で聞けます。
3)宅建試験範囲を10時間29分で把握できます。
『パーフェクト宅建士聞くだけ』の再生時間は『権利関係』、『宅建業法』、『法令上の制限』の3巻合計で12時間34分。
1.2倍速でもしっかり聞き取れるので10時間29分に短縮可。
朝・昼・晩各30分ずつ聴けば1週間で宅建試験範囲を一通り把握できます。
管理人の知る限り、実質無料かつこれほど手軽に宅建試験全範囲を1周できる製品版教材はこれだけです。
◆宅建試験は民法・宅建業法・建築基準法・税などから出題されます。
これらに初めて触れる方は用語になじみがないため、いきなりテキストを読んでも挫折しかねません。
宅建通信講座アガルート講師の林先生はこうツイートしています。
「法令上の制限」と「税その他」は、まずは用語から。用語がわからないと何が何だかわからない。“慣れる”からで全然OKなので、あまり肩肘張らずに1つずつ。#宅建
— 林裕太 (@yuuta0120) May 14, 2023
宅建の試験範囲を把握するのはもちろん、用語を耳にしておくことで宅建試験の解像度が上がり、テキスト学習への移行がスムーズになります。
『パーフェクト宅建士聞くだけ』から宅建学習を始めましょう!
※2025年版ですが、宅建試験把握および用語に慣れる目的で聞く分には何ら問題ありません。
※※『パーフェクト宅建士聞くだけ 宅建業法』では宅建試験本試験で初めて見る問題にどう対処すればいいかについてのアドバイスがあります。宅建業法だけでも聴いておくと良いでしょう。
※※※合格者の声です!
コレ、今年の合格に1番効いたかも‼️
— 飛び出し坊や@不動産4資格同時受験中(宅建・賃管・マン管・管業) (@tobidashi_booya) November 11, 2025
通勤、家事、入浴などお経のように流しておくだけ‼️
なお、audibleの無料期間を上手く使うこと(小声) https://t.co/LVeYEELtFe
2025年11月23日追記 基本データの「色」をフルカラーとしていましたが、本書は青を基調とした二色刷です。訂正しました。
『吉野塾の宅建民法がみるみるわかる本』 基本データ
『吉野塾の宅建民法がみるみるわかる本』基本データです。
| 書名 | 吉野塾の宅建民法が みるみるわかる本 |
|---|---|
| ページ数 | |
| 発行 | |
| 発行日 | |
| 色 | |
| 付録 | |
| ネットサービス | 追加情報 |
| 著者 | |
『吉野塾の宅建民法がみるみるわかる本』詳細レビュー
◆冒頭で述べたように、令和7年度宅建試験では宅建業法で鬼のような個数問題が出題されました。
令和6年度以前の10回の宅建試験を分析したところ、宅建業法は易問(受験者正解率80%以上)および標準問(受験者正解率60〜80%)の問題がほとんど。令和7年度試験のような個数問題の集中砲火も見たことありません。
宅建合格のためには易問・標準問を落とさないことに尽きます。
しかしながら・・・令和7年度試験のような問題がこれからも出題されるとなると、得点源であるはずの宅建業法で17点を確保するのが難しくなります。
じゃあどうすればいいでしょうか?
他分野で点を獲るしかありません。
宅建試験50問のうち、最多の20問が宅建業法。その次が民法の10問です。したがって底上げすべきは民法とならざるを得ません。
本書『吉野塾の宅建民法がみるみるわかる本』は、民法理解の強化に特化した参考書なのです。
◆本書のコンセプトは「民法が好きになって得意になる」(カバーそで)。
このゴールのため、徹底して「かみ砕いて解説」(カバーそで)しています。
その手段として、宅建テキストでは数少ないチャット形式(フキダシ)を各論点の導入に採用。
サンプル画像を見てみましょう。

チャット(フキダシ)形式は登場人物同士の会話形式による受け答えで話が進んでいきます。
会話形式なので話し言葉となり、内容がより平易に表現される、すなわちかみ砕いた表現となることで、一般的な宅建テキストよりも民法の内容が読者に伝わりやすくなっています。
また、会話形式は読むテンポも良くなります。より読み進めやすいのです。
吉野先生の『宅建士 出るとこ集中プログラム』の「制限行為能力者」冒頭画像と比べると、その差は歴然。

『宅建士 出るとこ集中プログラム』はかなり読み進めやすい宅建テキストなのですが、『吉野塾の宅建民法がみるみるわかる本』の読みやすさはそれ以上。
中には7ページにわたって会話形式で説明している論点もあるほど(代理、pp.26-32)。
表紙カバーそでには、宅建民法について「できるだけイメージしやすい身近な事例を交えながら、かみ砕いて解説します」とあります。その通りの宅建民法対策用参考書となっています。
◆本書は全21セクションで構成。
最初のセクションは導入部なので、論点はセクション1〜20。宅建民法に必要な20テーマを厳選(カバーそで)してあります。※相隣関係はありませんので、相隣関係が掲載されている宅建テキストで学習しましょう(『らくらく宅建塾』には相隣関係が書かれていません)。
各セクションは5〜20ページです。ページ数が少ないセクションを連続で読み、1日20ページを目安で読むなら2週間で完走できます。
◆各セクション末には「差がつく問題」と題した一問一答2〜3問を掲載(計41問)。

わからない問題は各セクションを見直して全部できるようにしておきましょう。
◆導入セクションを読む前に、かならず「学習を始める前に」(p.1)を読み、遵守しましょう。権利関係は手を動かしながら学習するのが肝要です。
◆出版元の中央経済社のビジネス専門書Onlineには訂正・追加情報があれば掲載されます。(例:『宅建士 出るとこ集中プログラム 2025年版』のページ)。
2025年11月20日時点の『吉野塾の宅建民法がみるみるわかる本』のページには訂正・追加情報はまだありません。ただし、p.208の「6 共同相続・遺産分」は「6 共同相続・遺産分割」が正しいと思われます。訂正情報が入るかもしれません。
◆宅建試験の権利関係は正直言って得点しにくい分野です。令和6年度からの直近11回の試験だと易問・標準問の出題割合は57.1%(注:借地借家法・区分所有法・不動産登記法含む)。
実際、過去問にない論点からも毎年のように出題されています。実際、対策しにくいのは間違いありません。
本書『吉野塾の宅建民法がみるみるわかる本』を繰り返し読んだからといって、宅建本試験の民法で「みるみる得点できる」ようになるとは限りません。
とはいえ、過去問では出題されていない切り口でも、考え方を理解していれば取れる問題も出題されています。
本書は「単に民法の条文や判例を覚えるだけでなく、理解することを重視しています」(「はじめに」より)。
宅建民法の学習を始めるときは、本書と『パーフェクト宅建士聞くだけ 権利関係』を併用し、宅建民法対策の足がかりにすると良いでしょう。
※『パーフェクト宅建士聞くだけ』は必ずaudible版を注文しましょう!
◆他のテキストについては宅建独学テキストおすすめ2026ランキング13選全購入レビュー をご参照ください!
◆2026年度宅建試験の試験日・申込日程等についてはこちらの記事をご参照ください。>>>宅建試験日2026(令和8年度)と申し込み日程・概要・自身の受験経験による合格へのアドバイスについて
◆当サイトでは2026年度宅建試験本試験日の2026年10月18日15:00過ぎから解答速報および合格点・合格ライン予想をリアルタイムでお伝えします。自己採点にお役立て下さい。



