宅建アプリ・宅スマ登録レビュー(デジタルテキスト・動画・問題集)

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当サイトでは宅建アプリの紹介は、一部の宅建テキストに付帯するアプリ以外にはしてきませんでした。というのは、管理人の宅建初回受験時に利用したアプリ(¥500)が良くなかったからです。

アプリについてはそれ以来スルーしてきたのですが『PR TIMES』(プレスリリース、ニュースリリース配信サービス)を「宅建」で検索したところ、次の記事の「宅スマ」(以下、宅スマ)が目にとまりました。

prtimes.jp

 

期間限定無料なので試しに登録してみたところ、受験生におすすめしてみても良いアプリと判断しました。簡単にレビューします。

「宅スマ」運営会社

記事によれば宅スマの運営は株式会社夢来備人(ムラビト)。

アズマ株式会社による100%出資とのことです。

アズマ株式会社、というよりワイン好きならアズマコーポレーション(ワインのインポーター)の名前を聞いたことがあるかもしれません。HPにはボルドー1級シャトーの名もありました。

アズマコーポレーションはワインスクール事業も手がけていてソムリエ・ワインエキスパート試験対策アプリをリリースしています。そのノウハウを生かして宅建業界に参入したと思われます。

「宅スマ」の入手・登録

◆では宅スマの紹介にうつります。

まずは宅スマの入手方法です。

管理人は、最初にApp Storeで「宅スマ」を探しました。でも検索結果ではヒットせず。

それもそのはず、宅スマはWEBアプリ。アプリストアからの入手はできません。

宅スマはWEBサイトから登録して入手します。

◆宅スマWEBサイトのURLはこちら→(https://takusuma.com/)。クリックすると次の画像のページが表示されます。

宅スマWEbサイトより

宅スマWEbサイトより

 

スマホでクリックすると次の表示になります。

宅スマWEBサイト会員登録・ログイン案内

宅スマWEBサイト会員登録・ログイン案内


表示の下のほうの「会員登録・ログイン」をクリックすると会員登録・ログインページに移行。「会員登録ボタン」が現れます。

宅スマ会員登録・ログインページ

宅スマ会員登録・ログインページ

会員登録に必要なのは、名前・ニックネーム・メールアドレス(IDとなります)・パスワート・居住都道府県・生年月日・性別・資格取得目的(「宅建」でいいかと)・メルマガ受信可否のチェックボックスです。

必要事項を記入して「同意して会員登録する」をチェックすると登録したメールアドレス宛に認証メールが届きます。認証したら利用可となります。

「宅スマ」レビュー(テキスト・動画・問題集)

では宅スマの各種機能の紹介にうつります。

宅スマの機能は大きく3つ。

  1. デジタルテキスト
  2. 動画
  3. 問題集

宅スマより

宅スマ会員ページより


◆テキストはフルカラー。目を通したところ基本知識は抑えられていました。


アプリで便利なのは「横スライド機能」。

読んでいる最中のテキスト画面から右にスライドすると問題集画面、左にスライドする動画画面に移行します。

いちいち目次に戻らなくてすむのでシームレスな学習ができます。

宅スマHPより

宅スマHPより

学習画面下部には5つのアイコンがあります。左から「テキスト誤記報告・その他問い合わせ」、「文字の拡大・縮小」、「テキストの赤文字を空白にする(文章虫食い)」、「ラインマーカー」、「下敷き(赤シートでテキストの赤文字を隠す)」。

下敷きを使ったままピンチアウトできます。

◆動画は2025年10月30日時点で宅建業法27本。週2回更新中です。

動画時間は今のところ9〜21分ほど。ゆっくり話しているので1.25倍速でも十分聞き取れます。

スマホの縦画面だとさすがに小さいので横にして全画面で視聴すると良いです。

宅スマHPより

宅スマHPより


市販宅建テキストの中には動画講義付帯のものがあります。ただ、中にはテキストの読み上げに終始しているものもあるのでクオリティはそれほどではありませんが、宅スマの動画はしっかり作られています。視聴してみてください。

◆問題集は一問一答形式と4肢択一形式の2種を実装。資格スクールの中には一問一答アプリを実装していないものもある中で、無料(※来年予定の課金時でもかなりの低価格)で2種類実装しているのは大きなメリット。

市販宅建テキストの中には一問一答問題集がシリーズにないものがあるので、宅スマでカバーするという使い方もできるようになるかもしれません。

宅スマHPより

宅スマHPより


2025年10月30日時点での収録問題数は一問一答2072問、4肢択一497問。

難易度表記はEASY、NORMAL、HARDの3段階。各肢および各4肢択一に表記されています。ただし、難易度の説明は見当たりません。

正解率表記もありますが、これはアプリ使用者による正解率なのかやはり説明はありません。説明がほしいところです。

現時点の問題を一問一答でみたところ、宅建業法861問・権利関係517問・法令上の制限358問、税・その他336問。

宅スマHPには「過去問10年分+Teru先生(平井照彦氏)監修のオリジナル問題をたっぷり収録」とあります。試しに税・その他336問の出典をざっと見たところ、すべて過去問でした。これから追加するものと思われます。

※冒頭のPR TIMES記事によると2026年7月までに6,000問以上収録予定とのことです。

過去問には試験実施年度(令和2年度・3年度試験は実施月も)を記載。問題番号・肢番号まであるとなお良かったです。

法改正対応についてはぱっと見たところ不明でした。法改正点対応済み問題については「改」マークが欲しいです。

テキスト・講義では法改正点まとめや統計問題にも対応してほしいですね。

問題集の学習進捗機能には、未学習・クリア・不正解・もう一度学習・お気に入り・AI's Choiceの6項目が用意されています。AI's Choiceについては説明が見当たりません。

◆他にもランキング機能、メダル獲得機能(メダルスコア)など学習モチベーションを維持しやすい工夫が施されています。ランキングを見たところ、すでに30時間以上学習している方がいました。

◆ただ、実際に使ってみて意図しない挙動がけっこう多い印象がありました。慣れればどうということはないとは思いますが、使い方や各種機能、難易度設定などについてのFAQが欲しいところ。

そしてもう一つ。どこから退会すればいいのかわかりませんでした。「問い合わせ」から対応しているかもしれませんが、きちんと明記してほしいです。

◆市販宅建教材でテキスト・一問一答問題集・4肢択一問題集を揃えるとだいたい¥8,000はかかります(『宅建士 合格のトリセツ』シリーズ3冊で¥8,250)。

動画講義の実装はこれからではあるけれど、宅建教材の取っ掛かりとしておすすめしても良いWEBアプリ教材として紹介しました。

※記事は加筆訂正する場合があります。ご了承ください。

takusuma.com

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