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賃貸不動産経営管理士試験過去問 平成27年度問40(賃貸不動産の企画提案)

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賃貸不動産経営管理士試験過去問:平成27年度問40(賃貸不動産の企画提案)について、公式テキスト(『賃貸不動産管理の知識と実務』)第3版で該当するページを記載するとともに要点を簡潔に解説します。

※今年度試験対策には必ず最新の賃貸不動産経営管理士テキスト・通信講座等で学習してください。

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賃貸不動産経営管理士試験過去問解答解説 平成27年度問40

平成27年度

【問40】 賃貸不動産の企画提案に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 シェアハウスの場合、管理業者が複数の借主の間に立って主導的な役割と果たす必要に迫られる場合があるので、通常の賃貸住宅より管理業務に要する時間が多くなる。

2 音楽専用マンションなどの特定の趣味等にターゲットを絞った賃貸住宅を企画することは、供給するエリアでの需給バランスが合えば、その希少性から賃料を高く設定できる可能性が高い。

3 宅配ロッカーは、最近のインターネット通販市場の成長の影響もあって、借主ニーズの高い設備となってきている。

4 ペット可能賃貸住宅を建設する場合、動物専用汚物流し(排泄物を処理する設備)や足洗い場を設置すれば、他の借主からの苦情が寄せられることはない。

賃貸不動産経営管理士公式テキスト掲載ページ

平成27年問40に該当する部分は主に公式テキスト第8編賃貸業への支援業務(第2章)に書かれています。

◆選択肢1について公式テキストp.916には、「シェアハウスは、複数の者が借主となり、契約期間等も異なり得ることなどから契約関係が複雑となるとあります。

したがって、選択肢1は適切です。

この箇所は平成29年問32肢3で出題されました。

◆選択肢2について公式テキストp.915には、「音楽専用マンションは、一般的には音大生マンションとして、楽器会社が企画・運営しているケースが多く、音楽大学の近くか沿線に立地している。音大生用マンションは、一般に、学生専用マンションよりも賃料を高く設定できるとあります。また『平成29年度版賃貸不動産経営管理士試験対策問題集』p.356には、「特定の趣味等にターゲットを絞ることによって、高い賃料設定が可能となることもある(以下略)」とあります。

したがって、選択肢2は適切です。

◆選択肢3について公式テキストp.924には、宅配ロッカーは「不在時の荷物の受け渡しに利用されるものとして開発されたものだが、通販やクリーニングなど多機能ロッカーとしても使用できるため、とくに単身者には大変便利な設備であるとあります。また『平成29年度版賃貸不動産経営管理士試験対策問題集』p.356には、「居住者の生活様態が多様化して在宅時間がまちまちとなっている状況のもとで、インターネット通販を含め、物品を配達によって各住戸に届ける機会が増加していることから、借主のニーズは高くなっている」とあります。

したがって、選択肢3は適切です。

◆選択肢4について公式テキストp.915には、「ペット可能賃貸住宅を建設する場合のハード的な対応策として、動物専用汚物流し(排泄物を処理する設備)や足洗い場をはじめとしていくつか設置しなければならないものの、ハード的な対応はそれほど難しくない。難しいのは、むしろ入居者に対するソフトの部分であるとあり、糞・鳴き声の問題などへの対応について指摘しています。

したがって、選択肢4は不適切です。

以上、不適切な選択肢は4、正解番号は4です。重要度★★。
重要度は『賃貸不動産経営管理士過去&予想問題集』より

注:賃貸不動産経営管理士試験の過去問には法改正・新法施行などによって成立しなくなったものがあります。必ず最新の教材で学習してください。

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