賃貸不動産経営管理士試験過去問:平成29年度問39(屋根・外壁等)について、該当する公式テキストのページを記載するとともに要点を簡潔に解説します。
賃貸不動産経営管理士試験の過去問には『賃貸不動産管理の知識と実務 改訂3版:賃貸不動産経営管理士公式テキスト』そのままの文章が頻出しています。このため、賃貸不動産経営管理士試験の対策は公式テキストを中心に勉強する、というのが一つの方法です。
とはいえ、1,000ページもの分厚いテキストのどこに出題文がのっているのかを探すのも一手間かかってしまいます。このエントリーを賃貸不動産経営管理士試験合格に向けて参考にしてください。
賃貸不動産経営管理士試験過去問解答解説 平成29年度問39
平成29年度
【問39】 雨水による漏水又は浸水に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1 建物の最上階では、屋上や屋根、庇からの漏水が多い。
2 建物の中間階では、外壁や出窓、ベランダからの浸水は少ない。
3 雨水による漏水の発生源を特定することは、困難な場合が多い。
4 外壁がタイル張りの場合は、タイルの剥がれやコーキングの劣化に起因する漏水が多い。
賃貸不動産経営管理士公式テキスト掲載ページ
平成29年問39に該当する部分は主に公式テキスト第7編建物・設備の知識(第2章I-3屋根・外壁等)に書かれています。
◆選択肢1について公式テキストp.768には、「雨水による漏水は、最上階の場合、屋上や屋根・庇からの漏水であることが多く」とあります。
したがって、選択肢1は適切です。
◆選択肢2について公式テキストp.768には(選択肢1の文に引き続き)、「中間階では、外壁や出窓やベランダからの浸水であることが多い」とあります。
したがって、選択肢2は不適切です。
◆選択肢3について公式テキストp.769には、「雨水漏水の発生源を特定することは、困難な場合が多い。屋上や屋根からは防水部材の劣化や破損によって生じるものや、コンクリート等構造部材のクラックや破損によって生じるもの、雨水排水設備の不良によって生じるものなどが考えられるが、いずれの場合も部分補修で漏水を止めるのは難しく、場合によっては、防水の全面修理や排水設備のやり直しに発展することもある」とあります。
したがって、選択肢3は適切です。
◆選択肢4について公式テキストp.769には(選択肢3の文に引き続き)、「外壁が、タイル張りの場合いは、タイルの剥がれやクラック、目地やコーキングの劣化に起因する雨水の漏水が多い」とあります。
したがって、選択肢4は適切です。
以上、不適切な選択肢は2、正解番号は2です。正答率は88%。重要度★★。
正答率はKenビジネススクール2017賃貸不動産経営管理士解答速報、重要度は『賃貸不動産経営管理士過去&予想問題集』より
賃貸不動産経営管理士平成29年度過去問解説
賃貸住宅管理業者登録制度、賃貸不動産経営管理士、管理業務の受託、借主の募集
問1:賃貸不動産等統計
問2:賃貸不動産経営管理士の業務
問3:登録制度
問4:登録制度
問5:管理受託契約
問6:登録制度
問7:基幹事務
問8:サブリース方式による賃貸管理
問9:サブリース方式による賃貸管理
問10:借主の募集
問11:借主の募集・入居者決定
賃貸借契約
問12:定期建物賃貸借
問13:賃貸借契約・解約申入れ
問14:敷金の承継
問15:賃貸借契約の保証
問16:賃貸借契約の承継・共有
問17:賃貸建物の修繕
問18:賃貸借契約の解除
問19:契約書の記載
問20:賃貸借契約の更新
問21:賃料改定
管理実務、建物・設備の知識、賃貸業への支援業務等
問22:内容証明郵便と公正証書の意義
問23:未収賃料の経理上の処理
問24:原状回復をめぐるトラブルとガイドライン
問25:住環境の整備
問26:ガイドライン
問27:ガイドライン
問28:共同住宅の避難施設等
問29:建物の耐震診断
問30:給水設備・給湯設備
問31:消防用設備
問32:賃貸用建物の企画提案
問33:PMとAM
問34:保険
問35:租税公課
問36:不動産賃貸経営の法人化
4問免除問題
問37:賃貸管理の意義
問38:倫理憲章
問39:屋根・外壁等
問40:換気設備
注:法改正・新法施行などによって成立しなくなった問題があります。必ず最新の教材で学習してください。
>>>賃貸不動産経営管理士試験2021:おすすめテキスト・問題集【購入・詳細レビュー】