賃貸不動産経営管理士試験過去問:平成29年度問38(賃貸管理の意義)について、該当する公式テキストのページを記載するとともに要点を簡潔に解説します。
賃貸不動産経営管理士試験の過去問には『賃貸不動産管理の知識と実務 改訂3版:賃貸不動産経営管理士公式テキスト』そのままの文章が頻出しています。このため、賃貸不動産経営管理士試験の対策は公式テキストを中心に勉強する、というのが一つの方法です。
とはいえ、1,000ページもの分厚いテキストのどこに出題文がのっているのかを探すのも一手間かかってしまいます。このエントリーを賃貸不動産経営管理士試験合格に向けて参考にしてください。
賃貸不動産経営管理士試験過去問解答解説 平成29年度問38
平成29年度
【問38】 賃貸不動産経営管理士「倫理憲章」に関する次の記述のうち、適切なものの組合せはどれか。
ア 秘密を守る義務とは、職務上知り得た秘密を正当な理由なく他に漏らしてはならないことであり、賃貸不動産経営管理士の資格証を有している限りにおいて、守らなければならない義務とされる。
イ 賃貸不動産経営管理士は、自らの能力や知識を超える業務の引受けを行ってはならない。
ウ 賃貸不動産経営管理士は、常に依頼者の立場で職務を行い、万一紛争等が生じた場合には、誠意をもって、その円満解決に努力しなければならない。
エ 公共的使命とは、賃貸不動産経営管理士の持つ公共的使命を常に自覚し、 公正な業務を通して、公共の福祉に貢献することである。
1 ア、イ
2 ア、ウ
3 イ、エ
4 ウ、エ
賃貸不動産経営管理士公式テキスト掲載ページ
平成29年問38に該当する部分は主に公式テキスト第2編賃貸不動産経営管理士(第1章I賃貸不動産経営管理士『倫理憲章』の解説)に書かれています。
◆選択肢アについて公式テキストp.146には、「(七)秘密を守る義務 賃貸不動産経営管理士は、職務上知り得た秘密を正当な理由なく他に漏らしてはならない。その職務に関わらなくなった後も同様とする」とあります。
したがって、選択肢アは不適切です。
◆選択肢イについて公式テキストp.145には、「(六)能力を超える業務の引き受け禁止 賃貸不動産経営管理士は、自らの能力や知識を超える業務の引き受けはこれを行わない」とあります。
したがって、選択肢イは適切です。
◆選択肢ウについて公式テキストp.144には、「(四)公正と中立性の保持 賃貸不動産経営管理士は常に公正で中立な立場で職務を行い、万一紛争等が生じた場合は誠意をもって、その円満解決に努力する」とあります。
したがって、選択肢ウは不適切です。
◆選択肢エについて公式テキストp.141には、「(一)公共的使命 賃貸不動産経営管理士のもつ、公共的使命を常に自覚し、公正な業務を通して、公共の福祉に貢献する」とあります。
したがって、選択肢エは適切です。
以上、適切な選択肢はイ・エ、正解番号は3です。正答率は90%。重要度★★★。
正答率はKenビジネススクール2017賃貸不動産経営管理士解答速報、重要度は『賃貸不動産経営管理士過去&予想問題集』より
賃貸不動産経営管理士平成29年度過去問解説
賃貸住宅管理業者登録制度、賃貸不動産経営管理士、管理業務の受託、借主の募集
問1:賃貸不動産等統計
問2:賃貸不動産経営管理士の業務
問3:登録制度
問4:登録制度
問5:管理受託契約
問6:登録制度
問7:基幹事務
問8:サブリース方式による賃貸管理
問9:サブリース方式による賃貸管理
問10:借主の募集
問11:借主の募集・入居者決定
賃貸借契約
問12:定期建物賃貸借
問13:賃貸借契約・解約申入れ
問14:敷金の承継
問15:賃貸借契約の保証
問16:賃貸借契約の承継・共有
問17:賃貸建物の修繕
問18:賃貸借契約の解除
問19:契約書の記載
問20:賃貸借契約の更新
問21:賃料改定
管理実務、建物・設備の知識、賃貸業への支援業務等
問22:内容証明郵便と公正証書の意義
問23:未収賃料の経理上の処理
問24:原状回復をめぐるトラブルとガイドライン
問25:住環境の整備
問26:ガイドライン
問27:ガイドライン
問28:共同住宅の避難施設等
問29:建物の耐震診断
問30:給水設備・給湯設備
問31:消防用設備
問32:賃貸用建物の企画提案
問33:PMとAM
問34:保険
問35:租税公課
問36:不動産賃貸経営の法人化
4問免除問題
問37:賃貸管理の意義
問38:倫理憲章
問39:屋根・外壁等
問40:換気設備
注:法改正・新法施行などによって成立しなくなった問題があります。必ず最新の教材で学習してください。
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