賃貸不動産経営管理士試験過去問:平成27年度問38(建築構造)について、公式テキスト第3版で該当するページを記載するとともに要点を簡潔に解説します。
※今年度試験対策には必ず最新の賃貸不動産経営管理士テキスト・通信講座等で学習してください。
賃貸不動産経営管理士試験過去問解答解説 平成27年度問38
平成27年度
【問38】 建築構造に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1 ラーメン構造は、柱と梁を一体化した骨組構造である。
2 壁式構造は、壁体や床板で構成する構造方式である。
3 制震構造は、基礎と建物本体との間にクッションを設け、地震による揺れを低減させる構造である。
4 基礎とは、上部の建物に加わる力を地盤に伝える部分である。
賃貸不動産経営管理士公式テキスト掲載ページ
平成27年問38に該当する部分は主に公式テキスト第7編建物・設備の知識(第2章)に書かれています。
◆選択肢1について公式テキストp.767には、「ラーメン構造 柱と梁を一体化した骨組構造をいう」とあります。
したがって、選択肢1は適切です。
◆選択肢2について公式テキストp.766には、「壁式構造 柱・梁を設けず、壁体や床板など平面的な構造体のみで構成する構造方式をいう」とあります。
したがって、選択肢2は適切です。
◆選択肢3について公式テキストp.794には、「制震工法は、免震工法のように地震力が建物に入りにくくするのではなく、建物に入った地震力を吸収するダンパー等を設置することにより、大地震であっても中地震程度(70〜80%に低減)に振動を抑えることができる」とあります。肢3は免震工法について述べています。
したがって、選択肢3は不適切です。
◆選択肢4について公式テキストp.763には、「基礎とは、一般的に建築物の下部にあって、建築物に加わる種々の力(荷重)を地盤に伝える部分をいう」とあります。
したがって、選択肢4は適切です。
以上、不適切な選択肢は3、正解番号は3です。重要度★★★。
重要度は『賃貸不動産経営管理士過去&予想問題集』より
注:法改正・新法施行などによって成立しなくなった問題があります。必ず最新の教材で学習してください。