賃貸不動産経営管理士試験過去問:平成28年度問31(消防用設備等)について、公式テキスト第3版で該当するページを記載するとともに要点を簡潔に解説します。
なお、公式テキスト第3版は平成28年度賃貸不動産経営管理士試験の翌年に出版されたため、必ずしも平成28年度試験に対応しているわけではありません。この点をご了承くださりますよう、お願いいたします。
賃貸不動産経営管理士試験過去問解答解説 平成28年度問31
平成28年度
【問31】消防用設備等に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
1 複合用途建物では、住宅用火災警報器を住宅部分又はその他の部分のいずれかに設置しなければならない。
2 共同住宅における消防用設備は、建物に火災が発生したとき、火災の感知、報知、連絡、通報、消火、避難および誘導が安全かつ迅速にできること、並びに消防隊の活動を支援することを目的として設置される。
3 自動火災報知設備における煙感知器のうち、イオン式スポット型は、機器の中のイオン電流が煙によって遮断されると作動する。
4 避難設備には、避難器具、誘導灯及び誘導標識がある。
賃貸不動産経営管理士公式テキスト掲載ページ
平成28年問31に該当する部分は主に公式テキスト第7編建物・設備の知識(第3章IX消防用設備等(消防・消火・避難設備)と防火管理)に書かれています。
◆選択肢1について公式テキストp.860には、「複合用途建物では住宅部分に設置しなければならない」とあります。
したがって、選択肢1は不適切です。
なお、住宅用火災警報器の設置義務については平成29年度問31でも出題されています。
◆選択肢2について公式テキストp.848には、「共用住宅における消防用設備は、建物に火災が発生したとき、火災の感知、報知、連絡、通報、消火、避難および誘導が安全かつ迅速にできること、および消防隊の活動を支援することを目的として設置されている」とあります。
したがって、選択肢2は適切です。
◆選択肢3について公式テキストp.858には、「イオン式スポット型は、機器の中のイオン電流が煙によって遮断されると作動する」とあります。
したがって、選択肢3は適切です。
◆選択肢4について公式テキストp.859には、「避難設備には、避難器具、誘導灯及び誘導標識がある」とあります。
したがって、選択肢4は適切です。
以上、不適切な選択肢は1、正解番号は1です。重要度★★。
重要度は『賃貸不動産経営管理士過去&予想問題集』より
賃貸不動産経営管理士平成28年度過去問
倫理憲章、個人情報保護法、賃貸住宅管理業者登録制度、賃貸不動産経営管理士、管理業務の受託、借主の募集
問1:賃貸不動産管理の意義
問2:倫理憲章
問3:個人情報保護法
問4:登録規程9条
問5:重要事項説明
問6:賃貸住宅管理業者の遵守事項
問7:登録制度の登録
問8:登録制度の遵守事項
問9:管理受託契約
問10:管理受託契約
問11:借主の募集
問12:借主の募集
賃貸借契約
問13:建物賃貸借の特約の有効性
問14:定期建物賃貸借契約
問15:賃貸不動産の所有権移転と賃貸借契約上の地位の移転
問16:賃貸借契約の保証
問17:賃貸借契約と使用貸借契約との異同
問18:書面による法律行為
問19:借主の義務と責任
問20:賃貸不動産の修繕
問21:敷金
問22:未収賃料の回収
問23:賃貸借契約の解除
管理実務、建物・設備の知識、賃貸業への支援業務等
問24:ガイドライン
問25:借主の居住ルールと苦情処理
問26:鍵の管理
問27:アウトソーシング
問28:ガイドライン
問29:建ぺい率
問30:建物の維持管理
問31:消防用設備等
問32:昇降機設備・機械式駐車場設備
問33:賃貸不動産の企画提案の事業収支
問34:不動産証券化とプロパティマネジメント
問35:空き家と不動産管理
問36:不動産の税金
4問免除問題
問37:空き家と不動産
問38:建築構造
問39:換気設備
問40:保険
注:法改正・新法施行などによって成立しなくなった問題があります。必ず最新の教材で学習してください。
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