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賃貸不動産経営管理士試験過去問 平成28年度問20(賃貸不動産の修繕)

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賃貸不動産経営管理士試験過去問:平成28年度問20(賃貸不動産の修繕)について、公式テキスト第3版で該当するページを記載するとともに要点を簡潔に解説します。

なお、公式テキスト第3版は平成28年度賃貸不動産経営管理士試験の翌年に出版されたため、必ずしも平成28年度試験に対応しているわけではありません。この点をご了承くださりますよう、お願いいたします。 

賃貸不動産経営管理士試験過去問解答解説 平成28年度問20

平成28年度

【問20】賃貸不動産の修繕に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。

1 借主は、賃貸不動産について貸主の負担に属する必要費を支出したときは、貸主に対し、直ちにその償還を請求することができる。

2 借主が貸主による賃貸不動産の修繕に伴う保守点検のために立ち入りに応じず、これにより賃貸借契約の目的を達することができない場合には、貸主は賃貸借契約を解除することができる。 

3 貸主の修繕義務は、賃貸借契約締結後に生じた破損に限られるから、借主が入居する以前から賃貸不動産に雨漏りが発生していた場合には、貸主は借主に対して修繕義務を負わない。

4 区分所有建物における貸主の修繕義務は、賃借した専有部分の使用に必要な共有部分があるときは、共有部分についても対象となる。

 

賃貸不動産経営管理士公式テキスト掲載ページ

平成28年問20に該当する部分は主に公式テキスト第5編賃貸借契約(第2章II、III)に書かれています。

◆選択肢1について公式テキストp.455には、「借主が必要費を支出した場合、貸主は直ちにこれを支払う必要がある」とあります。

したがって、選択肢1は適切です。

また、p.446には「借主が貸主の行うべき修繕を行った場合、貸主に対してその費用の償還を請求することができる(必要費償還請求。民法第608条第1項)」とあります。必要費償還請求権については必ず目を通しておきましょう。

◆選択肢2について公式テキストp.447には、「必要な修繕は貸主の権利でもあり、借主はそれを受け入れる義務があるため、借主が正答な理由なく承諾しない場合には、最終的には契約解除という選択肢をも考慮することになるとあります。

したがって、選択肢2は適切です。

p.447には「なお、修繕の実施は貸主の権利でもあることから、借主が不在であるなどの正当な理由がない限り、借主は修繕の実施を拒否することができないとされている(民法第666条第2項)」とあります。併せて覚えておきましょう。

◆選択肢3について公式テキストp.446には、「貸主は、賃貸物の使用および収益に必要な修繕義務を負う(民法第606条第1項)。修繕義務は、使用させる義務の当然の帰結である」とあります。雨漏りが発生していては借主は使用できません。

したがって、選択肢3は不適切です。

◆選択肢4について公式テキストp.446には「修繕の対象は、賃貸不動産のみならず、賃貸不動産の使用に必要な共用部分があるときは、共用部分についても修繕義務が生じる(東京地判平22.3.5. WLJP) とあります。

したがって、選択肢4は適切です。


以上、不適切な選択肢は3、正解番号は3です。重要度★。
重要度は『賃貸不動産経営管理士過去&予想問題集』より

賃貸不動産経営管理士平成28年度過去問

倫理憲章、個人情報保護法、賃貸住宅管理業者登録制度、賃貸不動産経営管理士、管理業務の受託、借主の募集

問1:賃貸不動産管理の意義 
問2:倫理憲章 
問3:個人情報保護法 
問4:登録規程9条 
問5:重要事項説明
問6:賃貸住宅管理業者の遵守事項 
問7:登録制度の登録 
問8:登録制度の遵守事項 
問9:管理受託契約 
問10:管理受託契約
問11:借主の募集
問12:借主の募集

賃貸借契約

問13:建物賃貸借の特約の有効性 
問14:定期建物賃貸借契約 
問15:賃貸不動産の所有権移転と賃貸借契約上の地位の移転
問16:賃貸借契約の保証 
問17:賃貸借契約と使用貸借契約との異同 
問18:書面による法律行為 
問19:借主の義務と責任 
問20:賃貸不動産の修繕
問21:敷金
問22:未収賃料の回収 
問23:賃貸借契約の解除

 

管理実務、建物・設備の知識、賃貸業への支援業務等

問24:ガイドライン 
問25:借主の居住ルールと苦情処理
問26:鍵の管理 
問27:アウトソーシング 
問28:ガイドライン 
問29:建ぺい率 
問30:建物の維持管理
問31:消防用設備等 
問32:昇降機設備・機械式駐車場設備 
問33:賃貸不動産の企画提案の事業収支 
問34:不動産証券化とプロパティマネジメント 
問35:空き家と不動産管理
問36:不動産の税金

4問免除問題

問37:空き家と不動産 
問38:建築構造 
問39:換気設備 
問40:保険

注:法改正・新法施行などによって成立しなくなった問題があります。必ず最新の教材で学習してください。
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