『2023年版 パーフェクト宅建士 分野別過去問題集』の購入レビューです。
2023年度宅建試験合格を目指し、がんばりましょう!
『2023年版 パーフェクト宅建士 分野別過去問題集』基本データ
書名 | 2023年版 パーフェクト宅建士 分野別過去問題集 |
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Kindke版 | |
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ページ数 | 法令上の制限115頁、税・その他91頁 |
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◆『2023年版パーフェクト宅建士 分野別過去問題集』はA5サイズ。権利関係、宅建業法、法令上の制限、税・その他が分冊なしで掲載されているまるごと1冊の問題集です。
◆見開きの左ページに問題、右ページに各肢の解答・解説が記載されています。右ページを隠しながら問題を解きましょう。
◆問題の肢問以外のフォントは大きめで読みやすいです。『パーフェクト宅建士 基本書』もこのフォントを採用してほしいものです。
◆赤シートは付きませんが、右ページに赤シートを置くと各肢の正誤が見難くなります。解答を隠す効果はありますので、赤シートを持っている方は右ページを隠しながら解くと良いです。
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『2023年版 パーフェクト宅建士 分野別過去問題集』 レビュー
◆全部で300問を収録しています。基礎固め用の分野別問題集として標準的な問題数です。
ただし、これだけでは宅建試験合格のための問題演習数としては不足しています。あくまで「基礎を習得するための問題集」であることを意識しながら活用しましょう
◆300問の内訳です。
- 権利関係→96問
- 宅建業法→102問
- 法令上の制限→57問
- 税・その他→45問
統計についての問題が最後に掲載されていますが、こんな感じの問題が出題される、という程度にとどめておいてください。本試験では最新統計データから出題されます。9月になったら最新の統計データを必ず参照しておきましょう。
◆本書の問題の難易度はA〜Cの3段階に分けられています。区分の根拠は「最も易しいのがA、最も難しいのがC」としかありません。A〜C各段階での学習目標をきちんと示して欲しいものです。
◆難易度別の収録問題数は次の通りです。
- 権利関係→Aランク24問、Bランク54問、Cランク18問
- 宅建業法→Aランク47問、Bランク49問、Cランク6問
- 法令上の制限→Aランク18問、Bランク30問、Cランク9問
- 税・その他→Aランク25問、Bランク10問、Cランク10問
300問の難易度構成はAランク114問、Bランク143問、Cランク43問。
したがって、『2023年版パーフェクト宅建士 分野別過去問題集』はBランク中心の300問分野別問題集と言えます。
ちなみに『2023年版 宅建士 合格のトリセツ 基本問題集』は300問中Aランク267問、Bランク27問、Cランク6問という構成ですので、初学者が取り組みやすい問題集となっています。宅建初学者には『トリセツ』をおすすめします。
なお、問題を解くときは、かならず「すべての選択肢について」根拠を明らかにしながら正誤判定できるようにしましょう。個数問題・組み合わせ問題への対応にもつながります。
◆本書の問題文ページの上には3回分のチェック欄があります。3回と言わず、最低でも5回は周回して基礎を習得し、次の問題集に移行すると良いでしょう。
◆法改正・統計情報のダウンロードなどのネットサービスについては本書でご確認ください。
◆収録問題の難易度構成については決して初学者向けとは言い難いものがあります。また、テキスト『パーフェクト宅建士 基本書』ともリンクしていません。
残念ながら宅建初学者にはおすすめできない300問分野別問題集と言えます。
それでも購入なさるという場合はしっかり吟味なさることを強くおすすめします。
◆他の宅建テキスト・問題集のレビューは『おすすめ宅建テキスト2023年版購入レビュー【独学向け】』にまとめてあります。ぜひご参照ください。Amazonへのリンクから紙面デザインを確認できるものもあります。テキスト・問題集選びの参考になさってください。