【2023年4月8日】
『2023年版 パーフェクト宅建士 一問一答』の購入レビューです。宅建問題集選びの参考になさってください。
『パーフェクト宅建士 一問一答』 基本データ
※『パーフェクト宅建士一問一答』は2022年版からサイズが小さくなり、持ち歩きやすくなっています。
書名 | 2023年版 パーフェクト宅建士 一問一答 Pocket |
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◆宅建問題集は、一問一答であってもテキストとリンクしているものを選ぶのが鉄則です。
本書、『2023年版 パーフェクト宅建士一問一答 Pocket』は、解答に『2023年版パーフェクト宅建士 基本書』の該当ページが記載されています。
メインテキストを『2023年版パーフェクト宅建士 基本書』にする方は本書を用いて学習すると良いでしょう。
『2023年版 パーフェクト宅建士 一問一答 Pocket』 購入レビュー
◆表紙に「30年分の過去問から厳選 覚えておいてほしい論点1000」とありますが、収録問題集は1003問です。
◆1003問の内訳です。
- 権利関係→348問
- 宅建業法→364問
- 法令上の制限→190問
- 税・その他→101問
◆2021年版は1267問を収録していたので264問も減っています。問題数より版を小さくして携行性を高めた結果ではありますが、税・その他の収録問題は41.3%も少なくなりました。
◆問題には重要度別にRankA〜Cが付されています。Rank Aは「必ず解きたい問題を揃えました」(「本書の使い方」より)とのことです。
2021年版では「重要」(よく出題される問題)、「注意」(最近の法改正や引っ掛け問題)、「応用問題」(理解していないと解けない問題)、「難問」(あまり知られていない条文等の問題)、「改題」(法改正があり、現在の法令に合わせて修正した問題)、さらに、出題年度を示す「出た」のアイコンまでもがありました。
受験生への情報提供という観点からは、2021年版のほうがしっかり編集していたと言えます。
良く言えば2023年版はスッキリしたと言えますが、悪く言えば編集労力をずいぶん省略化した、ということになります。
◆現行版についての情報に戻ります。
本書は、見開きの左ページに「問題」が、右ページに「解答・解説」が記載されています。解答・解説には条文番号が付されています。
問題及び解説の要チェックポイントには赤の下線が付されています。
解答は赤字で○×のどちらかが書かれています。
赤の下線および解答の○×は赤シートをかぶせると見えなくなります。
さらに、解説の強調箇所は黒の太字で書かれています。
問題を解くときは右ページに赤シートをかぶせておくと良いです。
◆問題集には本書のような一問一答型と4肢択一型があります。4肢択一型だと正解番号を覚えてしまう危険性があるため、一問一答型を薦める考えの方がいます。
一方、一問一答ばかり解いていると4肢択一が解きにくく感じる受験生もいます。
どちらも一長一短あるのですが、鉄則としてこれだけは言えることは、「問題を解くときは、かならず「すべての選択肢について」根拠を明らかにしながら正誤判定できるようにすること」に他なりません。
根拠を明確にできないまま漫然と正解不正解を「当てる」のではなく、わからない問題は解答・解説で理解してから再度問題に戻り、根拠を明確にできるまで繰り返し解く癖を付けましょう。
◆2021年版には問題文の上に3回分のチェック欄がありましたが、本書ではそれも無くなりました。
あらかじめチェックボックスを書いておき、解く度にチェックマークを入れると良いでしょう。
※チェックボックス用にこんなスタンプもあります。管理人も使ってます。
◆全体的に編集の省力化が目立ちましたが、初めて本書を手に取る方には気にならないポイントです。
全部で529ページの、小さな版の一問一答集です。
解説には条文番号が付されているので、条文にあたって学習した方には役立ちます(ただし、宅建で絶対覚えておかなければならない条文番号は宅建業法34条の2・35条・37条、農地法3条・4条・5条くらいです)
※宅建テキスト・問題集のレビューはおすすめ宅建テキスト2023年版購入レビュー【独学向け】にまとめてあります。ぜひご参照ください。Amazonへのリンクから紙面デザインを確認できるものもあります。テキスト・問題集選びの参考になれば幸いです。