【2022年7月24日更新】
『2022年度版本試験をあてる TAC直前予想模試 賃貸不動産経営管理士』の購入レビューです。
賃貸不動産経営管理士試験用テキスト・過去問題集も数多く出版されるようになりましたが、賃貸住宅管理業法は過去問がまだ1年分しかありません。過去問の少なさを予想模試でカバーして今年の合格を目指しがんばりましょう。
『2022年度版本試験をあてる TAC直前予想模試 賃貸不動産経営管理士』 基本データ
『2021年度版本試験をあてる TAC直前予想模試 賃貸不動産経営管理士』基本データです。
書名 | 2022年度版本試験をあてる TAC直前予想模試 賃貸不動産経営管理士 |
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Kindke版の価格 | |
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付録 | 「5論点ポイント整理」、「試験によく出る重要数字」 |
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編著 | 賃貸不動産経営管理士講座 |
◆TACから2020・2021年度に引き続き『2022年度版本試験をあてる TAC直前予想模試 賃貸不動産経営管理士』が出版されました。
◆サイズはB5版、模試3回分、各回50問合計150問が収録されています。
模試は難易度別になっていて、それぞれ合格ラインが設定されています。問題部分は切り離し可です。
◆巻頭に法改正対策として、「追加重要論点」4ページ、法改正情報3ページを収録。また、「5論点ポイント整理」と題する必須論点を21ページ、「試験によく出る重要数字」を7ページ収録。最低限これらはチェックしておきましょう。
◆予想問題は3回分を収録。難易度別になっています。
『2022年度版本試験をあてる TAC直前予想模試 賃貸不動産経営管理士』購入レビュー
では『2022年度版本試験をあてる TAC直前予想模試 賃貸不動産経営管理士』の購入レビューにうつります。
◆すでに述べた通り本書はB5サイズ。
見開きで2〜4題が掲載されています。p.2に「本番の臨場感を、ご自宅で体験できます!」とありますが、B5サイズのため本番よりも問題ページ数が多くなっています(本書は問題部分が概ね35ページですが、令和2年度試験の問題は29ページでした)。
◆収録問題数は50問×3種類の150問です。
◆収録問題は難易度によって3つのレベルが用意されています。
- 第1回問題:合格ライン40点(2021年度版は37点)
- 第2回問題:合格ライン35点(2021年度版は35点)
- 第3回問題:合格ライン32点(2021年度版は33点)
昨年度版の第1回問題の合格ラインは37点でした。しかしながら、2022年度賃貸不動産経営管理士試験の合格点が40点だったことから設定合格ラインを引き上げたようです。
個々の問題は難易度によってA・B・Cランクに分けられています(ランクは解答・解説に記載)。Aランクは絶対に落としてはいけない問題、Bランクは合格者は解ける問題、Cランクはできなくても気にしない問題(p.2より)となっています。
◆各回におけるA・B・Cランクの配分による難易度調整は、昨年度版はBランク問題で行われていた(第1回・第2回問題でのBランク問題出題数はそれぞれ16問、18問だったのが、第3回では27問と急増)、今年度版ではCランク問題で行っています(Cランク問題は昨年度版第1回〜3回で3問・5問・7問だったのが今年度版第1回〜3回で2問・5問・9問)。
解答・解説にはBランク問題に「合否の分かれ目」を目立つマークがしてあります。Cランク問題にも目配りは必要です(例えば今年度から新たに加わった「会計」については「第3回問44管理業者の会計処理」で出題)が、A・Bランク問題を中心に「すべての肢について根拠を持って正誤判定できるように」しておきましょう。
◆解答・解説は2色刷りです。重要語句がピンクがかった赤色で強調されているので視認しやすくなっています。
◆ネットで公表しているTACの正誤表情報には、本書の該当箇所はありませんでした(2022年7月24日現在)。まだ発売直後なので指摘されていないだけかもしれません。定期的にチェックしましょう。
◆なお、本書はTACの『みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の教科書』・『みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の過去問題集』とは一切連携していません。連携を当てにして購入しないようご注意ください。
◆テキストと連携している予想模試が欲しい受験生には建築資料研究社(日建学院)の『賃貸不動産経営管理士 直前予想問題集』のほうが良いでしょう。
2022年版おすすめテキスト・問題集についてはこちらの記事をご参照ください。