【2022年8月8日】
『2022年版 出る順賃貸不動産経営管理士 当たる!直前予想模試』の購入レビューをお届けします。
賃貸不動産経営管理士試験用テキスト・過去問題集も数多く出版されるようになりました。独学者・初学者に合ったテキスト・過去問題集選びの参考になれば幸いです。
今年の合格を目指し、がんばりましょう。
『2022年版 出る順賃貸不動産経営管理士 当たる!直前予想模試』 基本データ
『2022年版 出る順賃貸不動産経営管理士 当たる!直前予想模試』基本データです。
書名 | 2022年版 出る順賃貸不動産経営管理士 当たる!直前予想模試 |
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ネットサービス | および無料解説動画) |
編著 | LEC総合研究所 賃貸不動産経営管理士試験部 |
◆LECから『2022年版 出る順賃貸不動産経営管理士 当たる!直前予想模試』が出版されました。
◆サイズはB5版、模試3回分、各回50問合計150問が収録されています。問題部分は切り離し可です。
◆模試は難易度別になっていません。これが日建学院・TACの予想模試との大きな違いです。
◆巻頭に「ここがこう出る!大本命5選」と題した袋とじ10ページと「最重要テーマ厳選5」が付されています。何が掲載されているかは購入してお確かめ下さい。どちらも要点チェック程度の利用でかまわないと思います。
『2022年版 出る順賃貸不動産経営管理士 当たる!直前予想模試』購入レビュー
では『2022年版 出る順賃貸不動産経営管理士 当たる!直前予想模試』の購入レビューにうつります。
◆すでに述べた通り本書はB5サイズ。収録問題数は50問×3種類の150問です。
◆本書の大きな特徴のひとつが、収録問題が各回によって難易度別になっていないこと。本書のはしがきには「LECは賃貸不動産経営管理士試験と同じ時間・同じ問題数・同じレベルで、過去問ではない"今年出題が予想されるオリジナル模試3回分"を作成」とあります。
この点は日建学院・TACの直前予想模試と大きく違うところです。
どちらの編集方針が良いかはなんとも言えませんが、賃貸不動産経営管理士試験はそもそも過去問の蓄積が平成27年からの7回分しかありません。
しかも50問となったのが令和2年度、さらに言えば賃貸住宅管理業法は昨年度令和3年度の過去問しかからありません。
できるだけ多くの問題を解いておきたい受験生にとっては、日建学院・TACに加え、LECの本書も購入候補となるでしょう。
◆解答・解説に各問の重要度がA・B・Cの三段階で表示されています。また、予想正解率が掲載されているのは他社にない大きな特長です。
ただし、「本書の利用法」に「Cランク(出題率が低いか、又は合格者でも正解率が低いであろう問題)は必ずしも復習する必要はありません」と書いてある一方、次の段落に「Cランクだからといって予想正解率が50%に達しているものもあるので、余裕がある場合は積極的にBランクやCランクでも予想正解率の高い問題を重点的に復習するようにしてください」とあります。
このため、A〜Cランク以外に予想正解率にも気を配らなくてはならず、受験生の手間が増えるばかりです。この点はいかがなものかと思いました(Cランクでも予想正解率70%以上のものがあります)。
◆本書にはWEB無料採点サービスおよび解説講義動画があります。他社との大きな差別点になっています。
◆大きなマイナスポイントがあります。本書には最新版公式テキストで新たに記載された会計の基礎知識に該当する問題が見当たりません。
会計の基礎知識について本試験で出題されるかどうかは不明ですが、他社の直前予想問題集では、日建学院で計6問、TACで計2問出題されています。
会計の基礎知識は公式テキストで新たに17頁分も追加された項目です。出題可能性はそれなりに高いでしょう。にもかかわらず一切目配りしていないのはいかがなものかと思いました。
◆本書はLECの賃貸不動産経営管理士試験テキストである『2022年版 賃貸不動産経営管理士 合格のトリセツ』とは一切連携していません。連携を当てにして購入しないようご注意ください。
テキストと連携している予想模試のほうが良いという受験生には建築資料研究社(日建学院)の『とことん学ぶ!賃貸不動産経営管理士 直前予想問題集 2022年度版』をおすすめします。
◆2022年版賃貸不動産経営管理士テキスト・問題集についてはこちらの記事をご参照ください。→賃貸不動産経営管理士おすすめテキスト2022厳選購入レビュー - 賃貸不動産経営管理士合格応援ブログ