
『どこでも!学ぶ賃貸不動産経営管理士 過去問題集 2025年度版』の購入レビューです。賃貸不動産経営管理士試験の独学者・初学者に合ったテキスト・過去問題集選びの参考になれば幸いです。
2025年度賃貸不動産経営管理士試験合格を目指し、がんばりましょう。
『どこでも!学ぶ賃貸不動産経営管理士 過去問題集 2025年度版』 基本データ
『どこでも!学ぶ賃貸不動産経営管理士 過去問題集 2025年度版』基本データです。
| 書名 | どこでも!学ぶ 賃貸不動産経営管理士 過去問題集 2025年度版 |
|---|---|
| 価格 | |
| Kindke版 | |
| 分冊の有無 | |
| ページ数 | |
| 発行所 | |
| 発行日 | |
| 色 | |
| 付録 | |
| ネットサービス | |
| 編著 | 資格研究会 |
◆2022年版以来のレビューとなります。ページ数は当時とまったく同じ531ページ。
◆賃貸不動産経営管理士試験の過去問は平成27年度試験以降10年分450問が蓄積されていますが、本書に収録されているのは250問のみ。本書p.3には「本書では、平成29年度〜令和6年度までの過去8年間の試験問題から頻出テーマを絞り込み、分野別に250問を厳選して解説し、即戦力となる問題集に仕上げました」とあります。
しかしながら、他社の問題集には450問中445問を収録したものがあるため、正直言って本書の過去問収録数は見劣りします。
『どこでも!学ぶ賃貸不動産経営管理士 過去問題集 2025年度版』 購入レビュー
では『どこでも!学ぶ賃貸不動産経営管理士 過去問題集 2025年度版』の購入レビューにうつります。
◆2025年度版は平成29年度〜令和6年度賃貸不動産経営管理士過去問370問のうち250問を収録。
◆見開きの左ページに問題、右ページに解答・解説を掲載しています。
2022年度版では右ページ解説部分の下には各肢にいたるまで『2022年度版賃貸不動産経営管理士 基本テキスト』の該当箇所が載っていたのですが、2025年度版では右ページ解説文の下に基本テキストの編および章番号が記載されているのみ。改悪されていました。
◆問題は出題分野毎に収録されており、重要度をS〜Cの4段階で表示。
ただし、重要度ランクの説明は一切なし。
2022年度版はランク分けの説明があったのですが・・・
◆それはさておき、重要度ランク別出題数をみてみましょう。
S:42問
A:113問
B:77問
C:18問
過去問10年分450問のうち455問を収録している「2025年度版みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の問題集」は重要度ランクをA・B・Cの3段階に分けています。445問のうち、Aランク46.1%、Bランク40.2%、Cランク13.7%となっています。
比較するため本書のSランクとランクAを足すとSAランク155問、Bランク77問、Cランク18問。250問のうち、SAランク62%、Bランク30.8%、Cランク7.2%となります。
「2025年度版みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の問題集」と比べると、本書収録問題はSAランクに偏っていることがわかります。
過去問の焼き直しが多数を占める宅建ではAランク問題を取りこぼさないことが合格に直結します。
一方、過去問の蓄積が少ないため過去問の焼き直しがそれほど出題されない賃貸不動産経営管理士試験はAランク問題のみならずBランク問題への目配りはかなり重要です。にもかかわらず、本書のSAランクに偏った構成というのはいかがなものかと思います。
◆賃貸不動産経営管理士試験は過去問を回していれば対策できるわけではありません。
とは言っても過去問は試験対策の基本中の基本。その過去問の収録数が少ない上、SAランクに偏った構成となっている本書は試験対策用としてのおすすめ順位は低くならざるを得ません。
収録問題数を絞るという編集方針を貫くなら、せめて2022年版のように肢問にいたるまでテキストと連携させるきめ細かい施策をしていただければと思います。
2025年版おすすめテキスト・問題集については賃貸管理士テキスト・問題集おすすめ2025ランキング11選購入レビューをご参照ください。

