賃貸不動産経営管理士合格応援ブログ

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【宅建テキスト詳細レビュー】ゼロからスタート!水野健の宅建士1冊目の教科書

ワンランク上の資格を、2021年合格に向けて

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ゼロからスタート!水野建の宅建士1冊目の教科書2020年度版

ゼロからスタート!水野建の宅建士1冊目の教科書2020年度版

宅建テキストは各出版社から毎年数多く発売されています。当ブログではそれらの中からいくつか厳選して個別にレビューし、『おすすめできる・おすすめできない宅建テキスト:詳細レビュー【2020宅建試験に向けて】』にまとめました。

『ゼロからスタート!水野健の宅建士1冊目の教科書 2020年度版』以外の宅建テキストも見ておきたい方はそちらもご一読ください。Amazonへのリンクから紙面デザインを確認できるものもあります。テキスト選びの参考になさってください。

2020年宅地建物取引士資格試験合格を目指し、がんばりましょう。

『ゼロからスタート!水野健の宅建士1冊目の教科書 2020年度版』 基本データ

『ゼロからスタート!水野健の宅建士1冊目の教科書 2020年度版』基本データです。 

テキスト基本データ

書名 ゼロからスタート!水野健の宅建士1冊目の教科書
価格
¥1,650(税込)
Kindke版の価格
¥1,539(税込) 
分冊の有無
ページ数
222頁
発行
(株)KADOKAWA 
※監修:LEC東京リーガルマインド
発行日
2020年2月10日
フルカラー
付録
ネットサービス
著者
水野健
宅建合格点予想実績
2019年度 35点・36点(的中)


◆『ゼロからスタート!水野健の宅建士1冊目の教科書 2020年度版』は発行が2020年2月10日(民法改正に対応させるためか、前年度より2ヶ月ほど発行が遅かったです)

著者は資格スクールの雄・LECのエース講師である水野健先生(テレビチャンピオン 第1回温泉王で優勝)。

本書の特徴は、「最後まで短時間で読み切りやすいこと」です。

これまで紹介したどの宅建テキストよりも読みやすいです。

◆読みやすさの理由は3つあります。

①宅建テキストとしはボリュームがとても少ない
②見開き2ページで1単元、文章は左ページのみ800字弱だけ
文章が秀逸

これら3点について見ていきましょう。

『ゼロからスタート!水野健の宅建士1冊目の教科書 2020年度版』は、とても読みやすい1冊目の宅建教科書

読みやすさの理由その1:ボリュームの少なさ

本書のボリュームは222ページ。情報量をものすごく絞っています。

宅建テキストをページ数で分類すると概ね次の3種類となります(※ページ数はテキスト部分のみ)

  1. 600ページ以内のもの
  2. 700ページ前後のもの
  3. 1200ページほどのもの

1の中でもとりわけコンパクトにまとまっているのがLEC『きほんの宅建士 合格テキスト』。それでもボリュームは500ページ弱(書き込みしやすいよう、余白をかなりとっているせいでもありますが)

一方、本書は『きほんの宅建士 合格テキスト』の半分以下のページ数しかありません。

本書の「はじめに」p.4で情報量を絞った理由についてこう述べられています。

「効率よく短期合格するには、知識を理解するインプットのテキストをなるべく早く流して全体像をつかみ、いち早く過去問を解いていくことが重要です。過去問を解きながら知識を補っていくという方法が一番要領のよい勉強方法なのです」

著者のねらいは「なるべく早く流して全体像をつかみ」やすい宅建テキストを提供することにあります。

テキストを早々に一周するにはどういう本を作ればいいでしょうか?

何よりも、ページ数を少なくすることが第一です。そのために情報量を絞っています。

ブログ管理人は宅建テキストに不要情報が記載されていないかいつもチェックしています。

宅建合格に不要な情報の最たるものは条文および条文番号。本書でも宅建業法35条・37条、農地法3条・4条・5条以外の条文番号はもちろん書かれていません。宅建士の罰則も3つだけです。

読みやすさの理由その2:文章の文字数を極力少なくしている

全体のページ数を増やしても、1ページに小さいフォントをぎっしり使って字を詰め込んだら読みにくいことこの上ありません。 

本書は基本的に1単元が見開き2ページ。文章は左の1ページだけに留め、右側1ページに重要ポイントをまとめています。

しかも左ページの文字数は800字弱。文章部分の文字数をできるだけ少なくする努力がうかがえます。

800字弱は一般の方でも3分かからずに読める文字量でしょう。

本書の「はじめに」や目次を除いた単元部分は約200ページなので、見開き2ページにかかる時間を5分としても500分程度で本書を1周できてしまいます。
※右ページの重要ポイントは一読しただけじゃ覚えきれませんので、初回はどんどん読み飛ばしてかまわないでしょう。

読みやすさの理由その3:著者の文章が秀逸

読みやすさの理由はもう1つあります。文章が秀逸です。 

例えばゴルフコース。

開発許可でかならず覚えるのが特定工作物です。いくつかある第二種特定工作物にゴルフコースが入っています。

でもゴルフコースにはクラブハウスくらいしか建物がないのに、なぜ特定工作物に入っているのでしょう?

ちなみにたいての宅建テキストはもちろんのこと、3冊合計約1200ページと市販宅建テキスト最大頁数を誇るLEC『出る順宅建士合格テキスト』にもその理由は書かれていません(3巻p.66)。

それに対し、本書p.58には「ゴルフコースの建設は乱開発につながるおそれがあるので、建物がなくても、面積を問わず開発行為と見なされているのです」と書かれています。

ごく短い文章にもかかわらず、その理由が明確に記されています。

これでもう「ゴルフコースは第二種特定工作物」と覚えられましたよね。

ほかにも、p.26に書かれている宅建業法での「役員」についてもとてもわかりやすく書かれています。

見開き2ページの左側、800字以内の少ない字数という制約のなかで厳選した情報を伝えるべく、文章を練っていることがうかがえます。

なんとなく宅建マンガから始めるなら『ゼロからスタート!水野健の宅建士1冊目の教科書 2020年度版』を選ぼう

◆本書は他の多くの宅建テキストとは一線を画しています。

それは、本書が「宅建士試験の全体像をつかみやすくする」ことに主眼を置いた宅建「テキスト」だからです。

本書の「はじめに」で著者はこう語っています。

「ほかのテキストと異なる点は、通常の取引の流れに従って試験の知識の全体像をつかめるように構成している点です。
 法律という学問と実務は異なることが多いため、仕事の流れになるべく沿って作成してみました。これは、仕事のどの場面で必要な話なのかを理解しながら勉強したほうが、イメージをもちやすいからです。」

目次の章立ても宅建業の「仕事の流れ」になっています。 

  • 第1章 宅建業を始める
  • 第2章 物件を調査する
  • 第3章 媒介契約を締結する
  • 第4章 営業活動
  • 第5章 重要事項説明書
  • 第6章 売買契約
  • 第7章 契約上の重要知識

 

一般的な宅建テキストに慣れている受験生は面食らうかもしれませんが、これから宅建合格を目指す方、とりわけ宅建業を目指す初学者にとってはむしろ好都合でしょう。

◆多くの宅建テキストをレビューしてきたブログ管理人の目から本書を位置づけるとすれば、『ゼロからスタート!水野健の宅建士1冊目の教科書』は宅建マンガに取って代わる存在と言えます。

宅建マンガは宅建士試験全体で扱う範囲を短時間でざっくりつかむのに役立ちます。マンガ形式という読みやすさによる効果が大きいからです。

しかしながら、宅建マンガの中にはセリフの吹きだしに専門用語を小さい字でこれでもか詰め込んでいるものが見受けられます。

マンガというデザイン上の制約のためなのでやむを得ないことではありますが、読みやすさという点で読者の視覚に負担がかかってしまいます。

宅建テキストが決まっていて、それとリンクしている宅建マンガを選ぶなら、多少読みにくくても副読本として機能するでしょう。

一方、明確な理由がなく、なんとなく宅建マンガから勉強してみようという受験生には宅建勉強の最初の1冊として本書をおすすめします


※ここまで本書のメリットをお伝えしてきましたが、これ1冊ではテキストとしては情報量が絞り込まれすぎです。

本書で宅建士試験の全体をつかんだら、次の宅建テキスト・問題集・過去問題集に移行しましょう。スムーズにステップアップできると思います。逆にテキストの文章でイメージをつかみにくい箇所は本書を参照し直しても良いでしょう。

◆本書の目次と「はじめに」はAmazonのなか見!検索で確認できます。

「はじめに」では「宅建士試験に合格する勉強法」が全部読めます。

 

Kindle版の価格は紙版の半額です。→1,539円に変更されてしまいました(2020年5月14日確認)。

著者の水野先生は、本書についてご自身のブログで「はじめの1冊ではなくフルカラーの図表なので最後のまとめ、覚え込みとして使えるテキストとなってます」とおっしゃっています。

とはいえ、10時間程度で宅建試験全体を把握できる本書はやはり「はじめの1冊」に適しています。また、水野先生の言うとおり「最後のまとめ」にも使えます。Kindle版をスマホ・タブレットにダウンロードしておいて、いつでもどこでもチェックするのに使っても良いかもしれません。

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おすすめ宅建テキスト・問題集・過去問題集

宅建テキストは「これで受かった!」というネット記事を鵜呑みにして安易に選ばないほうが賢明です。

試験で問われないことまで書かれているテキストは避けたほうが良い、というのがブログ管理人の考えです。

ブログ管理人は自腹で宅建テキスト・問題集を買い込み(かなりの出費ですが・・・)レビューを執筆しています。

これまで、宅建テキスト詳細レビュー 】2020年版宅建士合格のトリセツ基本テキスト(LEC)『2019年版 らくらく宅建塾』【宅建独学者向けテキスト】みんなが欲しかった! 宅建士の教科書 2020年度版 詳細レビュー TAC『2019年度版 スッキリわかる宅建士 テキスト+過去問スーパーベスト日建学院 『2019年度版 どこでも学ぶ宅建士 基本テキスト の詳細レビューを書きました。

レビューのまとめはおすすめできる・おすすめできない宅建テキスト:詳細レビュー【2020宅建試験に向けて】 Check!をご参照ください。

※注:レビューのまとめ記事は一部を除き多くが2019年版宅建テキストについてのものです。2020年版のレビューは順次更新します。

どの宅建テキストにも長所短所あるのですが、1冊だけ宅建初学者の方向けに選ぶとすれば、LECの『2020年版 宅建士合格のトリセツ基本テキスト』がおすすめです。ただし、記載されていない事項もありますので詳細レビュー(【宅建テキスト詳細レビュー 】2020年版宅建士合格のトリセツ基本テキスト(LEC) )を必ずお読みください。

なお、姉妹本の問題集に収録されている過去問だけでは絶対量が足りません(市販のどの問題集でもそうです)。問題集以外に本試験過去問を最低10年分はきっちりおさえましょう。

『きほんの宅建士 合格テキスト』の2020年度版が発売されました。


『宅建士合格のトリセツ基本テキスト』で基本をおさえたら問題集・過去問集を繰り返しましょう。

勉強方法ですが、『宅建士合格のトリセツ基本テキスト』を1周してから問題集に取り組む方法と、テキストの各単元を読んだら該当箇所の問題集・過去問に取り組む方法があります。短期間でより効果が上がるのは後者だと思います。

『きほんの宅建士合格問題集』にもKindle版があります。

 

問題集に収録されている過去問だけでは絶対量が足りません(市販のどの問題集でもそうです)。問題集以外に本試験過去問を最低10年分はきっちりおさえましょう。

 

過去問集でおすすめなのは、各問のみならず選択肢それぞれにまで難易度(復習の目安)が付されている『2020年度版みんなが欲しかった!宅建士の12年過去問題集』です。

 

過去問集をもうひとつ。例えば"時効"だけ、"重要事項説明"だけなど、特定分野の過去問を集中的に学習したいなら『2020年度版 スッキリとける宅建士 論点別12年過去問題集』がとても便利。苦手分野の克服に役立ちます。こちらも各問の難易度と各選択肢の重要度が記載されています。

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