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賃貸不動産経営管理士テキストおすすめ2024厳選購入レビュー

【2024年1月15日】令和6年度賃貸不動産経営管理士試験合格目指して頑張りましょう!

<2024年1月15日追記>
賃貸不動産経営管理士試験合格を目指す方のほとんどの目的は業務管理者となることだと思います。

しかしながら、昨年11月の全宅連理事会にて「指定講習(業務管理者講習の終了について)」の決議事項が了承されています(住宅新報2023年12月5日号3面)。これは、業務管理者となるルートのひとつである宅建士ルートが近い将来廃止されることを意味します

宅建士ルートで業務管理者となっている方が業務を継続するのであれば賃貸不動産経営管理士試験合格を強いられます。その分、受験生が増えて合格率が低下する可能性は否定できません。早めに合格しておくことを強くおすすめします。

賃貸不動産経営管理士テキスト2023 購入した7冊の表紙画像

賃貸不動産経営管理士テキスト2023 購入した7冊の表紙画像

当サイトにおけるテキスト紹介の方針について

◆この記事ではブログ管理人が実際に購入した市販賃貸貸不動産経営管理士試験対策テキスト・問題集、および通信講座を紹介してきました。

これまで、なるべく多くの市販テキスト・問題集を紹介するよう努めてきましたが、2024年からはおすすめできるテキストだけに絞って紹介する予定です。

おすすめできるテキストの条件は2点です。

1)シリーズに過去問題集があるもの

市販賃貸不動産経営管理士試験は過去問対策が不可欠です。しかしながら、賃貸不動産経営管理士試験用テキストにはシリーズに4択形式過去問およびそれらに法改正等を施した過去問題集を揃えていないものがあります。それらについては紹介対象から外します(公式テキストを除く)。

2)2023年度試験時にきちんと対応していたもの

賃貸不動産経営管理士試験は、賃貸不動産経営管理士講習用テキスト、すなわち事実上の公式テキストである『賃貸不動産管理の知識と実務』から主に出題されてきました。

ただ、公式テキストには「賃貸不動産経営管理士試験範囲に対応しているとは限らないという厄介さ」があります。

というのは、公式テキストは例年3月〜4月に発売されますが、試験範囲に含まれる法律の解釈及び運用の考え方・ガイドライン・FAQ等について出版年の2月末時点までしかカバーしていないからです。

 

賃貸不動産経営管理士試験は試験実施年の4月1日時点で施行されている規定(告示・通達等含む)が試験範囲です。令和5年度試験でいえば国交省令和5年3月31日施行の法律の解釈・運用の考え方も範囲となります(※実際に出題されています!)。

したがって公式テキストで学習する場合、3月以降の情報を自力で入手して必要事項をインプットしなければならないのです。

さらに言えば、公式テキストに準拠している市販テキスト(4月以降発売)の中には試験範囲に対応していないまま発売されているものがあるのです。

2023年版市販テキストについて当サイト管理人が実際に購入した8冊について調べたところ、5冊が試験範囲をカバーしていませんでした。

では残りの3冊をおすすめすべきかというと、これらのシリーズには過去問題集がありません。

じゃあおすすめできるテキストは???、ということで試験範囲をカバーしていない5冊について正誤表・法改正情報をチェックしたところ・・・過去問題集も発売している3冊のうち2冊が対応していたことがわかりました。

以上の経緯により、当サイトでおすすめする賃貸不動産経営管理士テキストは、1)過去問題集があり、2)2023年度試験時にきちんと対応していた2冊のみ、という結論に至った次第です。

注:ただし、賃貸不動産経営管理士試験は毎年11月に実施されます。10月に宅建を受けてから賃貸管理士試験を受ける方は少なくありません。過去問を全て周回する余裕がないかもしれませんので、2023年度試験時に対応していた3冊の中から、テキストに一問一答および過去問を収録してある超短期決戦向けテキストを1冊だけ紹介しておきます(後日追加します)。

これら以外はおすすめできません。

以上、2024年以降、当サイトでは条件を揃えた2冊、超短期決戦向けテキスト1冊、公式テキストの4冊のみを紹介していきます。(これら以外はおすすめできない、ということです)

2024年1月12日時点ではこれら3冊の令和6年(2024年)版は未発売ですので、令和5年(2023年)版の紹介となります。ご了承くださりますよう、お願いいたします。

なお、早々に学習を始めたい方、賃貸不動産経営管理士試験に本気で合格したい方にはアガルートの賃貸不動産経営管理士試験講座をおすすめします。次のセクションをお読みください。

賃貸不動産経営管理士試験に本気で合格したい方へ

◆賃貸不動産経営管理士は、国家資格化に伴って仕事上必要になる方や就職・転職のために必要とする方が今後大幅に増えると思われます。

しかしながら、賃貸不動産経営管理士試験は「受験生の7割が不合格となる試験」になってしまいました。

本気で賃貸不動産経営管理士試験に合格したいのであれば、もはや「簡単に合格できる資格試験ではなくなった」ことをぜひ自覚してください。早め早めに勉強し始めることを強くおすすめします。

特に、次の3項目に当てはまる方は少しでも合格可能性を上げるため、合格実績の高い=合格率の高い資格スクール・通信講座の活用を積極的に検討するべきです。

良い教材を使って効率的に学習でき、しかも学習の進捗状況を管理しやすい上、わからないところを質問できるからです。

  • これまで資格試験を受験したことがない方やなかなか資格試験に合格できない方
  • 何から勉強したらいいのか考えあぐねている方
  • 効率良く2024年度試験での合格を目指す方

◆おすすめできるのは次の3つをすべて満たしている講座です。

  1. 講座受講生の合格率をHPに記載している
  2. 講座に質問機能(質問回数無制限が望ましい)がある
  3. フルカラーのオリジナルテキストが料金に入っている

管理人が知る限りでは、これら3点を満たしているのはアガルートアカデミーの賃貸不動産経営管理士講座だけです。

◆オリジナルテキストを作成するには、講座範囲を熟知し、どこが重要なのか、どこが試験で出題されやすいか、法改正点はどこか、と言った試験合格に必要な箇所の選別といった教材研究能力が不可欠です。

アガルートの賃貸不動産経営管理士講座担当は工藤美香講師です。テキストには設備関連の図ひとつにも工藤講師の細かい指示が入っています。

ちなみに令和2年度試験の問49は解答速報の正解肢が各社で2と3に別れました。資格スクール・講師の中には当初2にしていたのを3に変更したり、3を2に変更したりしていた所もありましたが、試験日当日から解答を2とし、その後一切変更しなかったのは工藤講師だけでした。

【2023年6月25日追記】先日、工藤講師による試験団体(賃貸不動産経営管理士協議会)へのインタビュー動画が2本公開されました。

www.youtube.com

www.youtube.com

 

試験については、1本目「19の質問」動画で合格率について(Q.17)、2本目「17の質問」動画21分10秒で個数問題について触れています。1.5倍速でも十分聞き取れますので、視聴しておくと良いでしょう。

※賃貸不動産経営管理士試験は問題冊子に2種類のフォントが使われていていつも疑問に思っていたのですが、動画2本目にその回答が語られています!

賃貸住宅管理業法は過去2回分しか過去問がありません。おり、工藤講師は「賃貸住宅管理業法以前の国交省告示時代の過去問」を業法に置き換え、オリジナル演習問題として問題数

◆アガルートは合格実績も際立っています。令和4年度賃貸不動産経営管理士試験の講座受講生合格率は79.5%。令和4年度試験合格率2.7%の2.9倍という高実績です。

管理人は宅建受験のとき8万円ほどかけて教材を購入して勉強しましたが、プロの手による良く練られた教材を使うと、本当に効率良く学習できることを身を持って思い知りました。

アガルート賃貸不動産経営管理士試験|【2024年合格目標】総合講義/総合カリキュラム(フル・ライト)には以下の講座が含まれています(フルとライトで異なります)。 

  1. 導入講義(フルのみ)
  2. 総合講義:オリジナルのフルカラーテキスト付き動画講義(フル・ライト両方)
  3. 過去問解説講座(フル・ライト両方)
  4. 教本改訂・法改正解説講座(フル・ライト両方)
  5. 頻出重要肢解説講座(フルのみ)
  6. 総まとめ講座(フル・ライト両方)
  7. 直前ヤマ当て模試(フル・ライト両方)
  8. 実践答錬(フルのみ)
  9. 質問制度(ライト10回、フル30回)


1、5、8が不要かつ質問回数が10回で十分という方はライトを選択して出費を抑えても良いでしょう。


動画講義はとてもコンパクトにまとまっているので勉強のハードルがぐっと下がります!


過去問についても受験生にしっかり配慮されています。この試験の核となる賃貸住宅管理業法の出題は令和3・4・5年の3回しかありません。それ以前は国交省告示に基づく登録制度からの出題でしたが、アガルートでは告示時代の出題を管理業法に置き換え、オリジナル問題として受験生に提供しています。

(画像は【賃貸不動産経営管理士協議会✕アガルートアカデミー】試験団体に工藤美香講師から17の質問!より)

もちろん、回数無制限の質問制度は、ネットに情報が少ない賃貸不動産経営管理士試験対策で大きなメリットとなります。講師が直接質問に返信するのはもちろん、他の受講生の質問および講師からの回答についても閲覧できるので視野が広がります。

ネットにいろんな情報が普及したとは言っても賃貸不動産経営管理士試験についてはまだまだ宅建ほどの情報は揃っていません。公式テキストの改訂箇所をネットで調べることだって受験生には難しいかもしれません。

効率良く合格可能性を上げたい方は講座の利用を検討してもよいと思います。


アガルート賃貸不動産経営管理士試験|【2024年合格目標】総合講義/総合カリキュラム(フル・ライト)の価格です。

・総合カリキュラム/フル:税込¥87,780
・総合カリキュラム/ライト:税込¥65,780

 

高いと感じるかもしれませんが、令和6年度試験で合格できなければまた1年間も勉強しなければなりません。時間は誰にも取り戻すことはできません。よくご検討ください。

※アガルートでは2024年2月29日まで30,000円以上の講座購入における分割払い12回までの分割手数料がゼロ円になるキャンペーンを実施中です。


購入時に一括で支払うのはお財布事情からちょっと・・・という方は分割手数料ゼロ円を利用すると良いかもしれません。

◆申込を済ませてWeb教材が使えるようになったら動画講義を開いて試験範囲を把握し、それから賃貸不動産経営管理士試験での最重要ポイントのひとつである賃貸借契約と賃貸住宅管理業法をできるだけすみやかに学習してしまうことをおすすめします。

動画講義は1.25倍速でも何の問題もなく聞き取れます。2周目以降はさらに効率良く学習できます。→アガルート賃貸不動産経営管理士試験|【2024年合格目標】総合講義/総合カリキュラム(フル・ライト)

無料で利用できる教材

Audible版『2023年版 パーフェクト宅建士聞くだけ(全3巻)』は初回登録の方は30日間無料で利用できます。

『2023年版 パーフェクト宅建士聞くだけ(全3巻)』は、2023年版ではありますが賃貸不動産経営管理士試験の試験範囲である以下の項目の学習に活用できます。

  • 民法の権利関係:制限行為能力者(15分05秒)、意思表示(19分24秒)、賃貸借(9分13秒)、借地借家法-借家関係(16分52秒)、不動産物権変動(24分47秒)、抵当権(23分47秒)、連帯債務(8分43秒)、保証債務(10分09秒)、相続(21分04秒)
  • 宅建業法:広告関連の規制等(8分15秒)、報酬額の制限(6分36秒)
  • 税:基礎知識(5分29秒)、不動産取得税・固定資産税(14分29秒)、土地・建物の譲渡所得等(9分03秒)、その他の国税(12分08秒)

令和2年度試験では宅建業法(問16の重要事項説明)や景品表示法(問18)、令和3年度試験では宅建業におけるおとり広告(問44)が出題されています。

制限行為能力者と意思表示(錯誤・詐欺・強迫)は公式テキストに明記されています。いつ出題されてもおかしくありません。深入りする必要はありませんが、対策は必ずしておきましょう。

 

注:Audibleが不要な方は無料体験期間30日以内に退会してください。退会しないままだと月額¥1,500かかってしまいます。不要なサービスに課金する必要はありません。

賃貸不動産管理の知識と実務

賃貸不動産管理の知識と実務

賃貸不動産管理の知識と実務

◆『令和5(2023)年度版賃貸不動産管理の知識と実務』が発売中です!

2023年度賃貸不動産経営管理士試験を受験する方は必ず本書・令和5年度版公式テキスト、あるいは本書にしっかり準拠している通信講座・市販テキストで対策しましょう。

◆改訂4版までは書名に「公式テキスト」と表記されていましたが、国家資格となってから発売された令和3年版から「公式テキスト」の表記が消えました。

とはいえ、本書は賃貸不動産経営管理士講習指定テキストですので、公式テキストに変わりありません。当記事では令和5年度版も公式テキストと呼ぶことにします。

公式テキストは、例年約1,000ページ超でしたが、令和5年度版は980ページ。ページ数がやっと3桁になりました。

しかも初めての索引付き!

少しだけ勉強しやすくなりました。

とはいえ、一般的なテキストならたいてい記載されている出題頻度による重要度ランクは相変わらずありません。

公式テキストは、はっきり言ってものすごく勉強しにくいです。

重要度ランクもない、文字がびっしり詰まった980ページのテキストを、頻出項目を調べながら丁寧に学習するとなると1時間に読み進められるのは20ページ程度でしょう。

◆それでもこのテキストは賃貸不動産経営管理士試験対策として王道なのです。

なぜなら、賃貸不動産経営管理士試験は公式テキストからの出題率が極めて高く、しかも公式テキストの文言ほぼそのままもしくは数ヶ所改変しているだけの文章が肢問として数多く出題されてきた事実があるからです。

実際に平成29年度試験問題で確認したところ、公式テキストからの出題率はなんと98.1%。

令和2年度試験でも公式テキストからの出題が50問中45問もありました。令和4年度試験においても公式テキストから出題されました(新項目の会計分野を含む)。公式テキストもしくは公式テキストにしっかり準拠している教材での学習は必須です。

※当記事冒頭でお伝えした通り、公式テキストで学習する際は国交省サイトでの情報収集が欠かせません。令和5年度試験では「令和5年3月31日施行の賃貸住宅等の管理業務等の適正化に関する法律の解釈・運用の考え方」から出題されています(公式テキストに書いてあるまま解答すると正答できませんでした)

TACみんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の教科書

みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の教科書

みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の教科書


◆2024年版が発売されたら改めてレビューします。以下は2023年版のレビューです。

重要度はA〜Cの3段階に分けられています。各項目には出題年度も記載されています。

本書はフルカラーを採用し、イラストもふんだんに使われています。

しかしながら、文字サイズ・色・フォントの種類も多用されていること、とりわけテキスト本文のフォントがやや小さく細いためテキスト自体は読みにくく感じました。

Amazonの該当ページ(上の「Amazonで探す」ボタンからリンク)にテキスト画像が掲載されていますので、購入前にかならず確認して自分に合うかどうかご検討ください。

一方で建物・設備についてはフルカラーイラストのおかげでよりイメージしやすくなっていますが・・・自動火災報知設備では公式テキストに記載されていない壁や天井からの設置距離まで書かれている(p.305)など、公式テキストの範囲を超えた記載がみられます(毎年指摘していますが今年もそのままでした)

ページ数は索引含めて昨年版の340ページから378ページに増量されました。昨年版は『金銭の分別管理』(会計の基礎知識)に該当する記載が一切ないことを筆頭に穴だらけだったためおすすめできませんでしたが、今年度は改善がみられます。

※テキストの不備を正誤表、法改正情報、改定情報で補っています。かならず定期的にチェックしてください。

◆『2023年度版みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の教科書』とリンクしている問題集は『2023年度版 みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の過去問題集』です。

分野別の四肢択一形式問題集です。

目次に各年度の全問について掲載ページを記載しています。そのおかげで「○○年度問○」といった特定の問題にアクセスしやすいです。これは大きなメリットです。

過去8年間345問の過去問を収録。すべて法改正に対応して改題されています。現時点で質・量とも最もベターな市販賃貸不動産経営管理士試験用問題集と言えます。

みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の過去問題集

みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の過去問題集

 

◆『2023年度版本試験をあてる TAC直前予想模試 賃貸不動産経営管理士』も紹介しておきます。

本試験をあてる TAC直前予想模試 賃貸不動産経営管理士

本試験をあてる TAC直前予想模試 賃貸不動産経営管理士

◆収録問題数は50問×3種類の150問。難易度によって3つのレベルを収録しています。

  1. 第1回問題:合格ライン40点
  2. 第2回問題:合格ライン38点
  3. 第3回問題:合格ライン32点

昨年度版の第2回問題の合格ラインは35点でした。しかしながら、2023年度賃貸不動産経営管理士試験の合格率が30%を切ったことから設定合格ラインを引き上げたようです。

個々の問題は難易度によってA・B・Cランクに分けられています。Aランクは絶対に落としてはいけない問題、Bランクは合格者は解ける問題、Cランクはできなくても気にしない問題(p.2より)となっています。

◆各回におけるA・B・Cランクの配分による難易度調整は、主にBランク問題で行われています。

Bランク問題の出題数は、第1回14問、第2回問題19問、第3回21問でした。

第3回問題では、Cランク問題が8問と、第1回3問、第2回2問より大幅に増えています。

解答・解説にはBランク問題に「合否の分かれ目」を目立つマークがしてありますが、Cランク問題にも目配りは必要です。

◆解答・解説は2色刷りです。重要語句がピンクがかった赤色で強調されているので視認しやすくなっています。

巻頭特集に法改正情報が掲載されています。宅建の直前予想模試ではごく普通に掲載されていますが、賃貸不動産経営管理士試験の直前予想模試では管理人の知る限りでは初めてです。

 
◆残念ながら、本書はTACの『みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の教科書』・『みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の過去問題集』とは一切連携していません。連携を当てにして購入しないようご注意ください。

LEC賃貸不動産経営管理士 合格のトリセツ テキスト&一問一答

賃貸不動産経営管理士 合格のトリセツ テキスト&一問一答

賃貸不動産経営管理士 合格のトリセツ テキスト&一問一答

◆法改正および公式テキストへの準拠が甘いためおすすめしてこなかったのですが、これを紹介しておかないと紹介すべきテキストが公式テキストと『みんなが欲しかった!』だけになってしまいます。

2024年版が発売されたら改めてレビューします。

◆『トリセツ』の問題集は『2023年版 賃貸不動産経営管理士 合格のトリセツ 過去問題集』です。『トリセツ』シリーズではあるものの、目次の順をテキストと揃えているだけで、テキストとは連携していません。残念です。


また、表紙に「8年分の過去問から良問厳選」とあるとおり、収録問題数を絞っています。賃貸不動産経営管理士試験はただでさえ過去問の蓄積が少ないのに収録問題数を絞っているのもさらに残念。

問題集は『2023年度版 みんなが欲しかった!賃貸不動産経営管理士の過去問題集』のほうが良いです。

賃貸不動産経営管理士 合格のトリセツ 過去問題集

賃貸不動産経営管理士 合格のトリセツ 過去問題集


◆『トリセツ』出版元であるLECの予想模試は『2023年版 出る順賃貸不動産経営管理士 当たる!直前予想模試』です。

出る順賃貸不動産経営管理士当たる!直前予想模試表紙画像

出る順賃貸不動産経営管理士当たる!直前予想模試表紙画像

◆収録問題数は日建学院・TACと同じく50問×回の150問です。

◆日建学院・TACの直前予想模試との大きな違いは、収録問題が各回によって難易度別にはなっていないことです。

本書のはしがきには、「LECは賃貸不動産経営管理士試験と同じ時間・同じ問題数・同じレベルで、過去問ではない"今年出題が予想されるオリジナル模試3回分"を作成」(本書のはしがきより、赤字もそのまま引用)とあります。

各回で難易度が異なる直前予想模試が欲しい受験生は日建学院かTACを購入してください。

◆本書にはWEB無料採点サービスおよび解説講義動画があるのがメリットです。他社との差別ポイントになっています。

◆一方、マイナスポイントも目立ちます。

解答・解説に各問の重要度がA・B・Cの三段階で表示されています。また、予想正解率が掲載されているのは他社にない大きな特長です。

ただし、「本書の利用方法」に「Cランク(出題率が低いか、又は合格者でも正解率が低いであろう問題)は必ずしも復習する必要はありません」と書いてある一方、次の段落に「Cランクだからといって予想正解率が50%に達しているものもあるので、余裕がある場合は積極的にBランクやCランクでも予想正解率の高い問題を重点的に復習するようにしてください」とあります。

このため、A〜Cランク以外に予想正解率にも気を配らなくてはならず、受験生の手間が増えるばかりです。この点はいかがなものかと思いました(Cランクでも予想正解率70%以上のものがあります)。

◆本書の解答・解説は黒1色刷りです。TACのは二色刷りでしたので、読みにくさを指摘せざるを得ません。

◆本書はLECの『賃貸不動産経営管理士 合格のトリセツ テキスト&一問一答』・『賃貸不動産経営管理士 合格のトリセツ 過去問題集』とは一切連携していません。連携を当てにして購入しないようご注意ください。

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